社会
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社会 2019年12月14日 12時30分
北朝鮮“露骨過ぎる嫌悪”…韓国・文在寅大統領の姿をすべて消し去った!
北朝鮮がついに文在寅韓国大統領を消し去った――。といっても、金正恩国務委員長の首脳外交の成果を整理した動画から、文氏の姿だけ取り除いたのだ。「北朝鮮が粛清した人物を映像や写真から消し去るのはよくあることです。叔父の張成沢は拘束後、体どころかすべての功績や痕跡まで消され、今では存在すらしていないことになっています。また正恩氏の母、高英姫が亡くなった後、金正日総書記の後妻となった金玉(キム・オク)は、秘書活動していた時代の画像や写真から消去されています。その理由は、正日夫人となったことで、画像で見ることが恐れ多いという判断からです」(北朝鮮ウオッチャー) 問題の動画は、北朝鮮の対南機関である祖国平和統一委員会(祖平統)が運営する宣伝メディア「わが民族同士」が北朝鮮の政権樹立日(9月9日)に制作したもので、「奇跡と繁栄の宝剣」というタイトルが付けられている。「文大統領は、昨年だけで3回も首脳会談を行っています。中でも『6・30南北米板門店会合』の部分では、いなければならない文氏の姿はなく、4枚の正恩委員長とトランプ大統領が会っている写真だけが紹介されており、文氏はすべて削除されています。しかもこの動画には、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領、シンガポールのリー・シェンロン首相、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長と会った写真は次々と紹介されているだけに、あまりに露骨です。北朝鮮が『ハノイ・ノーディール』(今年2月の第2回米朝首脳会談決裂)以降、韓国に対する不信と敵対心をいかにあらわにしているか、文氏の望む南北関係改善の企図に肘鉄を食らわしているかがよく分かります」(韓国ウオッチャー) 韓国統一部(日本の省)は、「韓半島(朝鮮半島)問題の運転者・仲裁者・促進者を自任して南北関係改善にすべてを投入してきた文大統領を、北朝鮮は透明人間として扱った」と非難した。 世界から無視されている文大統領は、すでに透明人間なのだが、統一部の発言は“言い得て妙”である。
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社会 2019年12月14日 12時00分
米政府が中国の習近平国家主席を「総書記」と呼んだ深い意味
ポンペオ米国務長官が去る10月、保守系シンクタンク、ハドソン研究所での講演で、習近平・中国国家主席の呼称を共産党の役職である「総書記」と定義したことが波紋を呼んでいる。「米国議会の米中経済安全保障問題検討委員会は、11月に公表した年次報告書で、習氏を国家主席と呼ぶことはやめるべきだと提言しています。国家主席の呼称は、民主的な選挙によって選ばれたと誤解を招くもので、共産党の役職である総書記の方が実際の役割をより正確に表しているという意見です。米政府高官が習氏を国家主席の呼称で呼ばなかったのは、これが初めてのこと。ポンペオ長官の『総書記』発言は、米政権内で、国民の意思を無視し、民主的な手続きを経ていない一党独裁国家の指導者として習氏を捉える動きが強まっていることが背景にあります」(国際ジャーナリスト) ポンペオ氏が総書記と呼称を変えたのは、米政府が中国国民を敵視していないというメッセージを送ることで、中国共産党政権と国民との間にくさびを打つ狙いもあるという。 これに対し、中国の崔天凱駐米大使は「党と国民を分断することは、中国国民全体に対する挑発だ」と強く反発している。「ポンペオ氏はハドソン研究所での講演で、中国共産党も強く批判しています。『中国共産党は、マルクス・レーニン主義の政党で、闘争と世界制覇に照準を置いている。中国共産党政権は建国以来、新疆やチベットに侵攻し、インドや旧ソ連、ベトナムなど周辺諸国との戦争を繰り返した。現在は、東・南シナ海やインド洋で覇権主義的な動きを強めている』と述べたのです。ポンペオ氏が、中国共産党政権と国民を分けて捉えることは理解できます。新疆ウイグル自治区で100万人のウイグル族が収容所に送られている問題は、国際社会から激しい批判を浴びていますし、民主活動家への監視や弾圧も強まっているからです」(同・ジャーナリスト) 日本は現在、中国との関係改善を進め、来年春には習氏を国賓として迎える予定だ。だが国会は“季節外れの桜の話”ばかりで、米国の「反共産主義」の姿勢をどう捉えるのか、全く見えていない。
