社会
-
社会 2020年02月22日 23時00分
米サウスカロライナ州の海岸に打ち上げられた“見たこともない獣”の死骸
アメリカで謎の獣の死骸がビーチに打ち上げられた。 エリカ・コンスタンティンさんは先ごろ、サウスカロライナ州チャールストン近くのメルトンピーターデメトレパークの海岸で、愛犬のリバーちゃんを散歩させていた。その際、目のない不思議な死骸を発見し、仰天。大きさは小さな犬ほどだが、人間のような巨大な歯を持ち、既知の動物には該当しない奇妙な体形をしている。 エリカさんはメディアに、「私はリバーが鼻で何かをほじっているのを見ました。それは彼女が死んだ小動物を見つけたときや、彼女にとって興味深い何かがそこにあるときだけする行動です」と話した。 エリカさんが撮影した画像には、かなりの部分が白骨化した死骸の骨格の一部や、ひれや胸郭と思われるものが写っている。魚類なのか、海生哺乳類のようにも思われる。一方、わずかな歯しか残っていないが、臼歯を持った哺乳類っぽい歯のようにも見える。また、目がないようだ。 エリカさんは、「正直なところ、私には何だか分かりません。小型犬のサイズでしたが、パッと見で、犬ではないことは明らかです。私はここに約5年間住んでいますが、こんな奇妙なものに出会ったことはありません」と語る。 エリカさんは画像をインターネットで公開。さまざまな意見が寄せられた。 誰かが「それはアザラシみたいだ」と指摘。別の人は「ポッサム」と言い、さらに「イグアナ」「ボブキャット」というコメントも。 オカルト研究家は、「家畜の血を吸うUMAのチュパカブラの可能性もありますよ」と驚きの説を出すが、エリカさんの推測はさらに驚くべきものだ。 発見場所から約40マイル離れた島には、奇妙なウワサがあるという。 エリカさんは、「正式にはモーガン島と呼ばれていますが、地元では“モンキーアイランド”と呼ばれている島です。人間が住んでいるのではなく、すべてサルです。政府の国立アレルギー感染症研究所が病気の研究をしており、実験体のサルがいるのです。そのモンキーアイランドのサルの1匹が逃げて、海で溺死し、潮流や潮に乗って打ち上げられたのかもしれません」と話している。 その島で、生物兵器の実験でもしているのだろうか…。
-
社会 2020年02月22日 22時30分
日本で猛威を振るった疫病史 〜クルーズ船乗客「隔離」は世紀の愚策〜(2)
地球温暖化で感染地域拡大 天然痘は1955年の患者を最後に、日本では根絶されている。結核は全身の倦怠感、食欲不振、体重減少、37度程度の微熱が長期間にわたって続く。そして、就寝中に大量の汗をかき、咳も止まない。「不治の病」とされ、「白いペスト」と言われる時代もあった。「結核は太古より存在し、発掘調査で出土した紀元前7000年頃の人骨に結核の痕跡が認められた。日本では平安時代に結核についての記述があり、明治初期まで肺結核を称して『労咳』と呼んでいた。俳人の正岡子規も結核を病み、森鴎外など各界の著名人が亡くなっている。日本で結核による死亡者が最も多かったのはスペイン風邪が流行した1918年でした。この時、人口10万人あたり257人も亡くなっている。日本人の“国民病”でした」(前出・厚生労働省関係者) 戦後、ストレプトマイシンなどの抗生物質が登場し、結核は完治する病気となった。とはいえ、このところ学校や老人関係施設、医療機関などでの集団感染が増加、結核治療中の患者は日本だけで約27万人にのぼり、新たな結核患者が年間3万人増加しているのだ。 コロンブスの新世界の発見は世界の生態系、農業、文化の歴史においてエポックメイキングな出来事だったが、多くの感染症がヨーロッパやアジア地域に持ち込まれることになった。すなわち、コレラ、インフルエンザ、マラリア、麻疹、ペスト、天然痘、結核、腸チフス、黄熱病などがユーラシアとアフリカからアメリカ大陸へもたらされた。その最たるものが梅毒だ。「もともと、梅毒はハイチの風土病。コロンブス一行が現地の女性との性交渉によってヨーロッパに持ち帰ったとされる。アジアへはヴァスコ・ダ・ガマの一行が1498年頃、インドにもたらし、日本には中国から倭寇(海賊)を通じて伝わった」(世界史研究家) 江戸時代になると、花柳界で梅毒が流行していたこともあって「花柳病」とも呼ばれていた。