社会
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社会 2012年12月26日 15時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 景気が危ないのではないか
内閣府が発表した10月の景気動向指数が、7カ月連続の悪化となった。内閣府は基調判断を「下方への局面変化」から「悪化を示している」へ、2カ月連続で下方修正した。景気悪化という判断を内閣府が下したのは、リーマン・ショックの不況が深刻化した'09年4月以来、3年半ぶりだ。 今回の景気後退は短期間の「ミニ不況」で終わるという見方をするエコノミストが多い。しかし、本当だろうか。私は、この景気後退は、かなり深刻なのではないかと考えている。 第一の理由は景気動向指数の一致指数が、この7カ月間一貫して、しかも大きく落ち込んでいることだ。景気動向指数は、3月の97.4をピークに、10月は90.6まで落ち込んでいる。これは、震災直後で景気が落ち込んでいた'11年5月とほぼ同じ水準だ。つまり、震災から緩やかに戻ってきた景気が、震災直後のところまで逆戻りしているということなのだ。 エコノミストが「ミニ不況」だと主張する根拠の一つは、10月の鉱工業生産指数が前月比でプラスに転じていることだ。景気動向指数は景気を反映する10系列の景気指標を合成して、国全体の景況感を明らかにしているが、最も重要な指標が鉱工業生産指数だ。だが、改善したといっても、前月比で1.6ポイントの改善に過ぎない。 むしろ、所定外労働時間や有効求人倍率という雇用指標が悪化していることの方が重要だ。労働市場が悪化すれば、勤労者の所得が落ち、消費が落ちていくからだ。また消費面では、耐久消費財出荷指数が、9月の79.0から10月は73.8と、5.2ポイントも悪化している。エコカー補助金の予算切れが主な原因だが、出荷が落ちれば、当然今後の生産は落ちていく。 国内だけでなく、輸出環境も大きく悪化している。10月の貿易統計によると、輸出は前年同月比▲6.5%で5カ月連続の減少となった。地域別輸出をみると、米国向けこそ前年同月比3.5%増だが、中国向けは▲11.6%で5カ月連続のマイナス、EU向けは▲20.1%で13カ月連続のマイナス。象徴的なのは、EU向け商品別輸出の船舶の欄に「全滅」と書かれていることだ。10月は一隻も売れなかったのだ。 物価はどうか。10月の消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は、前年比変わらずとなった。一見、デフレが終結したようにみえるが、そうではない。ガソリンや電気代の上昇でデフレが覆い隠されているだけだ。食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は前年比0.55の低下とデフレが続いているのだ。 国内もだめ、海外もだめ。しかも、これだけ深刻な景気状況が、昨年度補正と今年度予算の合計で17兆円にもおよぶ莫大な復興予算が執行される中で起きている。17兆円というのは、単純計算でGDPを3%以上引き上げる金額だ。それだけの財政出動をしているにもかかわらず、景気が悪化しているのだから、復興予算がなければ、日本経済は坂道を転がり落ちるような恐慌に陥っていただろう。 消費税引き上げ法には、景気条項があり、景気が悪い状況の下では、消費税を引き上げられない。だから、政府には景気をよくみせかけようとする動機がある。これから冷静に景気指標をチェックしていく必要があるのだ。
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社会 2012年12月26日 11時45分
寺の賽銭10円盗んで懲役1年の判決