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社会 2019年12月14日 06時00分
彼氏が彼女らになりすましSNSを更新した理由に戦慄 文章の異変で家族が気づき逮捕
SNSの投稿を見ると、使用する人の個性や本性が分かるという経験はないだろうか。海外では、なりすましのSNSの投稿がきっかけで、犯罪が明らかになった事件が起きた。 アメリカ・アリゾナ州で37歳の恋人の女性を殺害し、その後、女性のSNSを更新して犯行を隠そうとした62歳の男の裁判が行われたと海外ニュースサイト『METRO』が12月4日に報じた。同記事によると、今年の初め、男は自宅で女性と喧嘩をし、自宅にあった家具を持ち上げ、振りかざして女性を殴り殺したという。男は女性を殺すのに使った家具を自宅の薪ストーブで燃やし、証拠隠滅を図った。女性の遺体は山奥に運び、熊のえさにしようとしたそうだ。 その後、男は殺人を隠そうと、女性のSNSを更新し続けた。しかし女性の家族が、女性がしばらく姿を見せないことに加え、仕事や趣味に関するSNSの内容を見て、几帳面だったはずの女性が文法を間違い、多くのスペルミスをしていることを不思議に思い、警察に相談した。 4月、女性の遺体は腐敗していたものの熊に食べられることはなかったため、たまたま通りかかった人によって発見された。女性の家族が、遺体にあったタトゥーが女性のものだと確認して遺体の身元が判明した。警察の捜査で男は逮捕され、25年の刑務所行きが言い渡された。男は逮捕されるまでSNSを更新し続けていたという。 このニュース世界に広がると、ネット上では「テーブルで殴り殺すとは、余程腹に立ったのか、男がキレやすかったのか」「殺害後、男は遺体を熊に食べさせようとしたり、SNSを更新したりして、犯行を隠すための行動が冷静で怖い」「SNSの投稿を見て疑問を抱いた家族の勘もすごい」「62歳の男が37歳の女性になりすまして趣味について投稿するなんて無理があるし気持ち悪い」などの声が挙がっていた。 海外では、SNSのなりすましの更新がきっかけで犯人逮捕につながった事件がほかにもある。 フロリダ州で当時30歳の妻を殺し、妻になりすましてSNSを更新し続けていた当時42歳の夫が逮捕されたと海外ニュースサイト『PEOPLE』が2017年1月に報じた。同記事によると、2017年1月7日、夫は妻と口論になって妻の首を締めて殺害したという。殺害後すぐ、夫は犯行を隠すため、妻のSNSにログインし、「トイレに携帯を落としてしまったから、携帯が直るまで何かあれば直接メッセージを送って」と投稿。その後、男は、妻の元に来たメッセージにこまめに返信していた。 妻の両親が、娘のアカウントから送られてくるメッセージの文がいつもと違うことと、娘が会おうとしないことを不思議に思い、警察に通報した。1月10日、警察が夫婦の自宅を訪れると夫は自宅のガレージで車にエンジンをかけ、自殺を図っていたという。警察が夫婦の自宅から妻の遺体を発見。夫が殺害を認め、警察は夫を逮捕した。 SNSの投稿が本人のものでないと周りの人が気付き、事件の解決につながることもあるようだ。記事内の引用についてKiller battered girlfriend to death with homemade table, then dumped body ‘for the bears(METRO)よりhttps://metro.co.uk/2019/12/04/killer-battered-girlfriend-death-homemade-table-dumped-body-bears-11272253/Husband Allegedly Poses as Wife in Facebook Messages to Cover Up Murdering Her(PEOPLE)よりhttps://people.com/crime/husband-allegedly-poses-as-wife-in-facebook-messages-to-cover-up-murdering-her/
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社会 2019年12月14日 06時00分
アフガニスタン中村哲医師殺害事件…動機は「水」かそれとも「麻薬」か
