レジャー
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レジャー 2008年03月19日 15時00分
阪神大賞典(GII 阪神芝3000m 23日) 今年こそはGI奪取を ポップロックが満を持して始動
外見も内面も揺るぎない。8歳になったポップロックだが、素晴らしい状態に仕上がってきた。 「4週間前に帰厩してここまで順調に乗り込んでこられた。先週、そして今週と続けて武豊さんに乗ってもらったのも青写真通り。いい感じに仕上がりました」と酒井助手はうなずいた。 前走の有馬記念は2番人気に支持されたが、あと一歩伸びを欠いて5着に終わった。敗因を同助手は「その前のジャパンCで2着に好走した反動と、前日の雨で緩くなった馬場が影響した」と分析した。 中間は宮城県の山元トレセンでリフレッシュ。「疲れは完ぺきに取り去れた」と巻き返しへ態勢を整えてきた。 一昨年のメルボルンCに有馬記念、そして昨年のJCとGIでは日豪にわたって2着惜敗が続いている。8歳になり残された現役生活もそう長くないだけに、今度こそGIを勝つという思いは強い。 狙うのはもちろん得意の長丁場、天皇賞・春。前哨戦のここはきっちり決めたい。「気持ちが前向きだから、久々は心配ない。実際、今までも実績がありますから。次に向けていい競馬を」と締めくくった。 【最終追いVTR】CWコースで6F83秒2、上がり3F39秒7→12秒1。角居流の3頭併せ。併走状態で直線入り口を迎えたが、鞍上の武豊騎手の仕掛けに鋭く伸びて最先着。有馬記念時より迫力も増していて、好仕上がりを印象づけた。
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レジャー 2008年03月19日 15時00分
遠い記憶 根岸競馬場の歴史(15)
前回は馬券の発売禁止から、それが公に認められる新法、競馬法が施行されるまでを記した。 この競馬法の制定により、根岸の日本レース倶楽部をはじめ、東京、京都、阪神、札幌、函館、福島、新潟、中山、小倉、宮崎の11倶楽部が競馬開催団体として認められ、農商務省監督の下に馬券発売のできる「公認競馬」が新たにスタートすることになった。 そして、前記11倶楽部は従来の社団法人競馬会協会を1923(大正12)年8月、帝国競馬協会に改め、新発足する。「公認競馬」の要点は、(1)開催4日以内(2)券面5円〜20円の勝馬投票券で1人1競走1枚限り(3)払戻金は10倍までと大枠がはめられていた。 新しい「公認競馬」は同年、秋季開催から実施されるが、同年5月の春季競馬には時の摂政宮(のちの昭和天皇)が根岸に来られている。そして、この年の9月1日、首都圏は関東大震災に見舞われるのであった。 根岸競馬場は馬場に亀裂が生じ、スタンドも壊れた。競馬場内は付近住民の避難所となった。会員の外国人の中にも3人の死者があった。 明けて1924(大正13)年1月、帝国競馬協会によるその年の競馬開催日程が決まった。春が5月に3日間、秋が11月に4日間であった。根岸競馬は1シーズン休んだだけで、大震災の痛手にも負けず、翌年春から馬券復活の新競馬法の下で再開された。ただし、スタンドは急造のバラック建てであった。 大正から昭和を迎え、横浜の震災復興の槌音も次第に高く響き始める。根岸競馬の馬場を中心とする国有地は1928(昭和3)年、改めて日本レース倶楽部に払い下げられる。これまでの間、根岸競馬場は借地料として、初めは年額750円、1915(大正4)年からは敷地拡張に伴い989円が倶楽部から政府に支払われていた。 ※参考文献…根岸の森の物語(抜粋)/日本レースクラブ五十年史/日本の競馬
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レジャー 2008年03月18日 15時00分
スプリングS 皐月賞出走へサダムイダテンが負けられない