5月に和歌山県高野町高野山の金剛峯寺の奥の院で、地蔵の前に供えられた賽銭(さいせん)10円を盗んだとして、窃盗罪に問われた大阪府和泉市の無職・鶴原正文被告(66)に厳しい判決が出た。 この事件の控訴審の判決公判が12月20日、大阪高裁で開かれた。的場純男裁判長は、懲役1年8月(求刑懲役2年6月)とした1審和歌山地裁判決を、「10円の窃盗でこの量刑は重すぎる」と破棄。その上で「10円とはいえ現金。刑事責任は軽視できない」として、改めて懲役1年の実刑判決を言い渡した。 弁護側は1審段階から、「賽銭で遊んでいただけ」と無罪を主張。これに対し、的場裁判長は判決理由で「弁解は不合理で信用できない」と窃盗の故意を認定した。 判決によると、鶴原被告は今年5月13日午後、金剛峯寺にある織田信長供養塔で、地蔵の前に供えられていた賽銭の10円玉を盗んだ。 一般的に少額の窃盗では罰金刑で済む例も多い。たった10円の賽銭を盗んで、懲役1年の実刑判決は厳しすぎる気もするが、的場裁判長の言う通り、「10円とはいえ現金」であることに変わりはない。 鶴原被告は逮捕当時、かばんの中に2003円分の硬貨を所持していたが、一貫して、「賽銭遊びで、かばんの中に硬貨を出し入れしていただけ。自分のカネもある」と無罪を主張。ただ、犯行時、同寺の男性職員がかばんに賽銭を入れるところを目撃しており、反省する姿勢がないことも、情状酌量されなかった要因かもしれない。 たとえ、10円であっても、人様のカネに手を付けてはならないということだ。(蔵元英二)
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社会 2012年12月26日 11時00分
風俗業界も興味を持った市名売却計画
大阪府泉佐野市が実施していた前代未聞の「市名ネーミングライツ(命名権)売却計画」。その応募状況が、締め切り日である11月30日に泉佐野市から発表され、結果は見事に「応募ゼロ」。これで泉佐野市の市名変更は、当面、回避されたことになる。 市民の大半からは「変な名前にならなくてよかった」と胸をなで下ろす声が聞こえてくるが、中には「泉佐野はそんなに魅力がない街なのか?」という落胆の声も聞こえてくる。 応募がなかった原因は何か。それはやはり、命名権料とは別に発生する約10億円の変更経費だったようだ。 「今の状況だと、命名権と一緒に市民の反発を買う可能性が高い。今時、嫌われるために10億円も払う酔狂な企業なんかありませんよ」(地元商工会関係者) しかし、ある市議会関係者は「未確認」とした上で、こう話す。 「ネーミングライツには数件の問い合わせがあって、その中から応募への関心を見せたところもあったけど、門前払いを食った。市の理屈でいえば、応募を受け付けていないから『応募ゼロ』ですが、完全に『ゼロ』とは言い切れないでしょう」 その問い合わせ企業については、「応募条件スレスレの風俗経営絡みや、外国企業からの反応だった」(地元紙記者)という、門前払いでも仕方なしといった情報もある。 加えて、命名権売却の提案そのものに関しては、こんな話も。 「提案者である千代松大耕市長は“ミニ橋下”の異名をとる、とにかく目立ちたがりやの人で、今度はカジノの誘致に手を挙げている。実現性そのものより、話題作りがメーンのような気がします。市名売却もそのうち形を変えて、また言い出すでしょう」(ある市会議員) 今後も話題を呼びそうだ。
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社会 2012年12月25日 11時45分
東京・北区で“オシッコ飲ませ男”が出没
なんとも、イヤ〜な事件が起きてしまった。 12月20日、東京都北区の路上で、歩行中の女性2人が相次いで、男にいきなり液体をかけられた。 事件が発生したのは、いずれも、同区浮間3丁目の路上。警視庁赤羽署によると、1件目は同日午後8時15分頃、徒歩で帰宅中の会社員の女性(23)が背後から来た男に突然左肩を捕まれ、右手に持っていたペットボトルに入った液体を飲まされそうになった。女性はマスクをしており、抵抗したため、液体はマスクや服にこぼれ、男は逃走。女性にケガはなかった。 さらに約5分後、最初の現場の路上から南に約500メートル離れた路上で、帰宅中の別の会社員の女性(34)が、自転車に乗った男に背後からペットボトルに入った液体をかけられた。口に微量の液体が入ったため、女性は病院に搬送されたが、ケガはなかった。 