スポーツ
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スポーツ 2012年05月08日 15時30分
DeNA中畑監督トホホ… 絶好調なのにチケット代返金要求殺到!
まさにトホホである。 セ・リーグ最下位を独走するDeNAが、GW期間に立てた珍企画「全額返金!? アツいぜ! チケット」の返金状況を、5月7日、同球団が発表した。 同チケットは1〜6日の本拠地・横浜スタジアムでの6連戦(2日は雨天中止)で実施したもの。1枚4000円の一塁側内野席の企画チケット(1試合50枚限定)購入者を対象に、満足度に応じて返金を要求できるシステム。負けたら全額、勝ちや引き分けなら半額まで、返金を求めることができるユニークなチケットだ。 DeNAはこの5試合で奮起。1日のヤクルト戦こそ敗れたが、3日から1引き分けをはさみ3連勝。3勝1敗1分けの好成績で、5戦を乗り切った。 ところが、グラウンドでは絶好調だったにもかかわらず、返金要求は意外な結果だった。1日のヤクルト戦は0-7の大敗で、50人全員が返金を求め、返金額は19万3000円だったが、これはやむを得ないだろう。 しかし、3日のヤクルト戦は3-1で勝ったものの、1人を除く49人が8万3000円の返金を要求。4日の中日戦は1-3の劣勢から、9回裏に奇跡的に同点に追いついて引き分けに持ち込んだものの、48人が8万6500円の返金を求めた。5日の中日戦は12-1と大勝しながら、半分以上の28人が4万6000円の返金を要求。企画最終戦の6日の中日戦も、4-2で快勝したにもかかわらず、38人が6万1500円の返金を求めた。 5試合のトータルは購入者延べ250人、売上額100万円に対して、返金は213人、47万円。返金率は購入者数で85%、額で47%というさんざんな結果に終わった。 球団は「勝利試合でも返金を希望される方が多かったのは残念でしたが、チケットは完売で、楽しんでいただけたのではないかと思う」と話した。中畑清監督(58)は「『オマエらのプレーにはカネ払えない』と言われたようなもので、現場にとっては屈辱以外の何ものでもない。ひどい負け方をしたならともかく、最高のプレーをして『カネ返せ!』じゃ、選手のモチベーションを下げるだけ。この企画に関しては二度とやらないでいただきたい」とショックを隠せなかった。 企画自体はおもしろいものだったが、終わってみたら、絶好調でも返金要求殺到ではビジネスにならないだろう。中畑監督の言葉を借りるまでもなく、このチケット企画はお蔵入りとなりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年05月08日 11時45分
2013年WBC監督は誰? あのビッグネームが急浮上してきた!
早いものである。来年の2013年春に『第3回WBC』が開催される。大会の存続意義も問われているが、昨年、NPBが大会収益の利益配分について疑問を呈し、大リーグ機構側もその話し合いに応じたということは「将来的に見て、大会を継続していく」と見て間違いないだろう。そこで今、球界内部で話題になっているのが、「次期代表監督を誰にするか?」である。 「連覇がかかっているので、原(辰徳=53)監督が筆頭候補になるでしょう。今年3月に行われた『台湾代表』との一戦で指揮を執った秋山(幸二=50)監督も名前が挙がっています」(関係者) この2人だけではない。昨季で中日を退団した落合博満氏(58)も“有力な候補者”だという。 そもそも、日本代表チームの監督選出に関する明確な基準はない。NPBは日本代表チームの常設を決めた際、いったんは「前年の日本シリーズ覇者チームの監督に託した」ものの、代表監督の選出に関する基準作りは先送りしている。先の関係者がこう続ける。 「第2回WBCで原監督を選出したときでした。北京五輪に続いて星野(仙一)サンにお願いする予定でしたが、イチローの『WBCはリベンジの場ではない』発言もあり、新たに代表監督を選び直すことになりました。そのとき、『現役監督の兼任は厳しい』という王(貞治)ソフトバンク球団会長の体験談も出ました。でも適任者が見つからず、現役監督の原サンにお願いしました」 秋山監督にも東日本大震災復興支援イベントと題した『対台湾戦』で、代表メンバーをまとめ上げた経験ができた。しかし、王会長の「兼任は厳しい」という経験談は無視できない。