スポーツ
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スポーツ 2020年06月29日 11時00分
オリックス同一カード悪夢の6連敗!1点差ゲーム4試合落とす…
オリックスが23日から千葉に乗り込んで、ロッテとZOZOマリンスタジアムで6連戦を行ったが、想定外の同一カード6連敗を喫してしまった。<オリックス戦績 6.23〜28>対 千葉ロッテマリーンズ(千葉・ZOZOマリンスタジアム)▽6.23●オリックス(アルバース)5-6(二木)千葉ロッテ○▽6.24●オリックス(K-鈴木)4-6(小島)千葉ロッテ○▽6.25●オリックス(村西)0-5(岩下)千葉ロッテ○▽6.26●オリックス(山岡)5-6(石川)千葉ロッテ○▽6.27●オリックス(田嶋)1-2x(種市)千葉ロッテ○▽6.28●オリックス(山本)5-6(美馬)千葉ロッテ○※(カッコ)内は先発投手※オリックス0勝6敗※オリックス通算9試合1勝8敗 スコアだけ見て完敗だったのは25日の試合だけだが、この試合も初回に5失点したものの、2回以降は無失点に抑えており、1点差ゲームが4試合、逆転負けも4試合と勝てる試合を落としているのが痛い。開幕当初、話題となった超攻撃型打線も25日から組み替えられ、26日には1番を打っていたT-岡田がクリーンナップに回り、打線に怖さが薄れたように見える。「打てる2番」は、西村徳文監督が春季キャンプから模索し続けて来たことなだけに、こんなに早く打順を変えてくるとは想定外だった。 30日からはメットライフドームに乗り込んで、今度は西武との6連戦が待っている。まだ始まったばかりとは言え、今回の6連敗により、3カード連続の負け越しは、シーズンに致命傷になりかねないだけに、一戦、一戦、切り替えて戦っていくことが求められる。(どら増田)
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スポーツ 2020年06月28日 21時30分
コロナ禍でうやむやになったあの人気球団の名手の女性スキャンダル
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で今月19日にようやく開幕したプロ野球。 3月には阪神の藤浪晋太郎(26)らが、開幕直前には巨人の坂本勇人(31)らのコロナ感染が発覚したが、外出自粛中、あまり目立たない“不祥事”が報じられていた。「いずれも西武の選手だが、金子侑司は美女と合コン、森友哉は自宅に女性を呼び出し“濃厚接触”したものの“一線”は超えられなかったことが報じられた。とはいえ、両選手とも特におとがめはなし。しかし、“自粛破り”がたたったのか、両選手とも成績がふるわない」(プロ野球担当記者) そして、大リーグ移籍を目指すもかなわなかったあの人気球団の名手も女性スキャンダルが発覚していたのだ。「3月に極秘結婚が発覚した広島の菊池涼介だが、一部メディアで関係を持っていた女性に巨額の慰謝料を請求されて提訴されたことが報じられた。浮気相手を仲介した男性に対し、菊池は『軽く遊べる子でお願いします』とお願いしたいうから、まるでアンジャッシュ・渡部並の倫理観。結局、慰謝料1000万円を支払って和解することになったようだ」(スポーツ紙デスク) 高すぎる“慰謝料”となったが、ショックもあってか打率は2割2分9厘(27日現在)とふるわず。巻き返しを図りたいところだ。
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スポーツ 2020年06月28日 17時00分
「巨人・ウィーラー」、本塁打量産が確実視されるワケ MVP獲得の可能性も? トレード移籍助っ人の覚醒は過去にも
