同署によると、星野容疑者は女性が以前勤めていた会社の客で、「会いたかった」などと供述している。
逮捕容疑は同6〜7日、桐生市内にある女性宅に押し掛け、果物とともに、指定した場所に「来てほしい」という内容のメモを入れたビニール袋を置き、群馬県公安委員会による禁止命令に違反した疑い。
女性は07年頃からストーカー行為を受けたとして、同署に相談。星野容疑者は同署から4回警告されたが、その後も女性宅近くで待ち伏せるなど、付きまとい行為を繰り返し、10年2月に禁止命令を受けていた。
それにしても、73歳の老人が27歳下の女性にストーカー行為をするなど、開いた口がふさがらない。しかも、警察から4回も警告をされた上、禁止命令も受けていながら、その行為をやめなかった執念は相当なもの。
被害女性にしてみれば、約5年間もつきまとわれ続けられたのでは、たまったものではなかっただろう。もっと早く、警察でなんとかできていれば、こんなにも長期間、女性が精神的苦痛を味わうこともなかったはず。
ストーカー規制法に関する法律は、改善する余地が大いにありそうだ。
(蔵元英二)