当時は適切な治療薬はなく、患者は症状がどんどん進行していった。最終的には鼻が取れたり、発狂することもあった。 しかし、ペニシリンの登場で梅毒治療は一変する。21世紀になると、新たな患者数は年間1000人を下回り、梅毒は過去の病気とされ、関心が持たれることも少なくなった。しかし、2013年頃から徐々に患者数が増え、2018年には新規発症患者が6900人を超えたのである。 日本の古典などで出てくる「おこり」はマラリアを指す。近年の温暖化で日本でも発症の危険が指摘されている。第二次世界大戦中に沖縄県で発生した集団罹患は「戦争マラリア」とされた。蚊の中で、ハマダラカの一部の種類だけが病原体を媒介し、メスのハマダラカが感染者の血液を吸い、別の人を刺すことによって広がるのだ。 現在、エイズ、結核と並ぶ3大感染症の1つとなっており、視覚や聴覚を失う後遺症がある。感染者は毎年3億5000万人から5億人と推定。日本を含め、地球温暖化の影響でハマダラカが越冬できる地域が広がり、感染地域がじわじわと拡大する傾向にある。 令和の新時代、感染症との死闘は続く。
-
社会 2020年02月22日 18時00分
釣れた魚と旨い酒!日本全国釣り行脚 宮城県石巻市・石巻工業港産マアナゴ
今季は記録的な暖冬…そうは言ってもやっぱり寒い…。 温かいコタツで温々とエロ動画なぞを1日中眺め倒す、なんていうのもオツな休日のすごし方ではありますが、釣り人としては狙い通りに仕留めた魚をアテにして、旨い酒で身体の中から温めたいものです。 さて、今回は年末年始の頃に産卵を終え、体力回復のためにエサを漁り始めるカレイを狙います。 知人の子供を誘って向かったのは、宮城県石巻にある石巻工業港。その最奥部に流れ込む定川の河口部から竿を出します。 過去のカレイ実績や事前の好情報があったわけではなく、さらに言えば、川自体も周囲の景観も特段美しくはありません。でも、ココを選んだのには、個人的な狙いがあるんです。 カレイといえば、やはり東北から北海道にかけての地域で魚影が濃く、特に陸からの釣りでは小名浜や八戸、苫小牧、石狩といった大規模な工業港周辺が型物の実績場となっています。そんな中で、石巻工業港だけについては情報が少なく、そのことが以前から気になっていたのです。 目星を付けた港の最奥にあたる船溜まりに到着すると、数名の釣り人の姿はあったものの、全体的には閑散…。港の最奥部に河川が流れ込む構造は大規模工業港によく見られ、潮通しのよい港口よりも、むしろ奥まった流れ込み周りのほうが有望なケースが多々あります。まして、この定川のようにあまり綺麗でない川であれば、流れ込む水も諸々の栄養が豊富であろうことが予想されますから、期待は十分です。★大人げなく“伝助”を確保! とりあえず、エサを付けた仕掛けを投じると、いかにもカレイが好みそうな軟らかい砂泥が広がっている感触が、オモリや竿を通じて伝わります。「釣れるのも時間の問題か!?」 予想どおりの好環境に早くも釣果を確信しますが、明らかに低実績の穴場ですから、慌てず、騒がず、じっくり構えます。 で、じっくり構えた結果、日没を迎えました…。 カレイ釣りでは丸1日粘っても釣れないことはザラではありますが、ここはカレイ釣りの本場・東北。「いないハズはない! これから迎える満潮でバタバタッと掛かるんや!」 そう自分に言い聞かせながらジ〜ッと竿先を見つめていると、背後から声が上がりました。「何か釣れたぁ!」 振り向くと、連れてきた子供が竿を曲げて格闘しています。竿の曲がり方からして、相手はまずまず大きそう。「大事に行けよ!」 そう声を掛けつつ傍らで見守っていると、巻き上げの勢い余って堤防上にズポ〜ンと抜き上げてしまいました。あれっ、長い? 堤防上でのたうち回っていたのは、ワタクシの手首ほどはあろうかという極太マアナゴ! う〜ん、明石でフラれた“伝助”に石巻で会えるとは…。しかも300グラムどころか1キロはありそうな大伝助です。あとはコイツをどうやって手に入れるかが問題です…。「あの〜、アレだよ。アナゴはデカけりゃいいってもんじゃないんだよ。