レジャー
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レジャー 2009年08月25日 15時00分
丹下日出夫の若駒通信簿 リルダヴァルに大物の相
小倉芝1800メートル戦は、勝者リルダヴァルを筆頭に、リディル、ミッキードリームにドンイースター等々の評判馬がそろい、「プチ・伝説の新馬戦」の様相。ただ、終わってみれば、リルダヴァルに一日の長あり? 栗東坂路で800メートル52秒2を叩き出していたし、馬っぷりや血統(ディープインパクトの近親)も立派ですからね。いやはや1分50秒3で圧勝ですか。 いざ実戦で手綱を握った佐賀の鮫島パパの手綱さばきも心憎いばかり。なるべくロスのないように外を回し、ラスト3Fは推定11秒6→11秒2→11秒2。今年の新馬戦では、ロードシップ(札幌2歳Sの有力候補)と同等かそれ以上の内容があったように思う。 通信簿は5をあげてもいいくらいだけど、ときに馬っ気を出したりするランボー者。とりあえず4としましたが、ちょっと慎重すぎますかね? 新潟マイルのギュンターは1分37秒1と走破タイムが平凡。ラスト1F12秒1を要していた点も若干気がかり。スターオブコジーン産駒だけに、京王杯2歳Sくらいまでは勝負になるだろうが、中央場所の坂と距離延長が、これからの課題になってくるかもしれない。 新潟芝1400メートル戦のコスモレニは、初陣で1分22秒7なら上々。気性もおっとりしており、まだ薄皮一枚分、馬体に余裕もあった。慎重にローテーションを組めば、桜花賞戦線に到達の器。 札幌の芝1500メートルのニシノモレッタは、1分30秒7は合格点でも完成し切った馬体でやや奥がない。タイキシャトル産駒は「巨尻」でないと、文字通り尻すぼみの傾向があるからなぁ。 おっと、札幌は同日に芝1500メートルのクローバー賞が組まれていたが、こちらはサンディエゴシチーが1分29秒7で一気差し。この時期に1分30秒台を切れば、中央場所に戻ってもオープン特別の1つくらいはいけるだろうが、クラシックうんぬんを語るまではパンチ不足の印象を受けた。 札幌芝1800メートル戦のサトノサンダーも、5F通過が63秒台のスローペースに恵まれた格好。ピッチ走法で馬体も小じんまり。コーナー、コーナーでモタれ加減だったし、血統通り(サンダーガルチの弟)、東京の千四から千六ダートが合っているように思うが、さて。 今週から小倉はBコースとなり、走破タイムが1秒近く速かっただけに、数字をうのみにできない。となると、メイショウデイムの芝1200メートル1分9秒6は、未勝利のジュエルオブナイルの1分8秒4と比べると、物足りなさが残る。マンハッタンカフェ産駒とはいえ、明らかに仕上がり早のスプリンターだけに、課題は多いか。 ちなみに小倉芝1800メートルの未勝利を勝ち上がったエイシンアポロンは、持ったままでレコードに0秒2差の芝1800メートル1分48秒1。スケールや破壊力では、リルダヴァルに劣るものの、デ杯2歳Sで勝ち負けできる好マイラーとみた。
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レジャー 2009年08月25日 15時00分
データインパクト 横山典騎手(後編)
8月23日現在、JRAリーディングで4位につけている横山典弘騎手。夏場に主戦に置く札幌競馬も残すところ2週となり、ラストスパートの期待がかかる。今回は、先週に続いて当地での彼の面白データ後編をお伝えしたい(集計対象は2005年〜09年8月9日まで)。 ◆ダ1000メートルは鬼 この条件は46戦し、<15、9、7、15>。何と勝率33%で複勝率は67%! 3戦中2戦以上の確率で複勝圏内をキープしているのだから、ダ1000メートルで横山典を無視するのは自殺行為といえる。この条件に限れば、単複収支もベタ買いでプラスになってしまうので、ぜひとも押さえておこう。 ◆ダ1700メートルも及第点 札幌ダートで一番多くレースが行われる1700メートル。