2014年12月に楽天に入団し、翌2015年から昨シーズンまでに「.262・106本・345打点・553安打」といった数字を残した助っ人右打者・ウィーラー。25日、そのウィーラーが巨人の左投手・池田駿との交換トレードで巨人に移籍することが両球団から発表された。 >>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<< トレードを伝える報道によると、今回のトレードは左の中継ぎの層を厚くしたい楽天と、右の長距離砲を求めていた巨人の思惑が一致したため実現したとのこと。また、巨人・原辰徳監督がウィーラーを左翼、もしくは一塁で起用する意向を口にしたことも伝えられている。 今シーズンはここまで一軍出場がなかったが、ネット上には早くも「実績十分の助っ人だから凄く楽しみ、1日でも早く一軍で見たい」、「リーグ間移籍をきっかけにもう一段上の成績を残してくれるはず」といった期待の声が集まっているウィーラー。シーズン途中での突然の移籍となったが、過去の球界を振り返ってみても、シーズン途中のトレード移籍をきっかけにブレークを果たした助っ人は少なくない。 2017年12月に中日に入団したモヤは、ロメロ、ビシエド、マルティネスといった同僚助っ人が外国人枠を占めたこともありなかなか一軍でプレーできず。来日1年目の2018年は46試合、翌2019年も途中まで7試合の一軍出場にとどまっていた。 しかし、2019年6月に金銭トレードでオリックスへ移籍すると、その後シーズン終了までに64試合に出場し「.242・10本・35打点・59安打」と2ケタ本塁打をクリアする活躍。今シーズンはまだ一軍出場がないが、2年目のさらなる飛躍に期待するファンは多い。 2017年1月に日本ハムに加入したエスコバーは、同年シーズンは中継ぎ投手として14試合に登板。ただ、シーズン途中の7月に、DeNA・黒羽根利規との交換トレードで急遽DeNAに移籍することが決定した。 思わぬ形でDeNA入りすることになったエスコバーだが、移籍後も中継ぎとして27試合に登板すると、2018年は53試合、2019年は74試合に登板するなど中継ぎエースとして立ち位置を確立。今シーズンは春季キャンプ中に右ひざを痛めた影響で開幕二軍スタートとなっているが、ラミレス監督は「そんなに長く二軍にいることはない」と早期の一軍昇格を明言している。 モヤ、エスコバーの両名は近年の成功例といえる選手だが、歴代最高の成功例といえるのが1988年5月に中日に入団したブライアント。ブライアントは入団直後から二軍暮らしが続いていたが、同年6月に金銭トレードで近鉄に移籍。近鉄は同月に主砲・デービスが大麻不法所持で逮捕・解雇という事態に見舞われていたため、苦肉の策でブライアントの緊急補強を決断した。 他球団助っ人の不祥事のあおりを受けた形のブライアントだったが、移籍後からシーズン終了まで74試合に出場し34本塁打をマーク。さらに、その後1995年オフに退団するまでに「.261・259本・641打点・778安打」といった数字を残し、本塁打王3回(1989,1993-1994)、打点王1回(1993)、リーグMVP(1989)を1回獲得するなど、誰もが予想していなかった大活躍を見せた。 以上の3名は全員がチーム事情により新天地へトレード移籍しているが、ウィーラーについては新型コロナウイルスの存在も巨人移籍に影響したとされている。現在も日本、世界で続いているコロナ禍により、今季はシーズン途中の外国人補強が例年以上に難航することが濃厚。そのため、国内で既に一定の数字を残しているウィーラーは、巨人にとって非常に計算がしやすい存在に映ったとみられている。 今回取り上げた3名は、実績が乏しい状態からトレードをきっかけに飛躍を果たしている。3名とは比べ物にならないくらいの実績を既に持っているウィーラーは、果たして新天地の巨人でどのような成績を残すのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月28日 11時00分
こめかみ直撃で目からも流血! ロッテ・中村だけじゃない、頭部死球に苦しめられたプロ野球選手
