スポーツ
-
スポーツ 2009年09月29日 15時00分
V24朝青もう“やんちゃ”
そこのけ、そこのけ、朝青龍が通る。大相撲界はこれでしばらく横綱朝青龍(29)のわがままを制する術がなくなった。 27日の大相撲秋場所千秋楽(東京・両国国技館)本割で白鵬に負け、優勝決定戦にもつれ込んだとはいえ、すくい投げで秋場所を制覇。優勝回数を北の湖と並ぶ史上3位となる24回目に乗せた朝青龍だが、土俵上でやってはいけないガッツポーズをあえて何度も繰り返した。きのう28日の横綱審議委員会でポーズをめぐり賛否両論が出るなど問題になったが、結局は不問に。その結果、朝青龍はますますソノ気になってしまった。 凱旋してきた支度部屋でも「本割で変なことを考えちゃって負けたから、次は立ち合い勝負と思っていったんだ。最高の立ち合いができたよ。力を出し切った。優勝して良かったよ」と会心の笑みを浮かべた。 勝負どころの闘い方といい、ここ一番の集中力といい、確かにまだ未熟な白鵬より一枚も二枚も上。改めて存在感を示した格好だが、これで完全に復活したかとなると大きな疑問符がつく。場所前の朝青龍は、左ひじや右肩の故障を訴えて、けいこもままならない状態だった。たまたま序盤、うまく滑り出して波に乗ったが、一つ間違えば逆の結果が出てもおかしくなかったことは、勝負が終わったあとの本人の談話をみても分かる。 「初日からケガだらけで大変だったんだ。いくら気持ちを前に出しても体がついてこない。場所前はどうかなと心配だったけど、前半、なんとか(連勝して)持ち直してきた。最後はもうギリギリまで来ていた。最後の1滴も残っていないよ」 とはいえ、勝てば官軍だ。場所前の夏巡業ではけいこにも顔を出さず、怒った巡業部首脳が「関取は全員、けいこに参加すること。通達を破った者は理事会に諮って処分もあり得る」という異例の張り紙を出したほどだったが、優等生の白鵬を下して優勝という非の打ちどころのない結果を出されては正面切って文句は言えない。 すでに朝青龍は来月18日から始まる秋巡業ではサボりまくることを予告するように「次の目標? 何もないよ。取りあえずケガを治して、また結果が出ればいい」と話している。さあ、相撲協会、どうする?
-
スポーツ 2009年09月29日 15時00分
角界でいま、ちょっと面白い話が!!
大相撲秋場所は朝青龍の優勝で幕を閉じたが、場所前に日本相撲協会は、同協会初となる公式キャラクター『ハッキヨイ! せきトリくん』を発表。 主人公はヒヨコをモチーフにした『ひよの山』で、東北から上京し関取に成長していくという設定で、子供たちに大相撲への親しみを持ってもらうのが狙いだという。絵のタッチの部分で最近のゆるキャラブームに便乗したのは明らかだが、浸透度はいまひとつのようだ。その理由について、関係筋は「キャラクターがどこか中途半端」と語る。 彦根城築城400年祭キャラクターの『ひこにゃん』のようなかわいらしさがあるわけでなく、平城遷都1300年祭公式キャラクターの『せんとくん』のようなキモかわいさがあるわけでもない。どっちつかずの微妙さは、逆に個性がないと映ってしまうようだ。さらに、前出の関係筋の話として、『ひよの山』はまだ着ぐるみ化されていないようで、メディアへの露出が少ないことも浸透しない理由の一つだと見られている。それこそ着ぐるみが土俵に上がって相撲を取れば、一気に人気に火がつきそうだが、厳格な相撲協会が許可するとは思えない。人気回復を狙い、キャラクターだけでなく、協会がもう少し規制をゆるくする必要がありそうだ。
-
スポーツ 2009年09月29日 15時00分
大日本プロレス コスプレデスマッチで呼吸困難
イスで殴り合うパンダと大仏。場外戦で飛び跳ねるウサギ。大日本のリングで異次元の戦いが繰り広げられた。 デスマッチ舞踏会と銘打たれたドレスアップ・デスマッチで、デスマッチファイターたちがコスプレに挑戦。大仏マスクの正体は小林で、ウサギの着ぐるみの中身は葛西純、パンダは沼澤邪鬼が変身した姿であったが、それぞれ視界不良と呼吸困難に直面。小林が「精神的なデスマッチ」というように、予想以上に過酷な戦いとなった。ただし遊び心に満ちた、斬新な試みの評判は上々であった。
-
-
スポーツ 2009年09月29日 15時00分
