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「ちびまる子ちゃん」の最終回はこうなる?長寿アニメの「最終回都市伝説」

アニメに関する都市伝説は数多く存在する。

 最も有名な最終回都市伝説は「ドラえもん」だろう。「ドラえもん」との日々は、植物状態に陥っていたのび太くんが見ていた長い夢だったという夢オチバージョンが最も有名であり、その後流行ったのが、動かなくなったドラえもんを修理するため、のび太が猛勉強して未来においてドラえもんの開発者になるというバージョンである。後者のバージョンは、ある人物が考えた創作であったのだが、同人誌で漫画化されるなど世間を大いに賑わせた。後味が悪いものもジュブナイルSFを思わせるものもあるが、いずれのバージョンも誰かが創った妄想からスタートして、現在は都市伝説として立派に流布されている。

 最終回都市伝説としては「ドラえもん」の他にも、「サザエさん」の最終回都市伝説が有名だが、他の長寿アニメでも最終回都市伝説は語られている。先日、原作者であるさくらももこ氏が亡くなった事が報じられた 「ちびまる子ちゃん」にも最終回にまつわる都市伝説が存在しているのだ。

 「ちびまる子ちゃん」の最終回にはこんな話が囁かれている。友蔵が亡くなり、悲しみに沈むまるちゃん一家。だが、母親が友蔵の遺品を整理したところ、昔友蔵が買っていた古い株券が発見される。調べてみると、その株は高騰している優良銘柄であった。早速売却し、一家はいきなり大金持ちになり、まるちゃんと姉は希望の大学に進学し、幸せになるというものだ。

 さて、過去にさくらももこ氏は自分の祖父が死んだ話をエッセイに書いており、実際の祖父は友蔵のように優しいおじいちゃんではなく、漫画の中の友蔵は自分の理想の祖父像であったと記している。この「最終回」はエッセイを読んだファンの妄想から生み出されたものではないかと推測されている。

「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」然り、日常系のエピソードが多く、終わる可能性の低いロングランのアニメの場合、「自分が生きている間にこのアニメは最終回を迎えるのであろうか」という潜在的な不安が、最終回都市伝説を生み出すのではないだろうか。

(山口敏太郎)

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