アフガニスタンで、緑化や灌漑事業、医療施設拡充に取り組んでいた中村哲医師が殺害された。12月9日までに2人が逮捕され、武装グループによる計画的事件ということは判明しているが、犯人像や動機はナゾに包まれている。「犯行声明がいまだに出ていないことから、イスラム過激派によるテロの可能性はゼロではありませんが、消えています。実は州政府や警察には『中村医師が襲撃される』との情報が繰り返し寄せられており、中村医師本人にも伝達されていました。ですから当局は、犯人は地元かその近郊出身者に違いないと見ています。その根拠は2つあって、襲撃グループは、アフガンからパキスタンにかけて見られる民族衣装を着ていること、地元での主要言語の1つであるパシュトー語で会話していたことです」(国際ジャーナリスト) そして動機だが、浮上しているのが2つの利権、「水」か「麻薬」に絡んで恨まれたのではないかという見立てだ。「というのも、犯行には強い殺意がうかがえるからです。2008年には中村氏とともに灌漑施設の建設に携わっていた日本人青年が殺害されています。中村医師の業績の1つにパキスタンからアフガンを流れるクナル川から用水路を引いて、アフガン東部ガンベリ砂漠を緑化した事業があるのですが、この一帯は内戦の後遺症や2000年以降深刻化した干ばつの影響で荒れ放題になっており、水の確保は重要さを増しています。中村氏の灌漑事業によってこの一帯の住民の中に『流れが変わった』『水が減った』などと怒りを感じている人がいれば、それは殺人の動機になり得ます」(現地情勢に詳しいジャーナリスト) 一方、アフガンは麻薬の一大生産国であることはよく知られているが、治安が悪化しているために当局は麻薬栽培の取り締まりまで手が回らない。「実は麻薬はイスラム過激派の重要な資金源になっています。中村氏はその状況をよく知っており、人々が麻薬を栽培しなくても生活できるようにと灌漑施設の建設に力を入れ、それによって優良な農地を手に入れた農民は、表面的には感謝していたかもしれません。しかし中には、麻薬でもうけたいのにと不満を抱いた人物がいないとは限りません」(同・ジャーナリスト) 先進国の「善」は、途上国から見れば「偽善」に見えてしまうことがあるのかもしれない。
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社会 2019年12月13日 19時00分
LEDライトとセンサー付の墓石を女性宅周辺に設置して嫌がらせ 異常行動ドン引き【ご近所トラブル事件簿】
東京や神奈川など都会では近所付き合いが希薄で、「隣に誰が住んでいるかもわからない」世帯も多いと聞く。しかし、地方に行くとまだまだ近所付き合いは根強く、トラブルが頻発している。 様々な近隣トラブルの中で、かなり変わった方法で「嫌がらせ」を行った事案が、2015年徳島県で発生している。嫌がらせをしていたのは、当時64歳と63歳の2人だ。 2人は2014年10月頃から、80代女性の自宅周辺に墓石を置くという異常行動に出る。その数は、実に4基に及ぶ。さらに、2人は墓石にLEDや時間によって5色に変化する器具を取り付け、夜間に人が通ると発光するセンサーも装着していた。 歩行者としてみれば、近づくと突然墓が光るとは非常に気持ちが悪いもの。しかし、日数が経過するごとに近所で話題となり、見物に訪れる近隣住民もいたのだという。気味の悪い墓が自宅周辺にあることを不審に思った80代の女性は、警察に通報。その結果、2人の関与が明らかとなり、2人は徳島県迷惑行為防止条例違反で逮捕された。 逮捕された2人のうち1人は、警察の取り調べに対し「墓石は元からあった」などと容疑を否認し、照明器具を取り付けたことについても、「鹿を避けるため」と説明。しかし、警察は被害女性と2人がトラブルとなり、捕まった2人が嫌がらせを始めたものとみている。 わざわざ、嫌がらせのために墓石を購入または調達し、照明器具を取り付けた上、人を感知するセンサーまで取り付けた容疑者2人。その労力を、被害女性とのトラブル解決に向けた「話し合い」に向けてもらいたかったと思った人が多かった。
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社会 2019年12月13日 12時10分
面接不採用になり50万円恐喝の44歳男、面接時の非常識さにも呆れ「生活保護目的では」の声も
