逮捕容疑は、同日午前1時5分頃、同市中央区加納町3丁目の車道に立ち、停車しようとしたタクシーの運転席側の車体を蹴り、さらに後続のタクシーに近づいて助手席側を蹴って、へこましたとしている。
同署によると、巡査部長は車道の真ん中付近に立っており、気づいた1台目のタクシーが避けるために減速して、道路の左端に停車しようとしていた。また、2台目のタクシーはその後方に停車したが、いずれも1回ずつ蹴られた。
1台目のタクシー運転手の男性(66)が、その場で巡査部長を取り押さえ、110番通報し、駆け付けた署員に引き渡した。
巡査部長は、17日は非番で深夜まで酒を飲んでおり、「酔っていて覚えていない」と供述しているという。
県警の吉塚潤一郎・監察官室長は「誠に遺憾。事実関係を調査の上、厳正に対処する」とコメントしている。
酔っ払っていたら、何をしても許されるというものではない。酒を飲んでも、警察官であることに変わりはない。酔ったら、理性がはたらかなくなるなら、泥酔するまで飲まなければいいだけの話だ。酒はほどほどに…。
(蔵元英二)