スポーツ
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スポーツ 2018年11月30日 17時45分
ラミレス監督が異例のトップ会談!「ハマの番長」が呼ばれなかった理由は…
横浜DeNAベイスターズのラミレス監督(44)が来季のチーム構想に関するミーティングを行った(11月27日、一部報道)。この時期に戦力構想に関するミーティングを行うのは異例だが、ヘッドコーチだけではなく、球団代表、チーム統括本部長まで同席している。現場、フロントのトップ会談である。「フロント、コーチ陣の中には、この日のミーティングを知らされていない者もいました」(球界関係者) ラミレス監督は一部メディアに対し、「来年2月のキャンプに向けての選手の一、二軍の振り分けなどで意見交換した」と明かしていた。しかし、同日のミーティングを知らされていないコーチもいたという。かなり突っ込んだチーム編成について話し合われたと見るべきだろう。「オリックスからFA宣言した西勇輝の獲得交渉が失敗に終わりそうなんです。ドラフト1位で即戦力と評されていた上茶谷大河(22=東洋大)を指名しましたが、今季、クライマックスシリーズに進出できなかった敗因は、先発投手陣の力不足です。予定していた戦力の補強に失敗した点をどう補うかも話し合ったのでは」(プロ野球解説者) 先発陣だが、今季の完投試合数は「2」。うち1試合は雨天コールドで、実際は5イニングしか投げていない。DeNAの今季の先発陣は、12球団ワーストのスタミナ不足ということになった。 先の関係者が反論する。「来季に2年目を迎える櫻井周斗が良い。京山、阪口らの若手も力をつけてきたし、そんなに心配しなくても…」 DeNAはセーブ王のタイトルも獲得した守護神・山崎康晃がいる。先発陣の強化は必須だが、先発ローテーション、継投策などのやり繰りで何とかなりそうである。 そう考えると、この異例ミーティングには投手コーチも加えるべきだったと思うが…。「来季から三浦大輔氏が投手コーチに加わりました。三浦コーチが監督になるのは時間の問題です」(ベテラン記者)“ハマの番長”こと、三浦大輔氏はベイスターズの象徴的選手だった。2016年に引退したときから「監督の有力候補」と位置づけられ、また、今季オフに再契約したラミレス監督の任期も「1年」と伝えられている。ラミレス監督が意図的に三浦コーチを外したとは思えないが、意識していないと言ったらウソになるだろう。「ラミレス監督は三浦コーチと一緒にプレーしており、チームのまとめ役として陰ながら奮闘していたのを尊敬していました」(前出・同) しかし、プロ野球の世界において、監督が意見衝突するのは、決まって投手コーチである。原因は投手交代のタイミング、若手投手の抜擢などがさまざまだが、野手出身の監督とは、とくに意見衝突してしまうそうだ。もっとも、意見衝突しないチームは勝てないとも言われている。三浦コーチがラミレス監督に持論をぶつけるシーンもあるかもしれない。「ラミレス監督は頑固ですよ。得点効率を上げるため、一時的に筒香を3番に置き、『8番・投手、9番・倉本』の変則打線もラミレス監督の提案でした。コーチ全員が反対しても曲げません」(前出・関係者) 単なる頑固ではないという。さまざまなデータ、数字を挙げ、「だから、こういう結論に至ったんだ」と相手を論破しているそうだ。三浦コーチもデータを頭に入れておかなければ太刀打ちできないだろう。 別の見方をすれば、三浦コーチがラミレス監督に試される場面も出てきそうだ。早い時期にチームの編成を話し合うのは悪いことではない。むしろ、プラスになるはずだ。あえて、ヘッドコーチとフロントトップだけでミーティングを行ったのは、「コーチ・三浦大輔」の指導者教育についても話し合ったからかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2018年11月30日 17時40分
新日本Wタッグ、テンコジ天山広吉が覚悟のムーンサルト!チャッキーがまさかの大暴走
