スポーツ
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スポーツ 2012年06月02日 17時59分
いつまでやるの? 和田監督の頭悩ます阪神・金本の存在
6月1日現在(以下、記録はすべて同日現在)、49試合を消化して、21勝21敗7分けで勝率は5割ジャスト。順位はセ・リーグ3位の阪神。今季から同球団を率いている和田豊監督にとって、悩みの種は大ベテラン、金本知憲外野手(44)の存在だろう。 5月27日のソフトバンク戦(ヤフードーム)で、立浪和義(中日)の2480本を抜いて、通算安打数(現在2483本)が歴代7位となった金本。これで、同5位タイで並ぶ衣笠祥雄(広島)、福本豊(阪急)の2543本も射程圏に入った。通算出場試合数は2499となり、早ければ今日にも節目の2500試合出場を達成する。 記録更新は安打数だけではない。通算本塁打は471本で現在、歴代11位だが、同10位の田淵幸一(西武)の474本まで、あと3本でベスト10入りは目の前。通算打点は1498で歴代9位だが、同8位の大杉勝男(ヤクルト)=1507、同7位の長嶋茂雄(巨人)=1522を超えるべく、虎視たんたんと狙っているところ。 右肩の故障と年齢的な衰えから、昨季は連続試合出場記録も途絶え、122試合、打率.218、12本塁打、31打点と、広島時代の95年にレギュラーとなって以降、最低のシーズンに終わった。年俸も2億2000万円プラス出来高(推定)となり、全盛期の09年に5億5000万円だった年俸は半分以下に下がった。それでも、現役を続行する金本。 右肩の状態も良くなり、本人もヤル気満々だった今季であるが、ここまで47試合に出場し、打率.257、1本塁打、7打点と寂しい限り。得点圏打率は.241と通算打率以下で、チャンスでの弱さも露呈。打点7はセ・リーグの規定打席到達者29人の中で、ワースト3位タイで、主軸を打っていながら、いかにチームに貢献していないかの証明だ。5月30、31日のロッテ戦(甲子園球場)では不振の新井貴浩内野手の穴を埋めるべく、4番に入ったが、2試合で7打数1安打0打点の成績で、重責を果たせなかった。 和田監督は金本のコンディションを考慮し、スタメンからはずことも少なくなく、スタメン出場させても、早々に代走、守備固めを送ることも多くなった。 並みの選手なら、ベンチに置いておきたい成績だが、これまでの実績や年俸を考えると、安易にベンチウォーマーにもできないのが、和田監督の悩みの種。年俸2億円超の大選手を代打要員に、というわけにもいかない。スタメンに出しても、「どこで交代させるか」と気を遣わなければならず、その“取扱い”には気苦労も多い。 いっそ、引退してもらった方が、若手外野手を育てることもでき、金本への気配りもしなくてすむ。しかし、本人にはそんな気配などみじんもない。今後も和田監督は、金本の起用法で頭を悩ませることになりそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年06月02日 11時00分
ザックJAPAN激震 マンチェスターU移籍・香川真司にロンドン五輪出場密約(2)
5月18日の日本サッカー協会の記者会見では、関塚隆五輪代表監督が「ベストのチームをつくるために(香川を)呼びたい」と明言したのに対し、日本代表編成責任者の原博実強化担当技術委員長は「今は何も決まっていない。W杯最終予選の3試合を戦って、その上でオーバーエージも含めて誰が必要かを決める」と言葉を濁し、6月中旬に35人の五輪代表候補を決め、同月中に18人の正式五輪代表を選出する方針を明らかにした。 「しかし、協会首脳は五輪本番で香川投入を期待している。当初は(香川が所属する)ドルトムントが8月に新シーズンが開幕することを理由に、香川のロンドン五輪派遣を拒否したことであきらめていたが、マンU移籍で状況が急転したのです。ロンドン五輪はイングランドの大会であり、ホスト国のマンUにとっては香川を世界に売り出す絶好の好機。しかも、昨季のプレミアリーグでタイトルを逃しているだけに、スポンサー群を繋ぎとめ、チームをこれだけ変えたとファンに訴えるためにも、香川のロンドン五輪デビューはベストと捉えているようです」(大手広告代理店) 当然、ザッケローニ監督は香川の五輪掛け持ちには難色を示していた。