大日本プロレス 正統派・関本&岡林 BJW王座初防衛
デスマッチだけが大日本プロレスではない。28日に行われた後楽園ホール大会のセミファイナルには、正統派路線を突き進むBJWタッグ王者の関本大介&岡林裕二が登場。スピード&機動力にたける円華&忍を挑戦者に迎え、翻弄される場面もあったが、肉体派の王者コンビは持ち前のパワーで苦境を突破。最後は関本が原爆固めで忍を下し初防衛に成功した。 なかでも特筆すべきは岡林の成長ぶりだ。キャリア1年3か月ながらも繰り出す技は関本に匹敵する圧力、迫力が感じられる。加えてタッグ選手権は内容的に、メーンの鉄柵&蛍光灯&ラダーデスマッチで死闘を繰り広げた、宮本裕向vs木高イサミのデスマッチ新世代対決に勝るとも劣らないものであった。 正統派路線vsデスマッチ路線。それこそが大日本の魅力であり、2つの路線のしのぎ合いは間違いなく団体を活性化させている。なお、メーンは宮本が蛍光灯の上へのファイヤーサンダーで勝利を収め、9・30高岡大会でアブドーラ・小林の挑戦を受けるBJWデスマッチヘビー級選手権に向けて弾みをつけた。
-
スポーツ 2009年09月29日 15時00分
浅野グレースレフェリー引退
DDTやNEOなどインディー団体を主戦場に活躍した浅野グレース恵レフェリーが先日のDDT後楽園大会を最後に10年半のレフェリー生活にピリオド。レフェリーとしては異例の「引退」。引退セレモニーも行い、華々しくリングに別れを告げた。 セレモニーではDDT全選手のほか、和田京平レフェリーや相島勇人選手など多くの関係者が参加。その人の数、実に56人。浅野レフェリーの人柄の賜物だろう。ちなみにこの日武道館で三沢さん追悼試合行われていたが、一部のノアの選手からもビデオメッセージが届けられた。 多くの人に囲まれ卒業を迎えた浅野レフェリーは涙、涙だったが「全員の試合をやらせてもらい、悔いのないレフェリー人生でした」と最後は晴れやかな笑顔で語った。 最後は10カウントではなく、惜別の3カウント。多くのファンの「1、2、3」コールの中、浅野レフェリーが3回マットを叩いた。 今後のことはまだ未定だが「リングは魔物で人を離さないんです。だから、ちょっとプロレスのことはシャットアウトしてみてもいいかな」とインディーの女王は少しリングとは距離を置いて自分を見つめ直すつもりだ。
-
-
スポーツ 2009年09月29日 15時00分
DREAM ミノワマン“人類”超える?
「DREAM.11」(10・6横浜アリーナ)で“踊る韓流大巨人”チェ・ホンマンと対戦するミノワマンが28日、多摩川の河川敷で練習を公開。先日は相撲特訓を行ったが、今度は奇抜なミット打ちで巨人との“間”をつかんだ。 「普通の顔の高さじゃない」と柳澤龍志(身長191センチ)の頭の上にミットを構えさせ、パンチを打ち込んだ。とにかく試合での恐怖心を振り払うため、果敢に踏み込む。 手ごたえをつかんだミノワマンは「踏み込めばパンチは当たる。ここ3年で一番体調がいい。KOを狙う」と宣言。 目指すは人類超え。「自分の直感を信じ、本能むき出しで死ぬ気で倒したい」と熱く語ったミノワマン。相手の懐に飛び込み見事巨人をマットに沈めることができるか。
-
スポーツ 2009年09月29日 15時00分
「時代」を彩った男と女・あの人は今 プロゴルファー西川哲さん
プロゴルファーの西川哲は、12歳からゴルフを始めた。そして、プロゴルファーを目指してゴルフ場で研修生をしながら1年目でプロテストに合格した。 西川の父親は芸能プロの会長で、母親は歌手の五月みどりである。そんなことから、ゴルフ界では異色の存在としてマスコミに取り上げられた。とくにプロ4年目の1991年の「マルマンオープン」では、尾崎健夫とのプレーオフを制してプロ入り初勝利を果たし、「ゴルフ界の新星」と称された。同年の「日本オープン」ではトップと1打差の3位タイに食い込み、順調なプロゴルファー生活を送っていた。 翌92年の「ブリヂストーンオープン」では、倉本昌弘とのプレーオフに敗れてプロ入り2勝目を逃すも、その年の獲得賞金は5000万円を超えた。 2勝目を狙った93年の「デサントクラシック」で優勝。そして、なんと言っても95年の「日経カップ 中村寅吉メモリアル」では、自己ベストとなる72H最小スコア269(19アンダー)を記録して3勝目を挙げ、トップゴルファーに名を連ねた。 