「中間の追い切りで半マイル52秒くらいをやる予定が、ほぼ馬なりで5F64秒9→49秒8→36秒7。この時計にはビックリしたよ。少しオーバーワークになったかなと思ったが、それでも(左海)誠二は『まだ重い』って言うからね」。予想外のパフォーマンスに林正人師は驚かされたという。
1週前の時点ですでに態勢は整い、7日に行われた最終追い切りは軽めに流す程度だったが、トレーナーは「体も締まってきたし、気合も乗っている。前回、大井を使ったときよりもウンと状態はいいね」と胸を張った。
このレースの後は休養に入る予定。すでに視線は春のクラシックへ。「ここでキッチリ決めて賞金を積めば、京浜盃くらいまで休ませてもいい。本当に良くなるのは来年だからね」。まだ未完成だからこそ、成長を待つ時間が必要。そのために今、一番のデキで2歳戦を締めくくる。