代表チームを常設すると決めた以上、NPBは明確な基準を作り、“13人目の監督”を確保すべきだろう。今さらだが、落合氏にはリーグ優勝4回、シリーズ制覇1回、加えて「8年間の監督生活でBクラス落ちは1度もない」という輝かしい実績もある。 「中日の監督時代、落合監督は五輪を含めた国際試合に主力選手が引き抜かれる事態に、反対の立場を取ってきました」(前出・同) とくに、WBCに関しては、中日グループ全体で“反対”してきた。しかし、こんな意見も聞かれた。 「WBCのアジア地区予選は『読売グループの興行』というのが、中日サイドの意見でした。その是非はともかく、他球団は『中日の言い分も分かるが、オーナー会議で決まったことには協力すべき』と捉えています。読売グループが落合氏の手腕を放っておくはずがありません」(在阪球団職員) 中日サイドの言う通り、WBC予選が「読売の興行」だと位置づければ、代表監督の就任と同時に、落合氏は読売に“帰還”したことになる。中日退団が決まった直後にも『次期巨人監督』とも報じられていた。第3回WBCを機に、両者の距離が一気に縮められるかもしれない。 「今年の交流戦が、原、秋山両監督の手腕を見極める機会にもなるでしょう。両監督が交流戦でもたつくようなことになれば、現役監督とは別に代表監督を招聘する方向に傾くと思われます」(前出・関係者) 交流戦は5月16日から始まる。原、秋山両監督の直接対決は『第2節』の同19日からの2連戦。次のWBC監督は誰になるのか、興味深い一戦になりそうだ。
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スポーツ 2012年05月07日 11時45分
パ・リーグにあって、セ・リーグにないもの(2) チケット販売
返金コーナーに観客が殺到…。5月1日、横浜DeNAは“異例のチケット販売”を行った。同日から6日までの本拠地6連戦で、“観客の満足度”によって『1枚4000円の一塁側内野席チケット』の代金返金に応じる企画を試みた(1試合50枚)。もちろん、前例はない。一部報道にもあったように、全額返金を求めたファンも少なくなかったという。 試合結果だが、東京ヤクルトに『0対7』で惨敗。この時点で今季ワーストタイの6連敗、24試合目で『9度目の完封負け』と、ドロ沼の醜態をファンに晒してしまった。 しかし、このチケット販売方法は「テストする意義があった」と言っていいだろう。プロ野球の観戦チケットは、たとえるなら、「保証書のない家電製品」のようなものである。購入した日の試合が「好ゲームになる保証」はなく、お目当ての選手が故障等で出場しない可能性もある。 <横浜DeNAベイスターズが勝った場合はチケット代の半額まで、負けた場合は全額まで返金の上限とし…> 横浜DeNAのホームページで、紹介されていた。同球団のキャッチフレーズは「熱いゼ!」。そのフレーズ通り、ファンのハートを熱くさせなければと、チケットを販売した後にも責任を取る“テスト商法”だ。 パ・リーグ6球団は共存共栄の意識が強い。07年に共同事業会社『パシフィック・リーグ・マーケティング』(PLM)を設立し、リーグ全体の新たな収益源を開拓してきた。「ペナントレースはライバル、ビジネスはパートナー」の考えがあるからで、たとえば、09年のクライマックスシリーズや翌2010年ペナントレースのスポンサーを獲得、ライセンス供与による商品開発などを行ってきた。「ビジネスはパートナー」なる言葉の裏には、「球団経営の最大収支源はチケット販売収益」という理念がある。試合は相手があって初めて成立する。入場者収益を上げたいのなら、対戦球団にもチケット販売に協力をしてもらわなければならない。主催ゲームではない試合のチケット販売を手伝ってもらうには、その利益を還元できるシステムにしなければならない。パ・リーグはそういった共存共栄の意識を共有しているのである。 巨人、東京ヤクルト、横浜DeNAによる3球団合同企画サービスが開催されている(3月19日発表)。3球団主催ゲームの対象32試合のうち、『3球場4カード以上』に来場したファンをスタンプラリー方式で先着1万人にデカ缶バッジをプレゼントするという。関係者によれば、横浜DeNAが同じ関東圏の巨人、ヤクルトに呼び掛けて実現したそうだ。セ・リーグ全体で見れば、共同会社を立ち上げたパ・リーグのような一体感はまだない。