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ニューヨークレポート シティパスはパスした方が良い?

 有名美術館、博物館、エンパイア・ステートビルの展望台、自由の女神へのフェリーチケットなどNYの6つの観光スポットが40%割引の$79になるチケットブック、シティパスが発行になってから大分経つが、大体行ったところばかりなので来る度パスしていたが、今回思うところがあって初めて買ってみた。

 チケット購入の長い列に並ばなくていい、たった4か所を訪れるだけでモトが取れるというのが売りだが、本当にお得だろうか?
 列で言えば、例えば自然史博物館では普通にチケットを購入するのは入って左、シティパスを持っていれば右のカウンターに並ぶのだが、明らかに右の列の方が短かった。それがメリットであるのは認めるが、全く列に並ばなくて良いわけではない。ハドソン川クルーズでは乗船までかなり時間がかかった。とにかくNYにはヨーロッパからのツーリストが溢れており、大体どこでも列、列、列、人、人、人なのだ。地図やアトラクション情報、有名店の割引クーポンも付くと謳われているが、ブルーミングデールズというデパートの15%の割り引き券など、私には無用のクーポンだった。
 また、総額入場料のうちメトロポリタン美術館、アメリカ自然史博物館には入場料でなく、ドネーション(寄付)で入れる。メトロポリタンを例にあげれば「このぐらいの寄付をお願いします」という意味の額が16ドルなのだが、1ドルでも入れる。「それもちょっとねえ」とニューヨーカーに言ったら、「あら、25セントだっていいのよ!」と言うから心臓の強い方なら数ドルで入れる。ニューヨーク近代美術館には無料の日があり、グッゲンハイム美術館にはお志で結構です、という日がある。

 自由の女神&エリス島ツアーかサークルライン観光クルーズで、私は後者を選んだが、これもあまりの人の多さに楽しむどころではなく、いつも東京の人ごみにもまれてうんざりしている筆者には苦痛なクルーズだった。それに2時間は長すぎて飽きるし、この観光クルーズはいつでも参加出来ないのが難点である。つまり天気の悪い日は価値がないので天候を選ぶのである。私は週間天気を見て土曜日が晴れで一番暖かいので選んだが、できれば人数が少しは少ないであろうウィークデイを選びたかった。案の上、3時半から早めに並んだが既に長い列。かろうじて上のオープンエアの席に座れたが、かなり寒い。また、そこでは立ち上がって写真を撮る事は禁じられているので写真を撮るスポットを求めてあちらこちらと右往左往した。が、背の高い西欧人に阻まれてベストスポットからは撮れない。できれば写真など撮らずにゆったりとクルーズ気分を味わいたかったのだが人、人、人ではそれどころではない。ガイドの英語も大変わかりづらく情緒がない。

 これなら無料のスタテン島行きのフェリーの方がゆったりできるというものだ。
 という結果で、ドネーションのないクルーズとトップオブザロックに興味があるのであれば後はオマケと考えて購入してもいいだろうが、私の一押しのトップオブザロックだけなら21ドルで済む。後のお金は眺めの良いレストランでゆったりとブランチでも楽しんだ方がシティパスに79ドル費やすよりよほど価値がある。
 ところで、私は79ドルの正規の料金で購入したが日系の旅行社で71ドルほどで買える。こうした旅行社はかつては高い手数料を取っていたので敬遠していたのだが最近は変わって来ているのだなと今回知った。SKY&ROADINCに頼んだところ、劇場では145ドルと言われた入手困難なチケットが110ドルで購入できたのも新発見だった。シティパスは79ドルの価値なし、が今回初めて買ってみた実感である。(セリー真坂)

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