事件発生直後、2人の被害女性から警察に通報があり、1件目の女性が「尿のような匂いがした」と話したため、簡易の尿検査キットでマスクを検査したところ、尿反応が出たという。 いずれも男は年齢20歳前後で、身長1メートル60ぐらい。短髪で黒っぽい上着と白っぽいズボンを着ていたという。近隣では、これまでに同様の犯行の報告はないという。 同署では同一人物の犯行とみて、暴行の疑いで、付近の防犯カメラなどの映像を分析するなどして、男の行方を追っている。 被害女性にケガがなかったのは不幸中の幸いだったが、さすがにオシッコと思われる液体を、いきなり路上でかけられたのではたまったものではない。(蔵元英二)
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社会 2012年12月25日 11時00分
運転免許停止もある自転車事故
たかが自転車事故とあなどってはいけない。自転車でひき逃げ事故を起こした奈良市の男性が、自動車運転免許の“停止処分150日間”を食らったのだ。 県警による理由説明は、「自動車に乗っても同様のことをする可能性があるため」というもの。道路交通法上、自転車は《車両》にあたり、この処分に法的な問題はない。 「都心では、自転車通勤をするビジネスマンが増えています。休日に自転車で遠出する人も多い。同時に自転車と歩行者の事故も急増しています。自転車事故には、(1)加害者になってしまったらどうすればいいか、(2)刑事責任はどのようになるかという、知っておかなければならない要点があります」(都市生活に詳しいジャーナリスト) 事故が起きたら、奈良の男性のように逃げないこと。まず相手の状態を確認し、救急車を呼ぶ。裁判になった場合も考えて、事故現場の状況を写真に残したり、事故状況をメモすることも重要だという。 「もしも過失傷害罪が成立した場合、『30万円以下の罰金又は科料』。被害者が死亡した場合は、過失致死罪となって親告罪ではなくなり、刑罰も「50万円以下の罰金となります」(同) “ほんの少しの注意”さえ怠って事故を起こした場合は、重過失致死傷罪で、「5年以下の懲役もしくは禁錮又は50万円以下の罰金」となり、罪はもっと重くなる。飲酒をして事故を起こしてしまった場合は、酒酔い運転として、「3年以下の懲役又は50万円以下の罰金」が加わる可能性が大だ。 学生はさらに要注意。罰金刑以上の刑事罰を受けると医師、看護師、栄養士、調理師などの免許が与えられないことがある。 もう一度、自転車が《車両》であることを肝に銘じるべし。
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社会 2012年12月24日 15時30分
不祥事続きのJR西日本にトドメ!? 執行役員が女子高生に痴漢の疑い
JR西日本では12月に入って、和歌山駅の男性駅員(7日付で懲戒免職)が駅に届けられた遺失物から、現金約100万円を着服していたことが発覚したり、大阪支社奈良電車区に所属する男性運転士が、大阪環状線の電車を営業運転中に運転席で喫煙するなど、不祥事が相次いでいる。そんななか、トドメともいえる事件が起きてしまった。 大阪府警天王寺署は22日までに、JRの電車内で女子高生の下半身を触ったとして、府迷惑防止条例違反の疑いで、JR西日本執行役員で近畿統括本部神戸支社長の金平英彦容疑者(56=大阪市阿倍野区美章園)を現行犯逮捕した。 逮捕容疑は、21日午前7時半頃、JR阪和線の美章園駅〜天王寺駅間を走行中の電車内で、高校3年の女子高生(17)の下半身を服の上から触った疑い。 同署によると、金平容疑者は通勤、女子高生は通学のため阪和線の同じ駅から乗車。終点の天王寺駅に着く直前、女子高生が近くにいた男性会社員(24)に、「この人痴漢です」と助けを求めたため、天王寺駅で走って逃げようとした金平容疑者を男性会社員が取り押さえた。電車内では、女子高生からみて、金平容疑者は左後方にいた。 女子高生は「約2年前から、同じ人に数回痴漢をされていた」と、同署に話しており、偶然ではなく、“狙い撃ち”での犯行とも考えられる。 