こんな大きいと骨がキツくて食えたもんじゃないよ」などと、フラリと釣り場に出没しては初心者とおぼしき家族連れに説明をするヨタ爺さんのようなコトを言いつつ、「でもせっかく釣ったんだし、こっちで引き取るから」 そうして口八丁手八丁でかすめ取った大伝助は、血抜きを施して半ば強引にワタクシのクーラーボックスへ直行。これで今晩はウマイ肴にありつけるわい、ケケケッ♪(←大人げない)★ひと手間かけて最高の煮物に マアナゴは150〜200グラム前後が食べ頃サイズという認識が定着しており、骨が当たるという理由から大型は好まれません。 ただ、大型を“伝助”と呼んで珍重する明石エリアにおいては、きっちり骨切りを施して美味しく食べられております。もっとも、その昔は利用価値のない物として扱われ、「大きくて役に立たない」ことからその名が付いたようですが…。 そんな“伝助”は、帰宅後に骨切りを施し、定番の煮穴子にしました。火を入れていくと、煮汁に脂が広がり実に旨そう。さすがは冬に向かって脂を蓄えた大型ですな。 1時間ほどかけてしっかり煮付けてから、パクリとひと口。ぶ厚い身は思いのほか柔らかく、懸念された小骨の感触はまったく気になりません。 味のほうも特有の旨味が非常に濃く、そこに脂の味わいが加わって、よりいっそうの甘味が感じられます。これはタマラン この濃ゆいアナゴの風味と『墨廼江』のキリッとした飲み口がまた合うこと…。 十二分に美味しい上に、食べ応えも規格外の伝助穴子を心ゆくまで堪能し、満腹で晩酌を終えたのでありました。***************************************三橋雅彦(みつはしまさひこ)子供の頃から釣り好きで“釣り一筋”の青春時代をすごす。当然の如く魚関係の仕事に就き、海釣り専門誌の常連筆者も務めたほどの釣りisマイライフな人。好色。
-
-
社会 2020年02月22日 12時00分
昆布が大ピンチ! 温暖化の影響で“深刻な不漁”仕入れ値が2倍以上に高騰
地球温暖化の影響で北海道や東北に分布する昆布の漁獲量が激減。近い将来、日本から昆布が消滅する危機が予測され、業界の死活問題に発展している。 日本で食用に使用されている昆布の約9割は北海道産。中でも真昆布、羅臼昆布、利尻昆布、日高昆布、長昆布が有名だ。北海道の昆布漁は毎年7月から9月にかけて沿岸部で行われる。日本昆布協会によると、1995年に年間約2万8000トンあった昆布漁獲量は、2019年には約1万3000トンと、25年間で半分以下に激減している。「昨年はサンマやイカ、サクラエビの不漁が深刻な問題として取り上げられましたが、昆布の漁獲量も年々減少していたのです」(漁業情報センター関係者) 北海道などに分布する昆布は適度な水温で生息するが、北海道周辺海域の水温は上昇傾向にあるという。「専門家によると、暖かい対馬海峡の勢力が強まって道南海域の海水温が上がっているというのです。太平洋沿岸を通る冷たい海流の親潮も岸から離れて流れるようになり、道東の沿岸部も同様に高水温化が進んでいるため、昆布が育たないといわれているのです」(水産庁関係者) 不漁の影響で昆布の仕入れ値は5年で2倍以上にハネ上がった。江戸時代、北前船で北海道産昆布が上方へ運ばれて以来、“だし文化”が根付いた大阪では、昆布問屋や加工販売店、和食店などが悲鳴を上げている。「寒い時期に食べたくなる鍋料理は昆布だしが命。値段が上がれば当然、消費者離れが起こる。すでに営業休止に追い込まれた昆布専門店も出ていますよ」(在阪マスコミ関係者) しかも、高級昆布の代表である真昆布は、「この10年間で3分の2まで減少している。サンマやイカと違って、昆布漁は復活のメドが立たない。それどころか、温暖化が進めば2090年には北海道周辺の海水温が最大で10度ほど上昇して、現在の東京湾と同じくらいの海水温になる可能性がある。そうなれば、日本沿岸に生息する11種類の昆布は絶滅するかもしれません」(前出の漁業情報センター関係者) だし文化を守るべく、さまざまな対策が急務だ。
-
社会 2020年02月22日 08時00分
“過去の病”梅毒患者が急増! 原因は「出会い系アプリ」の氾濫か
