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大日本プロレス 正統派・関本&岡林 BJW王座初防衛

 デスマッチだけが大日本プロレスではない。28日に行われた後楽園ホール大会のセミファイナルには、正統派路線を突き進むBJWタッグ王者の関本大介&岡林裕二が登場。スピード&機動力にたける円華&忍を挑戦者に迎え、翻弄される場面もあったが、肉体派の王者コンビは持ち前のパワーで苦境を突破。最後は関本が原爆固めで忍を下し初防衛に成功した。

 なかでも特筆すべきは岡林の成長ぶりだ。キャリア1年3か月ながらも繰り出す技は関本に匹敵する圧力、迫力が感じられる。加えてタッグ選手権は内容的に、メーンの鉄柵&蛍光灯&ラダーデスマッチで死闘を繰り広げた、宮本裕向vs木高イサミのデスマッチ新世代対決に勝るとも劣らないものであった。

 正統派路線vsデスマッチ路線。それこそが大日本の魅力であり、2つの路線のしのぎ合いは間違いなく団体を活性化させている。なお、メーンは宮本が蛍光灯の上へのファイヤーサンダーで勝利を収め、9・30高岡大会でアブドーラ・小林の挑戦を受けるBJWデスマッチヘビー級選手権に向けて弾みをつけた。

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