6月19日に開幕し、21日までに開幕カードの3連戦が行われた今シーズンのプロ野球。ネット上にも多くのファンが選手への反応を寄せているが、中には心配の声が寄せられた選手もいる。その1人がロッテ・中村奨吾だ。 >>ロッテ・中村の頭部死球に「ふざけんなよ!」ファン激怒 1週間前にも直撃、予期せぬアクシデントが続くワケは<< 中村が話題となったのは、21日に行われた対ソフトバンク戦でのこと。中村は2回表無死一、二塁とチャンスの場面で打席に立つも、ソフトバンク先発・二保旭が投じた3球目が頭部に直撃。中村は一度は出場を続行するも3回裏の守備から途中交代。試合後に病院で検査を受けた結果、頭部打撲と診断されたが脳には異常が見られなかったため、23日のオリックス戦にも出場している。 18試合が行われた開幕カードでは計8個もの死球が記録されているが、当たった箇所が頭ということもあり「思いっきり頭に当たってるけど大丈夫かな」、「今後に悪影響が出なければいいけど…」といった心配の声が最も多かった中村の頭部死球。過去のプロ野球を振り返ると、頭部死球による後遺症に苦しめられた選手たちは少なくない。 阪神(1969-1978)、西武(1979-1984)で活躍した捕手・田淵幸一は、1970年8月26日・対広島戦で相手投手・外木場義郎の球が左こめかみに直撃。耳や口、さらには目からも血を流しながら昏倒した田淵はすぐに病院に搬送されたが、「左側頭葉脳挫傷及び頭蓋内血腫」で全治3カ月の大怪我を負ってしまった。 田淵は翌1971年シーズン途中に一軍に復帰したものの、左耳の難聴や方向感覚の乱れといった後遺症が残ってしまったため、平凡なキャッチャーフライをしばしば見失うなど苦労を強いられた。田淵は現役16年間で「.260・474本・1135打点・1532安打」といった成績を残したが、頭部死球がなければもっと数字は伸びていたのではとの見方は根強い。 広島(1966-1982)、阪急(1983-1985)でプレーした水谷実雄は、1984年3月31日のロッテ戦で土屋正勝から頭部死球を受け、左側頭部骨折・三半規管損傷の重傷。水谷は同年夏に復帰したが、頭痛、めまい、吐き気といった後遺症により63試合で「.181・3本・20打点・29安打」と思うような結果を残せなかった。 水谷は前年の1983年には打点王(114打点)を獲得したほどの強打者。しかし、頭部死球による後遺症の影響で1985年はわずか13試合の出場にとどまり、同年限りでの現役引退を余儀なくされている。 日本ハム(1997-2011)、巨人(2011)、オリックス(2012-2014)の3球団に所属した高橋信二は、2010年7月1日・対西武戦で西武・藤田大洋から頭部死球を受けた。病院での検査の結果内耳しんとうで入院した高橋は同月27日に一度は復帰したが、内耳しんとうによる聴覚障害やめまいに悩まされ8月2日に再び登録抹消。その後のシーズンは一軍に戻ることはできなかった。 高橋は前年まで3年連続で100試合以上に出場した主力選手だったが、頭部死球を受けた2010年から引退する2014年まで100試合以上出場したシーズンはなし。死球で崩れた状態が戻らないまま、ユニフォームを脱ぐ不本意な結末を迎えている。 開幕カードで死球を受けた中村は、昨年から数えてこれが5度目の頭部死球となっている。頭部にダメージが蓄積されていることは想像に難くないが、今後後遺症が発生しないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月28日 08時00分
一度は使ってみたいプロレスの言霊 「俺だってねえ…」発言者・木村健悟
現在、東京都品川区議会議員として3期目を務める木村健悟。引退後のプロレスラーとしては、かなり安定している部類である。その現役時代を振り返ってみても、大きな故障がなく、長きにわたり活躍を続けた印象が強い。しかし、それは本当に木村の望んだレスラー像であったのだろうか。 脇役一筋のプロレス人生であった。 木村健悟(1988年にリングネームをそれまでの「健吾」から改称)。同い年の藤波辰爾(以前は辰巳)とは表向きにはライバルといわれ、ジュニア時代、ヘビー級転向後とそれぞれ抗争を繰り広げたが、シングル戦でのフォール勝ちは一度もない。 ’87年1月2日の対戦では3カウントこそ奪ったものの、脚のサポーターに凶器を仕込んだ稲妻レッグラリアットによるものであった。そのため、ノーコンテスト(無効試合)の裁定に終わっている。★脇役に徹したレスラー人生 タッグを組んでも主役はあくまで藤波であり、木村はそのサポートに回るのが常だった。 