新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2018』▽29日 東京・後楽園ホール 観衆 1,723人(札止め) 「最後はね、パーフェクトに決まったと思うよ。何年かぶりだけども。あそこはやるしかないと決めましたよ」 IWGPタッグ王座や、NWA世界タッグ王座などで何度となく対戦し、どちらかと言えば分が悪かった鈴木軍のK.E.S(ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.)との一戦で、天山広吉&小島聡組は勝利を収めた。ここ一番という時にしか出さないムーンサルトプレスを決めて大きな勝利を収めた後、天山は目を輝かせながらこう話した。 小島聡は言った。「こんなに幸福感が詰まったプロレス、こんなに多幸感のあるプロレス、あるか?お客さんがどういうふうになれば一番喜んでくれるか。その全てが恐縮された試合だよ。2018年、俺たちができるっていうことを証明できた」 試合中、天山に声をかけながら自身も鼓舞していた小島は「してやったり」の表情を浮かべる。秋に復帰してから言い続けてきた「俺たちにしかできないこと」が証明できたと胸を張った。 テンコジと言えばかつては新日本プロレスだけではなく、全日本プロレスでもメインを張り続けていた名タッグチーム。K.E.Sとの試合が第3試合に組まれたのは寂しい気もするが、メインイベントがバッドエンドに終わったこともあり、帰路につくファンからは「きょうはテンコジが一番良かったな」「天山のムーンサルトを後楽園で見られて幸せな気分」といった声が聞かれていた。 あきらめなければまたチャンスはやってくる。『G1クライマックス』からは“卒業状態”にある第3世代(天山&小島、永田裕志&中西学)にとって、今年のタッグリーグ戦はアピールのチャンス。14チームによる総当たりというのも彼らにとっては「まだやれる」ことをアピールし、現在の自分自身を確認作業できるメリットがあるだろう。テンコジは今リーグ戦で、IWGPタッグ王者チームのG.O.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)にも勝利を収めている。1.4東京ドーム大会で挑戦権が与えられる可能性も十分にあるだけに、残りの公式戦にも注目したいところだ。 この日はその次に行われた第4試合で、事件が発生。主人公はCHAOSのベストフレンズとして、クリーンなファイトを展開していたバレッタ&チャッキーTだった。チャッキーが対戦相手の真壁刀義&トーア・ヘナーレのヘナーレに対して、場外でイスを投げつけると、リング上でもイスでめった打ち。レフェリーの制止も振り切ったため反則負けとなる波乱があった。 チャッキーは止めに入ったバレッタも突き飛ばすと1人で控室へ。バックステージではバレッタに対して「大丈夫だから」と平静を装っていたが、この変貌ぶりは誰かとかぶるものがある。外道はCHAOSにはまだ内通者がいるとほのめかしていたが、まさか…。リーグ戦はまだ6試合残っている。12.6山形・山形ビッグウイング大会ではバレットクラブのG.O.Dと対戦するだけに、ここで何かあるかもしれない。 29日現在リーグ戦は、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのEVIL&SANADAが6勝1敗の勝ち点12で単独トップ。CHAOSの石井智宏&矢野通、バレットクラブのG.O.D、鈴木軍のザック・セイバーJr.&タイチが5勝2敗の勝ち点10で追う展開となっている。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年11月30日 17時30分
新日本、棚橋弘至「華々しくいきたかった」オカダ・カズチカとの夢タッグはホロ苦発進
新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2018』▽29日 東京・後楽園ホール 観衆 1,723人(札止め) 「もっと華々しくいきたかったな」 試合後、ヤングライオン(若手選手)の肩を借りてインタビューブースに現れた棚橋弘至は、いったんノーコメントのまま控室に入ろうとした。先に引き揚げてきたオカダ・カズチカはダメージが深くノーコメントで控室に入っていったが、棚橋は違った。立ち止まり、ひと言だけコメントを残した。 今回の後楽園ホール大会は、棚橋とオカダの歴史的なタッグを見ようと、カード発表直後にチケットが完売。