◎ショウナンアチーヴ
NHKマイルで僅差2、6着したタガノブルグとショウナンアチーヴの3歳馬2頭の参戦が、レースを面白く、そして馬券予想を難解にしている。一般的に、3歳馬にとってこの時期の古馬との対戦は不利と考えられているが、斤量差が味方するケースも多く、むしろ互角以上に渡り合えている印象の方が強い。賞金別定のこのレースでも、58キロのダノンシャーク、57キロのクラレントに比して3歳両馬は53キロ。単なる馬券予想上の魅力にとどまらずアドバンテージと考えてよさそうなほどの斤量差だ。
他で面白い存在は、昨年4連勝で京成杯を制したエクセラントカーヴ。今年の2戦は物足りない内容だが、本調子手前のVマイルでは10着とはいえ0.6秒差、1分32秒台で駆けており上昇の兆しが窺える。夏場の強さは実証済み。アッと言わせる復活シーンがあっても不思議ではない。
前走、降級戦とはいえ58キロを背負いながら完勝したシャイニープリンスも差はない。同じ左回り、2キロ減の56キロは明らかにプラス材料だ。他にも、エキストラエンド、サトノギャラント、サンレイレーザーなど伏兵は少なくない。
馬連 (10)→(1)(5)(7)(8)(9)(11)(13)(14)(15)
3連単 (10)→(5)(9)(14)→(1)(5)(7)(8)(9)(11)(13)(14)(15)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。