もともと新馬戦を0秒3突き放し、圧勝している素質馬だが、「ここにきて馬が大人になり、芯が入った」と一段とパワーアップを強調する千島調教厩務員。2度の敗戦も敗因は明らか。
「新潟2歳S(7着)は道悪に殺されたし、プリンシパルS(8着)は、NZTを除外になり、急きょ矛先をかえたもの。やはり二千は長すぎたね」
今回は平坦小回りの1800メートルに舞台がかわるが、「器用な馬だから距離、コースなどは心配ない。良馬場ならチャンスはあるはずだよ」と千島さん。「一番の敵は相手より道悪」という。
当日の馬場がカギになる。
【最終追いVTR】Wコースで3頭併せで追われ、5F69秒8、上がり3F39秒6→12秒7を馬なりでマーク。内サウスクリヨン(3歳500万)に1/2馬身先着、外フレンチノワール(古馬1000万)と併入した。前からサウス、ストロング、フレンチの順で進み、直線は3頭の真ん中へ。バネの利いたフットワークで糸を引くように伸びた。