五輪に出場となれば、連携プレーに支障をきたすうえ、ケガや疲労も懸念されるからだ。 しかし、日本のサッカー界は今なおメキシコ五輪での銅メダル獲得が語り草。協会でも五輪メダルはW杯出場切符以上に価値があるものとして捉えている。 しかも、ザッケローニ監督の評価はここにきて下降している。 直近のW杯予選で格下の北朝鮮、ウズベキスタンに2連敗。ザックジャパンの骨格だった本田圭佑(CSKAモスクワ)、長谷部誠(ヴォルフスブルク)、遠藤保仁(G大阪)は賞味期限切れの印象が強く、主役の座は明らかに香川世代にスイッチしている。 「香川が五輪チームを兼務することで、19歳の宮市亮(アーセナル)や今季から独ニュルンベルクに移籍する清武弘嗣、香川に代わってドルトムント入りが囁かれている酒井宏樹らの欧州組が、2年後のブラジルW杯で日本代表の主力世代になるのは自然の流れです」(担当記者) 香川と親しいJリーグ選手が最後に話す。 「真司君は常々、『バルセロナでプレーすることが一番だが、まだ足りない』と話しています。今回のマンU入りはそのためのステップなのです。五輪予選の初戦であたるスペイン戦は憧れのバルサにアピールする絶好のチャンス。是が非でも出たいと望んでいるはずです」 マンU入りの正式発表が、香川のロンドン五輪出場決定でもある。
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スポーツ 2012年06月01日 11時00分
ザックJAPAN激震 マンチェスターU移籍・香川真司にロンドン五輪出場密約(1)
独ドルトムントの残留要請を拒み、英マンチェスター・ユナイテッド(マンU)移籍が確実になった香川真司(23)だが、舞台裏では「香川のロンドン五輪出場密約」が囁かれている。香川のW杯アジア最終予選独占を目指すザッケローニ代表監督との間に新たな確執が起きていた−−。 今季の欧州各国のリーグ戦が閉幕し、香川を筆頭に15人の海外組がW杯アジア最終予選に挑む日本代表候補と、ロンドン五輪を戦う五輪代表候補にそれぞれ召集され、5月23日の『キリンチャレンジカップ』アゼルバイジャン戦、五輪前哨戦となる『トゥーロン国際大会』に臨んだ。 表向きは順風満帆に映るサムライブルーなのだが、実は、香川のマンU入りで、日本サッカー協会とザッケローニ代表監督の間でにわかに隙間風が吹き出していたのだ。 「香川がイングランドのマンUに移籍することで、香川のロンドン五輪出場が濃厚になったからです。協会内では、イングランドに拠点を移す香川を中心に五輪チームを再構築しようというプランが持ち上がっている」(日本代表スタッフ) ザッケローニ代表監督と日本サッカー協会の微妙な関係、香川の立場については後述するが、そもそもサッカー選手ならだれもが憧れる英プレミアリーグ。中でも財力、人気、実力とも世界最高に位置付けられているのが、マンUである。 米フォーブス誌が発表した世界のスポーツクラブの資産ランキングでもマンUは約1830億円の1位。日本トップの鹿島アントラーズ(約26億円)と比べれば、いかにスケールが違うかがわかる。 名将アレックス・ファーガソン監督からマンチェスターに招かれ、直接入団を受けた香川はその翌々日の5月16日に帰国。会見では入団決定の明言こそ避けたものの、「(ファーガソン監督から)いい言葉をいただいた。ビッグクラブで有名な選手、監督、サポーターがいて最高の舞台だと思う」と語った。 「いい言葉」とは移籍金10億円、年俸6億4000万円を指しているのではない。マンUの背番号7。これはベッカムをはじめ、カントナ、C・ロナウドが付けていた栄光の背番号だ。 現在はイングランド代表でW杯3回出場のオーウェンが付けている。そのオーウェンを「引退させて君に贈る」といわれては、香川の迷いも吹っ切れた。 「即諾」できなかったのは、先に触れたロンドン五輪出場という課題が残されていたからだ。 ロンドン五輪は7月27日に開幕、男子サッカーは1日前の26日にスペインと予選D組初戦を戦う。 一方、6月3日からは2014年ブラジルW杯のアジア最終予選が始まり、6月中に3試合が組み込まれている。6月15日からはプレブラジルW杯となるコンフェデ杯(ブラジル)もある。ザッケローニ代表監督は、W杯関連はザックジャパン、ロンドン五輪は関塚ジャパン(23歳以下)と、別個のチームで戦う方針でいたのだが、23歳の香川がマンU入りすることで状況が一変したのだ。