「缶バッジ」にどれだけの希少価値があるのかも、疑問だ。しかし、横浜DeNAは新規参入チームとして、パ・リーグのように観戦者収益を球団収支の主力柱として捉えているからこそ、ビジネスパートナーを求めたのだろう。また、横浜DeNAの呼び掛けに応じたということは、巨人、ヤクルト両球団も“頭打ち状態”にあるチケット販売収益を好転させたいと考えているのだろう。 昨年の年間観客動員数で、ベイスターズは12球団ワーストの110万2192人。11位は116万8188人の東北楽天だが、本拠地『日本製紙クリネックススタジアム宮城』の収容人数は2万3026人。横浜スタジアムは3万人。『収容率』で考えれば、楽天の方が『上』であり、曜日、季節、対戦カードによってチケット価格を5段階別に設定する『フレックス・プライス』の商法を行う楽天の方が収益率も高いはずだ。 セ・リーグ各球団はペナントレースの勝敗に左右される実状から抜け出せていない。横浜DeNA・中畑清監督も換金を求めるファンが殺到した事態は聞かされているはずだ。選手も勝利への決意を新たにしたのではないだろうか。チームの勝利も大切だが、パ・リーグのPLMを参考にすべきではないだろうか。(スポーツライター・美山和也)
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スポーツ 2012年05月07日 11時00分
鶴竜昇進も 不安な6大関
去年は八百長問題のために中止となり、2年ぶりとなる春巡業が4月1日から始まっている。呼びものは鶴竜(26、井筒)が春場所で昇進を決め、史上最多となった6大関。しかし、仲間が一人増え、サバイバル戦も激しくなったと思いきや、現実はちょっと違う。 5大関が君臨し、その中の一人、把瑠都が綱取りにもチャレンジしたこの春場所、果たして何番、手に汗握るような大関同士の潰し合いがあっただろうか。 「先場所、今度こそ日本人力士の優勝を、と期待された稀勢の里は、いきなり2連敗するなど9勝するのがやっと。もう一人の日本人大関、琴奨菊も同じく9勝でした。琴欧洲に至っては8勝止まり。大関になるとホッとして気が緩むのか、昇進するときの勢いが止まってしまうんですね。大関同士の対決といっても、緊張感も何もない、番付が泣くような取組ばかり。協会主脳も、大関に上がるのはいいけど、そのあとのことを考えると頭が痛いとこぼしていますよ」(担当記者) こんな体たらくだから、“石を投げれば大関に当たる”といわれるような大量大関時代の到来を招いたともいえる。先輩大関たちがもっと大関らしい技量を発揮していたら、このわずか4場所で3人、合わせて6人もの大関ができるはずがないのだ。 先月28日の大関伝達式で鶴竜は、「お客様に喜んでもらえるような相撲を取れるように努力します」と口上を述べたが、期待にどこまで応えられるか。大関の給料は三役より65万4000円も高い234万7000円。クンロク大関でのうのうとしていると、「月給ドロボー」とヤジられるのがオチだ。
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スポーツ 2012年05月05日 17時59分
新星・宮國椋丞が完封劇で思い出した 「元甲子園速球王」は今…
20歳の新星・宮國椋丞が完封勝利を飾った(5月1日/対広島)。この日は“稀少なゴールデン・タイム”でのプロ野球中継が行われており、『将来のエース候補』のこの上ないお披露目となった。また、3日の同対戦カードでプロ4年目の笠原将生(21)が先発。勝利投手にはなれなかったが、原辰徳監督も試合後に「(チームの)編成上、ファームのリリーフと代わると思いますが、次に投げるチャンスが来る切符は手にしたと…」と、目を細めていた。 しかし、両若手投手の好投で、思い出した投手がいる。05年・高校生ドラフト1位投手、辻内崇伸(24)である。 辻内は昨秋のプロ・アマ交流戦で甲子園時代を彷彿させる150キロを投げ、オフはプエルトリコ冬季リーグにも派遣された。3月17日のオープン戦で“一軍登板”したが、対戦打者の鋭い打球がスネに直撃…。一軍昇格の好機を逃し、今季も二軍で悶々と暮らしている。後輩の宮國たちが好投した3日時点で、辻内は二軍戦8試合に登板し、防御率5.14。『投球回数は7イニング』だから、現在は先発ではなく、リリーバーとして奮闘していることが分かる。