「師匠の青木功プロ仕込みのゴルフです。攻めのゴルフで若い頃はやっていた」と本人は語っている。妻はタレントの菊池桃子で、目下CMで大活躍。そして、兄は元歌手で芸能プロ社長の山田太郎。叔母は歌手の小松みどり。 「父親が北海道静内で競走馬の繁殖とその育成をやっているので、兄(山田太郎)と一緒にそれを手伝っています」と言うだけあって、競馬についても西川は「少々うるさい持論がある」と競馬関係者から見られている。 だがゴルフでは、02年以降優勝から見放され、予選を通過するのがやっとという状態だった。そして、05年と06年は1度も予選を通過できず、獲得賞金は0円になってしまった。 そのため、西川は一時期「菊池桃子に食わしてもらっている」とまで言われたこともあった。◎妻はタレント菊池桃子 西川哲はプロゴルファーであり、日本キャディー協会の顧問でもある。そして競馬関係では、日本中央競馬会の役員も務めており、北海道静内で半世紀続く競走馬の繁殖と育成を行う牧場の副社長である。これが現在の仕事と役職である。 06年、本格的にプロのためのコーチ(ティーチングプロ)に就任した。12歳からゴルフを始めており、さしずめ現在の石川遼の手本になった存在。 「とにかく高校は卒業したい」と日体荏原高に入学、そして卒業したくらいだから、運動神経は抜群だった、と関係者は認めている。 ゴルフ場で研修生として打ち込んだ。そこで青木功からテクニックなどを仕込まれ、そしてメキメキと腕を上げていった。「末恐ろしいプロになる」といわれたものだった。 68年5月2日生まれ。妻の菊池桃子との間に2人の子どもをもうけた。叔母の小松みどりは、母・五月みどりの妹。そして父と兄は芸能プロの会長と社長という芸能一家で育った。
-
スポーツ 2009年09月28日 15時00分
ノア 故三沢光晴さんの追悼興行 “鉄人”小橋と“天才”武藤がタッグマッチで初遭遇
プロレスリング・ノアの故三沢光晴さん追悼興行が27日、東京・日本武道館で行われた。ノアの“鉄人”小橋建太と全日本プロレスの“天才”武藤敬司がタッグマッチで初遭遇。互いに交流継続に前向きな姿勢を示した。「鉄人」と「天才」のシングルマッチという”夢の続き”の機運が高まった。 今こそ夢のドリームマッチの実現を。 この日の三沢さん追悼興行では、当日用意した立見席200枚がすべて完売。2007年12月2日の小橋建太復帰戦以来となる17000人超満員(主催者発表)のファンが来場した。 全試合終了後、追悼セレモニーが行われ10カウントゴング。三沢さんのテーマ曲だった「スパルタンX」や生前活躍していた映像が流された。 最後に仲田龍リングアナウンサーが「GHCヘビー級選手権者、三沢光晴」とコールすると、緑と白の紙テープがリングに投げ入れられた。場内からは大「ミサワ」コールが沸き起こり、あらためてその存在の大きさを知らしめた。 “黒子役”として興行を陰ながら支えた丸藤正道副社長は「感謝のひと言に尽きると思います。レスラーとファンのみんなで(大会を)作り上げることができた。選手みんなが今日という日を忘れず、この経験を生かしていければ」と語った。 そんな中、実現した一夜限りの四天王VS闘魂三銃士の一戦。小橋は高山善廣とタッグを結成し、田上明&武藤とスペシャルタッグマッチで激突した。(試合詳報は別掲) 武藤との初対戦を終えた鉄人は「そんなに当たらなかったけど、いい刺激になった。輝き、オーラを持った選手だと思いました。長い時間ではなかったが、凝縮されていた」と興奮気味に語った。 さらに今後については「どこかで会うかもしれないね」(小橋)と再戦に前向きな可能性を示した。 一方、武藤も「心残りはムーンサルトがお互い不発だったこと。どこで実現できるかわからないけど、三沢社長とは(一騎打ちが)実現できなかったけど、小橋選手とは夢のひとつとしてとっておいてもいいのかなと」と“決着戦”に意欲。 三沢さんとはタッグでの対戦や組んだことはあるものの、シングルマッチだけはとうとう実現しなかっただけに、小橋との想いはより強いものかもしれない。 丸藤副社長は「武藤さんがみんなと握手しないでいたのは夢の続きがあるからかもしれない。オレも(08年に)全日本プロレスに上がった時から武藤敬司は狙っているし。