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【放送事故伝説】生放送中に俳優が死亡!その時、共演者は…

 今年2018年に大ヒットを記録した映画『カメラを止めるな!』(『カメ止め』)がユーキャン流行語大賞にノミネートされ、大きな話題になっている。SNSによる口コミから人気に火が付いた本作は、低予算ながら意欲的な演出が評価され、興行収入20億円を超える大ヒット作となった。

 さて、今回紹介する放送事故伝説だが、今から60年前の1958年。例え出演者が死んだとしても、本当に「カメラを止められない」末恐ろしい現場があった。

 1958年12月11日発行の読売新聞(夕刊)によると、「テレビ出演中の珍事! 心臓マヒで死ぬ」という奇妙な記事が掲載されている。

 記事によると、イギリス・ロンドンで放送されていた人気ドラマ番組『カール・ノーマン』というテレビ劇に出演していた俳優が、生放送中に死亡するという前代未聞の放送事故が発生したという。

 今ではとても信じられない話だが、当時のテレビ番組はバラエティでもドラマでもすべて生放送であり、NGシーンはそのまま放送されていた。死亡したのはガレス・ジョーンズという俳優で、彼のドラマでの役柄は「電球の破裂を水爆と勘違いする客」という役を演じるため、スタジオに入っていた。しかし、このガレスだが、以前から心臓を患っており、本番の日はリハーサルの時点から調子が悪かったという。

 そして生放送の本番、彼は無事に「電球の破裂を水爆と勘違いする客」を演じきり、転換のための幕が降りたのだが、その直後、ガレスは椅子からずり落ち倒れてしまった。

 この時、客席には偶然にも医師がおり、ガレスは医師の心臓マッサージを受けたのだが、そのまま、二度と立ち上がることなく死亡してしまったという。

 ガレスが死亡したことは小休止していた出演者にも知れ渡ったが、前述の通り、テレビ劇は中止のできない生放送である。出演者が死んだからといって放送を打ち切るわけにはいかず、出演者たちは仲間の死を受け入れ、彼の分まで全力を尽くすことに決めたのだという。

 その時の模様は、まさに壮絶そのもので、共演者たちは溢れる涙を堪え、死んだガレスの出演シーンはアドリブでごまかし、根性だけでなんとかやってのけたという。

 生放送が当たり前だったテレビの草創期、未熟だった放送技術は、熱い役者達の根性でカバーしていたのかもしれない。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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