「リリーバー」と言えば、こんなこともあった。辻内が左肘の再建手術を受け、ピッチング練習再開の許可が下りた09年春季キャンプ中でのこと。ネット裏に陣取っていた数球団のスコアラーたちが、内野の連携プレーに入った辻内を見ながら、「中継ぎに専念させるんだったら、戦力になる」と“警戒”を強めていた。 “未完の大器”が一軍デビューする日は近い−−。そう思ったが、スコアラーたちの言葉には『悪い意味』も含まれていた。 あくまでも、その視察した当時のスコアラー陣の心象だが、「辻内は先発では通用しない」と見ていた。甲子園時代はストレートの速さで圧倒してきたが、言い方を換えれば、「相手を力でねじ伏せるピッチングしかできない」。球種も少なく、コントロールも決して良い方ではない。長いイニングは投げられない投手だと判断していたのだ。 「中継ぎに専念させるのなら」の言葉には、変化球や緩急を取り入れたピッチングを今から教えるよりも、短いイニングに専念させれば、『長所(=速球)』が引き立つという意味も込められていた。 試合前の練習を見ていると、「身体が硬いなあ…」と、ガッカリしてしまう。ルーキー時代からだが、前屈や股関節系のストレッチをするとき、いつも顔をしかめている。「身体の硬さ」も故障の原因ではないだろうか。 巨人関係者によれば、宮國の完封の裏には「数日前に即興で覚えた2種類目のツーシームが功を奏した」という。握り方を少し変えただけらしいが、「発想の柔軟性」が感じられる。笠原にしても、昨季からパワーアップをテーマにしていたが、ウエイトトレーニングではなく、走り込んで高めた筋力だから「柔軟性」がある。宮國、笠原に共通して言えることは「力一杯」ではなく、「いかに効率良く身体を使うか」だ。 故障した辻内の左肩、左肘は癒えているという。辻内がその素質を開花させるには『発想の転換』が必要なのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2012年05月05日 17時59分
中日・高木監督プロ失格!? ファンの悪質ヤジに応戦!
サッカーJリーグでは、サポーターが敗れた応援するチームに対して、辛らつなヤジやブーイングを浴びせ、選手側が敗戦を謝罪するシーンも少なくはないが、こと昨今のプロ野球となると、ファンはおとなしめの印象が強い。 そんななか、球場が凍りつく出来事が起きたのだ。5月4日、横浜スタジアムでのDeNA対中日戦。9回表を終わって、3-1で中日のリード。9回裏に登場したのは、“守護神” 岩瀬仁紀投手(37)。中日ファンの誰もが、この時点で勝利を確信していたはずだ。 ところが、岩瀬はこの7日間で6試合目の登板で疲れがたまっていたのか、無死からアレックス・ラミレス外野手(37)、中村紀洋内野手(38)に2者連続本塁打を被弾。あっという間に、3-3の同点となった。試合は岩瀬がなんとか、後続を打ち取って、引き分けに持ち込んだが、三塁側の中日ファンには落胆の色がありあり。 その状況下で、ベンチに引き揚げる中日ナインに、スタンドから厳しいヤジが飛んだ。「こら岩瀬、○んでしまえ!」といったキツ〜いヤジが飛び、怒った和田一浩外野手(39)、平田良介外野手(24)らが、「カネ払ってるなら何言ってもいいのか!」などと応戦し、球場内は不穏なムードに…。ホコ先は指揮官の高木守道監督(70)にも向けられ、「守道、使い方を考えろ!」と怒号。これに、高木監督は「考えとるわ、バカヤロー!」とケンカ腰でやり返した。怒った監督の両脇を関係者が抱えて、ベンチ裏まで引き戻したが、「頭に来るなこのヤロー。考えとるわ!」と興奮。 中日にとっては、ビジターとはいえ、ファンはカネを払って入場している“お客様”。むろん、客にも観戦マナーは必要で、度が過ぎたヤジはご法度。とはいえ、一選手がヤジに応戦したのはまだしも、現場責任者の指揮官が客にやり返すのは、さすがにまずかろう。マナー違反といっても、客は客だ。 前日、3日の阪神戦(ナゴヤドーム)ではコーチがサインの伝達ミスを犯し、怒った高木監督は6回以降、指揮権を放棄し、ノーサインで闘った。試合後には今季初の会見拒否。連日の指揮官のエキサイトぶりに、中日には重いムードが漂った。4日現在、単独首位を守った中日だが、監督がこの調子では、先が思いやられるのでは…。(落合一郎)