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スポーツ 2012年05月31日 15時30分
メジャー昇格と同時に一発! それでも囁かれる松井の不吉なデータ
松井秀喜外野手(37=タンパベイレイズ)がメジャー昇格と同時にスタメン出場し、第2打席で“名詞代わりの一発”を放った。一時は「レッドソックス3連戦(5月25日〜)から昇格」とも伝えられた。昇格がホワイトソックス戦(現地時間29日〜)まで遅れたのは、レイズ首脳陣の意見が別れたからだという。 「25日のレッドソックス戦前に昇格がささやかれた理由は、ジョー・マドン監督にあります。『昇格は非常に近くなっている』とコメントしていたので」(現地特派員の1人) 昇格がホワイトソックス戦に遅れたのは、3Aでの不振も若干だが影響していた。3Aダーラムのチャーリー・モントーヨ監督が「キャンプをやっていない選手には、せめて50打席は必要」とマドン監督を諫めた。マドン監督が松井昇格を急いだのは「故障者リストに10人が入る」という球団ワーストの緊急事態にあったからだが、モントーヨ監督の進言に一抹の不安も感じていたという。 このタイミングでのメジャー昇格は、松井にとってマイナス要素の方が多かった…。 25日のレッドソックス戦からのメジャー昇格」が囁かれた理由は2つ。1つは前述の故障者続出だが、松井は08年以降、レッドソックスのベケット(先発の1人)を『カモ』にしていたからである。 「エース級のベケットが打ち込まれているせいか、レッドソックスの投手陣全体が松井に苦手意識を持っています。レイズは先発投手陣の力でALDS(ワールドシリーズ・トーナメント)に進出していました。打線は他チームに目劣りしますが、毎年誰かがブレイクしています。そういうミラクルを、後半戦に強い松井に期待していたと思います」(米国人ライター) ホワイトソックスはそうは見ていない。「大の苦手投手」がいた。左腕リリーバーのソーントンだ。過去、9打数ノーヒット。試合日程表を見てみると、ホワイトソックス3連戦の後、オリオールズ3連戦を挟んで、レイズはヤンキースと激突する。ヤンキーズのエース・サバシアとも相性が悪く、通算成績は15打数0安打。レイズはこうした相性のデータ(対戦成績)を重要視する傾向にあり、「チームの雰囲気を変えられる松井」を相性のいいレッドソックス戦から使いたかった。 しかし、モントーヨ監督の進言を聞き入れたのは、「松井の状態をできるだけベストに近づけたい。そのために3Aで50打席が必要なら、あとほんの少し我慢しよう」と、マドン監督が判断したからである。 こんな意見も聞かれた。 「故障者続出の苦しい状況にあるとはいえ、マドン監督は松井に長い猶予期間は与えてくれないと思います。今は確かに苦しいですが、故障者の大半はいずれ復帰してきますからね。松井に与えられた『猶予期間』は、2週間くらいだと思われます」(前出・同) 2週間もすれば、レフトのレギュラーであるジェニングスが帰ってくる。ジェニングスは『不動の1番バッター』であり、2週間の猶予期間中に2割8分前後の打率を残すことができれば、「右翼・ジェニングス、左翼・松井」の布陣も考えられる。あるいは主軸打者のスコットに代わる『第2指名打者』、『代打の切り札』という選択肢も出てくる。 「マドン監督は試合序盤から代打を使う『全員野球』の指揮官です。第2指名打者、代打の位置づけは他球団よりも高く、レギュラーと同じ扱いです」(同) 対戦成績のデータで、もう1つ。松井は黒田博樹(37=ヤンキース)との相性が良い。ともに認め合う2人の日本時代の通算成績は67打数21安打、本塁打6、打点17。巨人関係者は「松井は苦手投手と思っている」と言うが、打率3割1分3厘とデータ上は打ち込んでいる。直近の対戦ゲーム(6月5〜7日)ではローテーションの関係で対戦しないが…。約2か月遅れでの開幕。10年目のシーズンを迎えた松井には、もうひと花咲かせてもらいたい。
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スポーツ 2012年05月30日 15時30分
不振で2軍降格の“ヤクルトの4番打者”バレンティンにダブルパンチ! 試合中のツイートがバレて厳重注意!
