レジャー
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レジャー 2007年03月07日 15時00分
桜の女王が怪気炎!好材料めじろ押しのキストゥヘヴンが復活の狼煙
今週の中山メーンは、昨年からヴィクトリアマイル(GI)のステップレースとなり、重要度を増した「第25回中山牝馬S」(GIII 中山芝1800m 11日)。もちろん、桜の女王キストゥヘヴンもヴィクトリアMを見据えている一頭だ。 昨年の桜花賞以来、勝ち星から遠ざかっているだけに、牝馬同士のここは負けられないと陣営の鼻息は荒い。美浦Wコースで追われた今朝の最終調整でも、ゴール前で仕掛けられると1F12秒9と上々の伸び。好気配を漂わせた。 しかも、今回は好材料がそろった。牝馬限定戦、フラワーC圧勝の舞台、1番人気が予想されるGI未勝利のアサヒライジングから0.5kgもらったハンデ56kg。林助手は「ハンデこそ思っていた以上に重かったが、気にしていない。今回は女馬同士の競馬で、今後どういう路線をとるのかの試金石になるレース。結果を出さないとね」と気合が入っていた。
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レジャー 2007年03月07日 15時00分
マーチャン万全!復帰戦に確たる手応え
先週のチューリップ賞で、圧倒的なパフォーマンスを見せたウオッカ。周囲では早くも“桜花賞当確”の声がささやかれているが、この馬を忘れてはいけない。暮れの阪神JFでは、そのウオッカにクビ差2着に粘り込んだアストンマーチャンだ。 桜花賞トライアル「第41回フィリーズレビュー」(GII 阪神芝1400m 11日)に出走する同馬は今朝、最終追い切りを敢行。坂路800m51秒2の好時計を叩き出し、さらなるパワーアップを印象付けた。 「気性の勝った馬なので休み明けは気にしない。前走(阪神JF2着)は勝ったと思ったところを差されて悔しい思いをしたが、とりあえずここで結果を出して本番につなげたい」 前哨戦など勝って当然。すでに陣営の目は桜花賞…いや、ウオッカだけに向いている。
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レジャー 2007年03月03日 15時00分
確定中山 弥生賞爆穴 マンハッタンバー大逆転
日曜中山メーンは今年のクラシックを占う意味でも重要な一戦「第44回弥生賞」(GII 芝2000m)。休み明けのドリームジャーニー、距離適性に疑問符がつくアドマイヤオーラと、人気上位馬に少なからず死角があるだけに、荒れる要素は十二分にある。先週の中山記念の馬単7620円を見事ゲットした赤羽記者は本命にマンハッタンバーを指名。同じく土曜中山12Rの3連単70万6710円を的中させた虎穴記者はココナッツパンチで2週連続大万馬券を狙う。 弥生賞出走馬から5頭の皐月賞馬と4頭のダービー馬が誕生しており、クラシックを占ううえで必見のレース。今年も2歳王者をはじめ、好メンバーがそろった。ただし、人気どころに少なからず死角が見え隠れするのも事実。波乱の幕切れも十分あっていい。 格では暮れの朝日杯FSを勝ったドリームジャーニーがナンバーワンだが、今回は3カ月ぶりの実戦。今週の最終調整ではテンに引っ掛かって終い1F13秒2(強め)と失速してしまった。陣営はオーバーワークを懸念していたし、もともと410kg台の小柄な馬で長距離輸送、初の2000mなど不安材料は多い。 武豊騎乗で人気を集めそうなシンザン記念馬アドマイヤオーラも、唯一の敗戦が牝馬においでおいでをくらった1800m。一昨年2着の兄アドマイヤジャパンとは体形そのものが違うし、マイルが限界だった母ビワハイジに似たタイプの気がしてならない。 東の秘密兵器マンハッタンバーの一発に期待。 「能力は間違いなくあると思うんだけど、とにかく気難しくて…」と佐藤吉師を悩ませているが、ソエから復帰後は(10)(3)着と尻上がり。実際、今週の3頭併せでも後ろから追い掛ける予定が、テンから行ってしまい、5F標で鞍上の横山典騎手がスピードを緩めて、後ろの2頭に抜かせてから再スタートするチグハグぶり。