しかし、金平容疑者は「腕が背中や尻に当たったかもしれないが、痴漢は身に覚えがない」と容疑を否認している。 23日、検察が金平容疑者を釈放したと、同署が明らかにした。大阪区検が当初、勾留を大阪簡裁に請求していたが退けられた。検察は大阪地裁に準抗告したが、再び退けられた。理由は明らかになっていない。今後、任意で捜査を続ける。 JR西日本によると、金平容疑者は鉄道本部車両部長などを経て、10年12月から現職。同社近畿統括本部では「事実であれば誠に遺憾。詳しい状況を確認し、厳正に対処する」とのコメントを出したが、不起訴となる可能性も出てきた。(蔵元英二)
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社会 2012年12月24日 11時00分
ホンダ軽自動車快進撃に潜む3つの落とし穴 普通車が売れない“まるで牛丼”低価格戦争 狙われる『優遇税制』(2)
前述のようにホンダは軽自動車の快進撃とは裏腹に、11月になって登録車の販売が急速に落ち込んだ。すなわち、普通乗用車の魅力が半減し、結果として軽自動車にユーザーを奪われたのではないか−−。その脈絡で捉えると、同社が誇るHV(ハイブリット車)さえ食われないとも限らない。 実はホンダの前途に潜む落とし穴は、これだけにとどまらない。軽市場を席巻する『N-ONE』にしても中心モデルは130万円前後だ。HVは言うまでもなく、人気車種の登録車と比べても価格の安さがセールスポイントである。ディーラー関係者は辛らつだ。 「値段が安い分、1台当たりの利益は減る。これでは誰だって軽自動車の販売に力が入りません。それでもホンダの軽が好調なのは、政策的に地場資本のディーラーを減らし、メーカー直資にシフトしてきたからです。メーカーの影響力が強ければ、本社の意向には簡単に逆らえません。それを承知で軽シフトを強化すれば、目先の販売実績を競う体力の消耗戦が避けられない。結果、ディーラーだけでなくホンダ本体の収益悪化は必至で、安売り競争にウツツを抜かした揚げ句に悲鳴を上げている牛丼業界を笑えなくなりますよ」 繰り返せば、歴史的に軽一筋できたダイハツ、スズキと違って、ホンダが軽に目覚めたのは、社内体制を含めてもせいぜいこの2〜3年のことでしかない。それにもかかわらず一気に成果を出そうとすれば、低価格競争によるライバル蹴落としの甘い誘惑に駆られるのが関の山だ。トヨタの牙城が簡単に崩せない以上、伊東孝紳社長が“軽のホンダ王国”建設に向け、野心をギラギラさせたとしても不思議ではない。 しかし、そんな行く末には、さらなる難題も見え隠れしている。好調な軽自動車を狙い撃ちするかのように、政府が『環境自動車税』の創設を検討していることだ。詳細は不明だが、これが実施されれば軽の税率が登録車と同じになり、軽メーカーには大打撃となる。 「環境自動車税は以前からウワサになっている。そこでダイハツ、スズキは海外での生産・販売を強化しようとしているのですが、ホンダが軽に積極参入して我が世の春を謳歌しているものだから、両社は『おかげで税制面での優遇措置が予想外に早く消える』と不快感をあらわにしているのです」(前出・ウオッチャー) 環境自動車税の早期実施、牛丼屋さながらの価格競争…。数年後、ホンダが「こんなハズじゃなかった」と悔やむ姿が目に浮かんでくる。
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社会 2012年12月23日 16時00分
酔っ払いどうしのケンカが裁判に…