建設会社役員の男性から現金50万円を脅し取ろうとしたとして、札幌市東区の無職の44歳男が恐喝未遂の疑いで逮捕された。 逮捕された男は、12月上旬、建設会社の面接試験を受けており、落とされていた。男には逮捕歴があった上、試験に履歴書を持って来なかったとのことで、建設会社役員の男性から不採用通知を受けていた。 このことに腹を立てた男は、求職者から犯罪者に変貌。男性に対し、「誠意を見せろ」と意味不明な言葉を並び立てた上、現金50万円を支払うよう脅した。男は容疑を認めており、「金を持って来させるつもりだった」と話しているという。 求職者が不採用通知を受けると、犯罪者に変貌したという信じられない事件。しかも、面接時に履歴書を持っていかないという常識のなさ。この件について、ネットユーザーからは「逮捕歴もあるし、履歴書を持っていかないのは落とされて当然。常識がない」「一体何がしたかったのか。最初から金を脅し取るつもりだったとしか思えない」「こんなんだから採用されない」と厳しい声が並ぶ。 一方で、「生活保護を受けるためには面接を受けて就職活動をしているという実績が必要になる。それが狙いだったのでは」「働く気はないが就職活動をしているという体にして失業手当をもらっているのでは」という指摘も。 また、企業の採用担当経験者からは「ハローワークで求人を出すとたまに怖い人が来る。面接を受けさせる前にしっかり身辺調査をするべき」「面接を許可した時点でおかしい。企業も反省するべき」「人手不足といっても入社させようとする人物はしっかり選ばないとダメ」と批判的な言葉が並んだ。 今回のように恐喝(未遂)へと発展するケースは稀だが、入社試験に落とされ恨みを持ち、「仕返し」を試みる事件は全国で発生している。2015年には、奈良県でスーパーマーケットの面接で不採用になったことに腹を立てた当時39歳の無職男性が、当該店舗で万引きをするという事件があった。 犯罪行為はもってのほかだが、企業側も「事件に発展することがある」ことを踏まえ、恨みを買わないような「対応」で求職者を不採用にする必要がある。
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社会 2019年12月13日 06時00分
21歳男が女性を殺害、頭部だけ持ち帰りとんでもない行動に 幼稚な動機の猟奇的事件に戦慄走る
世の中には、猟奇的な犯行に及ぶ人間が後を絶たないが、海外では、殺人を犯した犯人が被害者の遺体の一部を食べるという信じられない事件が起こった。 フィリピン・ミンダナオ島で、21歳の男が女性を殺害し、女性の脳を食べたと海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『The Straits Times』が12月6日までに報じた。報道によると、12月5日の早朝、男の家から約4km離れた道端で、男は被害者の女性に英語で話しかけられたそうだ。英語が話せない男は、英語で話しかけられたことに腹を立てたという。男は、持っていた鎌で女性の首を切り付けその場で殺害した。 殺害後、男は持っていた布で女性の頭部を包んで家に持ち帰った。家に帰ると、男は持ち帰った女性の頭部から脳を取り出し、米のトッピングにして食べたという。 同日、遺体を見つけた人が警察に通報した。男が女性と歩いていたという複数の目撃情報をもとに、警察が男に問いただすと、男は容疑を認めたため、警察は男を逮捕した。『The Straits Times』によると、女性の頭蓋骨は男の家の近くの穴から見つかったという。現在、男は警察の管理下で精神鑑定を受けている。なお、男が以前から女性と面識があったかどうかは分かっていない。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「この男は狂っている。脳を食べるという発想があり得ないし、米と一緒に食べているところも不気味」「英語で話しかけられたことに腹を立てるとは、よほどプライドが高かったのか」「重い罰を受けて、一生刑務所から出てきてほしくない」「女性はなぜ男に英語で話しかけたのか。ほかの国から旅行で来た観光客だったのだろうか」などの声が挙がっていた。 海外には、殺人を犯し、体の一部を食べた人間がほかにもいる。 アメリカ・インディアナ州で、当時33歳の男が当時46歳の女性を殺害し、体の一部を食べたと海外ニュースサイト『NY Daily News』が2014年9月に報じた。女性は、16年前に別れた元恋人だった。報道によると、同年9月11日、始業時間になっても連絡がつかず、出勤しない女性を心配した同僚が警察に通報したそうだ。警察が女性宅を訪れると、浴室にバラバラになった女性の遺体があったという。 犯行現場にいた男を警察は逮捕した。男は犯行を認め、警察の調べに対し「女性をナイフで殺した後、女性の心臓と肺と脳を調理して食べた」と話しているという。警察によると、女性宅のキッチンにあった調理器具は血まみれになっていたそうだ。なお、男が女性を殺した詳しい動機については分かっていない。 世界では信じがたいような残酷な事件が起こるようだ。