1948年には日本国内で22万人もの患者がいたものの、ペニシリンが普及したことから、今は“過去の病”となった梅毒が、ここのところ急増しているという。国立感染症研究所によると、2014年に1661件だった梅毒患者は、15年に2690件、16年に4518件、17年に5770件、18年に6923件と、右肩上がりに増えているのだ。 今年1月、同研究所は、19年の上半期に報告された女性の梅毒患者1117人中、106人が妊婦だったと報告した。妊婦が梅毒に感染すると、胎児を先天性梅毒患者にしてしまう可能性がある。「実は梅毒の急増は、日本に限った話ではないのです。米国でも急増中で、梅毒患者の妊婦から生まれた子供が先天性梅毒になるというケースが多発しており、昨年9月、米疾病対策センター(CDC)が、18年の先天性梅毒の報告数が918件に上り、13年の362件と比べ約3倍増になったと発表しています。このため米予防医療特別委員会(USPSTF)も、すべての妊婦は早めに梅毒検診を受けるべきだという勧告を発っしたほどです」(医療ジャーナリスト) 米国のジョナサン・マーミン博士は、梅毒急増の原因をSNSの普及、とりわけ「出会い系アプリ」の進化が梅毒を急増させたのではないかと指摘した。「博士はニューヨークタイムズ紙のインタビューで、『位置情報を使った“デートアプリ”の登場が、性感染症増加の原因かもしれない。梅毒に限らず、クラミジアなどの性感染症が増加しているのもこのためと考えている。ただ現時点では、その影響は証明されたわけではない』と答えています。ネット上には『出会い系アプリで知り合って結婚した』などの体験記が氾濫しているでしょう。結婚するカップルもいるのですから、マッチングアプリで知り合って、性交渉を持つ男女の数は相当な数に上るはずです」(同・ジャーナリスト) 梅毒の治療の基本は早期診断、早期治療だが、梅毒が過去の疾病となった現在、多くの医師は梅毒の知識を持ち合わせていない。多くの医師が梅毒を見落とし、これがまん延をもたらした可能性も指摘されている。
-
-
社会 2020年02月22日 07時00分
日本にある「朝鮮学校」生徒減少で消滅の危機!
日本内部に「北朝鮮」が存在することはよく知られている。在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)の傘下には、日本の学校制度(6・3・3・4制)に合わせて幼稚班・初級学校・中級学校・高級学校・大学校が設置され、北朝鮮本国の学校制度とは異なった体制となっている。 これらの学校が少子化や帰化、国際結婚などの事情から、10年前の2009年から児童・生徒数が3000人以上減り、今年には5000人を切ることが確実な情勢だ。 法務省の在留外国人統計によると、韓国籍と朝鮮籍を別々に公表するようになった15年12月に朝鮮籍の18歳以下の子供は3120人だったが、18年12月には2343人に減少し、昨年6月には2235人まで減った。韓国籍の子供も同じ傾向にある。「背景には在日韓国・朝鮮人社会も少子化が進んでいることがあり、加えて日本への帰化や日本人との結婚による日本国籍を取得するケースが増えているのです。こうして生まれてくる子供は“日本人”となってしまう。1985年の国籍法改正で、父母のどちらかが日本人であれば日本国籍を取得することが可能となり、日本人と在日韓国・朝鮮人が結婚した場合に日本国籍を選択するケースが増加しました。現在は帰化の条件も緩和され、日本人化に拍車が掛かっています」(在日社会に詳しい大学教授) 日本だけでなく世界の報道にさらされている在日朝鮮籍の人々は、本国や朝鮮総連からの政治的なメッセージに左右されない。特に在日社会はすでに在日4、5世世代になっており、彼らは「北朝鮮は地上の楽園」などとは夢にも思っておらず、それどころか日本定住が人生の大前提だ。「中には朝鮮の言葉や文化を継承してほしいと願う祖父母や両親の影響が強く、あえて朝鮮学校に通うという子もいますが、少数派になりつつあります」(同・教授) こうした朝鮮学校離れの流れを高校・幼保の無償化が後押ししており、朝鮮総連は早晩「有名無実化」するのは避けられないだろう。
-
社会 2020年02月22日 06時00分
警察が39歳男性の自殺をツイッターで阻止 素晴らしいリプライに称賛の声