日本球界に、かつて例をみない事件が勃発した。 ヤクルトの新(あたらし)純生常務取締役(59)は5月29日、試合中に自身の短文投稿サイト「ツイッター」を更新したとして、同球団の4番打者であるウラディミール・バレンティン外野手(27)に厳重注意を行ったことを明らかにした。新常務によると、25日の西武戦(西武ドーム)でツイッターをしたという。 バレンティンは西武戦の試合終了10分前の25日午後8時34分、「I will never give up(私はあきらめない)」とツイート。西武ドームのロッカールームで、携帯電話を使って悔しさをつぶやいた。この試合で、バレンティンは指名打者で出場し、3打席無安打。チームは0-10と大敗した。 29日、クラブハウスを訪れた新常務は、「昨日(28日)の夜に知りました。球団関係者の話や、ファンからも指摘があった。試合中は試合に集中するべきだし、小川(淳司)監督も『そういうことは絶対によくない』と言っていた。球団としては厳重注意を伝えた」と説明。午前中にバレンティン本人と話し合い、謝罪を受けたという。 現在セ、パ両リーグのアグリーメント(申し合わせ事項)には、試合中のツイッターなど会員制交流サイト(SNS)使用を制限する項目はない。しかし、今後は球界全体で対策を練らないといけない問題である。セ・リーグ理事を務める新常務は、この日午前中にNPB(日本野球機構)に今回の件を報告。その上で「理事会でお詫びをして、今後のことを相談したい」とし、6月11日に行われるセ理事会や実行委員会で、試合中のSNSに関するルールづくりを検討していくことになった。 米メジャーでは昨年4月27日のヤンキース戦で、退場処分を受けたホワイトソックスのオジー・ギーエン監督(当時)が試合中に「不当な退場だ」などと、ツイッターに書き込んだ。これが、試合中に電子機器を用いての外部との情報伝達を禁じる大リーグの規定に抵触。同監督は2試合の出場停止処分を受けた例がある。 当のバレンティンはグラウンドでは極度の打撃不振で、チームの足を引っ張っていた。ヤクルトは28日現在、9連敗中だが、連敗中、バレンティンは28打数1安打。28日の楽天戦ではスタメンから外され、試合後に2軍落ちを通達された。29日には1軍出場選手登録を抹消され、厳重注意とのダブルパンチとなった。(落合一郎)
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スポーツ 2012年05月30日 11時45分
浜口京子が決意を語る、ロンドン五輪はすべての思いを込めて戦う!
ロンドン五輪日本選手団を応援する明治の「夢にむかって、つづけよう。」乳V(ヴイ)レシピ&新CF発表会が都内で29日に開催。女子レスリング日本五輪代表内定の浜口京子選手(72キロ級)、伊調馨選手(63キロ級)、吉田沙保里選手(55キロ級)、小原日登美(48キロ級)が登場。先日、東京・代々木体育館で開催された女子レスリング・国別対抗戦の決勝で敗れたのち、マットにキスをし、日本で試合をするのは「今日で最後…」などと、五輪限りでの現役引退とも解釈できるコメントをしていた浜口選手は、ここでも、「19年間のレスリングとの出会いのすべての思いを込めて戦って、最後には、最高の笑顔になれるようにがんばりたいと思います」と語り、オリンピックへ特別の思いを持って臨むことを明かした。 この日は、明治のロンドン五輪日本代表選手団応援CFが発表され(オンエアは6月中旬予定)、ヨーグルトやチーズを使用した乳Vレシピが紹介。また、管理栄養士を加え、4選手による、栄養に関するトークショーが行われた。吉田選手が「毎日、牛乳を1リットル」飲んでいることを語ると、ハードなトレーニングを積んでいるアスリートには必要であることが解説された。また、乳Vレシピの試食では、選手たちが「おいしい」を連発し、次々とメニューに手を伸ばす場面も。話題が料理の腕前に移ると、「レアチーズケーキを作ることはできます」という浜口選手が、力が強く、「かきまわす作業がほとんどなので」と告げ、笑いを誘った。 ロンドン五輪へ向けて、それぞれ、「初めてのオリンピックですが、優勝を目指してがんばりたいと思います」(小原日選手)、「みなさんに最高の笑顔を見せられるように、3連覇を目指してがんばります」(吉田選手)、「体調管理に気を付けて、オリンピックではいい試合をしたいと思います」(伊調選手)などと意気込みを語った。(中村道彦)
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スポーツ 2012年05月29日 15時30分
松井秀喜がレイズに故障者続出で“たなぼた”メジャー昇格!