が、スピードに乗ってからの動きは素晴らしく、5F62秒4→49秒0→35秒9の好タイムをあっさりマーク。追われてからの反応も鋭く、ラスト1F12秒4(強め)でフィニッシュした。「デキは申し分ない。力も足りるので、あとは競馬にいっての精神状態。落ち着いてさえいれば」と同師。 心身ともにまだ完成途上なのは確かだが、逆にいえばそれだけ伸びしろがあるということ。ポテンシャルの高さはデビュー戦を芝1800m1分49秒5の破格の時計で楽勝、ジャングルポケットのレコードを0秒1塗り替えたことで証明済み。2000mの前走では上がり3F34秒0の末脚を繰り出しており、距離もどんとこいだ。名手・横山典騎手も3度目の騎乗で手のうちに入れたはずで、エンジン全開のおぜん立ては整っている。
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レジャー 2007年03月02日 15時00分
中山確定 爆穴オーシャンS コパノフウジン
土曜の中山メーンは「第2回オーシャンS」(GIII 芝1200m)。高松宮記念(3月25日)の前哨戦になるだけに、本番を占う意味でも見逃せない一戦だが、昨年は馬単21万8210円、3連単216万190円の大荒れなったレース。今年も傑出馬不在で波乱ムードが漂っている。先週の中山記念を◎△でズバリ的中、馬単7620円の好配当をゲットした赤羽記者はコパノフウジンに白羽の矢を立てた。 先週の中山記念は◎ローエングリンが復活の逃げ切り勝ち。「大好きだった馬。いろいろあったけど、やっぱり素晴らしい馬でした」と涙で語った後藤騎手。同馬の主戦を務めていた2003年、仏遠征したムーラン・ド・ロンシャン賞(GI)で半馬身差2着し、日本馬の強さを世界に証明してみせたが、続く天皇賞・秋(2番人気)ではテンから大暴走して13着に惨敗。それ以来、降ろされた形になっただけに、喜びもひとしおだったのだろう。 柳の下にドジョウが2匹いるか、いないか。オーシャンSはその後藤が手綱を取るコパノフウジンに白羽の矢を立てた。 ここ3戦は(15)(10)(14)着と凡走しているが、ケイコの動きを見る限り、調子落ちは皆無。今週の坂路ではラスト1Fだけ追われて12秒7。併走馬をあっという間に1秒2ちぎってみせた。「前走で増えていた体は戻ったもの。期待外れだったが、ゴチャつく展開が響いたみたい。荒れた馬場も良くなかったね。デキはいいので、スムーズな競馬なら」と宮師は巻き返しを期していた。 実力のほどは、京阪杯で今回も人気を集めているアンバージャックにわずか0秒1差の2着していることで実証済み。3角から先頭に立って、粘りに粘ったレース内容は負けて強しと思わせるものだった。 当時、55kgだったアンバーが2kg増の57kgになるのに対し、こちらは56kgのままと斤量面がぐっと有利に。さらに、中山の芝1200mはクリスタルC2着、オーシャンS2着など、<1200>と得意にしている条件だ。 電撃の6F重賞の割に何が何でもハナという馬は見当たらず、ペースは落ち着きそう。このメンバーならスピードの絶対値の違いで難なく好ポジションが取れるはずだ。開幕2週目で馬場状態もいいとなれば、能力全開は間違いなしだろう。2週連続で実力馬復活が見られそうだ。
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レジャー 2007年03月01日 15時00分
GII弥生賞 勝って皐月賞へ 急成長 ドリームジャーニー