人気別でみると、1番人気時より、4〜7番人気あたりの中穴での収支がいい。もっとも、その実績は1000メートルには遠く及ばないので、大勝負は避けたいところ。1700メートルで狙い目となるのは、古川、岩田、柴山、中舘あたり。 ◆芝は中長距離が狙い目 芝では1200メートル、1500メートルの短いところより、1800メートル以上がいい。特に2000メートル以上には強く、単複を1万円ずつ買い続けていたら、102万円が117万円に増加した計算になる。芝コースでの横山典は長いところで狙いたい。 ◆ダートでの乗りかわりに強い ダートでの乗りかわり時は、複勝収支がプラス。やはり、下手クソ(?)から横山典に乗りかわると、馬も一変するということか。誰が下手クソか調べようとしたが、1人あたりのサンプル数が少ないので公表は控えたい。いずれにしても、「横山典はほかの騎手よりうまい」と断言しておこう。 ◆馬場状態別 大ざっぱに結論だけ書くと、「芝は渋った方が良く、ダートはパサパサの方が得意」。札幌は雨が多い方ではないので、ダートが得意な原因は晴れが多いからかもしれない。 ◆まとめ 夏場に福島や新潟ではなく、北海道シリーズに専念するメリットは「新馬で有力馬をお手馬にできる」ことが大きいはず。しかし、横山典は新馬、それも1番人気に弱く、翌年のクラシック候補を入手できているとはいいがたい。今年、ダービージョッキーになったが、基本的には前回、別の鞍上がヘグッて勝てなかった古馬を乗りかわって制す…このパターンが札幌シリーズでは目立っている。
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レジャー 2009年08月25日 15時00分
考えるキャバクラ〜意外なサービス学〜
たとえ女のコからの営業コールがあった場合でも、キャバクラに足を運ぶのは自分の意思であり、交通費などは自分で負担するのが当たり前、と、認識している方は多いかと思う。 もちろん、一般的には当たり前の話ではあるが、そんな常識が通用しないところもあることはご存知だろうか。都市部在住の方や、主に駅付近のお店を利用する方には、あまり馴染みがないと思うが、地方都市などに行くと、歓楽街が駅からかなり離れた場所にあることも少なくない。車がない場合、またあっても飲酒を前提とする場合、必然的にタクシーを利用することになるわけだが、空車を拾う前に、目的地のお店のサイトを確認するか、直接電話をかけてみることをオススメしたい。 なぜなら、そういったアクセス条件の悪い店舗では、高級ソープランドなどでよく見られるような、無料の送迎サービスを実施しているケースがあるためだ。そのためには特定のお店に行くことが条件になるわけだが、足代が無料になれば、指名料くらいは軽く浮いてしまうのは大きいはず。地方都市や、温泉街の付近に歓楽街があるような観光地などでは、決して珍しいサービスではないので、出張や旅行で見知らぬ街に訪れたときは、携帯電話などで積極的に情報収集をしてみるといいだろう。また駅付近などに案内所はあるが、歓楽街自体は少々離れた場所にあるという立地条件の街では、やはり特定のお店に行くことを条件に、案内所でタクシーチケットをサービスしてくれるケースもある。アクセスが悪いというハンデを克服するためのお店側の工夫であり、好意でもあるサービスなので、どんどん利用してこそ、充実のキャバクラライフを送れるというものだ。 ちなみに、都市部のキャバクラでも、意外なサービスを実施していることはある。自分の誕生日に来店すると、免許証の提示でシャンパンをサービスしてくれたり、同一のオーナーが経営する飲食店の割引券を配っていて、積極的にアフターを推奨しているなど、看板や広告などには載っていないお得なサービスは、わりと多いものなのだ。ただし、裏メニュー的なおいしいサービスは、常連にならないと、なかなか知りえる機会も少ない。基本的には、仲良くなった指名娘などから、ネタを集めるしかないわけだが、誕生日などのわかりやすい条件であれば、入店時に客引きと交渉すれば、思わぬ特典を受けることができるかもしれない。利用者の立場からは考えられないようなサービス提供をしてくれるお店は、意外なほど多いので、どんなときでも、ある程度の自己主張は忘れないようにしたいところだ。*写真は本文とは関係ありません【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2009年08月25日 15時00分