西のエースの座を守れるか。サダムイダテンが巻き返しを期す皐月賞TR「第57回スプリングS」(JpnII 中山芝1800m 23日)。末脚不発に終わった共同通信杯の反省から今回は調教コースをかえ、先行策も視野に入れた必勝態勢を敷いている。弥生賞を勝ったマイネルチャールズが頭ひとつ抜け出した格好の牡馬クラシックだが、再び混戦に引き戻す構えだ。 なりふり構っていられない。何が何でも勝つ。サダムイダテンの陣営からはその意気込みがヒシヒシと伝わってきた。 「ここで負けていたら、皐月賞もダービーもない。背水の陣で臨む」と中村師は厳しい表情で言い切った。 圧倒的1番人気に支持された前走の共同通信杯。自慢の末脚は不発、5着に崩れた。勝ったショウナンアルバは先行して粘ったが、2着タケミカヅチ、3着マイネルスターリーはイダテンと同じ後方待機策だった。展開が向かなかったわけではないだけに、戦前、「ディープインパクト並みの怪物」と評していた師の落胆は大きかった。 だが、それでも資質の高さへの思いは変わっていない。新馬戦で見せた衝撃的な瞬発力。致命的な出遅れを克服して2着に食い込んだラジオNIKKEI杯2歳Sの内容から、まだまだ見限るのは早い。 この中間は思い切った手を打った。それまでCWコースで追い切っていたのを坂路追いに変更したのだ。「調教で走りすぎてしまうので」と師は説明した。より短い距離で集中力と瞬発力を磨くのが狙いだ。 その動きはほれぼれするほど素晴らしい。12日の1週前追い切りは800mを52秒1→37秒7→25秒0→12秒8。特筆ものは9日の53秒8→37秒6→23秒9→12秒2だ。ラスト2Fで24秒を切る時計はめったにお目にかかれない。中間は短期放牧を挟みリフレッシュもされており、万全の状態で出走できそうだ。 「前走はいいスタートを切りながら一度下げてしまった。今度は出たなりで乗ってもらいたい」とレースでは先行策も示唆。今回の中山1800m、そして皐月賞の中山2000mはともに直線一気が難しい条件。新しいスタイルで、西のエースの座を守る。
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レジャー 2008年03月18日 15時00分
内外タイムス杯 中山ダ千八は最適パピヨンシチー
23日(日)は、春の中山競馬恒例の「内外タイムス杯」(1600万 中山ダ1800m)が行われる。激戦区の準オープンだけに、今年もフルゲートは必至だ。現級の常連が顔をそろえるなか、主役を担うのは昇級2戦目のパピヨンシチー。ここを勝って、重賞挑戦への足がかりをつかむ。 昨年の3東・日吉特別で2着した以降、(3)(1)(2)(3)(2)(3)(1)(3)着と無類の安定感を誇ってきたパピヨンシチー。昇級戦の前走・アレキサンドライトSでも、4角10番手の厳しい位置取りからしぶとく脚を伸ばして3着。相手なりに走れる強みを生かし、いきなりクラスのメドを立てた。 相沢師は「前走はゲート内でガタガタして、位置取りが悪くなってしまった。その割にはよく頑張っていたと思うよ。ただ、相手が悪すぎたね。勝った馬(ブラックランナー)はオープンの仁川Sでもいきなり3着したぐらいだから」と振り返る。 前走後は放牧に出されてリフレッシュ。「気難しいタイプで、厩舎に残っているとイライラするので。美浦には先週の12日に戻ってきた。すべて予定通り。放牧先でもしっかり乗り込んできたし、状態はいいよ」とトレーナーは調整が順調に進んでいることをアピールしていた。 「このクラスでは明らかに実力上位だし、中山千八は条件的にもピッタリだからね。ただ、権利持ちじゃないから、出られるかどうか…」 実力のほどは前走ですでに実証済み。昇級2戦目で前進も見込める。“抽選”の狭き門をくぐり抜けられれば、待望のオープン入りを果たすはずだ。
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レジャー 2008年03月18日 15時00分
阪神大賞典 充実著しいアドマイヤフジが勝って春天へ