自殺は、現代の日本において深刻な社会問題の一つであるが、海外では、Twitterを通して警察がとある男性の自殺を阻止した。 インド・マハーラーシュトラ州に住む39歳の男性が、自殺をほのめかすツイートをするも、警察が男性の自殺を阻止したと海外ニュースサイト『Business Standard』と『Storypick』が2月3日までに報じた。報道によると、男性は2月2日、Twitterでムンバイ警察の公式アカウント宛てに「私は自殺をしようと考えています。自殺をするとどんな罪に問われるのか教えていただけませんか? ウィキペディアやGoogleを使って調べたのですが、答えを見つけられませんでした。だからあなた方に伺いたいです」とツイートしたという。インドでは自殺未遂は犯罪と見なされ、最高1年の服役が科されていたことがあるが、現在は、犯罪から除外する方針で政府が動いているという。 男性がツイートしてから1分後、ムンバイ警察は男性に「私たちはあなたを見守ります。DMを送って私たちに詳細を教えてください」とリプライ。男性からのリプライがなかったことから、ムンバイ警察は、最初のリプライから約1時間30分後、再び「こんにちは。小さな問題は人生にとってつきものです。小さなことで自殺をしても何の解決にもなりませんよ。私たちに、あなたに必要な支援をさせてください」とリプライした。この警察のリプライには21日午後4時半現在、167のいいねが付き、18回リツイートされている。 男性は2度目のリプライを受けた後、警察に自宅の場所などの詳細を伝えた。その後、警察は男性の自宅を訪問し、男性を説得して自殺を止めた。男性はその場で、専門家によるカウンセリングを受けたという。 自殺をほのめかすツイートをした翌日の2月3日、男性は自身のアカウントで「昨日は私は完全に自分を見失っていました。ごめんなさい。警察の方々には本当に感謝しています。彼らはムンバイの宝です。本当にありがとう」とツイートしている。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「私は彼に自殺という道は選択すべきでないとTwitterで伝えた。彼が思い留まってくれて本当によかった」「1分以内にリプライした警察は素晴らしい。数分でも遅れていたら男性は自殺していたかもしれない」「男性のツイートをいたずらだと思わず、真摯に対応した警察を誇りに思う。最も信頼できる存在だ」「男性が警察宛てにツイートしたのはどこかに助けてほしいという気持ちがあったのかも。その思いに応えた警察は立派」などの声が挙がっていた。 海外には、他にも警察がTwitterを通して自殺を止めた事件がある。 アラブ首長国連邦(UAE)のシャールジャで、自殺をしたいとツイートした当時16歳の少女の自殺を、警察官が止めたと、海外ニュースサイト『Gulf News』が2018年12月に報じた。同記事によると、少女は自殺をしたいという内容をTwitterに投稿したが、その直後、少女のツイートがUAE警察のサイバー犯罪部によって発見されたそうだ。警察は、少女がツイートに使用したスマートフォンの位置情報などから少女の住所を割り出し、少女の自宅に駆け付けたという。 警察は自宅にいた少女の両親に事情を説明し自宅に入り、少女の部屋に向かった。警察が部屋に入ると、少女は電気を消して、床に座っていたという。 少女は警察に「自分の外見についてSNSを通して悪口を言われていた。悪口を言われることに疲れ、人生を終わらせようと思っていたところだった」と話したという。警察は少女を説得し、少女の自殺を止めた。その後、警察は少女に専門家によるカウンセリングを受けさせた。 SNSの小さな声も見逃さず、人の命を救った警察の行動は称賛に値するだろう。