噂の騎士(ナイト)第20回『眩し過ぎる隣人(後編)』
彼女を自宅から、チェイスし始めて既に2時間あまり。 そろそろ最終目的地に向かうに違いない。そして、とうとう麗しい彼女はヨドバシカメラ横の路地を入ると、見覚えのあるキャバクラに入っていた。 やっぱり…アナタはキャバ嬢でしたか…オレの隣人は美人のキャバ嬢。なんとなく今日からの人生が楽しくなりそうだ。 さて、今はとりあえず大人しく家に帰ってから今後の作戦でも考えるか。それにしても、彼女の残像と残り香が背骨伝って、今も海綿体をドクドク刺激中、ハジメ汁放射寸前。このまま帰って右手で処理するのも空し過ぎるから、ピンサロへ。 さて、ここではドン・チードル似ピンサロ嬢のお口の中で無念にも大量発射してしまったが、これは現実だと捉えずに一時的な欲棒の昇華だとオレに言い聞かせよう。溜まっていたモノを外に出したのだから本来は身体が爽快なはずなのに、眠い。 しかし、オレにはやらなきゃいけない事がある。まずは、本名くらいは知らないと、家に帰ると彼女のマンション1Fの郵便受けをチェック。中の郵便物にも好奇心をそそられるが、それは止めておこう。 そして自分の部屋に戻ると、じっと待つこと午前2時30分。 タクシーが止まって、彼女と長身のオトコが降りた。あれえっ、そのオトコいったい誰だよ。たぶん、父親か、お兄さんだろう…いや、きっとそうだ、そうであってくれ。 コラァ、この野郎、彼女のケツを揉むな、しかもそんな道のド真ん中で唾液の交換会みたいなキスなってしやがって! チクショウ、またもやオレの夢を壊しやがって。今日一日とピンサロ代返せよ、お前ら。*写真は本文とは関係ありません【記事提供】キャフー http://www.kyahoo.jp/
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レジャー 2009年08月24日 15時00分
札幌記念(GII、札幌芝2000メートル、23日)ブエナビスタ 年内は国内専念
「勝つことが条件やったから」。松田博調教師は、札幌記念で2着に敗れたブエナビスタの凱旋門賞挑戦を断念する旨を発表した。 負けてなお強しの内容だった。小回りの札幌コース。切れ味が身上のブエナには不利に思えたが、ラストは上がり3F35秒1とメンバー最速の末脚を披露。春先と変わらぬ豪脚を発揮し、鋭く勝ち馬に迫った。しかし、陣営が下した決断は勇気ある撤退だった。 凱旋門賞断念を決めた理由はもうひとつある。馬体重だ。この日は8キロ増の454キロ。これは今春の桜花賞時と同じ数字で陣営にしてみれば、オークスから休養に入っていた分、成長がほしかったのも事実。これも海外進出を後ろ向きにさせる要因となった。 松田博師は「あれで十分やろと思ったけどな。勝ちに等しい内容やったし…」とレースぶり自体は高く評価しながらも、「きょうで8キロ増、やっぱりそのあたりなんやろな」とオーナーの心境を代弁した。 「来年? それはないやろ。3歳牝馬だからこそ挑戦しようと思ったんやろうから」。何よりも凱旋門賞に魅力を感じていたのは、軽量で臨める点にあった。事実、昨年優勝したザルカヴァをはじめ、凱旋門賞は3歳馬が古馬を打ち負かすケースは珍しくない。しかし、きょうは52キロでも差し届かなかった。もっとも、海外のビッグレースは凱旋門賞だけではない。ドバイや香港も含め、選択肢は無数にある。「ほかのレース? それはあるかもしれへんけどな」。トレーナーは希望を捨てず、一からの出直しを誓った。 今後は国内に専念。まずは秋華賞(GI、京都芝2000メートル、10月18日)で2003年のスティルインラブ以来、史上3頭目の牝馬3冠を目指す。