今週は天皇賞・春の前哨戦「第56回阪神大賞典」(GII 芝3000m 23日)が阪神競馬場で行われる。メジロマックイーン、テイエムオペラオー、ディープインパクトなど数々のスターホースが勝ち馬に名を連ねる伝統の一戦で、今年はアドマイヤフジがさらなるステップアップを狙う。悲願のGI…盾獲りに向けても負けられない戦いだ。 2008年は飛躍の年となった。アドマイヤフジは年明けのGIII・中山金杯での勝利を皮切りに、前走のGII・京都記念で2着。ウオッカ、ドリームパスポートといった一線級に先着した。 「勝負どころで前の馬がジャマになって動けない形になった。馬群を抜け出すのに手間取りながら最後はあれだけの脚を使った。スムーズだったら勝っていたね」と京都記念を振り返る込山助手は勝ちに等しい内容だったことを強調する。 昨年は宝塚記念で4着と善戦しながら、その後の函館記念(4着)、札幌記念(9着)で結果を出せなかった。まだ精神面が不安定だった分、堅実さに欠けた。 「レース当日になるまでやる気を出すか、どうか分からない面があった。でも、今年に入ってからは競馬で集中して走れるようになっている。それが今の安定した走りにつながった」と込山助手は精神面での充実ぶりを活躍の原動力に挙げる。 一線級相手にも接戦を演じた自信は今回も揺るぎない。当然、GI勝利も視界に入ってきた。 「春の大目標はもちろん天皇賞。掛かるタイプじゃないので長丁場はまったく問題ないし、今の充実ぶりなら十分にチャンスはある。そのためにもここはきっちり勝ちたい」 3つ目の重賞タイトルを手にGIへと殴り込む。この勢いは誰にも止められない。
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レジャー 2008年03月17日 15時00分
中山牝馬S 今年も大波乱! 伏兵ヤマニンメルベイユがうれしい重賞初V
「第26回中山牝馬S」(GIII 中山芝1800m 16日)はヤマニンメルベイユが2番手から抜け出して快勝、初重賞制覇を飾った。くしくもこの日、父メジロマックイーンの菊花賞で手綱を取った内田浩騎手が引退。10Rのホクトスルタンに続いて産駒が2連勝と大活躍だった。 過去5年で馬単の万馬券が3回と荒れる重賞は今年もまた波乱に終わった。ヒロインを演じたのは、昨年の3着馬ヤマニンメルベイユだった。 6番人気と評価は低かったが、鞍上の柴山騎手は手応えを感じていたという。「前走(白富士S3着)で初めて乗って、いい競馬をしてくれたし、今週のケイコの動きも良かったからね。牝馬同士ならチャンスはあると思っていた」 ゲートを真っ先に飛び出し、いったんはハナに立ったが、途中でイクスキューズがくると、スッと控えて2番手に。直線を向くと早々と先頭へ躍り出た。さすがにゴール前は脚色があやしくなったが、マイネカンナの猛追を半馬身差しのいで、初重賞のゴールへ飛び込んだ。 「スタートも良かったし、折り合いもついていた。早め早めの競馬をしようと思っていたが、その通り理想的なレースができました」と会心の騎乗を振り返る柴山騎手。最後は2着馬に迫られたが、「外からきたら、またハミをかんでくれた。いい内容でした」と愛馬を称えた。 管理する栗田師にとっては、1999年の函館スプリントS(シンコウフォレスト)以来、久々の重賞制覇。「2番手から味な競馬をしたね。以前よりも強くなっているよ」デビュー3戦目、未勝利を勝ったばかりでローズS(4着)に挑戦させたほどの期待馬の本格化に目を細めていた。 気になる次走については「春の最大目標はヴィクトリアマイル(JpnI 東京芝1600m 5月18日)に置いている。その前に福島牝馬S(GIII 福島芝1800m 4月26日)をはさむかは未定」とトレーナー。奥手の血が花開いたメジロマックイーン産駒の今後に注目だ。
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レジャー 2008年03月17日 15時00分
フィリーズレビュー 桜路線はまたまた大荒れ マイネレーツェルが大金星
主役不在、混戦模様のクラシック戦線を表すかのような桜花賞最終TRだった。ラスト3枚の切符をめぐり、16頭が激突した「第42回フィリーズレビュー」(JpnII 阪神芝1400m 16日)。混戦を断ったのは11番人気のマイネレーツェル(牝3歳、父ステイゴールド 母ケイアイベール=栗東・五十嵐厩舎)だった。勝ち時計は1分22秒5(良)。 レースはペプチドルビーがハナを切り、エイシンパンサーが掛かり気味に追いかける激しい展開となった。直線に入ると先行集団が崩れ、後方待機組が強襲。先に抜け出しを図ったビーチアイドルを目標に、内いっぱいを突いてベストオブミーが迫る。