この他にも渋谷凪咲の『夜風の仕業』のソロステージも注目だった。この曲は柏木由紀の曲であり、NMB48の兼任メンバーでもある柏木を目の前にして渋谷は物怖じすることもなく堂々と歌い上げたのだ。さらに注目なのが『嘘の天秤』だ。メンバー全員が男装して登場し、センターは谷川愛梨が担当したのだが、谷川の男装は本物と思わせるほど似合っていた。ユニットに参加した三田麻央、小谷里歩、井尻晏菜、石塚朱莉、三浦亜莉沙、上枝恵美加もこれまでと違ったイメージだったこともあり、かなりのインパクトを残したのではないかと思う。
見どころ満載のコンサートは3時間にも及んだが、笑いとマジのバランスが最高に取れていて、NMB48らしさをしっかり名古屋のファンにアピールできたのではないかと思う。アリーナツアーは、残すところ2月25・26日の日本武道館での2日間だが、ここでもきっとファンを驚かせてくれる何かを仕掛けてきてくれると思うので、大きな期待を持ちたいと思う。そして最後までNMB48らしさを貫きNMB48の存在をしっかりアピールして突き進んでいって欲しい。
■取材、執筆=ブレーメン大島