JR亀有駅のエスカレーターから会社員の男性(58)を突き落として重症を負わせたとして、今年9月に逮捕された会社員・丸井正人被告(41)の初公判が11月28日、東京地裁で開かれた。 「報道からは短気で粗暴な奴という印象を受けますが、ほどよくオシャレに黒のスーツを着こなし、モテそうな男性でしたよ」(傍聴していた交通ジャーナリスト・今井亮一氏) 犯罪とは縁遠そうな丸井被告が、なぜ男性を突き落としたのか? 事件の流れはこうだった。 「5月10日の夜、電車の優先席前でケータイを使っていた女性がいた。この女性に大声で注意したのが被害男性。この被害男性の注意の仕方を見とがめたのが丸井被告だったのです」(社会部記者) 丸井被告は調書で、この時の様子を「電車の中で大声で注意している男性がいた。私が『もういいじゃん』と言うと『なんだよ、この女の彼氏か、次の駅で降りろ!』となった」と説明。先にケンカを売ってきたのは、被害男性の方だったという。 さらには、「(駅に降りて)何か言われるのかと思ったら、被害者は無言でエスカレーターに乗って行った…酔っ払って腹が立っていたので力加減ができず…」(被告の調書)結果、事件は起きてしまった。 丸井被告も酔っていたようだが、実は被害男性もこの日は早くから酒を飲んでいたらしい。もはやお互い“注意”ではなく“酔っぱらいのカラミ”状態だったのだ。 忘年会のシーズン、酔って一言いたくなっても、その注意は重大事件のもと。アルコールが入っているならツイッターで呟く程度にしておくのが無難ということか。
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社会 2012年12月23日 11時00分
ホンダ軽自動車快進撃に潜む3つの落とし穴 普通車が売れない“まるで牛丼”低価格戦争 狙われる『優遇税制』(1)
安さと低燃費を最大の武器に市場が急拡大している軽自動車の販売戦線で、ホンダが“独り勝ち”を謳歌している。 業界団体の日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した11月の国内新車販売台数は、前年同月比0.4%減の39万3942台だった。エコカー補助金が終了した9月以来、これで3カ月連続の前年割れで、普通車などの登録車に限れば3.3%減(24万3974台)である。 好対照なのが軽自動車だ。これは所有権の登録が要らず、従って基本的に車庫証明書の必要もない総排気量660CC未満の「日本にしかない自動車規格」(関係者)で、こちらは4.6%増の14万9968台と、14カ月連続で増えた。とりわけホンダは約3.8倍の3万601台と急伸し、40.4%減の1万9549台まで落ち込んだ同社の登録車(主に普通車)を初めて上回った。結果、軽自動車の販売シェアでホンダは国内2位のスズキと同率の25.2%まで伸び、トップを独走してきたダイハツ工業(32.6%)を射程圏に捉えたのである。 ホンダ快走の理由は、昨年暮れに発売した『N BOX(エヌボックス)』と11月2日から投入した新型車『N-ONE(エヌワン)』が爆発的に売れているからだ。ライバルのダイハツは燃費性能の高い『ミライース』を投入、スズキも新型『ワゴンR』を投入するなど迎撃シフトを敷いているが、ホンダの勢いは止まらないのが実情だ。 鼻息荒い同社は先ごろ、2013年度の国内販売台数を今年度の見通しよりも16%上回る85万台に引き上げる計画を発表。新モデルをさらに投入し、軽の比率を全体の5割に引き上げるという。11月の瞬間風速では、軽が登録車を上回っているだけに、決して荒唐無稽なアドバルーンではなさそうだ。 それにしても昭和42年に初めて軽自動車を発売したとはいえ、長年にわたって赤字続きの軽をおろそかにしてきたホンダを“改心”させたのは何だったのか。 「背中を押したのは、急激な円高と金融危機だったのは間違いない。輸出戦略の見直しを迫られ、国内市場に目を向けざるを得なくなったのです。そこで、F1エンジンに関わったエンジニアなどのトップクラスを鈴鹿製作所に集め、国内で徐々に人気が上がってきた軽自動車での大勝負に打って出た。逆にいえば、体力でトヨタに見劣るホンダはそこまで追い込まれていたのです」(証券アナリスト) この戦略、確かに現時点では功を奏したように見える。しかし、ホンダ・ウオッチャーは「これが吉と出るか凶と出るか、もう少し長い目で見ないとわからない」と冷ややかだ。 「軽自動車を今後の主戦場と位置づけ、優秀なエンジニアを次々と動員した結果、他の部門は人材不足に陥った。いくらホンダが誇る技術陣といっても、F1やミニバンなどのエンジン開発をリードしてきたトップクラスの人材は限られる。彼らが抜けた穴が他部門の開発力に影響しないわけがなく、これが世間の目に『魅力のない商品』と映れば、販売を直撃する恐れがあるのです」