クラシックの蹄音が聞こえてきた。今週の中山競馬場では皐月賞TR「第44回弥生賞」(GII 芝2000m 4日)が行われる。毎年ここをステップに若駒が次々と飛躍していくが、今年も例にもれず好素材がズラリ。中でも、栗東キャップ・谷やんが注目したのは昨年の2歳王者ドリームジャーニーだ。 勝負にこそ敗れたが、アーリントンCのローレルゲレイロで見せた男・本田の闘魂騎乗は「これぞ、真剣勝負の叩き合い」という競馬の醍醐味を深くまぶたに刻ませた。同着重賞Vという誰もが予想だにしなかった筋書きのないドラマで、今年も勝利の女神が天から舞い降りてきたエイシンドーバー・湯浅師の阪急杯。そして、ファイナル日曜阪神12R(25日)では、な、なんと、瀬戸口師→鹿戸幸師のワンツーフィニッシュでエンディング。 ターフを去りゆく人たちに、これほどまでに名残惜しさを感じたのは、長きにわたる記者人生においても初めてだし、偉大なるホースマンの今後に幸多かれと祈らずにはいられない。 もっとも、そんな記者の思いとはよそに、「これからはオレたちの時代」といわんばかりに若い息吹は着実に芽吹いている。とりわけ開業3年目にしてGI制覇を達成。しかも、過去10年を振り返っても伊藤雄二、藤沢和雄という東西の名伯楽が独占していた最高勝率調教師の栄えあるJRA賞を奪取した殊勲の池江泰寿師の前途は洋々だ。 「3歳馬がキッチリ2勝したことと、古馬500万馬がキッチリ勝てたことが受賞の最大の要因ではないでしょうか。古馬の1000万、準オープンとなると出走できるかどうか分からず、調整が難しいですからね。今年は障害戦にもチャレンジしたい。ダービー以降は除外で優先権が発生しますから」とは鋭い分析とチャレンジ精神おう盛な若き名トレーナーの弁だ。 そして、そんな師がしかとクラシックの頂きを見据え、今週の弥生賞に送り出すのが昨年の2歳王者に輝いたドリームジャーニーだ。 「1週前の追い切りが強すぎて、あれで一気にテンションが上がってしまって、レースでも出遅れ。反省する点は多かった」と振り返った東スポ杯2歳Sこそ3着に敗れたが、すかさず、その反省点をバネにして、「ソフト調教に即座に切りかえたし、当日はパドックから返し馬までメンコ装着した」と、対策を講じた朝日杯FSは万事休すの最後方から”異次元の末脚”を繰り出し、見事、4戦3勝の好成績でチャンピオンの座を射止めた。 あれから3カ月。「体重は今で10kg増だけど、首回りや腰回りにいい筋肉がついて、数字以上にボリューム感が出ている。先週あたりから常歩(なみあし)のキャンターでもピリッとしてきたし、競馬が近いことを察知している」と、ケイコ役の吉村助手は前走後のスケールアップにお墨付きを与える。 「ちょっと今週のケイコが速くなっちゃって少しオーバーワークだけど、ホント、ここまで予定通りにきましたからね。最優秀2歳馬の名に恥じないよう、ここを制して皐月賞本番を迎えたい」 ドリームジャーニー。そのネーミング通り、2007年のクラシックの夢の旅路は、この弥生賞から始まる。
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レジャー 2007年02月28日 15時00分
チューリップ賞 弥生賞追い切り速報 角居厩舎東西重賞ジャック ウオッカ&サムライタイガー
今週は東西で桜花賞、皐月賞の両トライアルが行われる。今朝はその出走各馬が最終追い切りを敢行したが、注目は何といってもこの2頭。「第14回チューリップ賞」(GIII 阪神芝1600m 3月3日)のウオッカと、「第44回弥生賞」(GII 中山芝2000m 3月4日)に出走するサムライタイガースだ。今年の3歳世代を席巻する角居軍団は、果たしてプレマッチでどんな競馬を見せてくれるのか。両重賞とも本番と同じ条件で行われるだけに、この結果がそのままクラシックに直結するといっても過言ではない。 今週も角居旋風が吹き荒れる!先週のアーリントンCをトーセンキャプテンで制した角居厩舎が、今週は桜花賞TR・チューリップ賞にウオッカを、皐月賞TR弥生賞にサムライタイガースを送り込む。クラシック本番前に3歳世代完全制圧を目論む角居軍団。今朝はその精鋭2騎が最終追い切りを敢行した。 まずは2歳女王・ウオッカ。CWコースに朝一番で入ると例によって3頭併せの最内で有り余る気合を前面に出したまま、3頭併せの真ん中を力強くへ併入。ラスト1F12秒0と直線もシャープに伸び、「負けても仕方ない仕上げ」(岸本助手)だったエルフィンS時から一変してみせた。 「前走時がかなり余裕持たせ。そういう面でいうと上積みはかなり大きいし、だいぶ戦闘モードに入ってきたよ。テンションが上がりやすい馬で普段から調整は難しいが、今のところは順調そのものだね」 青写真通りの調整過程に岸本助手はにっこり。