記事内の引用についてMan decapitates a woman and eats her BRAIN as a topping on rice before being arrested in the Philippines(Daily Mail Online)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-7762893/Man-decapitated-woman-ate-brain-topping-rice-Philippines.htmlMan nabbed for beheading woman, eating her brain in Philippines(The Straits Times)よりhttps://www.straitstimes.com/asia/se-asia/man-nabbed-for-beheading-woman-eating-her-brain-in-philippinesConvicted Indiana killer stabs ex to death then eats her heart , lungs and brains(NY Daily News)よりhttps://www.nydailynews.com/news/crime/man-stabs-death-eats-heart-cops-article-1.1941112
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社会 2019年12月13日 06時00分
安倍政権 習近平国家主席「国賓来日」で抱える3つの爆弾
習近平国家主席の国賓待遇来日に、安倍首相周辺では政権への影響を懸念する不安の声が高まっている。今後、3つの爆弾が破裂する可能性があるからだ。 まずは、自民党幹部がこう明かす。「1つ目の懸念は人権問題です。トランプ大統領が署名し成立した『香港人権法』に象徴される香港民主化デモ。11月実施の香港区議選挙でデモ支持の民主派が8割超えの議席を確保し圧勝した。それでも、中国政府が香港民主派に強硬姿勢を取れば、中国批判が国際社会で沸騰する」 香港だけではない。中国の新疆ウイグル自治区でも100万人を超えるウイグル人が強制収容所に入れられ、深刻な人権弾圧が起きている。英国外務省は「新疆における人権状況と、中国政府の弾圧強化を深く憂慮している。英国は中国に対して国連監視団がアクセスできるよう求める」と声明を出すなど、欧米では新疆ウイグル問題でも中国への批判が噴出しているのである。 安倍政権は「中国への内政干渉にあたる」としており、習国家主席の国賓招待と絡められることを避けたい意図がミエミエ。こうした姿勢に自民党内からも懸念が出ているのだ。 11月26日に開かれた参院外交防衛委員会。山田宏前防衛政務官は「香港を含め、中国の人権状況に国際世論の強い懸念がある中、なぜ習主席を国賓として招待するのか」と述べ、天皇陛下との会見が含まれる訪日計画の再考を要求した。自民党保守派『日本の尊厳と国益を護る会』(代表幹事・青山繁晴参院議員)も同様の声を上げている。「我々が恐れるのは、香港や新疆ウイグル問題が1989年の『天安門事件』に発展するのではということです。中国政府を批判して起きた学生デモに軍隊が発砲、2000人とも3000人とも言われる死者を出し、世界中から批判を浴びた。つまり、『第2の天安門事件』という最悪の事態に陥った場合、それでも習主席を国賓として迎えることができるのか。もし、実行すれば日本は欧米諸国から孤立する。中止なら日中関係は再び冷戦状態になる。だから、最初から国賓待遇は避けるべきなのです」(自民党関係者) 2つ目の爆弾は何か。「北海道の土地買収です。来春の習主席国賓訪日の地ならしとして、5月に李克強首相、10月の天皇陛下即位の礼に王岐山・国家副主席の最高幹部が来日した。2人は窮屈な日程の合間をぬって北海道を訪れている。李首相は北海道の自動車工場、王副主席は鈴木知事と会談し、その足で北海道視察と称し洞爺湖観光をしている。一部情報では、習主席も来日した際、北海道を訪れる予定だという。中国最高幹部らの異常なまでの北海道執着に不気味さを覚えるのです」(政界事情通) 北海道の不動産関係者が言う。「北海道のニセコ付近はパウダースノー、雪質がいいとして国際的にも大人気です。多くの外国人観光客がスキー場を訪れている。そのニセコの周辺の自治体では、自衛隊駐屯地に隣接する100ヘクタール近い土地が中国系企業に買収されるなど、続々と中国系資本が進出しているのです」 林野庁によれば、’17年だけで東京ドーム7個分にあたる約25ヘクタールの森林を中国資本が買収。専門家の間では、すでに東京ドーム5000〜6000個分の土地が買い占められたという推計もあるほどだ。