そんな折、それぞれの家庭では様々な暖房器具が使われているだろう。シンプルにコタツを囲む家、寒波以上に厳しい不況を思えば石油ストーブだろうか。ひょっとしたら火鉢のみという家もあるかもしれない。
しかし、便利さでいえばエアコンに敵うものはない。一定の温度を保ってくれ、最近では、部屋に人が何人いるか、人がどの位置にいるかといったことで送風を調節してくれるものもあるようだ。
そして、なんと言ってもありがたいのがタイマー。「さあ寝よう」と布団に入っても、しばらくの間、布団の中は冷たい。そこで温まった頃に電源が切れるように、タイマー設定しておく。そして、朝は起床時間より早く電源が入るようにタイマー設定する。出かける際は、帰宅時間に合わせてタイマー設定。本当にありがたい機能だ。
ところが時々、「タイマー設定していたのに電源が入っていなかった」といった話を聞く。よくよく聞いてみると、エアコンのタイマー設定について勘違いをしているようだ。
例えばテレビ番組をタイマー設定で録画する場合、録画機器本体に時計が内蔵されているため、時間の認識ができる。しかしエアコンの多くは本体に時計を内蔵していないため、時間の認識ができない。では何故、設定時間になると反応するのか? それは、設定時間になるとリモコンが作動するからだ。リモコンには時計が内蔵されている。そのため設定時間になった時点で初めて本体に送信し、本体が設定内容を実行するのだ。「電源が入っていなかった」「電源が切れていなかった」と訴える方は、せっかくタイマー設定していたにもかかわらず、リモコンが新聞の下になっていたり、布団が被さっていたりして信号が届かなかったのではないだろうか。
まだまだ冬はこれからが本番。エアコンのタイマー設定をする時は、リモコンの置き場所に気をつけて快適な冬をお過ごし下さい。
(七海かりん 山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/