メキシコでタイトルを獲得しての凱旋初戦もテレビ中継されず、一度はNWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を獲得したが、これも藤波が故障欠場した際の代替的なものであった。 反選手会同盟から平成維震軍に在籍した時代も、リーダーはあくまでも全日本プロレス出身の越中詩郎であり、木村は新日本プロレス草創期からのメンバーでありながら、与えられたポジションは副将格。それも肩書だけのことで、試合となると小林邦昭やザ・グレート・カブキ、後藤達俊らにも存在感で及ばなかった。 ’81年7月、ローラン・ボックの来日初戦で、強烈なダブルアーム・スープレックスを食らって秒殺負けしたように、外国人レスラーの引き立て役となることもしばしばで、揚げ句には付き人だった武藤敬司から、「木村さんみたいなレスラーになりたい。立場が楽だから」などと、いじられるほどの脇役ぶりだった。 プロレスファンの間でも「木村は弱い」との評価が大勢であろう。その代名詞となったオリジナル技、稲妻レッグラリアットにしても、開発当初こそは何度かこれでフォールを奪うこともあったが、後々はすっかりつなぎ技となって、木村が「イナヅマ!」と叫ぶと会場に失笑が起きるような始末であった。 まるで効かないとすら言われるこの技だが、相手の鎖骨を骨折させたこともあり、平成維震軍興行では長州力からフォール勝ちを収めている。 脛の硬い部分を相手にぶつける大車輪キック、あるいはロープの反動をつけて正面から当てる延髄斬りのようなものだから、むしろ一撃必殺であることこそが本来の姿なのだ。 それがつなぎ技となってしまったのは、木村自身が「相手にケガをさせないように」と脛にサポーターを装着し、また、当てる場所やその勢いを加減したことによる。そのように、あえて技の威力を殺すあたりを見ると、木村は自らの意思で脇役の道を選んだとも言えそうだ。 坂口征二の付き人として日本プロレスから新日へ移籍してきたという経歴から、やはり主流である猪木派の弟子たちよりは、団体内での扱いが低くなる。実際、海外武者修行へ出たのは、藤波よりもかなり後のことだった。 そうした状況において木村が脇役に徹したのは、仕事としてプロレスを続けるためのやむを得ない選択であったのかもしれない。★マット史に残るワンマッチ興行 相手の技を受けて意識もうろうとなり、リングに崩れ落ちる。そんないかにも効いたような振る舞いで、相手の強さを引き立てることを業界内で「セール」と呼ぶが、「木村のそれは絶品だった」と評価する声もある。 ただ、それは木村の本意であったのだろうか。 子どもの頃には手が付けられないほどのヤンチャ坊主だったといい、新日流のグラウンド技術や試合の組み立てにはやや難があったとはいえ、海外遠征時にヒールとしてラフ殺法に徹した際には、メインイベンター級の活躍をしている。 敬愛するプロレスラーはアントニオ猪木で、子どもや孫には、猪木の本名「寛至」から「寛」の字を拝借して命名するほどであった。 ’87年1月3日、藤波とのシングル戦は藤波の反則暴走に終わった。流血した木村がリングを降りた後、そんな憧れの猪木から呼び止められると、うめくように「俺だってねえ…」と一言だけ呟いた。 果たしてその言葉の後に、のみ込んだ思いはいかようなものであっただろうか。 なお、その後の同月14日、日本プロレス史上初となる藤波vs木村のシングルマッチのみで開催された「ワンマッチ興行」では、序盤こそ木村が優位に試合を運んでいたが、最後は藤波の逆片エビ固めにギブアップの声を発している。木村健悟***************************************PROFILE●1953年9月4日生まれ。愛媛県新居浜市出身。身長186㎝、体重107㎏。得意技/稲妻レッグラリアット、パイルドライバー、トライアングル・スコーピオン。文・脇本深八
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スポーツ 2020年06月27日 17時00分
ソフトB助っ人の快投で話題になった西武・西口の“悲劇” 前代未聞の逃し方をした大記録も?