さらに、ゴール手前、大外から鋭く脚を伸ばしてきたマイネレーツェルがベストをハナ差捕らえた。 「リズム良く、スムーズに外を追走できました。内に安藤(勝)さんの馬が粘っていたのでヒヤッとしましたが…」と大金星を挙げた池添騎手。先週のチューリップ賞では1番人気(トールポピー=2着)を裏切ってしまったが、その汚名をすぐさま返上する好騎乗だった。 一方、管理する五十嵐師は予想だにしていなかった勝利に破顔一笑。同時に複雑な表情ものぞかせた。「自分で体をつくってくれるのかな。でも、次は馬体回復と乗り役探しだな」この日の馬体はマイナス8kg…再び400kg(396kg)を切ってしまった。また、池添は前述トールポピーがいるため、本番は屋根があいてしまう。 まさしく戦国の桜花賞戦線を象徴するような最終TRだった。
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レジャー 2008年03月17日 15時00分
南関クラシック開幕 桜花賞の目玉はマダムルコント
いよいよ南関東クラシックが開幕する。今週の浦和競馬のメーン「第54回桜花賞」(SI 1600m 19日)を皮切りに、牝馬3冠ロードは6月18日の関東オークスまで3カ月にわたって続くが、牝馬1冠目の最有力候補はもちろん、昨年末の東京2歳優駿牝馬(SI)を怒とうのマクリで制したマダムルコントだ。放牧を挟み、さらなる進化を遂げた女王が花満開のロングシュートを放つ。 ホッカイドウ競馬から昨秋に移籍してきたマダムルコントは転入後、重賞2連勝と小さな体で大きな頑張りを見せた。 420kg前後のスリムなボディー。どこか頼りなさを感じた陣営はクラシックへ向けて最善策を練った結果、ぶっつけで本番に臨むことを決断した。そして、この賭けは“大吉”と出た。久々の不安はおろか、パワーアップした体からは女王の貫録すらうかがえる。 前走後は栃木県の芳賀牧場でリフレッシュを兼ねながら、坂路調教を行い、先月29日に帰厩した。田邊陽師は「しっかり食べているし、見た目にも肩の周りやトモの筋肉が成長してたくましくなった。最終追いをかける前で馬体は432kg。何より、体の中身が充実しているのを感じるね」と話す。 その注目の最終追い切りは15日、小向でトウカイワンダーと併せ、5F67秒0→52秒7→39秒5(直仕掛)を計時した。 「前日の雨で馬場が悪くて大外を回ったから時計は平凡だけど、終いはタレなかったからね」とトレーナー。「今までは体重を考えてビッシリできなかったけど、今回は中間、最終と初めて併せ馬でビッシリやれた。以前は調教であまり動かなかった馬が、よく動くようになったのにも成長を感じるよ」と満点のデキで臨む。 東京2歳優駿牝馬時は、シーズン末期の影響もあり、牝馬の中でも小ぢんまりと映る414kgまで体は減っていた。ところが、師の心配もどこ吹く風。中団追走から4角では早々と先頭…抜群の勝負根性を見せ、そのまま押し切った。 桜獲りを狙うにあたり、考えていた浦和の馬場見せはできなかったが、「物おじしないし、実戦に行っていいタイプ。浦和は川崎よりコーナーがきつくないから、マクリも利くと思うよ」と師の表情には余裕すら感じられる。 「長くいい脚が使えるうえ、抜かせない勝負根性の持ち主。1番人気に応えて勝ちたいね」最高のパフォーマンスで桜の女王の座もいただきだ。
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レジャー 2008年03月17日 15時00分
南関東の成長株 町田直騎手の素顔に迫る
“チャンスの神様には前髪しかない”って知ってますか?チャンスの神様には前髪しか生えておらず、しっかりつかまないとテッペンから後ろには髪がないため、ツルツル滑って捕まえられなくなるらしい。 だとすれば、弱冠18歳で最年少ダービージョッキーになり、デビュー4年目にしてすでに重賞6勝を挙げている町田直希騎手(川崎・秋山重厩舎)は南関一の“前髪キャッチャー”かもしれない。 「勝利の女神に好かれてるかも」昨年の2歳優駿牝馬の勝利インタビューでこう言ってのけた強心臓の持ち主に、またもや大きなチャンスがめぐってきた。今週の桜花賞でコンビを組むのは2歳女王マダムルコントだ。 「あんな馬は初めて。