米メジャー、レイズ傘下の3Aダーラムでプレーする松井秀喜のメジャー昇格が決まった。 5月28日(日本時間29日)、インディアナ州インディアナポリスでのインディアナポリス戦後に言い渡された。ダーラムのチャーリー・モントーヨ監督によると、試合中にレイズから昇格の連絡が入ったという。松井は29日(同30日)のホワイトソックス戦から合流する。 15日からダーラムで調整していた松井は、28日も4番指名打者でスタメン出場したが、2打数無安打(2四球)だった。ここまで、3Aで13試合に出場し、47打数8安打4打点で打率は.170と低迷。とても、メジャー昇格切符をつかむような成績ではなかった。 レイズは27日(同28日)現在、ア・リーグ東地区でオリオールズと並んで同率首位で、チーム状態は良く、テコ入れをする必要はない。しかし、野手に故障者が続出したことで、松井に白羽の矢が立ち、まさしく“たなぼた”での昇格が決まった。松井には指名打者、左翼、あるいは代打での出場が予想される。 松井自身、「素直にうれしいとは思えなかった。正直なところ、ちゃんとした成績を残して行きたかった。複雑な気持ちもある。決まった以上はしっかりとやりたい」と戸惑いを隠せなかった。 メジャーでは元ヤクルトのブルージェイズ、五十嵐亮太投手(32)が昇格後、わずか2日で戦力外となったばかり。五十嵐は25日(同26日)に昇格したが、2試合に登板して、1回を投げて4失点、防御率36.00で、27日(同28日)に戦力外通告を受けた。今後は他球団からの獲得希望を待ち、希望球団がなければマイナー契約を結ぶ見通し。 五十嵐の場合は顕著な例だが、メジャーはシビアな世界。松井が昇格しても、安泰とはならないだろう。マイナー同様、成績が上がらなければ、故障者が復帰したところで、お役御免でマイナー降格の憂き目にあう可能性も十分。松井はメジャーでの選手生命を懸ける覚悟で、臨む必要がありそうだ。(落合一郎)
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スポーツ 2012年05月29日 11時00分
運営難が続く独立リーグ球団
この春、ひっそりと破産手続きをしていたプロ野球チームの運営企業があったことは、ほとんど知られていない。 「四国アイランドリーグplusに所属する『徳島インディゴソックス』(徳島IS)の運営をしていた、徳島インディゴソックス球団株式会社です。独立リーグとはいえ、立派なプロ野球。その母体が倒産に追い込まれたことは前代未聞と言わざるを得ません」(スポーツ紙記者) 徳島ISは2年前、シーズンインを目前にしてオーナーが球団経営からの撤退を発表した。それまでの4シーズン連続最下位という成績低迷による観客動員数減が響き、極めて厳しい状況に陥ったためだ。窮余の策か、2010年シーズンは、リーグ自身が徳島ISの運営主体となるという異例の事態となっていた。 「財務内容を考えれば存続は極めて厳しい状況でしたが、当時、地元で『徳島ISを徳島に残す会』が結成され署名集めを始めたことで、財務面を無視した状態のまま球団存続の気運が高まったのです」(地元記者) 結局、地元の後押しで、1月に地元企業数社が出資して『株式会社パブリック・ベースボールクラブ徳島』を設立し球団運営にあたることになったため、徳島ISは今シーズンも無事、開幕を迎えることができた。 「採算がとれるかどうか未知数でありながらスタートを切ることができたのは、それまでの球団の累積損失を引き継がなかったから。その額、約1億4000万円。この負債を残された前運営会社の徳島インディゴソックス球団株式会社は破産以外になかったのです」(前出・スポーツ紙記者) 今も観客動員数が回復する兆しはない。万が一、新会社が再び倒産した場合、新たなスポンサー企業が不利益を被る可能性もある。先行きは不安だらけだ。
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スポーツ 2012年05月28日 15時30分
女性問題で“守護神”涌井を2軍降格させた西武 リリーフ陣炎上で渡辺監督頭抱える!