6月25日に行われたソフトバンク対西武の一戦。試合は「4-2」でソフトバンクが勝利したが、試合結果以上に注目を集めたのがソフトバンク・バンデンハークの投球だった。 >>西武・森の送球を二遊間が“スルー”!大量失点に繋がったミスが物議、「普段やってないから迷った?」との声も<< 同戦に先発したバンデンハークは、昨シーズン12球団トップのチーム打率(.265)、得点数(756点)を記録した強打の西武打線相手を7回裏までノーヒットノーランに抑える快投。しかし、8回裏に西武・山川穂高に内野安打を打たれ、あと一歩のところで大記録を逃す形となった。 回を追うごとに注目度が高まっていたこともあり、山川に打たれた直後はネット上にも様々な反応が寄せられた。中でも多く目についたのが、「目の前で見てた西口コーチはどんな心境なんだろう」、「西口さんには全然惜しくないって思われてそう(笑)」、「西武ナインも『西口さんの前で達成させるわけにはいかない』って思ってたりして」といった、西武・西口文也一軍投手コーチを引き合いに出したコメントだった。 現在47歳の西口コーチは現役時代に西武(1995-2015)一筋で活躍し、2017年からは西武で一軍・二軍投手コーチを歴任している人物。現役時代は「436登板・182勝118敗・防御率3.73」といった数字を残した好投手だったが、実はノーヒットノーランを2度、完全試合を1度、記録達成目前で逃した悲運の投手でもある。 1度目のノーヒットノーラン“未遂”は、2002年8月26日・対ロッテ戦でのこと。序盤の3回までに6点の援護をもらった西口は、9回2アウトまでロッテ打線を四球1つのみに抑える快投。ここで迎えたロッテ・小坂誠をアウトに取れば、ノーヒットノーラン達成というところまでこぎ着けた。 しかし、ここで小坂にセンター前に落ちるポテンヒットを打たれたことで、西口の快挙は目前でパーに。その後なんとか完封勝利は確保した西口は、試合後に「僕にはまだ早いっていうことなんでしょうかね」と語っている。 次に悲運に見舞われたのは、2005年5月13日・対巨人戦。西口は6点の援護を背に、巨人・清原和博に1つ死球を与えた以外は巨人打線を完璧に抑えたまま9回2アウトへ。打者の清水隆行を打ち取れば、3年前の悔しさを晴らせる場面だった。 しかし、西口は清水にスライダーを完璧に捉えられ、痛恨のソロホームランを被弾。ノーヒットノーランどころか完封勝利も消える一発はさすがにショックが大きかったのか、打たれた直後は半笑いのような表情で数秒ほど固まっていた。 ここまでの2戦も相当な不運だったが、西口最大の悲劇となったのが2005年8月27日・対楽天戦。約3カ月前にノーヒットノーランを逃していた西口は、この日9回3アウトまで楽天打線に1人も出塁を許さない快投を披露。ところが、味方打線が1点も取れていなかったため、西口が完全試合を維持したまま試合は延長戦に突入してしまった。 当然、西口は大記録達成を目指し延長10回表のマウンドにも上がるが、先頭打者の楽天・沖原佳典が無情にも打球をライト前へ放ち完全試合は消滅。チームは10回裏に石井義人のタイムリーでサヨナラ勝利を収めたが時すでに遅かった。本来なら大記録を達成していたはずの西口の投球は、延長戦で完全試合を逃したのは史上初というありがたくないおまけつきの悲劇だった。 プロ野球では投手が中盤以降の6~8回までノーヒットノーラン、完全試合を続ける試合が年に数試合は見られるが、9回2アウトまで3度こぎ着けいずれも記録を逃したのは西口ぐらいのもの。引退からは約5年が経過しているが、“悲運の投手”という印象は今もなお多くのファンの心に刻まれているようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年06月27日 11時00分
楽天・松井、先発転向は判断ミス? 不安が続く前守護神、「言い訳はできない」次戦で屈辱を晴らせるか
