社会
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社会 2012年12月31日 11時00分
家電量販店存亡の危機 ヤマダ電機のベスト電器買収 公正取引委員会が条件付きで承認した裏事情(2)
それを象徴するのは、米アマゾンが11月中旬から日本で販売を始めたタブレット端末『Kindle Fire』(以下・キンドル)だ。 「『キンドル』が、アップル社のiPadなどと決定的に違うのは、世界最大のネット通販会社であるアマゾンが開発・販売しているという点です。当然、他のタブレット端末よりネット通販が使いやすくなっていますから、家電量販店にとっては『キンドル』そのものが“ライバル店舗”といっても過言じゃないわけです」(経済記者) そもそもアマゾンは、ネット通販で家電も扱っている。しかも、その圧倒的な資金力にモノをいわせて、メーカーの卸値をも下回るほどの価格攻勢を仕掛けているのだ。実店舗で勝負する家電量販店側は、「このままではアマゾンにつぶされる」と悲鳴を上げている状況なのに、自分たちの店舗でも『キンドル』を取り扱わざるを得ないという。 「現実に店頭に『キャンドル』を陳列するかどうかはともかく、話題の商品がなければユーザーの目には“時代遅れ”と映る。だから渋々置いているのが実情です。それどころかヨドバシカメラは、商品の横に貼り付けたバーコードをスマホで読み取ることでアマゾン価格がわかるようにしており、アマゾンに対応した価格での販売をセールスポイントにしている。これではヤマダ電機などのライバルが、価格競争に追随せざるを得なくなる。家電メーカーとしても、アマゾンが仕掛けた価格破壊競争と心中を迫られるのだから、たまったものじゃない」(同) これまでのネット通販はさほど世間の注目を集めることもなく、価格破壊力としてはイマイチだった。ところがアマゾンの鳴り物入りでの参入を機に量販店が価格競争に巻き込まれたことから、事情は一変した。 「そこで、公取委が『いよいよ我々の出番』とばかり、しゃしゃり出てきたわけです」(家電量販店OB) かねて家電量販店は、卸値よりも安く売る不当廉売などの問題で公取委から何度も警告を受けてきた。ところがアマゾンに代表されるネット通販は、店舗を構える量販店と違って具体的な形で目に見えず、独禁法に抵触するかどうかの判断がしにくいことから警告の対象になっていない。これでは家電量販店が「ネット通販は我々を追い詰めるほど価格破壊にのめり込んでいる。それなのに警告の対象外というのは不公平だ」と不満を募らせて当たり前。家電量販店OBが続ける。 「公取委の担当者が記者会見でヤマダに異例の条件をつけた際、『前例になる』と口にした。その真意は『今後、厳しく運用する。従ってネット通販は独禁法の対象に組み込む』との意思表示と理解する向きが少なくない。もしそうならば、家電量販店各社は拍手喝采を送るに違いありません」 公取委が繰り出す“次の一手”が、俄然注目される。
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社会 2012年12月30日 15時00分
「利権を取り戻〜す!」安倍・自民大勝で「道路族ゾンビ」が大復活の兆し
衆院選で自民党が圧勝し、安倍政権の誕生が確実となったが、そこに思わぬ問題が持ち上がっている。 過去の自民党政権時代に跋扈していた建設族や道路族などの“ゾンビ議員”が、またぞろ「利権を取り戻〜す!」とばかりに復活することが危惧され始めたのだ。 その原因は、どうやら選挙時に同党が掲げた公約にあるようだ。 「今回の選挙は『12党乱立の混迷選挙』と呼ばれたが、反増税や脱原発を旗印にした他党に比べ、自民党は『200兆円の公共事業投資』をブチ上げた。これが、冷や飯を食わされ続けてきた建設業界の票を集め、圧勝したのです。やり口は高速道路の無料化や子ども手当の支給を吹聴した民主党と同じだが、今後この公共事業投資が具体化すれば、再び族議員らが復活するのは必至。200兆円を奪い合う暗闘が繰り広げられるはずなのです」(政治部記者) 民主党は政権を獲るや、公共事業費を2.5兆円('09年比)も削減したが、要は公共事業費のバラ撒きで圧勝した自民党には、新たに莫大な利権が誕生。これが、過去に利権に群がった族議員らを復活させかねない状況を作り出しているのだ。 もっとも、気になるのは200兆円に及ぶ莫大なカネが、どんな利権を生むのかという点だろう。政治アナリストがこう語る。 「最も注目されているのは、地震対策の防災と被災地の復興支援です。復興支援ではいずれ、高台移転地の造成や沿岸部にスーパー堤防が建設されるはず。民主党が仕分けで削減した都内にもスーパー堤防が築かれることになるでしょう。また、同じく削減された北海道や東北の除雪作業費、道路修復費も倍増し、笹子トンネル事故で注目を浴びた全国のトンネルや橋の修復にもカネがバラ撒かれる。これに建設族や道路族が群がるといわれているのです」 ただし、そのおかげで安倍政権が発足した暁には、“にわか平成バブル”が起きるともいわれている。 「今後、安倍は建設国債を刷りまくる一方で、日銀法を変えて円高脱却を目論んでいる。そのため、建設株や金融株がうなぎ上り。にわかバブルが起きると見られているのです」(前同) 族議員の復活は疎ましいが、景気が上がれば問題ない!?
