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内外タイムス杯 中山ダ千八は最適パピヨンシチー

 23日(日)は、春の中山競馬恒例の「内外タイムス杯」(1600万 中山ダ1800m)が行われる。激戦区の準オープンだけに、今年もフルゲートは必至だ。現級の常連が顔をそろえるなか、主役を担うのは昇級2戦目のパピヨンシチー。ここを勝って、重賞挑戦への足がかりをつかむ。

 昨年の3東・日吉特別で2着した以降、(3)(1)(2)(3)(2)(3)(1)(3)着と無類の安定感を誇ってきたパピヨンシチー。昇級戦の前走・アレキサンドライトSでも、4角10番手の厳しい位置取りからしぶとく脚を伸ばして3着。相手なりに走れる強みを生かし、いきなりクラスのメドを立てた。
 相沢師は「前走はゲート内でガタガタして、位置取りが悪くなってしまった。その割にはよく頑張っていたと思うよ。ただ、相手が悪すぎたね。勝った馬(ブラックランナー)はオープンの仁川Sでもいきなり3着したぐらいだから」と振り返る。
 前走後は放牧に出されてリフレッシュ。「気難しいタイプで、厩舎に残っているとイライラするので。美浦には先週の12日に戻ってきた。すべて予定通り。放牧先でもしっかり乗り込んできたし、状態はいいよ」とトレーナーは調整が順調に進んでいることをアピールしていた。
 「このクラスでは明らかに実力上位だし、中山千八は条件的にもピッタリだからね。ただ、権利持ちじゃないから、出られるかどうか…」
 実力のほどは前走ですでに実証済み。昇級2戦目で前進も見込める。“抽選”の狭き門をくぐり抜けられれば、待望のオープン入りを果たすはずだ。

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