若きサウスポーの先発転向初戦のマウンドは、悔しさだけが残った。 6月20日対オリックス戦、楽天の松井裕樹は開幕2戦目のこの日、初回から連打を浴びるなど3安打で1点を失うと、2回には四球だけで満塁のピンチを招く。また2回以降は毎回、先頭打者の出塁を許すなど、リズムに乗り切れない投球が続いた。 思い切りよくストレートで押す場面や、落差のあるスライダーのキレはそれなりに感じられたものの、「初回から力が入ってしまった」とのコメントを残すなど、思うようにストライクが入らず、終始、安定感を欠く内容となった。結果的に最少失点で抑えたものの、4回でマウンドを降りるというこの日の結果は、先発登板への適応の遅れを物語っているようにも感じられた。 春先のオープン戦でも計3度先発し、全て初回に失点を喫した他、2軍戦登板の際には6失点炎上と、いずれのゲームでも立ち上がりでの脆さが露呈した。チーム活動休止期間明けの6月、練習試合での2度の登板で何とか結果を残したものの、滑り込みでのローテーション入りの感が否めなかった。 それでも、開幕2戦目での起用は『守護神』の座を降り、志願して先発転向を果たした背番号1への期待、そして信頼の大きさが表れている。 6年前の2014年、高卒ルーキーの時よりシーズンを通して一軍のマウンドに登り続けた。 翌年からはゲームを締める抑えとして投手陣の支えとなり、毎年、投球回数を上回る奪三振数を記録するなど、空振りを奪うことができるクローザーとして自身の特徴を発揮し続ける。若くして通算セーブ数が100を超えるなど、投手としてのスキルの高さは誰もが認めるところだ。 打線も含め、優勝候補にも挙げられるほど前評判の高い戦力となった今季の楽天において、先発、中継ぎ陣の充実が目覚ましい投手陣。これまでの一軍での実績を踏まえても、松井が「左のエース」の位置付けでローテーションの軸となることが求められている。 「次は言い訳はできない」と、今季初戦を投げ終え、自らを追い込まんとする言葉を発した。その気持ちの強さとともに、窺い知ることの出来ない程の重みであろう、24歳が秘める覚悟は必ずや、次戦以降の登板で結果として表れるはずだ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年06月26日 19時30分
楽天・ウィーラーのトレードは「喜ぶべきこと」 元ロッテ里崎氏が批判を一蹴も、「姿勢が気に食わない」賛否の声
元ロッテで野球解説者の里崎智也氏が26日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。楽天・ウィーラーのトレード移籍について言及した。 >>巨人・ウィーラー、“松井復帰”の布石に? MLB時代に接点、イチロー・マー君との急接近ももたらすか<< 2015年から楽天でプレーしていたウィーラーは、巨人・池田駿との交換トレードで巨人に移籍することが25日に決定。2015年から昨シーズンまでに「.262・106本・345打点・553安打」といった数字を残した助っ人のトレードに巨人ファンから喜びの声が挙がる一方、楽天ファンからは「昨年も20本近く打ってるのにフロントは何で放出したんだ」、「石井(一久)GMの考えは意味が分からない」といった球団批判も噴出している。 物議を醸しているウィーラーのトレードについて、里崎氏は「トレードっていうのは喜ぶ(べき)こと。自分のチームでは出番がないけど他のチームなら出番がある、他のチームから『欲しい』と言われて行く(移籍する)ことは選手にとったら幸せ」と断言。トレードに対する批判にクギを刺した。 ウィーラーを放出した背景について、里崎氏は「楽天は野手がロメロ、ブラッシュ、投手がブセニッツ、シャギワ、宋(家豪)と外国人が5人いて、(ウィーラーと同じ三塁の)鈴木大地も獲っている」、「内田(靖人)ら若手も使っていきたいという中で(は)、(ウィーラーは)出番がないし使うところもない」と分析。ウィーラーが“飼い殺し”状態に陥っていたことがトレードに影響したのではと指摘した。 また、里崎氏はウィーラーの年俸が2億円(推定)と高額な点にも着目。「はっきり言えば、2億円の選手を二軍に置いておくだけでもったいない。巨人に移籍して、ここからの給料は巨人が払ってくれるわけだから経費としては浮く」と、今回のトレードにはコスト削減の意味合いもあったのではと推測した。 巨人移籍後のウィーラーは、本職の三塁に加え一塁、外野での起用で出番が増えるのではとした里崎氏。「このトレードは良かったと思うし、批判することでもないと思う」、「新天地に行くってことは、チャンスがあるっていうこと。だから(ウィーラーを)応援してあげてもらいたいなと思う」と、批判ではなく応援の気持ちを持ってほしいとファンに呼びかけていた。 