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社会 2012年12月30日 11時00分
家電量販店存亡の危機 ヤマダ電機のベスト電器買収 公正取引委員会が条件付きで承認した裏事情(1)
公正取引委員会が12月10日、家電量販店トップのヤマダ電機による同6位のベスト電器買収を承認した。 両社首脳は今年の7月13日にそろって記者会見し、ベストが年末に行う121億円の第三者割当増資をヤマダが引き受け、7.5%の出資比率を51%に高めてベストを傘下に組み込むと発表。業界初の「売上高2兆円企業の誕生」と話題を集めた。 それから5カ月、公取委はやっと買収にお墨付きを与えたが、これには前代未聞の条件がついた。ヤマダ電機の競合店舗がベスト電器だけとなっている10地域のうち8店舗を、来年6月末までに他社に売却することが前提条件だったのである。担当記者が解説する。 「ヤマダのベスト買収をスンナリ認めれば、全国253地域のうち10地域で競合店が消滅して公正な価格競争ができなくなる。そこで8店舗の売却をヤマダ側に要請した結果、ヤマダが応じた。公取委が小売業の買収などの審査に際し、独禁法の観点から店舗売却に踏み込んで承認したのは初めてのケース。今回の措置について公取委が『前例になる』と含みを持たせているのは不気味です」 ここにいう10地域とは秩父(埼玉県)、宿毛(高知県)、四万十(同)、甘木(福岡県)、唐津(佐賀県)、島原(長崎県)、諫早(同)、大村(同)、人吉(熊本県)、種子島(鹿児島県)の各地域を指す。前述のように売却対象は8店舗だが、いずれの地域でもヤマダ、ベストのどちらの店舗かは問わないという。ただ、この売却計画が両社の思惑通りに運ぶとは限らない。 「譲渡を持ちかけられた相手は足元を見て買い叩くだろうし、店舗のスタッフをどう処遇するかの問題もある。それでも厳しい生き残りを迫られているベスト電器はヤマダ電機の傘に入り、上場が維持される。だから公取委の承認報道に個人投資家が群がって株価が急上昇したのです。しかし、朗報効果は限定的。ヤマダは当面、ベストの看板を外さず役員も現状維持とソフトムードを演出していますが、遠からず進駐軍色を前面に出すに決まっている。そうでなければ大枚を投じた意味がありません」(関係者) ヤマダ電機は2007年8月、九州に強力な地盤を持つベスト電器株を市場で買い集めて提携を迫った。ところが、同意なく株を取得したことに反発したベストはビックカメラと資本・業務提携し、全国制覇の野望をぎらつかせたヤマダを牽制した。それが一転してヤマダの傘下入りを決断したのは、家電エコポイント制度の終了を機に各社が販売不振に陥ったタイミングを見据えて「メーンの西日本シティ銀行がヤマダ電機の下での生き残りを強力にプッシュした」(金融情報筋)からに他ならない。ヤマダ電機とすれば、散々回り道をした揚げ句にやっと目的を達成した図式である。 これで業界のガリバーとしての地位は安泰になったかに見えるが、ドッコイ世の中そう甘くはない。実は家電量販店の世界そのものが“黒船”来襲に浮き足立っているのだ。
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社会 2012年12月29日 16時00分
“ヤクザ裁判”に画期的な高裁判決 無期懲役&追徴金9億円オーバーが一転「無罪」!