今朝の手綱を取った四位騎手も「テンションが上がらないように気を配って乗ったが、いい感じで併入に持ち込めた。バッチリだね」と愛馬の気配に大満足の表情を浮かべた。 前走のエルフィンSは前記のような仕上げに加え、1頭だけ他馬より2kg重い斤量56kg。それで2着以下を0秒5も突き放してしまうのだから、まさに次元が違ったということ。コメント上手として知られる岸本助手をしても、「強かったですねぇ」と感嘆の声を漏らすのが精いっぱいだ。探せど探せど、今のところはまったく死角が見当たらない。 「父はためて末脚を生かすタイプだったけど、この馬は折り合わせて、折り合わせて…という感じではない。徐々に正攻法の競馬もできるようになってきたし、まずはダイワとどんな競馬をしてくれるのか見てみたい」 弥生賞でも人気を集めるであろうアドマイヤオーラと接戦を繰り広げてきたダイワスカーレット。そんな強力なライバルとの初対戦にも、陣営に臆する気配は感じられない。 一方のサムライタイガースもCWコースで3頭併せ。こちらも最内に入り、ラスト1F11秒4と文句なしの切れ味を見せつけた。1週前追い切りの時点ですでに、併せたトーセンキャプテンに騎乗していた四位騎手が「そっちの方がええんちゃうか」と言うほどのデキだ。 「1回叩いて気合が乗ってきたし、以前の硬さもとれて、だいぶ柔らかみも出てきた。先週なんかはまっすぐに走れていたしね」(岸本助手) 右側によれる癖も徐々に解消されつつあるという。 「きさらぎ賞(3着)は久々で、しかもあれだけのメンバー相手によく頑張ってくれた。あらためて能力を感じたね。今回はもっと良くなっているし、クラシックの権利を何とか取ってほしい」 3カ月ぶりの競馬で、クラシック候補の一角ナムラマース(2着)とは同タイム(アタマ差)。これを物差しに考えれば当然、人気以上のマークが必要となってきそうだ。
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レジャー 2007年02月26日 15時00分
弥生賞 2歳王者陣営直撃 ドリームジャーニー
今週は中山競馬場で皐月賞トライアルの「第44回弥生賞」(GII 芝2000m 3月4日)が行われる。本番を見据え、クラシック候補が集結するが、注目は昨年末の朝日杯FSを制した2歳王者のドリームジャーニー(牡3歳、栗東・池江寿厩舎)だ。わずか2カ月半ほどの休養で大きく成長したと陣営も太鼓判。一気に皐月賞最有力候補に躍り出るか、その走りに注目だ。 西では2歳女王ウオッカが桜花賞TR「チューリップ賞」に臨むが、中山ではいよいよ2歳王者が今年初戦を迎える。ドリームジャーニーは、皐月賞と同舞台でどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。そして、東スポ杯2歳S(3着)で後塵を拝したフサイチホウオーとの差は、いったいどこまで詰まっているのか。 前走の朝日杯FSは道中最後方から競馬を進め、4角でもまだ前から12番手。中山の短い直線を思えば決して届きそうにない位置から、矢のような伸び脚で“その他”をすべて一蹴してしまった。これまで4戦してすべて上がり3Fはメンバー最速。前走にしても34秒0と、次元の違う切れ味を発揮してみせた。 池江寿師は「この馬の持ち味が最大限に発揮できた。しかし、それにしてもいい脚を使ってくれたね」と自身初のGI制覇を振り返り、再度その喜びをかみしめるように愛馬を褒め称える。 中間は「グリーンウッドFに放牧」に出され一時の休暇をすごしたが、「幅がでて、ひと回り大きくなって帰厩してきた」と、着実に成長の跡を示している。1週前追い切りでもDWコースで6F85秒3→69秒0→53秒9→40秒1→12秒7と、キビキビした動きで好調をアピールしている。 焦点となる2000mへの距離延長については「やってみないと分からない。トライアルなのでペースも緩くなるだろうから…」と未知な部分もあるが、「徐々に精神面は成長しているからね」と同師。ここまで4戦すべてが輸送競馬で結果を出していることからも、イレ込んでレース前に燃え尽きてしまう心配もない。 「(皐月賞への)権利ということに関しては問題ないので、ここで何が何でもというわけではないからね。それに、もし今回掛かるようなことがあっても、本番はまたペースが速くなるから」 とにもかくにも、“前哨戦”を強調する師だが、そのリラックスムードこそがGIホース陣営の余裕の表れ。ホウオーへのリベンジを果たすまで、恥ずかしい競馬は許されない。