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レジャー 2009年08月24日 15時00分
札幌記念(GII、札幌芝2000メートル、23日)ブエナの夢粉砕 ヤマニンキングリーが古馬の意地見せる
「第45回札幌記念」(GII、札幌芝2000メートル、23日)は7番人気の伏兵、ヤマニンキングリーが優勝。勝ち時計は2分0秒7(良)だった。一方、凱旋門賞挑戦を見据え、注目を集めたブエナビスタは直線で上がり3F35秒1と鬼脚で迫ったものの、0秒1差2着に惜敗。レース後には凱旋門賞挑戦を断念することが決定した。 馬場の内と外、位置取りの差が明暗を分けた。 いつも通り末脚にかけ、4角で外に回した2着ブエナビスタに対し、好位で内々の経済コースを走ったヤマニンキングリー。直線が短く小回り平坦の札幌では前々で競馬ができる馬が有利だった。3着には同じく内を突いたサクラオリオンが入線。 逃げたドリームサンデーが引っ張る流れは前半1000メートル60秒2の平均ペース。「スッとゲートもうまく出てインのいいところを走れた」(柴山騎手)というヤマニンは4番手を追走した。3角過ぎから、後方にいたマツリダゴッホ、ブエナビスタらが早めにマクり始める中、ジッと内で我慢。4角でゴーサインが出ると力強い末脚を繰り出し、直線半ばで先頭に躍り出た。ブエナも外めを突いて猛追したが、「本当に頑張ってくれた。キングリーの力を信じて乗った」(同騎手)と、クビ差しのぎ切ってゴール。道中、経済コースを走り、早めに抜け出した作戦が奏功した。 この日はマイナス20キロと大幅に馬体を減らしていたが、「別に悪い感じはしなかった」(同騎手)という。単勝1.5倍(支持率54.84%)と圧倒的な人気を集めたブエナを抑えての勝利だけに、価値ある1勝。同騎手は「この馬の強い姿を見せることができて良かった」と笑顔を弾けさせた。 河内調教師も「前々での指示だった。内で折り合って上手に乗ってくれた。直線ではブエナがきたけど、直線が短い分、もってくれたね」とジョッキーの好騎乗を高く評価した。 中山金杯、小倉大賞典、中京記念とGIIIで3戦連続2着が続いていたが、近走のうっ憤を晴らし、昨年の中日新聞杯以来となる2つ目のタイトルを手にした。今後は函館競馬場を経由し、栗東トレセンに帰厩。ステップレースを一戦挟んで、天皇賞・秋(GI、芝2000メートル、東京)を目指す。 牝馬2冠のブエナビスタを破ったことで一躍、注目の存在となった。秋は伏兵としてではなく、主役としてGIタイトル獲得を狙う。
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レジャー 2009年08月24日 15時00分
新潟記念(GIII、新潟芝2000メートル、30日)絶好調・松永幹厩舎 今週のエースはダンスアジョイ
今週のメーンはサマー2000シリーズの最終戦「第45回新潟記念」(GIII、新潟芝2000メートル、30日)。この夏、GIII2勝と最も勢いのある松永幹厩舎が、ダンスアジョイを送り出す。休み明けの小倉記念を勝った後、デキはさらに上昇。前走は窮屈な小回りをうまくさばいたが、今回は末脚がさらに生きる長い直線、そして得意の左回りだ。重賞連覇でチャンプを確定させる。 これだから勝負事は不思議だ。 この春、レッドディザイアでぎりぎりまでブエナビスタを追い詰めながら、松永幹厩舎は桜花賞もオークスも2着に惜敗した。開業3年目、待望の重賞初制覇は秋に持ち越しか。そんなムードをあっさり吹き払ったのは、意外な伏兵ダンスアジョイだった。 前走の小倉記念は苦手の右回りに加えて休養明け。16番人気という低評価が示すように、陣営も苦戦を覚悟していた。しかし直線で内からスイスイと他馬を抜き去ると、そのまま先頭でゴールへ…ファンだけでなく、調教師自身もシンジラレナ〜イVだった。 