暴力団幹部が絡んだ覚せい剤密輸事件の裁判で、無期懲役と罰金1000万円、追徴金9億6000万円という一審判決を破棄。逆転無罪とする判断を東京高裁(八木正一裁判長)が下した。 事件は平成14年に遡る。北朝鮮から230キロに及ぶ覚せい剤を貨物船で運び、日本海に投下。それを小型船で回収し、島根県安来港から密輸したという事件だった。 警視庁は、この一連の密輸行為に関わったとする覚せい剤取締法違反の容疑で松葉会系の元組長Fを逮捕。さらに、事件の共犯として元極東会系組長・宮田克彦被告と韓国籍の禹(ウ)時允被告の2人も平成18年に逮捕していた。 翌19年、F元組長には無期懲役などの判決が東京地裁から下され、控訴していたが、事件は急展開する。 「F元組長は病気の悪化により、東京高裁の許可を受けて千葉県鎌ケ谷市内の病院に入院しました。ところが平成20年2月、病院から突然失踪。一時は『証拠隠滅のために消されたのではないか』との憶測まで流れたんです。F元組長は、のちに別の病院で死亡していたことが判明しましたが、残る2人の被告を起訴した証拠がF元組長の証言を中心としていたため、事件の行方が注目されていたんです」(全国紙記者) しかし、平成20年5月、東京地裁(角田正紀裁判長)はF元組長の供述の信用性を認め、宮田被告と禹被告に対して冒頭のような一審判決を下していたのだ。 「一部捜査関係者の間では、F元組長が『事件は全部自分一人でやった』との趣旨の遺書を残していたという話もある。これが本当なら、今回の判決に影響した可能性もありますね」(同) 暴力団組員に対する判決では少々“無理筋”でも有罪になることが多く、「ヤクザ裁判」なる言葉まであるほどだが…。 「注目の判決だっただけに、裁判所には住吉会の長久保征夫理事長をはじめとする関東組織の大物の姿もありましたよ」(暴力団事情に詳しいジャーナリスト) 今回の判断が、今後の「ヤクザ裁判」に与える影響も少なくなさそうだ。
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社会 2012年12月29日 11時00分
リストラ技術者の救世主か 家電業界で孤軍奮闘の『アイリスオーヤマ』
かつて世界中を席巻した日本の家電業界。しかし、長引く不況でその栄華は見る影もなくなった。特に大阪に本社を置くシャープは、来年3月決算が4500億円もの赤字見通しで、約3000人もの希望退職者が押し寄せた。同じくパナソニックも本年度は過去最悪の損出を計上し、来年3月までに1万人規模の人員を削減する予定だという。 そんな中、孤軍奮闘している企業がある。生活用品大手のアイリスオーヤマ(仙台市)だ。ペット用品販売で有名な会社だが、それが大阪の家電メーカーとどんな関係が? と思う人も多いだろう。しかし、そこには異業種メーカーが虎視眈々と狙う思惑があった。 「アイリスは、12月の9、16日に大阪で採用説明会を開いたんです。狙いは関西の大手家電メーカーを退職した技術者。もともと2007年に家電業界に参入していたのですが、販売している製品はシュレッダーやコーヒーメーカーなどがメーンでした。しかし、参入した以上は洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどの白物家電を強化したい。安くて高品質な家電を市場に投入できれば大手への脅威にもなりますからね。リストラにあった大手の技術者が関西にあふれているとばかり、一気に乗り込んできたのでしょう。大阪駅前に商品開発拠点を開設し、人材層の強化に当たっています」(業界紙記者) これには関西の経済界も万々歳。生活保護受給者を多く抱える街に与える効果も、かなり大きいと見られている。また、新たな雇用が確保されることから、飲食店や販売店などからも期待が高まっている。 業界では「韓国などに技術者が流出することを防ぎ、海外のライバル企業の成長を抑えることもできるのでは」(メーカー社員)との声まで上がっている。 果たして、アイリスは家電業界の救世主となれるのか−−。仙台に本社を構える同社の“東北魂”を見せてほしい。
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社会 2012年12月28日 11時45分
女湯のぞきたくて… 三重の中学教諭が旅館の風呂場に侵入
