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NMB48アリーナツアー 日本武道館1日目レポート

 大坂城ホールを皮切りにスタートした初のアリーナツアー『NMB48 Arena Tour 2015 〜遠くにいても〜』も終盤を迎え、遂に東京にやって来た。場所はアーティストの聖地でもある日本武道館だ。約2年前に日本武道館でコンサートをやって以来なので、東京のファンも待ちわびていた。

 会場に須藤凛々花の影アナが響き渡ると大歓声が上がり、スタート前からすごい盛り上がりだ。最高潮の盛り上がりの中のスタートとなったのだが、注目の1曲目は『青春のラップタイム』。イントロが流れた瞬間から尋常じゃない盛り上がりで、コンサートはすでに佳境に入った時のようなテンションを見せていた。『てっぺんとったんで!』『イビサガール』と3曲を歌い終えると山本彩が最高の笑顔で東京のファンに対して感謝の気持ちをアピールした。

 ここからはチーム別にチームでの最新曲、そしてシングルのヒット曲を連発し、息つく間もなく集まったファンを楽しませてくれた。激しく楽しい時間が続いていたのだが、いきなり日下このみがステージにひとり残される状態になり、日下がひとりでトークをすることになった。まだ一般的には知名度も低い日下だが、独特のトーンでの喋りやネガティブな思考を持っている不思議キャラだが、人気は上昇中だ。3月31日に発売される新曲にも選抜メンバーに初めて選ばれるなど注目度は高い。その日下は3月22日にNMB48劇場で、自身2回目となる独演会を開催。ソロでやる独演会はすごいと思うが、東京というアウェイの地で、しかも1万人以上の前で、ひとりでトークをしたことも快挙である。こんな日下は東京のファンはどう受け止めたかわからないが、確実に手応えはあったのではないかと思う。

 日下が独特の空間を作った日本武道館だが、ここから一気に空気が変わり、ヤンキースタイルのメンバーがステージに集まり『マジジョテッペンブルース』の披露となった。スカジャン姿やセーラー服をヤンキー風に着こなしたメンバーが勢揃いして、コンサートの歌唱ではあるが、ちょっとしたミュージカルのような空気が会場に流れていった。サビの部分では上西恵が担当し、意外な選出に上西が歌いだした瞬間にどよめきが起こった。その上西は今ツアー初披露になった『涙売りの少女』でもセンターを担当。これまでのツアーではあまり目立っていなかった上西だったが、ここ日本武道館では、上西に釘付けになったファンは多かった。

 注目度の高かったメンバーは上西だけではない。矢倉楓子がソロで登場したのだ。AKB48の卒業生でもある小野恵令奈のソロ曲『FIRST LOVE』を披露したのだが、この選曲はヤバいです。もちろん矢倉がソロで歌うことがファンにとって嬉しいことでもあるが、AKB48の昔を知るファンにとってもかなり嬉しいことであり、粋な演出に一同が脱帽したのではないかと思う。

 矢倉が名曲をしっとりと聞かせてくれた後は怒涛のアゲアゲタイムに突入し、『バンキッシュ』『HA!』『カモネギックス』『高嶺の林檎』『ナギイチ』『僕らのユリイカ』を一気に歌い上げ、最後は『届かなそうで届くもの』でコンサートの本編の幕は閉じた。

 ここで場内が暗転するのだが、いきなり画面に「『青春のラップタイム』ミュージックビデオ完成!」と映し出された。『青春のラップタイム』と言えば、NMB48初のオリジナルソングである。特に一期生にとっては思い入れの強い曲ということもあり、時を経て制作されるとは誰もが思っていなかったことだろう。しかもこのミュージックビデオには、すでに卒業してしまった一期生のメンバーも出演しているというから驚きだ。この発表の後にアンコールとなるのだが、アンコールの一番最後には。この『青春のラップタイム』をみんなで歌い、日本武道館の初日は最高の形で幕を閉じた。

 そして2月26日はアリーナツアーの千秋楽を迎える。これまでの集大成となるコンサートなので、どんなステージになるのか今から楽しみである。

■取材、執筆=ブレーメン大島

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