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南関クラシック開幕 桜花賞の目玉はマダムルコント

 いよいよ南関東クラシックが開幕する。今週の浦和競馬のメーン「第54回桜花賞」(SI 1600m 19日)を皮切りに、牝馬3冠ロードは6月18日の関東オークスまで3カ月にわたって続くが、牝馬1冠目の最有力候補はもちろん、昨年末の東京2歳優駿牝馬(SI)を怒とうのマクリで制したマダムルコントだ。放牧を挟み、さらなる進化を遂げた女王が花満開のロングシュートを放つ。
 ホッカイドウ競馬から昨秋に移籍してきたマダムルコントは転入後、重賞2連勝と小さな体で大きな頑張りを見せた。

 420kg前後のスリムなボディー。どこか頼りなさを感じた陣営はクラシックへ向けて最善策を練った結果、ぶっつけで本番に臨むことを決断した。そして、この賭けは“大吉”と出た。久々の不安はおろか、パワーアップした体からは女王の貫録すらうかがえる。
 前走後は栃木県の芳賀牧場でリフレッシュを兼ねながら、坂路調教を行い、先月29日に帰厩した。田邊陽師は「しっかり食べているし、見た目にも肩の周りやトモの筋肉が成長してたくましくなった。最終追いをかける前で馬体は432kg。何より、体の中身が充実しているのを感じるね」と話す。
 その注目の最終追い切りは15日、小向でトウカイワンダーと併せ、5F67秒0→52秒7→39秒5(直仕掛)を計時した。
 「前日の雨で馬場が悪くて大外を回ったから時計は平凡だけど、終いはタレなかったからね」とトレーナー。「今までは体重を考えてビッシリできなかったけど、今回は中間、最終と初めて併せ馬でビッシリやれた。以前は調教であまり動かなかった馬が、よく動くようになったのにも成長を感じるよ」と満点のデキで臨む。
 東京2歳優駿牝馬時は、シーズン末期の影響もあり、牝馬の中でも小ぢんまりと映る414kgまで体は減っていた。ところが、師の心配もどこ吹く風。中団追走から4角では早々と先頭…抜群の勝負根性を見せ、そのまま押し切った。
 桜獲りを狙うにあたり、考えていた浦和の馬場見せはできなかったが、「物おじしないし、実戦に行っていいタイプ。浦和は川崎よりコーナーがきつくないから、マクリも利くと思うよ」と師の表情には余裕すら感じられる。
 「長くいい脚が使えるうえ、抜かせない勝負根性の持ち主。1番人気に応えて勝ちたいね」最高のパフォーマンスで桜の女王の座もいただきだ。

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