“守護神”不在の西武・渡辺久信監督(46)が頭を抱えている。 写真週刊誌「FRYDAY」の5月18日発売号で、福岡・中洲のクラブホステスとの女性問題を報じられた西武の“守護神” 涌井秀章投手(25)は、球団方針で22日、1軍の出場選手登録を抹消された。「1軍で試合を続けながらではなく、一度考える時間と場所を持ってもらうという趣旨で決めました」(飯田則昭専務)との理由で、復帰時期は未定。 フロント主導で決まった涌井の2軍降格だが、抑えのエースがいなくなると、困るのは現場だ。涌井に代わる人材がいればいいのだが、どこをどう探してもいないのだ。 元々、今季は新外国人のエンリケ・ゴンザレス投手(29)をクローザーとして、開幕を迎えたが、あまりのひどさに2軍降格。代わりに抑えに指名されたのが、エースとして期待されながら不振で2軍落ちしていた涌井だった。 1軍復帰後、リリーフに転向した涌井は2セーブを挙げ、ようやく、西武に“勝ちパターン”が確立した。そんな折りに、報じられてしまったのが、今回の女性問題。渡辺監督は急場しのぎで、ランディ・ウィリアムス投手(36)を抑えに抜てき。涌井に代わって、1軍に昇格したのは抑え失格の烙印を押されたゴンザレスと長田秀一郎投手(32)。 涌井の登録抹消後、22、23日の巨人戦は負け試合。25、26日のヤクルト戦は大勝で抑えの必要性はなかったが、真価が問われたのが27日の阪神戦(甲子園球場)。 この試合は先発・平野将光投手(28)が、6回1失点の好投で、西武が2-1のリード。7回から継投に入ったが、2番手の長田がクレイグ・ブラゼル内野手(32)に本塁打を被弾し同点。8回に登板のゴンザレスは1死満塁のピンチを、なんとか併殺打でしのいで、0点に抑えた。しかし、9回も続投したゴンザレスは依然乱調で、再び一死満塁のピンチをつくって、暫定守護神のウイリアムスに交代。ところが、代打・関本賢太郎内野手(33)に押し出し死球を与えて、2-3でサヨナラ負けを喫した。 渡辺監督は「しっかり(後ろが)抑えるところは抑えないと、こういうゲームは勝てない」と、だらしない救援陣に苦言を呈した。 このままでは、西武は勝ちパターンの試合でも、救援陣が抑えられずに、なかなか勝てないであろうことが目に見えている。チームはパ・リーグ最下位を独走中。渡辺監督にしてみれば、「涌井さえいれば…」と口にしたくもなりそうなところ。涌井の女性問題は、チームにも大きな影響を与えてしまった。(落合一郎)
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スポーツ 2012年05月26日 17時59分
元巨人の門倉が社会人野球で7回参考ながら完全試合達成!
まさにあくなき執念ともいうべきか…。 国内では巨人など4球団に所属し、昨季途中まで韓国プロ野球で活躍した門倉健投手(38)が、社会人野球で7回参考ながら完全試合を達成した。 韓国プロ野球で3年目のシーズンとなった昨季途中の7月に、三星ライオンズを退団。このオフにNPB(日本野球機構)の楽天、日本ハムの入団テストを受験したものの、不合格。行き場を失った門倉は、東北福祉大時代の同期生である若松敦治氏が監督を務める、社会人野球の伊達聖ケ丘病院(北海道伊達市)に入団した。 5月25日、門倉は北海道岩見沢市民球場で行われた都市対抗野球北海道地区1次予選1回戦での小樽野球協会戦に先発。7回、70球を投げ、打者21人に対して、三振6、内野ゴロ6、内野フライ3、外野フライ6の完ぺきな投球を見せた。チームが7-0で7回コールド勝ちとなったため、記録上は“参考”となったが、復活を伺わせるピッチングだった。 「まだやれるというのを見せたい。もう一度プロの世界で勝負できるように鍛え直す」と、あくまでもプロ球界復帰への希望を捨てていない門倉。 95年ドラフト2位で中日に入団。以降、近鉄、横浜、巨人の4球団を渡り歩いて76勝(82敗)をマーク。08年オフに巨人を自由契約になり、09年1月に米メジャーのカブスとマイナー契約を結んだが、開幕直前に戦力外通告を受けて、韓国球界へ。韓国での3年間はSKワイバーンズ、三星で27勝(17敗)を挙げ、日韓通算103勝を記録している。 この7月には39歳になる門倉。社会人野球で実績を挙げて、プロ球界復帰を目指す。(落合一郎)
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