送検容疑は、8月5日、所沢署管内の交番で勤務中に飲酒し、午後8時15分頃、酒気を帯びた状態で交番のバイクを運転したとしている。
監察官室などによると、検問現場で他の署員が、巡査の息が酒臭いことに気づいた。署に戻って、呼気検査をしたところ、基準を上回る呼気1リットル当たり0.4ミリリットルのアルコールが検出された。
巡査は出勤途中に缶チューハイを3本買い、勤務中に飲酒。夕方以降も交番や署内のトイレ内で酒を飲み、検問場所に到着後も飲んだという。
調べに対し、巡査は容疑を認めており、「7月頃から勤務中に酒を飲むようになった」と供述している。
県警の布川賢二首席監察官は「職員が勤務中に飲酒した上、職務に当たったことは、言語道断であり極めて遺憾です。管理指導を徹底し、再発防止に努めます」とコメントしている。
警察官が勤務中に、交番で酒を飲むなんて、まさに言語道断。その上、バイクを酒気帯び運転して、交通違反の取り締まりを行なったなど、考えられない話だ。
前夜に飲み過ぎて、二日酔いによる酒気帯びなら、まだ理解できるが、このケースは警察官として、あるまじき行為。クビもいたしかたないところだろう。
(蔵元英二)