なんとも、情けない教師がいたものである。 三重県警四日市西署は12月23日、入浴中の女性をのぞき見するため宿泊施設に侵入したとして、建造物侵入容疑で同県いなべ市立員弁中学校教諭・古川克司容疑者(55=同県東員町鳥取)を逮捕した。 古川容疑者は容疑を認め、「女性が風呂に入っている姿を撮影するために侵入した」と話しているという。 逮捕容疑は同日午後1時半頃、同県菰野町千草の旅館のフェンスを乗り越え、敷地内に侵入した疑い。 同署によると、古川容疑者が女性用露天風呂を囲った塀の上や下から、中の様子をのぞいているのを入浴客が見つけた。逃げようとしたが、近くの駐車場で男性従業員に取り押さえられた。古川容疑者は撮影する目的で、ビデオカメラを持っていた。 同日は3連休の2日目とあって、旅館には多くの客が訪れており、露天風呂では女性3人が入浴中だった。 いなべ市教育委員会によると、古川容疑者は保健体育の担当で、3年生の担任をしていたという。市教委は「このような事件を起こし、大変申し訳ない」とコメントした。 女湯をのぞく犯罪行為は少なくはないが、さすがに、その犯人が中学校の現役教諭となると、開いた口がふさがらない。勤務していた学校側としては、生徒たちに説明のしようもないのではなかろうか。(蔵元英二)
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社会 2012年12月27日 15時50分
剛腕の終焉 小沢一郎が政界引退へ(2)
もっとも、小沢氏が「議員辞職も止む無し」と見られているのには、別の理由も存在する。それが衆院選間際に合流、ともに未来を結成した嘉田由紀子代表との確執なのだ。 政治部記者がこう語る。 「実は、小沢-嘉田間には、結党時から隙間風が吹いていた。そのいい例が公示日までモメた比例名簿作りなのです。嘉田は口では小沢を『良薬は口に苦し』などと評したが、政治力だけは高く買っていた。ところが、小沢が腹心の森ゆうこ参院議員に指示し、旧国民の生活が第一(以下、生活)の前職議員らを優遇する名簿を作成。一方で飯田哲也代表代行や嘉田派の候補を低い順位にした。これが原因で嘉田と飯田vs小沢の確執が決定的となったのです」 ご記憶の方も多いと思うが、12月4日の公示日に未来は比例名簿の受理が、同日の深夜にまで及ぶというドタバタ劇を演じた。書類を持参した党関係者が一時、名簿を紛失したとされるが、実はその裏では嘉田、飯田両氏と小沢派の対立が勃発していたのである。 「この時、山口1区に出馬した飯田の順位は、中国ブロックの最下位だった。これに激怒した嘉田は、名簿の申請をストップさせ、再度名簿を改竄した。結局、この煽りを食らって近畿ブロック単独2位を確約されていた福田衣里子議員が、比例14位に弾き飛ばされる結果となったのです」(前出・政治部記者) また、未来の関係者もこう語る。 「選挙で大敗したことで、生活の落選候補などからは、嘉田氏や飯田氏への批判が相次ぎだした。『脱原発を標榜し続けてきた小沢氏を幹事長にしていたら、第三極に埋没することはなかった!』『惨敗を喫した嘉田さんには付いていけない』というわけです。このため早晩、分裂をするのは、決定的と見られているのです」 要は、選挙中に明らかとなった「呉越同舟ぶり」が原因で、突如、同党の合流解消が加速化。これがまたぞろ小沢氏を追い詰めだしているのである。前出の未来の関係者が言う。 「未来を割ったら求心力を失った小沢氏が、政界で生きていく道は閉ざされる。旧生活は参院に12議席持っているが、埋没した小党で嘉田氏と鼻を突き合わせて、来夏の参院選まで我慢するのは、剛腕と呼ばれた小沢氏には土台無理。ねじれ国会でも、自民は3党合意があるから民主と組むのが筋です。その意味でも合流解消で死に体のまま生きるか、議員辞職しか道は残されていないのです」 稀代の“壊し屋”が、政界を去る日が現実味を帯びてきた−−。
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社会 2012年12月27日 15時00分
剛腕の終焉 小沢一郎が政界引退へ(1)
「“政界の闇将軍”“壊し屋”“選挙の神様”と異名を取った小沢一郎が、ついに政界引退の危機に追いこまれた!」 “自民圧勝”に沸いた衆議院選の投開票日から一夜明けた永田町に、とんでもない噂が蔓延しだした。 しかも、これが「単なる風評ではない」との観測が野火のごとく永田町全域に広がり、政界関係者らを戦慄させているのである。 曰く、政治アナリストがこう語る。 「実は、この噂は投開票日の夜半から駆け巡りだしたのです。知っての通り、今回の選挙で苦戦を強いられた小沢氏は、『落選したら政界を引退する!』と公言し、30年以上も選挙区入りしなかった経歴をかなぐり捨てて地元入りした。ところが日本未来の党(以下、未来)の候補者らが続々討ち死に。