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レジャー 2007年02月24日 15時00分
GII中山記念 超大穴 ブライトトゥモロー
23万円馬券を的中させた石沢記者がファイナルジャッジを下した本命馬は?25日、中山競馬場で行われる「第81回中山記念」(GII 芝1800m)の◎には、またも穴中の穴ブライトトゥモローを指名した。「開幕週=前残り」のイメージは安易な発想と切り捨て、過去の傾向も踏まえながら持論を展開。ブライトの豪快な差し切りが決まると判断した。 開催がわりと聞くだけで”前残り”という短絡的なキーワードを思い浮かべてしまうのは競馬ファンの悲しき性(さが)か。だが、開幕週に施行されるようになった2000年からの「中山記念」の結果を見ると、安易に先行馬に飛びつくのは危険だ。 00年1着ダイワテキサス(4角7番手)、02年2着トラストファイヤー(同10番手)、04年2着サイドワインダー(同14番手)、05年2着カンパニー(同12着)と差し、追い込みがバンバン決まっているからだ。 もっとも、逃げ勝った馬もいる。03年ローエングリン、06年バランスオブゲームがそれだ。が、馬場状態はともに重。いまのところ日曜に傘マークはついていないだけに、ここは差し、追い込み馬から狙うのが筋だろう。 詰めが甘いエアシェイディ、展開頼みのシャドウゲイト、ノド鳴りのダンスインザモア、折り合い難のインティライミと有力各馬にウイークポイントがあるならば、狙いはズバリ! ブライトトゥモローだ。 強調したいのは前々走のテレビ静岡賞。前半1000m通過62秒9のヨーイドンの競馬だったとはいえ、上がり3F33秒3は驚異的な数字。末脚の爆発力はエアシェイディと比較しても何ら見劣りはない。 実際に、前走・鳴尾記念(GIII)は出遅れ+道悪+プラス10kgの重めの三重苦ながら、33秒8の末脚で0秒8差7着。3走前の大原Sでもスズカフェニックス(東京新聞杯勝ち)に0秒3差2着と互角の勝負を演じている。 1着3回、2着2回、3着1回の1800mの距離もいい。5歳にしていまだ12戦しか使われていないのも、伸びしろを期待できる意味で好感が持てる。昨年12月以来の出走になるが、約11カ月ぶりだった05年のニューマーケットCで2着と鉄砲は苦にしないタイプ。大外一気が決まる。
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レジャー 2007年02月23日 15時00分
アーリントンC 爆穴アロマンシェス 前走Vは価値絶大
先週の土曜京都9R「つばき賞」3連単23万4670円を◎○▲で完ぺき的中させた石沢記者に今週も乗れ! その絶好調・石沢記者は「第16回アーリントンC」(GIII 阪神芝1600m 24日)の本命に関東馬アロマンシェスを指名。人気の2頭トーセンキャプテン、ローレルゲレイロには見向きもせず、コース、距離、馬場等関係なく伸びてくる安定した末脚にかけた。 人気になりそうなトーセンキャプテン。新馬500万以下を連勝と勢いは一番だが、その2戦は0秒1、0秒2差と、ともに衝撃的な強さとはいえない内容だった。これまで2連勝で消えていった馬がどれだけいるのか。3連勝すれば本物だが…。重賞の常連ローレルゲレイロにしたっていまだ1勝馬。善戦マンの印象はぬぐえない。本田騎手最後の重賞勝利というドラマも安易な発想だろう。 ならば、関東馬アロマンシェスで勝負。 とにかく「渋いね」(粕谷助手)の表現がピッタリと当てはまる馬。スパッと切れる脚はないものの、コース、距離、馬場等関係なく、安定した息の長い末脚で直線は確実に伸びてくる。 昨年の京王杯2歳S(3着)でも最内に入り、一旦、止まりかけたところから、再度鋭伸して勝ち馬から0秒1差だ。