会場はオープニングからものすごい盛り上がりを見せていた。これはゴールデン☆ラヴァーズが再結成した時と似ている。今シリーズは棚橋&オカダに、KUSHIDA、そしてロッキー・ロメロが加わる形での6人タッグ、もしくは8人タッグが組まれている。まだ2人のだけのタッグは予定されていないが、2人が同じコーナーに並び立つことを考えただけでも“夢”を感じる。 この日、2人が握手するキッカケを作ったジェイ・ホワイト率いるバレットクラブは、棚橋&KUSHIDAとオカダが別入場であることに目をつけた。先に入場したオカダをバッドラック・ファレ、石森太二の2人とともに奇襲。棚橋&KUSHIDAが慌ててリングインし、コスチューム姿のままゴング。棚橋とオカダが並び立つ姿を期待していたファンからブーイングが起こった。 バレットクラブは来年1.4東京ドーム大会でジェイと対戦するオカダに照準を絞り、セコンドの外道も巧みに介入して、棚橋&KUSHIDAになかなかタッチさせない。オカダが棚橋にタッチをしたのは、ファレにDDTを放った直後のジャンピングタッチ1回のみ。その際、会場のボルテージは最高潮に達していた。 棚橋はファレにドラゴンスクリューを決めると、オカダもジェイにドラゴンスクリューを見事なタイミングで決めた。場内は大いに盛り上がったが、最後はKUSHIDAがジェイのブレードランナーから、石森のブラディークロスという2人の必殺技を連続で食らい3カウントを奪われた。 1.4東京ドーム大会で石森の挑戦を受けるIWGPジュニアヘビー級王座・KUSHIDAにとっては手痛い敗戦となった。試合が終わっても攻撃をやめないバレットクラブは、ジェイがオカダ、棚橋にブレードランナーを連発。2人がリングに大の字になっている中、マイクをつかむと観客にブーイングを煽るかのように英語で挑発。歴史的な合体によるハッピーエンドを期待していた場内からは「帰れ」コールが発生。この日から顔にペイントを施していたジェイの表情は自信に満ちあふれていた。 今回は惨敗だったが、2人の連携を見る限り、棚橋&オカダが本格的に機能すると相当強く息の合ったタッグになるのは間違いない。ただ今回のようなセコンドの介入も辞さないチームを相手にするとやっかいだ。横綱相撲のようなプロレススタイルを築いてきた2人であるがゆえに、相手の攻撃をお互いに受けすぎると今回のように、タッグチームとしては致命傷になるのかもしれない。だが、IWGPヘビー級王座の防衛記録1位と2位のタッグは誰が見ても夢と魅力がある。2人の行く末がどうなるのか知る由もないが、「華々しい」夢のタッグが続くよう期待したい。取材・文・写真 / どら増田
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スポーツ 2018年11月30日 17時30分
球界「酉の市」スクープ ★ソフトバンクが超破格のイチロー電撃獲得へ
日米野球も終わり、球界はフリーエージェント(FA)宣言選手の獲得戦争に突入した。巨人は広島の丸佳浩外野手(29)と西武の炭谷銀仁朗捕手(31)に早速ラブコール。今季39本塁打、出塁率4割6分の丸に背番号「8」と5年総額30億円。炭谷にも3年総額約6億円の条件を用意した。 スポーツメディアは、そんな原巨人の報道一色だが、経済アナリストたちの注目は違う。視線の先にあるのは、孫正義氏率いる福岡ソフトバンクホークスの国家的な大補強だ。 今季2度目の打点王を獲得し、3割1分、32本塁打の浅村栄斗内野手(28)に4年総額25億円超。年換算6億2500万円は松井秀喜(巨人)の6億1000万円を上回る。そして今季10勝13敗の西勇輝投手(28)にも4年総額20億円。これに、西を狙っていた中日は早々と白旗。正式オファーにも至らなかった。 「ソフトバンクがこれほど大枚をはたくのは、トヨタ自動車との業務提携が背景にあります。自動車業界はネットと車が繋がる必要性が高まっており、各社が世界規模で自動運転の実用化にしのぎを削っているのです」(大手紙経済記者) 「トヨタ・ソフトバンク」陣営も2020年代半ばまでに「移動・物流・物販」など多目的に活用できる配車サービスを行う。将来的には、無人タクシーや自動運転による宅配も視野に入れており、日本国内で軌道に乗せた先には海外進出もしていくという。 最大のテーマはドローンの技術を使った空飛ぶ自動車の開発だ。