これで終わらせるつもりもないですしね」と継続的な対戦を呼びかけるつもりでいる。 鉄人VS天才。もしかしたらこれが新たなDeparture(出発)なのかもしれない。 小橋と武藤の初対決は小橋組に軍配。鉄人の74発のチョップで三沢さんを送り出した。 この日、高山と組み田上&武藤の“社長タッグ”と対峙した小橋。初対戦となる武藤のシャイニングウィザードや低空ドロップキック、ドラゴンスクリューからの足4の字固めの“ヒザ殺しフルコース”に苦戦を強いられた。さらに新社長からはノド輪落とし“オレが田上”をくってピンチに陥った。 それでも逆水平、マシンガン、ローリング袈裟斬りチョップなど計74発のチョップを田上、武藤の胸板に叩き込み追悼興行に花を添え、最後は剛腕ラリアートで田上を沈め、凱歌をあげた。 武藤との対決を制した鉄人は「多くのファンのみなさんと三沢さんを送れたらと思っていたのでうれしいです」と感慨深げに語っていた。
-
スポーツ 2009年09月28日 15時00分
人気女子レスラー栗原あゆみ 夢のメキシコ遠征で大暴れ
今年の『ドラゴマニア』に特別出場し、夢のメキシコ遠征を体感した栗原あゆみが帰国後、大きく脱皮しようとしている。 話は少し古くなるが、現地時間の8月24日、ルチャ・リブレの殿堂アレナ・メヒコのリングに上がった栗原は、日本人ルチャドーラの下田美馬&HIROKAと互角に渡り合った。 試合はパートナーのマルセラが敗れたが、場外にダイブしたプランチャは、その飛距離といい、栗原の大いなる可能性を開花させるには十分だった。 またマスクウーマンのA☆YU☆MIでも地方のお祭り興行に出場。なんとCMLL世界王者になったHIROKAをタッグながら卍固めで翻弄した。 栗原はこの短期間のメキシコ遠征を振り返り「メキシコの選手はとにかくお客さんと一緒に試合をしている。今までは闘いに没頭して、そういう余裕がなかった。自分が楽しくなければ、お客さんを楽しますことはできないことを強く感じましたね。でもメキシコのトイレは便器がなくドアも閉まらないので困りましたよ(笑)」。 栗原はデビュー前から未来のスター候補といわれていた。少女時代には北斗晶の闘いに魅せられ、それこそ北斗のマイクアピールを暗記するほどの信者だった。 また、実家が神楽坂で焼肉ハウス『三宝』を経営している関係で、多くのプロレスラーが出入りし、特に地元のLLPW勢にはかわいがられたものだ。 栗原は幾つかの団体を見て歩き、新団体AtoZに入門したが、トラブルに巻き込まれた末、デビュー前に脱退。信頼していた師匠AKINO率いるM'S(エムズ)スタイルで2005年4月、念願のデビューを果たし、GAMIを破ってゴールデン・ルーキーぶりを見せた。 そのいでたちはまさに青春の希望峰。元気あふれる爽やかファイトで新世代の旗手と称されたが、ユニットに限界を感じたM,Sは解散。フリーとしての活動を模索している矢先に肩を負傷し、手術の結果1年半の長期欠場を余儀なくされた。 欠場前の栗原は得意のドロップキックを乱発する、荒っぽいファイトを前面に押し出していたが、08年12月に復帰するとスタイルを徐々に変えることに努めた。 特にA☆YU☆MIという別の顔を持つようになってから、技を丁寧に使い、一発必倒のプロレスにシフトチェンジ。十八番のミサイルキックや裏投げはここ一番でしか出さず、魅せることを重視した闘い方を学んでいった。 美少女スターの一角にいた栗原も7月で25歳を迎えた。若手の“善戦選手”はもう卒業しなければならないキャリアになった。またこのタイミングでビキニショットを解禁するなど、女性らしさを追求し、写真集の話も持ち上がっているという。 同世代の風香は一般メディアが好む特別な扱いを受けている。だが栗原の役目はプロレスの闘いで勝負し、近未来を勝ち取ることだ。 「まずは見た目から変えていこうと、コスチュームも新人時代から着ていた水色から脱皮し、赤にしました。あとは結果を出します! タムクリ(田村欣子とのタッグ)でベルトを奪取することと、AKINOさん超えが身近な目標です。そして、どうにかこうにかプロレスを世間に広げたい!」と目を輝かせる栗原は勝負の時を迎えている。
-
-
スポーツ 2009年09月28日 15時00分
新日本 中邑戴冠 オレは猪木と闘う!!
