8月3日に事件が発覚、その当時から「離婚秒読み」と報じられるも、沈黙を守ってきた矢田亜希子。ところが、旦那・押尾学と同様にクスリで酒井法子の夫・高相祐一が逮捕されると態度を一変。今度は、矢田サイドから「押尾とは半年前から、別居していた」などと離婚をチラつかせる反応を見せ始めたのだ。
一体、この変わり身は何なのか? スポーツ紙デスクは半ば呆れぎみにこう語る。
「全部仕込みですよ。矢田の事務所サイドは今回の押尾事件に関する対応を業界の某重鎮に相談していたようです。離婚は避けて通れないとしても、発表のタイミングはポイントになる。いずれにしても“1面扱い”になるネタですから。さて、いつ発表するか…と思案していた時に酒井事件が発覚。陣営は“今しかない”と判断し、一気呵成に離婚を公表したのです」
芸能界ではよくありがちな手法だが、今回の離婚報道は少し無理があったのだ。
06年に周囲の反対を押し切り、強引に押尾と結婚した矢田。07年11月には長男・りあむちゃんが誕生するも、その頃から、離婚の噂が流れるようになった。そして今回の事件。矢田サイドの話だと「半年前から別居しており、夫婦間の熱は冷めていた」として、実は離婚状態であったとほのめかしているわけだが、果たして本当にそうなのか。
関係者は「矢田側の相談者である重鎮は、マスコミに影響力を持っている。親しい記者らを呼びつけ“半年前から別居と書け”と言っても不思議はない」とうがった見方をする。
この関係者は、「5月に行われた格闘技の大会で、押尾と矢田がそろって観戦していた」と話し、矢田はなかなかの女優だとして続ける。
「事件が発覚する直前の6月には、二人が住んでいた川崎のマンションで、りあむちゃんとのスリーショットを女性誌記者に目撃されている」
酒井事件が発覚した関係で「離婚するなら今しかない! 絶対、大きく報じられないから」的なノリで押尾を見限った可能性がないとは言い切れないのである。
確かに“大報道”にはならず、思惑通り、スポーツ紙は芸能面のトップ記事扱いに終始した。
まさか、これで味を占めたわけではないだろうが、矢田サイドは間髪入れず慰謝料10億円を押尾に請求する、と報じる女性誌まで出ている。
今、イエローマスコミの関心は酒井事件がトップで次に押尾の関連ニュース、という“社会派芸能”モノ。純粋な芸能スキャンダルは取り扱いが小さくなる傾向にあり、この時期はチャンスといえばチャンスかも知れない。
なんでもありの芸能界らしい、身のこなしといえようか。
芸能界から抹殺され、もはやひとりの人として生きていくのすら厳しい状況の押尾から、果たして10億円ももぎ取れるのか疑問だが、矢田の怒りはごもっとも。さすがにこんなオトコに子育てなどできるはずもなく、1歳の息子の親権は矢田が獲得。今後は慰謝料と養育費をどう剥ぎ取っていくことができるかが、「矢田チャンの腕の見せどころ」(女性誌記者)といわれている。