「中国は北海道の土地を買い漁り、ゆくゆくは領土化の野望を持っているのではという危機感が自民党内で高まっている。それもこれも、中国最高幹部の相次ぐ北海道視察に如実に表れている」(前出・自民党幹部) 3つ目の爆弾は邦人拘束問題だ。9月に拘束された北海道大学教授がやっと解放されたと思ったら、11月末に50代の日本人男性がまた拘束されていたことが発覚した。習主席を国賓待遇したなら、ますます中国が増長するのは目に見えているのだ。「拘束された人は介護関係の仕事に携わる50代の日本人男性です。7月に中国の湖南省・長沙市で拘束されていた。拘束理由も経緯もまったく明かされていない。解放の北大教授は中国文化団体の招きで訪中し、拘束された。まさにおびき寄せて捕まえる卑劣なやり方ですよ」(公安関係者) 公安関係者によれば、北大教授解放は日本を中心に世界の学者団体からの猛抗議と来春の習主席訪日を考慮してのものと見られている。日本人の中国での拘束は、2015年以降で分かっているだけでも15人おり、うち9人が懲役刑が下されている。「実刑判決を受けた人たちが、どういう行為が違法だったのか詳細はまったく公表されていない。安倍政権は実態解明に及び腰。邦人保護の立場に立てば、ここは中国に猛抗議すべき。これが逆ならどうか。中国は徹底的に抗議し、それでも受け入れられなければ実力行使に出てくるでしょう。これでは対等の日中関係ではない。中国ご機嫌取りの朝貢外交だ。現状での習主席国賓来日は“百害あって一利なし”」(同) 天安門事件直後、国際的に孤立化していた中国を救ったのは海部俊樹内閣の対中緩和策だった。今、習政権は米中貿易摩擦の中、日本に擦り寄ろうとしている。3つの爆弾を抱えたまま日本は習国家主席を国賓として迎えるのか。 トランプ大統領と欧州各国が日本の姿勢をどう見るかは、はっきりしている。
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社会 2019年12月12日 22時00分
南海トラフを引き起こす直下型の瀬戸内海中部地震発生
「地震が少ない瀬戸内海地方では珍しいことでした。おまけに南海トラフ地震の想定震源域の一番端です。このところ、空白域を埋める形で地震が起きている。南海トラフ地震の前には、西日本のあちこちで直下型地震が起きるのが常だが、今回の地震も深さ10㎞と浅い。明らかに、西日本で南海トラフ地震の前に起きる直下型地震の一つです」 こう語るのは、武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏である。 確かに、不気味な地震が相次いでいる。本誌は静岡県・伊豆沖で震度4の地震が発生したことを先週号でお伝えしたが、今度は11月26日午後3時9分頃、愛媛県今治市で最大震度4の地震があった。 震源は瀬戸内海中部で地震の規模を示すマグニチュードは4.5。同地域を震源としたM4以上の地震は1999年10月30日以来、約20年ぶりのこと。同日午前7時58分頃には瀬戸内海中部を震源とする震度3の地震もあった。「1944年の昭和東南海地震の1年前にM7.2の鳥取地震が起きている。南海トラフ地震がいつになるかは分からないが、近づいているのは間違いない」(同) 不気味な現象はこれにとどまらない。何と、マイワシの大群およそ10万尾が大阪府堺市堺区の土居川を遡上しているのが11月20日に発見されたのだ。「1923年の関東大震災や1946年の昭和南海地震、それに2011年の東日本大震災の際にもイワシは大漁でした。イワシの大量発生とその後の地震についての事例は結構ある。2015年2月下旬に岩手県の漁港に大量のイワシが押し寄せた際には、2月21日に三陸沖でM6.4の地震が発生したのを始め、同年2月末までに三陸沖や宮城県沖でM5以上の地震が6回も計測されている」(サイエンスライター) 大きな地震の前触れとして発生する生物的、地質的、物理的異常現象をひとまとめにしたものを宏観現象というが、「何をバカな。迷信だろう」と一笑に付すことはできない。「イワシにしろ、ナマズにしろ、そうした生物は人間よりセンサーが発達している。しかも、一桁も二桁も上です。そのため、地震の発生をいち早く察知して異常行動をとったとしても不思議なことではないのです」(前出・島村氏) 瀬戸内海中部で起きた地震と、その後2カ月間の国内地震を追ってみると、南海トラフ震源域で発生したM5〜M6クラスの地震が複数回あった。「2002年11月4日に瀬戸内海中部でM3.1、震度1が発生すると、半日後に日向灘でM5.9、震度5弱、2013年には瀬戸内海中部で微弱な揺れが起きると、その3週間後に淡路島でM6.3、震度6弱の強い揺れが起きていた。