そんな交番の仕事は多岐に渡る。事件発生時の現場直行はもちろん、交番に道を訊きに来る市民に対しての道案内や、拾得物の受け取り・引き渡しや犯罪予備軍の職務質問、不審者の保護なども行われているのが現状。なかには、警察官を困らせるような人間も交番を訪れる。
2016年2月、兵庫県伊丹市の交番に、とんでもない男が訪れ、話題になったことがあった。その男とは同市東野に住む当時73歳無職。酒に酔いフラフラと交番を訪れると、突然服を脱ぎ出した。
これだけでもかなり迷惑な行動だが、男は座り込んだ上、脱糞。警察官が注意すると、糞を下着にくるみ、警察官の胸に押し付け、公務執行妨害容疑で逮捕された。「クソ野郎」とでも言いたかったのか、それともトイレと勘違いしたのか。
酒に酔い取り調べに応じることができないと報じられており、わけがわからなくなったものと思われる。なおこの男は、酒に酔った状態で度々交番を訪れていたのだという。
酔って交番を訪れ、服を脱いで脱糞という意味不明な行動が公になると、当時のネットユーザーは一様に「ありえない…」「汚い」「こんな人間が身内だったら恥ずかしい」など、呆れる声が広がる。
そして、目の前で脱糞され、それを押し付けられた警察官については「かわいそう」「暴言吐かれるよりもムカつく」「公務執行妨害より重い罪にしてもいいのでは」「何が楽しくてジジイのウンコを処理しなければならないのか」と、同情の声が挙がった。
酒に酔って夜な夜な交番を訪れることも感心できるものではないが、そのまま服を脱いで脱糞する、それを押し付けることは、迷惑行為である。しかも、73歳がそのようなことをするとは驚きだ。
交番は警察官に助けを借りたい人が訪れる場所。不正使用は、本当に困っている人が力をかることができなくなる。慎んでもらいたい。