今回の動画を受け、ネット上には「里崎さんの言ってることは一理ある、実際ウィーラーは今シーズン一軍出場してなかったし」、「このまま飼い殺しにされるよりも、他球団で活躍してくれた方が自分も嬉しい」、「ウィーラーは新天地で再起をかけれるし、球団はコスト削減しながら若手の枠を空けれるしでwin-winのトレードだと思う」といった反応が多数寄せられている。 一方、「里崎の言い分は分かるけど、5年も働いてくれた功労者への扱いとしてはぞんざいすぎるとしか思えない」、「ロメロや鈴木みたいな外様を優先して、生え抜き助っ人のウィーラーをないがしろにする姿勢が気に食わない」、「球団にしてみればいいことだらけなのかもしれんが、ここまでウィーラーを応援してきたファンの気持ちは全く考えてないだろ」といった、否定的な声も複数見受けられた。 楽天で約5年プレーしたウィーラーは長打力のある打撃はもちろん、映画『トイ・ストーリー』に登場するキャラクター『ミスターポテトヘッド』に似ている愛嬌のある風貌や、ベンチの盛り上げ役を買って出る陽気な性格で広く人気を博した選手。その人気者の突然のトレードに、未だ気持ちの整理がつかないファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2020年06月26日 17時00分
阪神・ボーア、打率0割台でも「悪くはない」 元阪神片岡氏が復調を予言、視察中に見た“光明”も明かす
元阪神で野球解説者の片岡篤史が25日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。阪神・ボーアについて言及した。 >>不振の阪神・ボーアに「スタメン落ちしてしまう」元阪神桧山氏が分析、“歯車を狂わせた”投手の存在も指摘<< 今回の動画で片岡氏は、開幕5戦を終えて「1勝4敗」の最下位に沈む阪神について複数選手の名を挙げながらトーク。全5試合に出場するも、「.053・0本・0打点」と結果を残せていないボーアについても言及した。 打撃不振のボーアについて、片岡氏はこれまでの試合で見られた課題を指摘。「上体に力が入ってしまってタイミングが合っていない」、「(打ちに行く際の)始動が少し遅いから、軸足に(体重が)乗る時間が少ない。だから(投手が投げた後の動きが)忙しくなって、前足への体重移動が早すぎる形になって、(結果的に)手打ちのような状態になっている」と具体的に解説した。 こうした課題があることから、ボーアは相手バッテリーに“高めの速球で空振りやファールを誘い、最後に落ちる球で仕留める”という攻めをされているという片岡氏。「早くタイミングをとって、高めの速球をファールでも(いいから)相手に怖いと思わせるようなタイミング、ポイントで打つこと。そうしたら、抜かれた球にも体が止まってきたりすると思うし、打球も上がってくると思う」とアドバイスを送った。 開幕5戦目となる24日・ヤクルト戦の中継で解説を務めた片岡氏は、試合前にボーアの打撃練習を視察した際に「センターから逆方向を意識して一生懸命打ってるし、悪くはない」という印象を受けたとのこと。1日も早い復調に向けて、本人も必死になって取り組んでいることを明かした。 開幕から2試合は4番に座っていたものの、打撃不振により3戦目からは6番に降格しているボーア。打てないことに不満を募らせるファンも多いが、片岡氏は「皆さんボーアボーアって言ってるけど、ボーアも初めて対戦する投手ばかり。だから、(対戦が)一回りするまでは温かい目で見てほしい」と訴えていた。 今回の動画を受け、ネット上には「丸(佳浩/巨人)や銀次(楽天)といった他球団の実力者も0割台だし、あれこれいうのはまだ早い」、「確かに試合見てても上体が突っ込んでる印象はあった、でも初ヒット打ってからは少し余裕が出てる感じもする」、「相手の攻め方まで分析してるのはさすがだな、打撃コーチやってた経験も活かしてるのかな」、「初ヒット出た直後に長打や四球も出始めたし、ここから調子は上がってくるのでは」、といった反応が多数寄せられている。 「開幕1戦目から4戦目まで無安打が続いていたボーアですが、片岡氏が解説を務めた5戦目の第3打席で遂に来日初ヒットを記録。翌25日の試合では第2打席にツーベース、第3打席では8球粘って四球をもぎ取っています。打率は『.095』と依然として0割台ですが、復調の兆しは見えつつあるといっていいでしょう。