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フィリーズレビュー アベコーの気になる本命は!?

 16日(日)は桜花賞の最終切符をかけた「第42回フィリーズレビュー」(JpnII 芝1400m)が阪神競馬場で行われる。今年の牝馬クラシック戦線は実力ナンバーワンの呼び声が高かったポルトフィーノ(アーリントンC8着)、最優秀2歳牝馬トールポピー(チューリップ賞2着)がそろって前哨戦でつまずき、乱れ桜の様相。2度あることは3度ある!?アベコーこと阿部幸太郎はベストオブミーに一獲千金の夢を託した。

 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 牝馬限定のハンデ戦と聞くと、何かドキドキとした大波乱の予感がするのを覚えます。このドキドキ感が穴党にはたまらなくいいのです。牝馬のハンデ戦は、最高のサスペンスドラマなのかもしれません。
 あす16日(日)は中山で「中山牝馬S」が行われます。1番人気が過去10年で4回連対。ということは6回も消えています。ハンデ頭も苦戦。そういうレースなのです。
 私は熟考を重ねてイクスキューズ。前走はわざわざ牡馬相手。その後、充電させてここに照準。これはクサイ。GI級のアサヒライジングと1800mのクイーンSで接戦、アドマイヤキッスに先着しているし、やはりクサイ。藤沢和厩舎は先週までリーディング10位。駒を温存。本格的な春に向け、始動開始。ドキドキのイクスキューズです。
 さあ、阪神では桜花賞TR「フィリーズレビュー」です。例年は阪神JF組とエルフィンS組が優勢ですが、今年のエルフィンSは降雪のため2日順延されて競馬場に再輸送の痛手。優勝馬ポルトフィーノは続くアーリントンCで惨敗。気になる材料です。
 昨年はアストンマーチャンが優勝。当時2着に食い下がったのが10番人気のアマノチェリーラン。そのアマノと同じステップで参戦してきた馬が今年もいます。
 ベストオブミーです。ダ1400mの若菜賞を優勝。4角で大外から先行馬に並びかけると、ケタ違いのピッチ走法で後続に5馬身差。ゴール前は軽く流して余裕のVサイン。驚いたのは1分24秒7の時計。同じ日に古馬1600万で優勝したワーキングボーイが1分24秒5。ほとんど同じような時計です。しかも、余裕があったベストオブミーがラスト3F36秒8で、ワーキングが37秒5。どちらが優秀であるかは歴然です。
 芝はこれまで2回経験し、いずれも9着ですが、函館2歳Sは重馬場、ファンタジーSは休養明けでした。当時よりも天と地ほどたくましく成長。それゆえ以前の芝2戦は参考外と判断。昨年の桜花賞ジョッキー・安藤勝騎手を背に、桜に向けステッキが飛びます。

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