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スポーツ 2012年05月05日 11時00分
花籠部屋も閉鎖決定 不況・少子化で蔓延する「部屋経営にウマ味無し」
一歩裏に回れば台所は火の車−−。 名横綱といわれた初代若乃花や輪島、大関魁傑らを輩出した大相撲の名門、花籠部屋が、5月6日から始まる夏場所(両国国技館)の終了後、閉鎖されることになった。 4月11日、両国国技館内で開かれた二所ノ関一門会で師匠の花籠親方(53、元関脇太寿山)が一門の親方衆に報告したもの。所属の十両・荒鷲ら10人の力士、行司らは同じ二所ノ関一門の峰崎部屋に移籍する予定で、花籠親方は、 「弟子たちにはすでに話してあるが、夏場所で(移籍先の)力士たちと顔が合う可能性があるので、場所が終わるまでそっとしておいて欲しい」 と話している。 これで、このわずか1年半足らずで部屋を閉じるのは5部屋目。相撲部屋に何が起こっているのか。 「花籠部屋は、継承した輪島の不祥事でいったん閉鎖されたが、現師匠が平成4年に再興し、今年で21年目。この間、どちらもモンゴル出身ですが、光龍、荒鷲という2人の関取を誕生させるなど、堅実な部屋経営で知られていました。しかも親方の定年までまだ12年もある。それだけに、この突然の閉鎖の知らせに驚きの声を上げる親方衆は多い」(担当記者) 閉鎖の理由について、花籠親方は固く口を閉ざしているが、部屋関係者は、 「部屋の経営が苦しくなった」 と明かしている。 幕下以下の力士1人につき、養成費として1カ月7万円などが相撲協会から支給されているが、ただでさえ大食漢の力士たちの胃袋から着るものまではとてもまかないきれない。 「景気がよかった頃は、それこそタニマチからの差し入れや、ご祝儀が引きも切らず、部屋持ちの親方たちはわが世の春を謳歌していたんですけど、最近はさっぱり。新弟子を獲得したくても少子化で思うようにはいかない。まさに八方塞がりの状態で、やる気を失う親方が出てきてもおかしくない」(相撲関係者) これに追い打ちをかけているのが、公益財団法人化に向けた年寄株改革。今後は相撲協会の一括管理となり、これまでのような高値売買や後継者指名もできなくなる。要するに、部屋経営のウマ味が何にもなくなってしまったのだ。 8年前には相撲部屋が55あった。これが花籠部屋の閉鎖で46になる。これからさらに減ることだけは間違いない。
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スポーツ 2012年05月04日 17時59分
もはやプライドなし! マリナーズ川崎ムネリンが仰天の捕手挑戦
マリナーズ川崎宗則内野手(30)が、まさかの捕手に挑戦することになった。 同球団では正捕手のミゲル・オリボが、4月30日(日本時間5月1日)に右足を負傷。翌5月1日(同2日)に故障者リスト入りした。復帰は6月以降になる見込みで、残る捕手は指名打者での起用が多いヘスス・モンテロと、打撃が弱いジョン・ジェイソのみ。マイナーにこれといった代わりの人材もいないため、非常事態にエリック・ウェッジ監督が指名したのが川崎だった。 控えながら、二塁、三塁、遊撃をこなすユーティリティープレーヤーぶりを発揮している川崎に白羽の矢が立ったのだ。ウェッジ監督は「緊急時の第3捕手が必要。彼なら何でもできるし、頼まれたことは何でもやってくれる。もしもに備えて適性をみたい」と大マジメ。 2日(同3日)、川崎はジェフ・ダッツ三塁コーチ指導の下、プロテクター、レガーズを着用し、捕手練習に汗を流した。ダッツコーチは「彼はプロのアスリート。いい感じでやっている」と評価した。 今後、ブルペン捕手を務める計画もある。ウェッジ監督は「他の選手を試すかもしれないが、とりあえず様子をみたい。彼が進んで引き受けてくれたのだから私も期待する」と、当面は川崎を第3捕手とする意向を示した。 小学生時代に捕手経験があるという川崎は「「何の問題もない。遊撃手をやれと言われた時と一緒」と、意欲を見せた。 ソフトバンク在籍時は絶対的な遊撃のレギュラー。捕手挑戦など、まずあり得ない話。だが、マイナー契約からメジャーにはい上がって来た男には、もはや変なプライドなどない。 フォア・ザ・チームの精神が監督の心に響いたのか、3日(同4日)のレイズ戦(トロピカーナフィールド)では、4試合ぶりに9番遊撃でスタメン起用された。 未知なる世界にチャレンジする川崎。まさしく、緊急時には岩隈久志投手との夢の(?)バッテリーが見られるかもしれない。(落合一郎)