“小沢王国”も崩壊の危機を迎えたことから、『もはや、小沢は死に体』『議員辞職も止む無し』とする声が、そこかしこから上がり始めたのです」 ただし、それも無理からぬ話と言うほかはない。小沢氏が所属する未来は、「卒原発」を標榜して衆院選に臨んだが、結局、期待していた風は吹かず第三極に埋没して惨敗。要となる小沢王国・岩手の内情もガタガタだったからだ。 加えて、その兆候は小沢氏の地盤である岩手4区にも露骨に表れていた。同選挙区に民主党から出馬した新人・及川敏章氏は、民社、新進、自由党を渡り歩き、その間党職員として小沢氏を支え続けてきた人物。小沢氏が民主党幹事長時代には、担当職員を務めたこともある子飼いだが、それが一転、“明智光秀”と化し、小沢氏の喉元に噛み付いたのだ。小沢陣営の後援会関係者がこう話す。 「自民の新人・藤原崇氏を敵に回し、さらに選挙区を子飼いの及川に引っ掻き回された小沢氏は、地元行脚の際に歯噛みしていたほど。あんな深刻な表情は、過去に見たためしがないのです。また、予想以上に、和子夫人の離縁騒動がボディーブローのように効いた。夫人はこれまで後援会を切り盛りし、選挙で地元に入らなくて済んだのも和子夫人が支えてきたからなのです」 さらに、全国で次々と側近たちが惨敗したことも、小沢氏にとってはかなりの痛手だったようだ。前出の政治アナリストがこう話す。 「特に小選挙区の敗北ぶりは、目も当てられない状況だった。千葉4区に野田総理の刺客として出馬した三宅雪子は、あえなく撃沈。'09年の衆院選で東京12区から立候補し、当時公明党代表だった太田昭宏氏に競り勝った青木愛は再戦に臨んだが、なすすべもなく敗退した。また、選挙に強いと評判だった福島2区の“元キャバ嬢”太田和美も自民の追い風に吹き飛ばされ、頼みの綱の小沢ガールズはほぼ壊滅状態。今の小沢氏は、完膚なきまでに求心力を失った状態なのです」
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社会 2012年12月27日 11時45分
27歳下の女性に恋心? 73歳男をストーカー行為で逮捕
群馬県警桐生署と県警安全安心推進課は12月19日、知人の女性(46)に付きまとったなどとして、ストーカー規制法(禁止命令)違反の疑いで、農業・星野喜六容疑者(73=同県みどり市笠懸町久宮)を逮捕した。 同署によると、星野容疑者は女性が以前勤めていた会社の客で、「会いたかった」などと供述している。 逮捕容疑は同6〜7日、桐生市内にある女性宅に押し掛け、果物とともに、指定した場所に「来てほしい」という内容のメモを入れたビニール袋を置き、群馬県公安委員会による禁止命令に違反した疑い。 女性は07年頃からストーカー行為を受けたとして、同署に相談。星野容疑者は同署から4回警告されたが、その後も女性宅近くで待ち伏せるなど、付きまとい行為を繰り返し、10年2月に禁止命令を受けていた。 それにしても、73歳の老人が27歳下の女性にストーカー行為をするなど、開いた口がふさがらない。しかも、警察から4回も警告をされた上、禁止命令も受けていながら、その行為をやめなかった執念は相当なもの。 被害女性にしてみれば、約5年間もつきまとわれ続けられたのでは、たまったものではなかっただろう。もっと早く、警察でなんとかできていれば、こんなにも長期間、女性が精神的苦痛を味わうこともなかったはず。 ストーカー規制法に関する法律は、改善する余地が大いにありそうだ。(蔵元英二)
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社会 2012年12月26日 15時30分
痴漢容疑のJR西日本の執行役員が首つり自殺か
まさにVIPともいえる超大物の痴漢騒動は、思わぬ形で幕引きとなった。 12月25日午後9時頃、大阪府大阪市東住吉区の長居公園の公衆トイレで、JR西日本近畿統括本部神戸支社長の金平英彦執行役員(56=大阪市阿倍野区美章園)が首をつって死亡しているのを、警察官が見つけた。トイレ内には遺書とみられる封書数通が残されており、府警東住吉署は自殺とみている。 東住吉署によると、25日朝に家を出たまま行方が分からなくなったため、家族が午後7時頃、府警阿倍野署に届け出た。家族が「長居公園でよく散歩をしていた」と話したことから、東住吉署員が公園を捜索し、ドアが長時間閉まったトイレの個室で発見。救急隊員が駆け付けたが、すでに死亡していた。 金平執行役員は21日午前7時半頃、JR阪和線の美章園駅〜天王寺駅間を走行中の電車内で、女子高生の下半身を触ったとして、府迷惑防止条例違反(痴漢行為)の疑いで、府警天王寺署に現行犯逮捕され、23日に釈放されていた。 24日には天王寺署で約4時間、任意で取り調べを受けていた。JR西日本によると、釈放後、出社はしていなかった。 被害に遭った高3の女子高生(17)は、「約2年前から、同じ人に数回痴漢をされていた」と金平執行役員から狙い撃ちに遭っていたと証言。かたや、金平執行役員は「腕が背中や尻に当たったかもしれないが、痴漢は身に覚えがない」と容疑を否認していた。 もし、潔白であったのなら、堂々と主張すれば良かったのだが、これで真相は闇の中。なんとも後味の悪い結末となってしまった。(蔵元英二)