記事内の引用について「Alerted by tweet, Mumbai cops counsel man to drop suicide plan」(Business Standard)よりhttps://www.business-standard.com/article/pti-stories/alerted-by-tweet-mumbai-cops-counsel-man-to-drop-suicide-plan-120020200844_1.html「Mumbai Man Thanks Cops For Saving His Life After He Tweeted To Ask Punishment For Suicide」(Storypick)よりhttps://www.storypick.com/police-prevent-suicide/「Sharjah Police rescue girl who posted suicide note on Twitter」(Gulf News)よりhttps://gulfnews.com/uae/sharjah-police-rescue-girl-who-posted-suicide-note-on-twitter-1.61074069
-
社会 2020年02月22日 06時00分
中国・習近平国家主席「国賓訪日」先送り急浮上
中国発の新型コロナウイルスによる肺炎拡大で、4月上旬に調整中の習近平国家主席の国賓来日が危うくなった。安倍政権にすれば、習主席訪日で日中新時代の幕開け、夏の東京オリンピック成功、政権後半の総仕上げという魂胆があっただけに落胆の色が日々濃くなっているという。 習主席の訪日延期の可能性が高まったのは日中両政府が国賓訪日に向け、2月中旬に北京で開く予定だった準備会合が延期されたためだ。さらに、関連の日中海洋問題の実務者協議も延期を決めた。「中国で発生したSARS(重症急性呼吸器症候群)は2002年11月から封じ込め成功の’03年7月まで約9カ月かかった。この時の全世界での症例数は8096人で死者774人。新型コロナウイルスと比較すると、患者数はずっと少ない。2月9日時点で中国での感染者はすでに3万人超え、死者は800人を突破している。しかも、収束の気配はまったくない。中国にとっていかに共産党政権を脅かす一大惨事か分かるというもの。これを一刻も早く収束できなければ、習主席の命運にもかかわる。訪日予定時に事態が収束に向かっているとは、想像し難いだけに、訪日はほぼ絶望的です」(厚労省関係者) かつて’98年9月に訪日予定だった江沢民国家主席(当時)は、中国国内で起きた大洪水で日程を2カ月延期した例がある。菅官房長官は記者会見で習主席の来日について「予定通り準備を粛々と進める。日本から延期を求めることは想定していない」とするが、お先真っ暗だ。「3月5日から10日にかけて、日本の国会にあたる全国人民代表大会が開かれ、今年1年間の重要事項の決定や人事が発表される。習政権は、その日程までに何とか一定の封じ込めの成果を出したいと躍起だ。全人代までの結果次第では、訪日の可能性はゼロとなり仕切り直しだろう」(北京の全国紙特派員) 新型コロナウイルス禍による経済の失速も気になるところ。「習主席が国内で足止めをくらうなら、中国での自動車や観光を中心とした日系企業などへの影響も甚大となり、日本経済へのダメージは計り知れないでしょう。習主席訪日中止=アベノミクスはガタガタで、東京五輪の中止まで懸念される。さらに、日本政府が新型ウイルスの水際対策に失敗すると、4月は習主席訪日どころか、新型肺炎が日本で蔓延する悪夢すらある」(経済アナリスト) 習主席の国賓訪日中止を願っている人もいるだろうが、もはや感染拡大は対岸の火事ではない。日中間の協力で新型ウイルスが制圧できれば、両国の関係は真の絆が深まるだろう。
-
社会 2020年02月21日 23時00分
稲川会 大草一家「盃直し」ヒットマンを出した武闘派組織に密着