そのメカニズムは分からないものの、何らかの繋がりがあるようです」(前出・サイエンスライター) 4月にはこんなニュースがあった。 政府の地震調査委員会は、日本周辺の海底や全国の活断層で想定される地震の発生確率について、毎年1月1日の時点で計算し公表している。南海トラフで想定されるM8からM9の巨大地震については、今後30年以内に発生する確率は、これまで「70%程度」だったが、今回の公表で70%から「80%」に引き上げられたのである。 防災ジャーナリストの渡辺実氏が言う。「我々の立場からすれば、発生確率80%というのは物凄い数字。明日地震が起きても不思議ではないということです。防災という観点から言うと、国民の気を引き締める意味でいいことなんですが、これを額面通りに受け取っていいものか。内閣府は数値を上げたいらしいが、それに反対しているのが地震学者の先生方です。もっと言うと、こうした情報は国家機密みたいなものでしょ。公開しているのは日本だけですよ。例えば、南海トラフ巨大地震で多数の人が死亡し、インフラが破壊されて、経済がガタガタになるというのはいわば国難。公開している情報が正しければ、国難につけ込んで北朝鮮が日本海側に集結する可能性だってある。防衛省がよく公開を許しているなと思いますね」 先の島村氏は今の地震発生確率自体に疑問を投げかけている。「入力の条件を少し変えるだけで出力(結果)は変わってくる。近い将来発生するというのは理解できるが、いつになるかは誰にも分からない。今後、30年以内で起きる確率が80%というのは乱暴すぎます」 とはいえ、南海トラフ巨大地震は刻々と迫りつつある。こんな情報もある。「直下型地震の慶長伏見地震(1596年)の直前には、今治周辺でも地震が起きたと言われている。内陸直下地震は約400年、海溝型地震は約70〜100年に1度の周期とされる。いずれも、その周期がきており、テンパった状態。つまり、直下型、南海トラフのどちらが先にきてもおかしくはない状況にある」(地震専門家) 一説には、東京オリンピックが開催される来年までに首都直下型地震が起き、続いて南海トラフが襲うともいわれる。「フィリピン海プレートが活性化し、東日本大震災後の太平洋プレートも活動期を迎えている。条件は揃った。しかし、Xデーがいつになるかは、今の地震学では誰にも予知できないのです」(前出・島村氏) 緊迫状態が継続していることだけは確かだ。
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社会 2019年12月12日 20時00分
73歳男、交番で脱糞し下着にくるんで警察官に押し付ける超迷惑行為で逮捕【キレる高齢者事件簿】
警察官が在住し地域の平和を守る交番。治安維持に高い効果があり、現在はアメリカやブラジルにも「輸出」されている。 そんな交番の仕事は多岐に渡る。事件発生時の現場直行はもちろん、交番に道を訊きに来る市民に対しての道案内や、拾得物の受け取り・引き渡しや犯罪予備軍の職務質問、不審者の保護なども行われているのが現状。なかには、警察官を困らせるような人間も交番を訪れる。 2016年2月、兵庫県伊丹市の交番に、とんでもない男が訪れ、話題になったことがあった。その男とは同市東野に住む当時73歳無職。酒に酔いフラフラと交番を訪れると、突然服を脱ぎ出した。 これだけでもかなり迷惑な行動だが、男は座り込んだ上、脱糞。警察官が注意すると、糞を下着にくるみ、警察官の胸に押し付け、公務執行妨害容疑で逮捕された。「クソ野郎」とでも言いたかったのか、それともトイレと勘違いしたのか。 酒に酔い取り調べに応じることができないと報じられており、わけがわからなくなったものと思われる。なおこの男は、酒に酔った状態で度々交番を訪れていたのだという。 酔って交番を訪れ、服を脱いで脱糞という意味不明な行動が公になると、当時のネットユーザーは一様に「ありえない…」「汚い」「こんな人間が身内だったら恥ずかしい」など、呆れる声が広がる。 そして、目の前で脱糞され、それを押し付けられた警察官については「かわいそう」「暴言吐かれるよりもムカつく」「公務執行妨害より重い罪にしてもいいのでは」「何が楽しくてジジイのウンコを処理しなければならないのか」と、同情の声が挙がった。 酒に酔って夜な夜な交番を訪れることも感心できるものではないが、そのまま服を脱いで脱糞する、それを押し付けることは、迷惑行為である。しかも、73歳がそのようなことをするとは驚きだ。 交番は警察官に助けを借りたい人が訪れる場所。不正使用は、本当に困っている人が力をかることができなくなる。慎んでもらいたい。