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スポーツ 2012年05月02日 15時30分
オリオールズ踏んだり蹴ったり! ソフトバンクからFA移籍の和田毅が今季絶望も
ソフトバンクからFA権を行使して、米メジャーのオリオールズに移籍した和田毅投手(31)が窮地に追い込まれた。 左ヒジのじん帯損傷が見つかった和田は、5月1日(日本時間2日)、カリフォルニア州ロサンゼルスでヒジ治療の権威であるルイス・ヨーカム医師のもとを訪れ、MRI検査とCTスキャン検査を受けた。検査の結果、じん帯の部分断裂が確認され、ヨーカム医師からは手術を勧められた。 ヨーカム医師は昨年、レッドソックスの松坂大輔のヒジも執刀しているが、じん帯修復手術を行えば、通常、復帰までに1年以上かかるため、今季の出場は絶望となる。オリオールズのダン・デュケット編成本部長は、「手術を避け、リハビリで治療する選択肢もある。判断は本人の意思に任せる」とし、治療法に関しては今週中に結論を出すとした。手術を回避したとしても、長期離脱は確実で、万全の状態に戻るかどうかは、はなはだ疑問。 和田は入団前のメディカルチェックでは異常は見つかっておらず、キャンプ中に左ヒジを痛めた。球団は投手陣の立て直しのため、ローテーションの柱として、和田を獲得。「和田は故障が少なく、200投球回以上を投げて、1年間ローテーションを守ってくれる」(デュケット編成本部長)と期待のほども大きかった。 和田の契約期間は2年で総額815万ドル(現在のレートで約6億5400万円)を投じている。1試合も登板しないまま、今季絶望となると、オリオールズにとっては、まさに踏んだり蹴ったり。デュケット編成本部長は「活躍を期待していたから」とガックリ肩を落とした。(落合一郎)
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スポーツ 2012年04月28日 17時59分
横綱・白鵬が連合稽古を無断欠席! 露呈した師匠・宮城野親方とのコミュニケーション不足
4月27日、立浪一門の連合稽古が東京都江東区の朝日山部屋で行われたが、横綱・白鵬(27)は師匠・宮城野親方(元幕内・竹葉山=54)に無断で欠席。白鵬は同じ立浪一門で連合稽古を欠席した東京都墨田区の友綱部屋に現れて、汗を流した。 全くもって不自然な事態となった。そもそも、立浪一門は1月の理事選を巡って内紛をはらんでいる状態。立浪親方(元小結・旭豊)が一門を裏切って、貴乃花親方に投票したために、現職だった友綱親方は1票差で落選。3月の一門会で造反を明らかにした立浪親方は一門離脱を表明し、不協和音が奏でられている。友綱部屋は「部屋の用事」を理由に、同日の連合稽古に不参加となった。 ただ、今回の白鵬の無断欠席は、一門のあつれきとは無関係のようだ。連合稽古を無断欠席した白鵬は、その理由を語らず。朝日山部屋で、弟子の白鵬が友綱部屋に出稽古に行ったことを聞かされた宮城野親方は、「こっちに来ると思っていた」と怒り心頭。はからずも、白鵬と師匠との間で全くコミュニケーションが取れていないことが露呈された格好だ。 2人は一門の大島親方(元大関・旭國)の定年(今月24日)に伴い、衝突があったとされる。大島部屋にはモンゴル出身の旭天鵬(幕内)、旭秀鵬(十両)がおり、白鵬は大島部屋力士の宮城野部屋への合流に動いたが、宮城野親方の反対で、話は立ち消え。大島部屋力士は同じ一門の友綱部屋に移籍した。この際の確執が、両者の間に深い溝をつくってしまったというのだ。 宮城野部屋に近い関係者は「コミュニケーションが図れていれば、連合稽古の日にこんなチグハグなことにはなっていません。ろくに口も聞いていないから、こんなことになったのでしょう」と語る。 先の春場所(大阪)でV22を達成し、歴代優勝回数4位の北の湖=24回、3位の朝青龍=25位の記録更新も射程圏に入った白鵬。相撲界では特別な事情がないかぎり、FA移籍は認められない。このまま、2人の関係が修復されないようなら、集中力を欠いて相撲に影響が出てしまいかねない。(落合一郎)
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