騎手時代、夏は北海道で騎乗していた松永幹調教師にとって、小倉は唯一重賞未勝利の地。そこで調教師初の喜びを味わうのだから面白い。 半信半疑だった前走と違い、今回は自信をみなぎらせている。直線の長い左回りは最も得意な条件。新潟の2000メートルは最高の舞台設定だ。 「小倉記念の前から本当の狙いはここ。手前の替え方の関係で左回りは合うし、末脚が生きる長い直線もいい」 休養明けを叩いた上積みも大きく、1週前にはCWコースで6F82秒0。ラスト1Fを11秒5とこの馬らしい豪快な伸びを見せた。 「特にいいデキだと思わなかった前走に比べると今回は元気いっぱい。年齢などまったく感じさせない」。すでに8歳だが、馬体に張りがあり、動きも実に若々しい。 ダンスアジョイの小倉記念Vに続き、2週後の北九州記念もサンダルフォンで勝った。次に狙うのはこの夏3つめのGIII、そしてサマー2000シリーズの制覇だ。 「チャンスは十分あると思う。前走を勝ってここに出走できるのが何よりいいね。あとは良馬場を願うのみ」 師はそう言うと、端正な横顔に笑みを浮かべた。勢いのある厩舎に乗るのは、勝負の鉄則。これまでの苦労が長かった分、爆発はそう簡単に終わらない。
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レジャー 2009年08月24日 15時00分
キーンランドC(GIII、芝1200メートル、30日)グランプリエンゼル 陣営が編み出した札幌攻略法とは!?
今週は札幌競馬場で「第4回キーンランドC」(GIII、芝1200メートル、30日)が行われる。東西からスピード自慢のスプリンターたちが集い、さながら真夏の短距離王決定戦の様相を呈している。注目は前走・函館スプリントSを快勝したグランプリエンゼル(牝3歳、栗東・矢作厩舎)だ。秋のスプリンターズS出走を見据え、必勝態勢で臨む。 夏の北海道を勝ち抜くノウハウを確立した。 グランプリセンゼルで函館SSを制し、函館2歳Sはキョウエイアシュラで2着。大活躍の矢作厩舎が今度はキーンランドC制覇を目指す。 エンゼルとアシュラに共通するのは、中間、で北海道浦河のシュウジデイファームに短期放牧、レース直前に札幌競馬場へ入厩してレースに臨むパターンだ。 「前回も(レースの)10日前に札幌に入厩して結果を出した。向こう(牧場)でも乗られているし、いい状態を保っている。アシュラもこのパターンで好成績を収めている」と柿崎調教厩務員は話す。 今回の札幌入厩は20日。レースのちょうど10日前だ。直前での入厩だが、「向こうでも乗られてきていますからね。日曜、水曜に追えばいい状態に仕上がるはず」と調整過程には寸分の狂いもない。 短期間の間でも放牧に出す効果は顕著だという。放牧中のわずか1カ月半余りで馬体は成長した。「前回、札幌に入厩した時よりも馬が大きくなったな、と感じる。精神面は相変わらずうるさくて馬場入りなどには苦労するけど、そのうるささが片方で走る気持ちにつながっているんだけどね」と目を細める。充実の3歳夏を迎え、日に日に進化を遂げている。 前走の函館スプリントSは3歳牝馬とあって51キロの軽量が恩恵だったことも大きな勝因ではある。それでも「力がないと勝てないからね。自分が思う以上に能力のある馬なんだな、と思った」と高く評価している。 そのうえで「相手関係は強くなるけど、同じコース、距離なので頑張ってもらいたい」と重賞2連勝に思いを馳せる。 今春にはNHKマイルCでも3着とGIタイトルを射程に捕えている。もちろん、今秋に見据えているのはスプリンターズSだ。「まずはここを勝たないことには何も言えないですからね。結果を出してほしい」。1200メートルは<3101>の快速娘が北の大地で弾けそうだ。
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レジャー 2009年08月24日 15時00分