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社会
東京都知事選が告示 力を入れてもらいたい政策は?
2014年01月24日 10時45分
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社会
都知事選の裏で炙り出される悪徳太陽光発電“転売ブローカー”
2014年01月23日 15時00分
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社会
全国最大規模の出会い系サイト運営会社が11億円の所得隠し
2014年01月23日 11時45分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第60回 先進国の火種
2014年01月22日 15時00分
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社会
NECグループの経理課長が15億円を着服 競馬などにつぎ込む
2014年01月22日 11時45分
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社会
巨大地震と10メートル超大津波の予兆か房総半島沖「スロースリップ」の不気味
2014年01月22日 11時00分
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社会
現職警察官の拳銃所持失踪裁判
2014年01月21日 16時00分
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社会
後見人・やしきたかじん死去 橋下維新への浪花節「遺言」〜都知事選がなんぼのもんじゃい!〜(3)
2014年01月21日 15時00分
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社会
「多くの女性と交際したかった」 埼玉県警の男性巡査が複数女性の個人情報を不正照会しメール送信
2014年01月21日 11時45分
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社会
安倍首相が血税65億円投入でマスコミ対策に躍起になる“理由”
2014年01月20日 15時00分
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社会
後見人・やしきたかじん死去 橋下維新への浪花節「遺言」〜都知事選がなんぼのもんじゃい!〜(2)
2014年01月20日 15時00分
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社会
「紅白歌合戦」の偽造入場券を5万円で売った男を逮捕
2014年01月20日 11時45分
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社会
どうなる『漫画ゴラク』日本文芸社 社長交代の波紋
2014年01月20日 11時00分
特集
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【独自】元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
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2025年04月28日 19時03分
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【独自】YouTuberゆたぼん、短期間留学で“自分に勝つ” 昨年のホリエモン、DAIGOとのレスバの思い
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2025年04月18日 20時55分
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【独自】MEGA BIG2億円当選者・造船太郎、“楽して”儲けたい 興味はNHK党への出資が0円になるか3億円になるか
社会
2025年04月21日 18時25分
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カラテカ入江慎也、闇営業で得た教訓は「人と人をつなぐ怖さ」 反社の見極め方は「金の使い方」
芸能ネタ
2025年06月01日 12時00分