しかも、道悪馬場も難なくこなしてみせた。前走もその京王杯の再現かと思わせるような内容。最終週で馬場が悪い窮屈な位置(最内)から伸び、2着をクビ差退けたレースぶりは、着差以上に価値があった。 オープン、重賞で強敵相手と戦ってきた経験値の高さも強調したい。いちょうS(マイネルシーガル=ジュニアC勝ち)、朝日杯FS(ドリームジャーニー)、京成杯(サンツェッペリン)。それで(5)(7)(6)着なら、ここでは胸を張れる成績といっていいだろう。 距離も1600mがやはりベスト。事実、同助手も「マイルが一番競馬がしやすいし、流れが合う。京成杯(6着)の時はスタートが良すぎて、前半引っ掛かってしまった」とコメントしている。 この中間も鋭い動き(南Wコース5F66秒0、ラスト1F12秒3=馬なり)。「好不調の波がない」(同助手)と、デキ落ちの心配は無用だ。 「いままでオープンで成績を残しているからね。ここでも見劣りはしない」と同助手。ローレルの本田騎手も最後だが、粕谷助手(調教師試験合格)にとっても節目の重賞となることを最後に付け加えておきたい。
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レジャー 2007年02月22日 15時00分
GII・中山記念 伊藤雄師 重賞Vで花道 メイショウ王手!
いよいよ競馬界の“ドン”がラストウイークを迎える。2月いっぱいで定年が決まっている伊藤雄師が「第81回中山記念」(GII 芝1800m 中山 25日)のメイショウオウテで最後の重賞獲りに挑む。果たして有終の美を飾ることはできるのか、オウテの近況とともに師の素顔に迫った。 昨日は瀬戸口師の引退について触れたが、今年はもう一人、忘れてはならない人物が定年を迎える。重賞77勝、うちGI級レースは12勝(グレード制導入以前も含む)。関西の、いや、中央競馬の重鎮・伊藤雄二師が、調教師生活最後の週にメイショウオウテを送り出す。 あくまでも「中締め」を強調する師は、このオウテについても「何が何でもここを勝たなければいけないというわけではない。先のある馬だし、ボクが最後でも、お馬さんはそうじゃないんだから」と自然体の仕上げを強調。決して自分本位ではなく、馬を第一に優先してきた生きざまをここでも貫いている。 オープン昇級後は(5)(4)(5)着と、勝ち切れない現状については「展開や位置取りに左右されてしまう馬やからね。好みの流れにならなかったということ。最後はジリジリきているんやけどね」。前走の白富士Sにしても、上がり3Fは勝ち馬と同じ(3F)34秒6を計時して0秒4差。まさに師の言う位置取りの差が明暗を分けた格好だが、流れひとつでチャンスがあることもまた事実である。 「馬場さえ悪くならなければ、テンが速くなるだろうから折り合いや追走は楽になる。元気良く仕上がっているし、天気ならまずいいレースになると思いますよ」 ニッコリと笑みを浮かべ、自身の「ひと区切りとなるレース」で愛馬の好走を期待していた。 今後、伊藤雄厩舎の所属馬は、主に新規開業となる庄野(靖志)、梅田(智之)の両厩舎へ振り分けられる。師が「中締め」という言葉に固執するのも、このことからだ。馬だけでなく、人の育成にも重きをおく伊藤雄師だけに「彼らにはいろいろと教えていかなあかんから。調教師業というものなど、伝えられるべきことは伝えていきたい」と話す。 マックスビューティにエアグルーヴ、ファインモーション、そしてダービーを制したウイニングチケット。数え上げればきりのないスターホースの数々。師の経験した育成術、調教術は今後もしかと受け継がれていくはずだ。 「まっ、最後、最後とあなた方はいうけど、肩を張らずにいきますわ。ファンの皆さんにはいっぱい応援をいただいて励みになりましたが、今後も新たな2つの厩舎を見てあげてください」 中央競馬の一時代を築いた名伯楽は、ひとまず表舞台から身を引く。しかし、彼の競馬人育成、競走馬育成生活は、まだまだ終えんを迎えることはない。“雄二イズム”は今後も脈々と継承されていく。
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