レパードS(オープン、新潟ダ1800メートル、23日)新星トランセンドがレコードタイで快走
新設重賞「第1回レパードS」(3歳オープン、ダ1800メートル)は23日、新潟競馬場で行われ、断然人気のトランセンド(牡、栗東・安田厩舎)が、2着スーニに3馬身差をつけて圧勝。初代チャンピオンに君臨した。勝ちタイムの1分49秒5は、前走の麒麟山特別で自身が樹立したレコードとタイ記録だった。 それにしても、何という強さだ。前半の1000メートル通過が59秒7の速い流れを2番手で追走。直線で満を持して抜け出すと、松岡騎手は後ろを振り向く余裕さえあった。 「逃げた馬(アドバンスウェイ)は前走、自分が騎乗してしぶといのが分かっていたから、終始、射程圏に入れながら乗りました。直線は追い出すのを待つ余裕があったし、かなり能力の高い馬ですね」と、松岡騎手は絶賛した。 一方、安田調教師は笑顔でこんなエピソードを打ち明けた。「レースの前、オーナーから『来年はドバイに行くからパスポートを用意しとけよ』っていわれていたんです。きょうの勝ち方を見ると、夢が現実になりそうですね」 これでダートは4戦4勝。2歳ダート王のスーニ(2着)、JDダービー2着のシルクメビウス(5位入線10着降着)を寄せ付けなかった内容から、頂点の座が見えてきた。「まだ全体的にひ弱さがある。もうひと皮むけて、たくましさが出てくれば、さらにパワーアップする」と同師。 今後はシリウスS(10月3日)からジャパンCダート(12月6日)へ向かう予定。夢は無限に広がる。
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レジャー 2009年08月24日 15時00分
新重賞今昔物語 2000年新潟記念 生涯最後の重賞Vとなったダイワテキサス
主役ばかり目立ってはドラマはつまらない。それは競馬も同じ。強い馬を脅かすしぶとい脇役がいてこそ、レースはいつまでもファンの心に残る。 今度こそ、今度こそと期待されながら有馬記念で3年連続3着したナイスネイチャ、引退レースの香港ヴァーズで初めて国際GIを勝ち、最後の最後で主役になったステイゴールドも、国内ではGIの2着が4度と人気薄で何度も波乱を呼ぶ存在だった。 今回取り上げる2000年の新潟記念覇者ダイワテキサスも、そんな名脇役の1頭に数えられるだろう。 重賞5勝。一流馬の堂々たる成績だが、GIは01年の有馬記念でテイエムオペラオー、メイショウドトウの3着になったのが最高だった。しかしこのときは13番人気の激走。今のように3連単があれば、かなりの配当を演出していたはずだ。 00年の新潟記念はダイワテキサスにとって最後の重賞勝利となった。すでに7歳(旧表記8歳)とベテランの域に達し、59キロのトップハンデ。条件は厳しかったが、この年は新潟競馬場が改装のため中山で行われた。テキサスは新潟でも関屋記念を2勝しているが、中山はGIIを2勝しているさらに得意なコース。この実績が評価され1番人気に支持された。 スタートからアンブラスモアが飛ばしていく。1000メートル通過が59秒7といつもの淀みない流れを作った。テキサスはそれを中団やや後ろの8番手と、いつものポジションから追走した。 レースのラスト3Fが36秒1と上がりのかかる展開に。最後はスタミナ比べとなった。重賞5勝のうち4勝が8、9月と夏場の消耗戦に強いテキサスには持ってこいの状況だ。 直線はハンデ10キロ差、49キロのモンレーブが追い上げてきたが、全く問題にせず。メンバー最速、3F35秒2の脚で、1馬身4分の3差をつける完勝だった。 その後は01年の有馬記念(11着)を最後に引退。東京競馬場で行われた引退式には増沢由貴子騎手が騎乗した。 翌春から種牡馬になったが、これといった成績を残せず乗馬に転向。現在は北海道新冠の乗馬クラブで、ライブリマウントやエイシンキャメロンといった名馬とともに余生をのんびり過ごしている。
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