経済産業省と国土交通省は、ロードマップの素案を発表し、2020年代半ばに離島や山間部での移動物流の手段として実用化したあと、東京や大阪の都市部でも利用できるようにするのだ。 この分野では、DeNAや楽天も準備を進めているが、ソフトバンクは他企業に先駆けて世界のトヨタとタッグを組むことで、大きなアドバンテージを得た。業界を驚かせているのは、トヨタがもともとソフトバンクのライバルでauを展開するKDDIと結びつきが深いことだ。 KDDIは1987年にトヨタが中心となり、日本高速通信や東京電力、中部電力が出資して日本移動通信(IDO)を設立。その後、第二電電やKDDと合併して誕生した。トヨタは現在も同社株の11・53%を保有し、トヨタ系ディーラーではauの携帯電話を販売してもいる。 そんな蜜月関係に横恋慕したのが、ソフトバンクというわけだ。経済メディアが注目する理由も、そこにある。★引退後はイチロー政権へ 実は、その背景にはシアトル・マリナーズのイチロー(45)を核としたソフトバンクホークスの“ドリームチーム構想”が秘められているという。スポーツ紙デスクが明かす。 「チケット収入やテレビ放映料、物販に依存していては、球団の運営を黒字にすることは難しい時代です。まして、ドリームチームなど夢物語。しかし、孫正義オーナーは無人自動運転事業を橋頭堡に何兆円ものビジネス展開を描いています。ホークスの補強はその事業の一環。だからポンと数十億円を投入できるのです。今の日本球界は、広島のように自前の選手をコツコツ鍛え上げるか、札束でドリームチームを作るかの二極化の時代。半端な巨人や阪神が敵う相手ではない」 そのキーマンとなるイチローが球団会長付特別補佐を務めるマリナーズは、来年3月20、21日にアスレチックスとMLB日本開幕戦(東京ドーム)を行う。5月に選手登録を外され、練習にだけ参加してきたイチローを選手復帰させ、引退試合を行うシナリオだ。 実は、ソフトバンクはその後の筋書きも用意している。イチローの日本球界電撃復帰、そこに介在するのが、トヨタとの提携だ。 「イチローは東京五輪・パラリンピックのトヨタのCMに出演しています。そのトヨタが、ソフトバンクと業務提携しました。その延長線上に透けて見えるのが選手復帰であり、工藤公康監督の後任と言われています。それだけではありません。イチローと侍ジャパンの稲葉篤紀監督は、小学生時代から同じバッティングセンターに通った仲。稲葉氏は年齢が1つ下のイチローを崇拝しており、東京五輪の出場を願っているのです」(前出・デスク) トヨタはIOC(国際オリンピック委員会)と東京五輪・パラリンピックのワールドワイドオリンピックパートナー契約を締結し、2000億円を投じている。この五輪ロゴとイチローを使い、全世界でのマーケッティングを計画している。 イチローを五輪に担ぎ出すのに日本球界復帰は必須で、そのためのソフトバンク入りなのだ。 「受け入れ準備も始まっています。ソフトバンクグループは通信(携帯)の子会社ソフトバンクを12月19日に東証に上場します。調達額は2.6兆円。軍資金はふんだんにあります」(同) ソフトバンクは二軍打撃コーチに、オリックス時代にイチローを育てた新井宏昌氏を招聘した。浅村と西の大型補強で一軍の選手層を厚くし、イチロー政権に備えて次期主力選手を育て上げる布石も整っている。
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スポーツ 2018年11月30日 17時15分
ベストナインのオリックス吉田正尚、映像担当者が語る“マッチョマン”PV誕生秘話
オリックスの主砲で“マッチョマン”吉田正尚が、パ・リーグの2018年度ベストナインに外野手で選出された。オリックスからベストナインが選出されるのは、2016年の糸井嘉男(外野手=現・阪神)以来2年ぶり、生え抜きの選手が選出されるのは、2014年の金子千尋(投手)、伊藤光(捕手=現・DeNA)以来、実に4年ぶりとなる。 プロ3年目となる吉田は、昨年オフに内視鏡による腰の手術を行った関係で、春季キャンプは2軍で調整を続け、終盤に1軍に合流すると、シーズン中も体のケアと全身を使ったトレーニングを行うなど、1年目と2年目に悩まされた腰痛対策をトレーナーとともに取り組んだ。