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社会 2012年12月22日 17時59分
当選無効騒動の“美人すぎる市議”立川明日香氏が白旗! 議員辞職届を提出
当選無効騒動で話題となった“美人すぎる市議”としておなじみの、埼玉県新座市議でタレント・立川明日香氏(27=本名・半沢優子)が、12月21日、市議会議長に辞職願を提出し、受理された。理由は「一身上の都合」という。 立川氏は2月19日投開票の新座市議選で初当選。ところが、市民から「市に生活の本拠がない」との異議申し立てがあり、市選挙管理委員会が調査。その結果、当選前、居住実態がないと判断して、4月20日に当選無効の決定を下した。 5月14日、立川氏は県選管に審査の申し立てをしたが、県選管は7月17日、「生活の本拠としての起居、寝食などの事実が認められない」と判断し、市選管の決定を支持。立川氏の申し立てを棄却する裁決を出した。 この裁決に不服の立川氏は、8月16日に東京高裁に提訴し、請求棄却を求める県選管側と係争中だったが、訴えは近く取り下げる意向。立川氏が訴訟を取り下げた時点で、当選無効が確定する。 立川氏は先の衆議院選挙(16日投開票)において、新党「日本未来の党」に合流した「国民の生活が第一」が埼玉4区で擁立する予定だったが、立川氏側が出馬を直前で辞退する騒動を起こしていた。 自身のブログで立川氏は、「娘の幼稚園への対応や、娘への対応、この状況のまま行くと、全くきちんと見てやることができません。家事や家計を守るものとして、このまま活動していくことはできないと判断しました」「社会的信用より、母親として娘一人からの信用を勝ち取りたいと思います」などと記し、愛娘の世話のために、国政進出を断念したことをほのめかしていた。 そして、係争中の裁判の先行きも厳しいことから、自ら白旗を掲げ、市議を辞職することを決めたようだ。 21日、立川氏はツイッターで「全く違うフィールドに挑戦する。それは、言語を超えた理解を求めるため。雑音に耳をとらわれず、神経を研ぎ澄ませて、それをみてください」とつぶやいている。 当選無効騒動、衆院選出馬辞退騒動と、なにかとお騒がせの立川氏。今度はいかなる手段で、自己アピールするのだろうか。(蔵元英二)
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社会
都知事選 ラストサンデーで石原氏を袋叩き
2007年04月02日 15時00分
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都知事選特集 占い師対決
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2007年03月22日 15時00分
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桜金造都知事選正式表明
2007年03月20日 15時00分
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2007年03月19日 15時00分
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ホリエモン実刑
2007年03月16日 15時00分
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丸山弁護士東京都知事選出馬へ
2007年03月09日 15時00分
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石原カジノ構想消滅!?浅野氏に“追い風”吹く
2007年03月07日 15時00分
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上層部スタッフが告発 NOVA 怪文書
2007年02月21日 15時00分