セルリアンブルーのマットに“真時代”が到来だ。新日本プロレスの中邑真輔が27日、神戸ワールド記念ホール大会で、G1覇者・真壁刀義とのIWGPヘビー級王座決定戦を制した。第53代王者となり、自身3度目の政権を発足するにあたって“IWGP改革”を標榜。なんとIWGPの創始者アントニオ猪木との新たな闘いにも舵を切る意向を明かした。 “真時代”の幕開けを告げる3カウントだった。 終盤まで一進一退の攻防。後頭部へのキングコングニーを食らって一時は虫の息となったが、なんとかトドメの一撃を見切って窮地を脱する。 20分過ぎにはキングコングニーのお返しとばかりに後頭部へのボマイェで逆襲。これで完全に形勢逆転すると、最後はナックルを放ってきた真壁の顔面に、ダメ押しのボマイェをぶち込み、新王者の勝ち名乗りを聞いた。 今春から「新日本にはストロングスタイルが消えちまった」と嘆き、新ユニットCHAOSを結成して新たなストロングスタイルを探求してきた。G1クライマックスでは、決勝の真壁戦にこそ敗れたものの、新生・中邑の象徴技でもある「ボマイェ」を武器に予選から7連勝。新たなファイトスタイルも確立して結果を残した。 現状の新日マットに物足りなさを感じる中で闘っていただけに、試合後は自ら「聞いてくれ、言いたい事がある」とマイクを握り「新日本プロレスの歴史、全てのレスラーの思い、このIWGPにはこもってる。ただ、このIWGPに昔のような輝きがあるか? 俺はないと思う」と思いをさらけ出した。 現状のIWGP、ひいては新日マットの変革を訴えたのは、もちろん今回描いているチャンピオンロードがあるからにほかならない。「イノキ〜ッ! 旧IWGP王座は俺が取り返す。時代も変われば、プロレスも変わります。それでも俺はやります。ついて来るヤツはついて来て下さい」。 確かに過去2回中邑がベルトを巻いたときには、時代の針が動いた。初戴冠のときはIWGP史上最年少で王者になり、初防衛戦でNWFヘビー級との王座統一に成功。昨年1月にライバル棚橋弘至から王座奪還した2度目の王者の際にも、団体の期待を背負い自身が持つ3代目IWGPヘビー級ベルトと、海外に流出した2代目ベルトの統一戦に臨み、勝利という形で責務を全うした。 すでに次期防衛戦は10・12両国大会でのZERO1大谷晋二郎戦で決定済み。ただ、新日マットとIWGPの変革、さらには猪木との闘いを掲げた中邑が、この先どんな第3次政権を築くのか、今後の展開が楽しみになってきた。
-
スポーツ
ハッスル消滅!? 小川H軍休止宣言
2006年12月27日 15時00分
-
スポーツ
大みそかボビー弟と対戦 金子賢 前田道場入り
2006年12月14日 15時00分
-
スポーツ
珍指令 KID 秒殺禁止
2006年12月12日 15時00分
-
スポーツ
生還小橋に捧ぐ 三沢 GHC奪還
2006年12月11日 15時00分
-
スポーツ
猪木 緊急提言 想定外プロレスをやれ!
2006年12月05日 15時00分
-
スポーツ
1・4東京D「レッスルキングダム」 新日本 全日本“乗っ取り”へ秘策 長州3冠戦出撃
2006年11月16日 15時00分
-
スポーツ
復活1・4東京D大会へ秘策 新日本最終兵器サイモン猪木 IWGP挑戦!?
2006年11月07日 15時00分
-
スポーツ
来春ビッグマッチ パンクラス芸能人最強決定戦 坂口憲二 今田耕司 押尾学
2006年10月31日 15時00分
-
スポーツ
大みそか参戦ほぼ決定 芸能人対決 金子賢vs押尾学
2006年10月10日 15時00分
特集
-
岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分