その結果、3年目にして初めて全143試合に出場を果たし、昨年4番を務めていたロメロが不調だったことから、主に4番で起用され、打率.321、26本塁打、86打点の好成績を残した。規定打席に到達したのも初めて。オールスターにはファン投票、選手間投票で外野手部門の3位に入り初出場した。 ベストナインに選出されたことについて、吉田は「初めて規定打席に到達した中でこのような賞に選んでいただき、大変光栄に思いますし、うれしいです。毎年ベストナインに選ばれるような活躍をしたいです。来年は打撃部門でもタイトルが獲れるようにがんばります」と球団を通じて喜びのコメントを発表。ルーキーイヤーから腰痛に悩まされていただけに、やはり全試合完走した上での受賞は嬉しかったのだろう。今年は打撃に限らず、積極的な走塁や守備でもいい場面が目立っていた。 昨年、ヒーローインタビューで自身が発した言葉から生まれた“アメイジング”グッズに続き、今年はチャンス時の打席で、登場曲『マッチョマン』とともに京セラドーム大阪のビジョンに流れ、吉田がダンベルを使いながら鍛え続ける“マッチョマン”PVがファンから大好評。グッズ化された応援用ダンベルや“マッチョマン”グッズは大ヒットした。球団の映像担当者に話を聞くと、「あの映像はグッズありきで作られたもので、吉田選手が『鍛えるといえばダンベルじゃないですか』と言われたので、ダンベルを採用しました」と吉田発信で制作されたことがわかった。吉田本人は「あんなシュールな感じになるとは思わなかったけど、皆さんが喜んでくれてるなら良かったです」と語っていたが、実は本人のアイデアだったのだ。 また、グッズ担当者は「ユニフォームも含めて、昨年から2年連続でグッズの売上げは吉田正尚選手がぶっちぎりの1位です」とも語っており、吉田も「売れてました?」と、新商品が発売すると逆に質問してくることもある。「ちびっ子たちが手にしてましたよ」と伝えると、吉田は笑顔で「嬉しいですね。もっと活躍しなきゃね」と気合いを入れてグラウンドに走っていった。 大卒プロ3年目で、オリックスの顔として、ファンから絶大な人気と信頼を得ている吉田が、オリックスから唯一ベストナインに選ばれたのは、当然の結果といってもいい。今年の成績と今回の受賞は「一流選手になりたい」という思いを胸に、打席に立ち続けている吉田正尚のプロ野球人生が、3年目にしてようやく幕を切ったと言えるだろう。来年以降もベストナインの顔になってもらいたい。取材・文 / どら増田写真 / 垪和さえ
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スポーツ 2018年11月30日 06時00分
GOING-UPが“聖地”新木場帰還!連続興行記録更新のガッツ石島「若手4人の為の大会」
“中高年に元気を与える”をテーマに今年5月、プロレスリングHEAT-UP(田村和宏社長)が立ち上げたブランド・GOING-UP。ガッツワールド(4月に解散)の代表だったガッツ石島が代表に就任していた。ガッツワールドからは、マスクドミステリー、大谷譲二、室田渓人が合流。翔太はDDTグループのガンバレ☆プロレスに移籍して袂を分かった。 ガッツワールド時代に引き続き、松田慶三&YUJI KITOのIWA熱波軍や、元FMWの黒田哲広ら、90年代インディーの顔がGOING-UPにも参戦。田村社長の「HEAT-UPでガッツワールドをやってもらいたい」というリクエストも後押しして、GOING-UPはガッツワールド時代から変わらぬクオリティの高さを誇っている。また、藤原秀旺率いるアライヴァルの存在感が話題となり、大会は毎月満員を記録。先月の大会で、藤原に団体を乗っ取られたことを受けて18日の大会は『秀ING-UP』として開催したが、大谷譲二の奮闘もあって、GOING-UPの看板を取り戻した。 当初はガッツワールドとの違いが分かりづらかったGOING-UPだが、ガッツ石島代表は「HEAT-UPのユニバーサルチャンピオン・兼平大介と、若手の飯塚優、井土徹也が出ている。彼らと同世代の譲二や室田も含めた若い力が、オレら中高年世代に刺激を与えてくれているのが大きい」と手応えを口にしている。“中高年に元気を与える”というテーマはレスラー間にも浸透しているようだ。 