とにかく根性があって、交わしたら交わされることはないですから」と頼もしそうに語ると、「今回は1番人気ですか?1番人気は1頭だけですから、それに乗れるのはうれしいですね」と屈託のない笑みを浮かべた。 重賞2連勝とマダムを完ぺきにエスコートしてみせた若き紳士だが、実は初めからコンビが決まっていたわけではなかった。「他の人が空いてなくて、僕は3から5番目くらいに依頼したらしいです」“前髪キャッチャー”はここでもその神通力を発揮していた。 ハキハキと質問に答え、いつも元気でまだ少年らしさを残す町田騎手も今月16日で20歳になった。大一番に強いという評価は裏を返せばまだ「穴騎手」扱いということでもあり、彼は勝ち星を量産するトップジョッキーになるべく「判断力」を磨くことを課題に挙げている。 「今はまだ3、4コーナーで内があくのか外を回る方がいいのか、判断が遅かったり、(選択した結果が)裏目になったりしちゃうんです」レース後のビデオのチェックは欠かさない。 本人には厳しいが、周囲には「馬乗りのセンスはあるし、素直なところが本当にいいんだよ」と目尻が下がりっぱなしの秋山師や、尊敬しつつも「そのうち抜いてやる」と思っている今野忠騎手らに囲まれてすくすく育つ町田騎手。最後に、これは書いといてと当人に頼まれたひと言。「20歳ですし、彼女募集中です」。
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レジャー 2008年03月15日 15時00分
フィリーズレビュー アベコーの気になる本命は!?
16日(日)は桜花賞の最終切符をかけた「第42回フィリーズレビュー」(JpnII 芝1400m)が阪神競馬場で行われる。今年の牝馬クラシック戦線は実力ナンバーワンの呼び声が高かったポルトフィーノ(アーリントンC8着)、最優秀2歳牝馬トールポピー(チューリップ賞2着)がそろって前哨戦でつまずき、乱れ桜の様相。2度あることは3度ある!?アベコーこと阿部幸太郎はベストオブミーに一獲千金の夢を託した。 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。 牝馬限定のハンデ戦と聞くと、何かドキドキとした大波乱の予感がするのを覚えます。このドキドキ感が穴党にはたまらなくいいのです。牝馬のハンデ戦は、最高のサスペンスドラマなのかもしれません。 あす16日(日)は中山で「中山牝馬S」が行われます。1番人気が過去10年で4回連対。ということは6回も消えています。ハンデ頭も苦戦。そういうレースなのです。 私は熟考を重ねてイクスキューズ。前走はわざわざ牡馬相手。その後、充電させてここに照準。これはクサイ。GI級のアサヒライジングと1800mのクイーンSで接戦、アドマイヤキッスに先着しているし、やはりクサイ。藤沢和厩舎は先週までリーディング10位。駒を温存。本格的な春に向け、始動開始。ドキドキのイクスキューズです。 さあ、阪神では桜花賞TR「フィリーズレビュー」です。例年は阪神JF組とエルフィンS組が優勢ですが、今年のエルフィンSは降雪のため2日順延されて競馬場に再輸送の痛手。優勝馬ポルトフィーノは続くアーリントンCで惨敗。気になる材料です。 昨年はアストンマーチャンが優勝。当時2着に食い下がったのが10番人気のアマノチェリーラン。そのアマノと同じステップで参戦してきた馬が今年もいます。 ベストオブミーです。ダ1400mの若菜賞を優勝。4角で大外から先行馬に並びかけると、ケタ違いのピッチ走法で後続に5馬身差。ゴール前は軽く流して余裕のVサイン。驚いたのは1分24秒7の時計。同じ日に古馬1600万で優勝したワーキングボーイが1分24秒5。ほとんど同じような時計です。しかも、余裕があったベストオブミーがラスト3F36秒8で、ワーキングが37秒5。どちらが優秀であるかは歴然です。 芝はこれまで2回経験し、いずれも9着ですが、函館2歳Sは重馬場、ファンタジーSは休養明けでした。当時よりも天と地ほどたくましく成長。それゆえ以前の芝2戦は参考外と判断。昨年の桜花賞ジョッキー・安藤勝騎手を背に、桜に向けステッキが飛びます。
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