2月16日、千葉県内で稲川会(内堀和也会長=東京)・十五代目大草一家(藤田幸男総長)の盃直しが執り行われ、会場には早朝から組員らが集まっていた。藤田総長が出迎える中、見届人である稲川会最高顧問の吉原勝彦・六代目七熊一家総長と、執行部で南関東ブロック統括長の近藤新一・七熊一家総長代行が到着。大草一家・井ノ口輝二相談役が媒酌人を務め、新たな船出を迎えたのだ。 大草一家といえば、平成29年5月に起きた千葉・松戸銃撃事件で、ヒットマンを出したことで知られる武闘派組織だ。縄張りを巡る問題から、稲川会元直参の中村豪・六代目箱屋一家総長を狙って銃弾を浴びせ、車両に同乗していた組員に重傷を負わせた。殺人未遂などの容疑で大草一家の伊澤隆志若頭が逮捕され、懲役20年の実刑判決を受けて下獄したのである。 二次団体のナンバー2が実行犯となり、驚きをもって伝えられたが、裁判では伊澤若頭の並々ならぬ思いが明らかとなった。銃撃事件の共犯に問われた元幹部に対し、伊澤若頭は計画段階から極力関わらせないようにしており、元幹部の判決は幇助に切り替わった。懲役も求刑8年から4年と大幅に減刑されたのだ。 初公判には入院中だった秋田昇・十四代目総長も駆け付け、判決を見届けるかのように数週間後に死去。跡目を藤田総長が継ぎ、満を持して一家の盃直しに至った。会場に先代である秋田十四代目の遺影が置かれ、儀式を見守っていたという。 名実共に大草一家のトップに立った藤田総長は、「自分の代で、より一家を強固なものとし、次世代に譲り渡すことが使命」と明かしており、秋田十四代目から受け継いだ任俠精神をうかがわせた。 また、大草一家本部は千葉市にあるが、儀式が執り行われたのはヒットマンとなった伊澤若頭が本拠を置く市原市の関係先だった。その場所で大草一家が新たに結束を固めたことにも、深い意味が感じられた。実際、当日はあいにくの天候だったが、雨音が万雷の拍手に聞こえるほど、出席者には笑顔が絶えず、お祝いムードに包まれていたのだ。 稲川会は間もなく、内堀六代目体制になって丸1年を迎える。その団結に揺るぎはないといえ、今後の動向が注目されている。
-
-
社会 2020年02月21日 22時30分
日本で猛威を振るった疫病史 〜クルーズ船乗客「隔離」は世紀の愚策〜(1)
「横浜港の孤立化したクルーズ船の検疫は、検査方法のなかった過去の遺物ですよ。あのような隔離措置は考えられません。世界中が注目し、政府のやり方には批判的です。無症状者を有症状者に発育させる効果は大きく、孵卵効果があるといわざるを得ない」 新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船『ダイヤモンド・プリンセス』について、厚生労働省は2月16日までに19人(日本人11人、外国籍8人)が重症化していることを明らかにしたが、医師で作家の外岡立人氏は政府の措置を冒頭のように痛烈に批判し、こう続ける。「逆に評価が上がっているのが、中国の習近平国家主席です。マスクをつけて北京で感染者の治療にあたっている医療スタッフを訪問した。翻って日本はどうか。誰も責任ある行動をしない。恥ずかしいですよ」 実を言えば、今を遡ること約140年前の1878年、西日本を中心に日本でコレラが流行した際、明治政府が流行地の清から直航してきたドイツ船『へスペリア号』に検疫を要求したところ、ドイツ船はそれを無視、軍艦に護衛され横浜港への強行入港を許してしまった。 ドイツ船入港で関東地方にコレラが上陸し、10万9000人が死亡。当時はまだ「不平等条約」が結ばれていた時代だったにせよ、『ダイヤモンド・プリンセス』隔離措置はそれを思い起こさせる愚策なのである。 江戸末期から明治初期にかけては、日本全国が感染症の猛威にさらされた。「コレラについて言うなら、安政五カ国条約が結ばれた1858年から3年間に全国的に大流行となった。以後、明治に入っても2、3年間隔で万単位の死者を出す事態が続き、1879年、1886年には死者が10万人を数えたほど」(厚生労働省関係者) 海水温が上昇すると、コレラ菌が生育しやすいとされ、現在は1961年にインドネシアで始まった7回目のパンデミックの途中と考えられている。 インフルエンザは、これまで数回のパンデミックを起こしている。20世紀に3回、21世紀はこれまで1回発生しているが、とりわけ、大参事となったのが1918年のスペイン風邪だ。「スペイン風邪は1918年、米国で始まっている。当時は第一次世界大戦中で、それが米軍のヨーロッパ進軍と共に大西洋を渡り、ヨーロッパで大流行したんです。中でもドイツ軍の間で大流行しました。その年の秋に流行の第2波が始まり、病原性の強いものが世界中で流行した。