ガッツ勢の合流はHEAT-UP本隊にも大きなメリットをもたらしているようだ。田村社長は「すごく大きいですね。GOING-UPにはもっと上を目指してもらって、最終的には2大ブランドで大きな会場を満員にしたい」と期待している。現在HEAT-UPでは冬の最強戦士決定戦『灼熱王』トーナメントを開催中。GOING-UP勢も参戦して選手層は厚いものに。1回戦では大谷がガッツ時代からの「壁」だった新井健一郎から勝利を収めるなど波乱の展開で盛り上がっている。 先月の大会でガッツ石島は、藤原秀旺のCCWカナディアンヘビー級王座への挑戦をアピールした。藤原が「大きな箱(会場)を用意しろ」と条件を突きつけると、待ってましたとばかりに「オレは2004年の12月にガッツワールドを旗揚げしてから、毎年12月の第1週の新木場(1stRING)を押さえてきた。今年も押さえてある!」と12.1新木場大会の開催を電撃発表した。これにはファンもどよめいた。 新木場1stRINGは2004年にオープン。ガッツは2004年から14年連続で12月の第1週に興行を開いている同会場の常連だ。ガッツワールド解散に伴い「記録」も途絶えるものと思われていたが…。「ガッツワールドで最後に使ったとき(今年2月)に、新木場さんの方から『一応押さえておきますね』と言っていただいて。でもファンの方があれだけ喜んでくださるのはうれしいですね」と石島は裏話を明かしてくれた。 GOING-UP初のビッグマッチのメインでタイトルマッチに挑む石島は「CCWカナディアンヘビー級のベルトは、海外ではWWEやカナダエリアで、日本では新日本プロレスやUWFインターナショナル、東京プロレスで活躍されていたバッドニュース・アレン選手(故人)が巻いていた歴史のあるベルト」と、ベルトの意義を強調。「昔から海外から日本に来たベルトを巻きたいという願望もありましたし、GOING-UPを作ったことで現れた藤原秀旺というライバルがベルトを巻いていることに興味がある。オレが獲って藤原秀旺を黙らせたいですね」と意気込んでいる。自身の試合をPRする一方、今大会は「大谷、飯塚、井土、室田の若手4人のための大会でもあるんです」とも口にした。 今回のカードについては「今回はGOING-UPでやってきた7カ月間の集大成と、少しですがガッツワールドの同窓会的なテイストも入れたいなと思ってて、それを融合してみようかと。考えた結果、室田渓人 対 翔太、井土徹也 対 TORU、そして大谷譲二は兼平くんとのタッグで、忍&竹田光珠の666勢とのカードを組みました」という。「ムロを教えたのは翔太ですから、お互いに感じるものがあると思うし、18歳の徹也は同じヘビー級で、来年は大阪から東京に出てくるTORUを相手に、どこまで通用するのか見せてもらいたい。譲二はかなり成長しているので、今なら忍を相手にしても引かないんじゃないですかね。兼平くんと666勢の絡みはオレ的にも興味深い(笑)」と各選手についても触れてくれた。 石島は続ける。「ヴォルク・ハンが好きで、最近サブミッションマスターの道を歩み出している飯塚優は今が伸び盛りなんで、総合格闘技の経験もあるバトラーツ出身の原学選手とのカードを組みました。こういうカードは早く組んだほうがいい。譲二から下の4人がオレたちを食うつもりでやってくれたら、願ったりかなったりです」。 若手選手の“底上げ”はGOING-UPだけではなく、HEAT-UP本隊にも良い影響が出る。若手4人の奮闘に期待したいところだ。石島は「他にもミステリーがIWA熱波軍と、黒田さんは渡辺宏志塾長とのタッグで、アライヴァル退治に乗り出してくれる。オレの試合のときにアライヴァルの連中が介入しないように、叩き潰してもらいたいですね」と話すと「若いのにはまだ負けないですよ」と息巻いた。 海外から持ち込まれたタイトルマッチ、中高年の意地、若手の挑戦、外敵の侵略、懐かしの光景…12.1GOING-UP新木場1stRING大会は、出場する全選手がそれぞれのテーマを抱きながら臨む大会になりそうだ。取材・文 / どら増田写真 / T-サモハン
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スポーツ 2018年11月29日 21時50分
WWEアスカが久々に日本人女子選手2人目の快挙へチャンスを掴む!中邑はご乱心?!
