ウォーレンは米国のアマチュアレスリング王者で、2006年には世界選手権グレコローマン60キロ級を制覇。その後は「世界選手権で優勝した後に五輪を目指そうとは思わなかったから、総合の練習を開始した」と昨年の北京五輪に見向きもせず、プロ転向を決意した。
デビュー戦となるGP1回戦は、優勝候補の前WECバンタム級王者チェイス・ビービと対戦する。「初戦で勝つ相手としては最適だ」と必勝宣言。レスリングで数多くのタイトルを手にしてきたエリート戦士は「俺のトロフィールームにDREAMのベルトを加える」と豪語した。
一方、対戦相手のビービも来日。「かなり自信を持っているし、トーナメントを勝つことができる」と自信たっぷり。弱冠22歳で米WECの頂点に立った男のライバルは、もちろん2回戦から出場予定の山本“KID”徳郁だ。ビービは「彼とやるなら戦争のような激しい戦いになる。やるなら決勝の舞台だろうね」と早くも頂上決戦を見据えた。