死者は公式には5000万人とされていますが、一説には2億人とも言われている」(外岡氏) こうしたパンデミックの背景には、都市部への人口密集が進んだことや、鉄道や航路などの交通網が急速に発達して、人の長距離移動が活発化したことが挙げられるという。 鳥インフルエンザは、鳥類に対して感染性を示すA型インフルエンザウイルスの感染症。通常、ヒトには感染しないが、家禽やその排泄物、死体、臓器などに濃厚な接触があった場合に、ヒトに感染した事例が報告されている。 また、鳥インフルエンザがヒトからヒトに感染することは極めて稀である。ただし、患者の介護などのため、長時間に渡って濃厚接触のあった家族などが感染することがある。「ウイルスが変異してヒトからヒトへの感染力を持つようになると、新型インフルエンザとして猛威を振るう可能性がある。中国ではニワトリにワクチンを打ってそれを抑えているが、そのため、ウイルスそのものが変異している可能性があるのです。引き続き、監視していく必要があります」(外岡氏) 麻疹は麻疹ウイルスによって感染する。感染力は非常に強く、高熱、咳、鼻水、全身に発疹ができ、口中にコプリック斑と呼ばれる白い斑点ができる。 日本でも古くから知られ、平安時代には全国的な伝染病となって京都を襲い、貴族も大勢死亡した。ほとんどの人が一生に一度は罹る重症の伝染病で、江戸時代までは「命定め」として恐れられた。 WHO(世界保健機関)では2015年に日本を麻疹の「排除状態」にあると認定したものの、近年、外国人観光客によりウイルスが持ち込まれ、再び汚染国として認定されようとしているという。(明日に続く)
-
社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第90回 '94年以降、最も消費を減らした内閣
2014年10月28日 13時00分
-
社会
「エボラ」「マーブルブルグ」出血熱Wパンデミックが日本でも起こる
2014年10月28日 12時00分
-
社会
今度は京浜東北線 痴漢疑われた男がJR王子駅で線路に飛び降り、19分電車止まる
2014年10月28日 11時45分
-
社会
「落書き事件」で勃発した「朴大統領即刻退陣」騒動“舞台裏”
2014年10月27日 13時00分
-
社会
企業アカウント炎上保険の効果
2014年10月27日 12時00分
-
社会
小学校内で起きた盗撮事件を隠ぺいした校長と教頭が停職処分に
2014年10月27日 11時45分
-
社会
疑惑の宝石箱 まだある辞任小渕優子経産相の銭ゲバ錬金術(2)
2014年10月26日 13時00分
-
社会
東京・港区の職員が小6女児を買春
2014年10月25日 17時59分
-
社会
疑惑の宝石箱 まだある辞任小渕優子経産相の銭ゲバ錬金術(1)
2014年10月25日 14時00分
-
社会
病める巨象 新日鉄住金の内憂外患
2014年10月25日 12時00分
-
社会
金正恩排除でやりたい放題 急加速する北朝鮮の軍部暴発と韓国侵略
2014年10月24日 12時00分
-
社会
10.27施行「客引き禁止条例」で揺れる大阪キタ・ミナミ飲食街
2014年10月24日 12時00分
-
社会
関西学院大柔道部員2人をすり容疑で逮捕! 1人は全日本学生大会出場予定選手
2014年10月24日 11時45分
-
社会
プライド捨てたキリンビール提携“裏”
2014年10月23日 12時00分
-
社会
兵庫県警巡査部長が酔っ払ってタクシーを蹴飛ばす
2014年10月23日 11時45分
-
社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第97回 IMFとOECDが警鐘鳴らす問題点
2014年10月22日 13時00分
-
社会
「社長即刻退陣」の怒号 社員集会でも浮き彫りになった朝日新聞のゲス体質
2014年10月22日 12時00分
-
社会
思いを寄せる女性の自転車のサドルにGPSを付け監視した男を書類送検
2014年10月22日 11時45分
-
社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 誰も考えていなかった
2014年10月21日 13時00分