世界最大のプロレス団体WWEは日本時間28日、ミネソタ州ミネアポリスのターゲット・センターで『スマックダウン』を開催した。 オープニングでは、スマックダウン女子王者ベッキー・リンチと“女王”シャーロット・フレアーが登場。19日のPPV『サバイバーシリーズ』で行われたスマックダウン対ロウとの対抗戦で、ベッキーの代役で出場したシャーロットが反則負けを喫したロンダ・ラウジーに関して舌戦を展開した。 シャーロットは「私は生まれた時から戦う準備ができている。今、やってもいいのよ」とベッキーを挑発。これに対してペイジGMは、年内最後のPPV『TLC』(テーブル・ラダー・チェアーを使った試合形式の大会、日本時間12月17日)でタイトルマッチを開くと決定した。だが、そこにアスカ、ナオミら、女子スーパースター9人が現れて猛アピール。ペイジGMは急きょ9人によるバトルロイヤルを行い、タイトルマッチにその勝者を加えた3人でタイトルマッチを開くことにした。 せっかくのチャンスを逃したくない9人によるバトルロイヤルが始まった。試合はアスカがアイコニックス2人をヒップアタック、カーメラを蹴り一撃で失格させる。すると、共闘したナオミも失格に。アスカとソーニャ・デビルの2人が残り、一騎打ち状態となった。マンディ・ローズが介入してソーニャに加担しピンチを招いたアスカだったが、最後は豪快なヒザを叩き込み挑戦権を獲得した。アスカにとっては初のTLCルールになるが、4月のPPV『レッスルマニア』以来となるWWE女子タイトル奪取のチャンスがめぐってきた。もしタイトル奪取となれば日本人女子選手としてはブル中野氏以来2人目の快挙。チャンピオンとして年を越したいところだろう。 US王者の中邑真輔はこの日ルセフとの対戦が決まっていたが、リングにルセフが登場すると、中邑はゴング前に突然背後から必殺のキンシャサを叩き込んで襲撃。想定外の襲撃に崩れ落ちたルセフに対し、さらに攻撃を続けた中邑はストンピングから2発目のキンシャサで場外に吹き飛ばした。最後はレフェリーの制止を振り切り、トドメとなる3発目のキンシャサをブチ込んでルセフは完全KO。場内が大ブーイングに包まれる中、試合をぶち壊した中邑はニタニタと不敵に笑いながら、倒れたルセフにベルトを見せつけて花道を後にした。これは中邑流のルセフへのメッセージなのだろうか。ご乱心の中邑が『TLC』に向けてどう動いていくのか注目される。 『サバイバーシリーズ』ではIC王者のセス・ロリンズに敗れた中邑だが評価は高く、中邑はスター街道を着実に走っているのは間違いない。古巣の新日本プロレスでは、“生涯のライバル”棚橋弘至が来年1月4日の東京ドーム大会のメインイベントに臨む。中邑にとっても大きな刺激になっているはずだ。文 / どら増田写真 / ©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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スポーツ 2018年11月29日 21時30分
“未完の巨人”から“進撃の巨人”へ 2m右腕リャオ・レンレイが台湾の風吹く新天地に
「すごい体格だな…」。恐らく、筆者と同じような印象を抱いた方も多かっただろう。今から2年前のドラフト会議において、巨人から7位指名を受けたリャオ・レンレイ(廖任磊)のことである。 「身長201cm・体重125kg」と堂々の体躯を誇る台湾出身のリャオは、岡山共生高で3年間を過ごした野球留学生。そのため、リン・ウェイツウ(林威助/元阪神)、ヨウ・ダイカン(陽岱鋼/現巨人)といった先人たちのように、日本人扱いとして指名を受けることが可能となった。 制球は難ありだが球は速い、いわゆる“ロマン型”の投手として期待されていたリャオ。しかし、2年間で1軍登板はゼロと期待に応えられぬまま、今オフ戦力外通告の憂き目にあった。 その大型右腕が、トライアウトを経て埼玉西武に入団することとなった。チームの渡辺久信GMは、公式サイト上で「当球団には台湾出身のコーチ、選手がいて環境面でもすぐにチームにとけ込めると思います」とのコメントを発表している。 その言葉通り、現在チームには高校時代の同級生であるウー・ネンティン(呉念庭)をはじめとして、クォ・ジュンリン(郭俊麟)、シュウ・ミンチェ(許銘傑/ファーム投手コーチ)が在籍。1999年から2001年にかけて台湾でプレーした渡辺GMも含め、非常に心強い面々が顔を揃えている。 少々話を逸らすが、今季ネフタリ・ソト(DeNA)が「打率.310・41本塁打・95打点」という出色の成績を残せたのは、同じラテンアメリカ出身のアレックス・ラミレス監督、ホセ・ロペスの存在も大きかったといわれている。埼玉西武がリャオを獲得した背景には、こうした“化学反応”への期待も込められているのだろう。 「希望があるところに人生がある。希望は私たちに新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる」。『アンネの日記』の著者として知られる、アンネ・フランクが残した言葉だ。果たして巨人を追われた“未完の巨人”は、新天地に希望を見出し“進撃の巨人”へと生まれ変わることができるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年11月29日 17時40分
全ての結果が出揃った「敢闘精神あふれる力士」 年間登場回数1位に輝いたのは?