また、26日からの3連戦が、チームが過去5年間で『40勝20敗2分』と大得意にしている横浜スタジアムでのDeNA戦というのも好材料。相性の良さを発揮するチームメイトに乗せられ、ボーアが一気に調子を上げる可能性も十分にあるのではないでしょうか」(野球ライター) 25日の試合後の報道では、ボーアが「自分自身、状態は良くなってきていると思う」と語ったことが伝えられている。本日26日からの対DeNA3連戦で、その手ごたえを確かなものにすることはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について片岡篤史氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCSFE1o0ihc5mfODf2FybeuA
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スポーツ 2020年06月26日 11時45分
巨人・ウィーラー、“松井復帰”の布石に? MLB時代に接点、イチロー・マー君との急接近ももたらすか
新助っ人の経歴を見て、「ひょっとしたら!?」と思った関係者も少なくなかった。 「格差トレードだ。良くまとめられたな」 巨人と東北楽天の間で、トレードが成立した(6月25日)。来日5年で106本塁打を放ったゼラス・ウィーラー内野手を出すにあたって、楽天が求めた交換選手は、昨季2試合しか投げていない池田駿投手。推定年俸2億円と1450万円…。その格差も驚きだが、このトレードは後に「分岐点」と位置づけられることになるかもしれない。 「巨人が大砲タイプの野手を探している」との話は3月オープン戦の頃から流れていた。新型コロナ禍で日本中の生活が乱れ、苦しんでいる。「そんな最中に国内トレードができるのか?」という疑問と同時に、「所属球団の決まっていない米大物選手が日本球界に売り込みを掛けてきた。でも、来日の手続きが取れるのかどうか…」という声も出ていた。「今年度はシーズン途中の外部補強は無理」と見られていたが、今回のトレードは当該選手も合意の上だったという。 「原辰徳監督はウィーラーの左翼、一塁での起用を明言しています。楽天時代はもちろんですが、ハッスルプレーはメジャー時代から有名でした」(スポーツ紙記者) この「メジャーリーグ時代」において、着目しておかなければならない点があった。2014年、ウィーラーはニューヨーク・ヤンキースに在籍していた。 同年のヤンキースと言えば、日本人メジャーリーガーの宝庫だった。投手には黒田博樹、田中将大がいて、野手にはイチローもいた。マイナーにも前年ドラフト会議で指名された日本人の加藤豪将もいた。 それだけではない。松井秀喜もいた。すでに現役を退いていたが、同年春季キャンプでゲストコーチを務め、さらに元指揮官のジョー・トーリの記念セレモニー(8月25日)、盟友のデレク・ジーターの引退セレモニー(9月7日)にも駆けつけている。 「ウィーラーは春季キャンプを招待選手として過ごし、一度マイナー落ちも経験しましたが、8月下旬に再昇格しています。キャンプでは、契約を勝ち取ろうとしていた選手とコーチとして、トーリ、ジーターのセレモニーでも松井とウィーラーは会っています」(米国人ライター) 黒田、田中、イチローと元チームメイトで、ゴジラ松井にも通じる選手。このウィーラーの加入が、元日本人メジャーリーガーたちと原巨人の距離を縮めてくれるかもしれない。親しく付き合っていたという話はない。しかし、「きっかけ」くらいにはなるだろう。 「原監督の後継者は阿部二軍監督という流れ、雰囲気が伝わってきます。問題は、松井との球団の距離、関係性です。将来の監督候補として目されることに松井サイドは今も抵抗があると聞いています。でも、よく聞いてみると、前任の高橋由伸、後輩の阿部から奪うようなことはしたくない。彼らと良好な関係でいたいという意味のようです」(球界関係者) コロナ禍が落ち着いたら、ゴジラ松井がテレビ解説を務めることもあるだろう。その時、ウィーラーの紹介情報として、14年のヤンキースのことが話題になれば、巨人戦の視聴率アップにもつながるかもしれない。バットではもちろんだが、ウィーラーの経歴も原巨人にプラス要素を与えてくれそうだ。(スポーツライター・飯山満)
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