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社会
都知事選 ラストサンデーで石原氏を袋叩き
2007年04月02日 15時00分
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社会
都知事選特集 占い師対決
2007年04月02日 15時00分
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社会
谷隼人が都知事選候補者を応援
2007年04月02日 15時00分
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社会
都知事候補 黒川氏がメイドさんと“合体”
2007年03月31日 15時00分
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社会
都知事選 ドクター中松、夜の渋谷交差点で新発明「回転舞台」披露
2007年03月30日 15時00分
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社会
都知事選 石原氏「厳戒歌舞伎町演説」で語った手柄話
2007年03月29日 15時00分
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社会
石原陣営に焦りアリアリ!? 今朝の政見放送でまさかの慎太“老”ぶし炸裂!!
2007年03月28日 15時00分
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社会
都知事選政見放送で仰天マニフェスト
2007年03月27日 15時00分
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社会
都知事選「浅草雷門で時間差対決、石原VSドクター中松」
2007年03月26日 15時00分
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都知事選 浅野スニーカー街頭演説でセクシーポーズ
2007年03月24日 15時00分
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社会
都知事選 石原氏満員電車でGO!
2007年03月23日 15時00分
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社会
都知事選きょう告示、石原氏ら第一声
2007年03月22日 15時00分
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社会
桜金造都知事選正式表明
2007年03月20日 15時00分
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社会
都知事選 黒川氏が石原知事をホリエモン呼ばわり
2007年03月19日 15時00分
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社会
ホリエモン実刑
2007年03月16日 15時00分
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社会
丸山弁護士東京都知事選出馬へ
2007年03月09日 15時00分
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社会
石原カジノ構想消滅!?浅野氏に“追い風”吹く
2007年03月07日 15時00分
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上層部スタッフが告発 NOVA 怪文書
2007年02月21日 15時00分