8月18日配信記事で取り上げた、日本相撲協会が実施する「敢闘精神あふれる力士」アンケート。7月場所終了時点の登場回数ランキングトップ3は、1位が27回の遠藤(1位15回・2位10回・3位2回)、2位が21回の阿炎(1位8回・2位8回・3位5回)、そして3位が17回の貴景勝(1位2回・2位8回・3位7回)となっていた。 あれから3か月余りが過ぎる間に、角界では9月場所、11月場所の2場所が行われた。つまり、前述した4場所と合わせ、年間6場所の結果が全て出揃ったということになる。数多くのファンが思い思いの一票を投じた今年のアンケートで、見事1位に輝いたのは一体どの力士なのか。2位、3位も含め、トップ3を下から順に見ていきたい。 登場回数25回(1位8回・2位11回・3位6回)で、年間3位となったのが阿炎。9月場所は4回(2位3回・3位1回)登場した一方で、11月場所はまさかの登場ゼロ。その結果2位から順位を1つ下げて1年を終えることとなったが、もちろん3位でも立派な成績であるということに変わりはない。 思わぬ足踏みとなった阿炎を追い抜いて、年間2位につけたのが登場回数33回(1位13回・2位9回・3位11回)の貴景勝。9月場所は4回の登場にとどまったが、「13勝2敗」で初優勝を果たした先の11月場所ではファンの投票が集中。全15日間の内、なんと12回(1位10回・2位1回・3位1回)の登場を果たしている。 その若武者の猛追を振り切り、登場回数36回(1位15回・2位15回・3位6回)で年間1位に輝いたのは遠藤。9月場所は3回(2位1回・3位2回)、11月場所は6回(2位4回・3位2回)とあまり数字が伸びなかったが、7月場所までで稼いだ貯金が功を奏し、ギリギリのところで1位を死守することができた。 以上が、今年1年間に渡る登場回数の総合トップ3である。番付や勝ち星だけでは測れないファンの“民意”が、顕著に表れているといっていいのではないだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2018年11月29日 17時30分
【DeNA】祝!東克樹 有言実行でぶっちぎりの新人王GET!バラ色のオフに"憧れのあの人"に会えるのか!?
プロ野球のNPB Awardsが27日行われ、今シーズンの最優秀新人を発表。セリーグはベイスターズの東克樹が選出された。選出方法はプロ野球取材(5年以上)の記者の投票によって選ばれ、満票294のうち290票を獲得。ほぼ“東一択”状態であった。受賞を受けて東は、「感謝の気持ちを決して忘れることなく、新人王を自信に変えて、来シーズン以降もチームに貢献する投球を続けて行きたい」と、喜びと共に気を引き締めるようなコメントを残した。 東は開幕からローテーション入りし、4月12日の東京ドームでのジャイアンツ戦でプロ初勝利を挙げると、その後も順調に勝ち星を積み重ねた。 今年のベイスターズは、昨年の実績から石田健大、今永昇太、濱口遥大、ジョー・ウィーランドの先発陣がセールスポイントと思われていた。しかし、故障や調整遅れなどで、4人は押し並べて大不調。そんな中、東は獅子奮迅の活躍を見せ、大事なカードの初戦を任され、通常中6日のローテーションから、スクランブルの中5日も幾度と無く経験。リフレッシュと指の皮の剥がれで、2度のファーム調整はあったものの、完全にエースの働きで、最終的には目標の「昨年の濱口さんの10勝」をひとつ上回る11勝をマーク。特にジャイアンツ戦では無類の強さを発揮し、驚きの5戦5勝。これはリーグ史上初の記録で、最後までCS争いに食らいつく原動力となり「東がいなかったらどんなに酷いシーズンだったか」とTwitterで呟くファンも多かった。 23日に行われた「ファンフェスティバル」では、来期からピッチングコーチに就任する三浦大輔に“うんこサンダル”をプレゼントされたエピソードを披露。これは「金運と勝ち星が付くように」と、グラブに金色のうんちと白い星の刺繍が施してあることを知った三浦の粋な計らいだったようだ。また、大ファンの土屋太鳳の直筆サイン色紙は未だに枕元に置いてあるとの事。新人王をゲットしたら「広報さんにお願いして会わせてもらいたい」とおねだりしていた。 入団時の目標の二桁勝利と新人王は手に入れた東。グラブに込めた想いに三浦のサンダルの効果もあってか、年俸大幅アップの願いも間違いなく叶うだろう。残りはひとつ、バラ色のシーズンオフに華を添える、憧れの土屋太鳳との対面は実現するだろうか!?こちらにも注視して行きたい。取材・文・写真/萩原孝弘
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