そんな織田の本業は俳優であるが、デビュー当時から熱血漢だったと言われる。彼は19歳の時、人気コミックを実写化した映画『湘南爆走族』でスクリーンデビュー。だが、同映画のオーディションにて、若手俳優と一触即発の事態となった。
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それは、オーディションの演技審査でのこと。織田が関係者の前で演技を披露していると、突然、相手役の若手俳優が突き飛ばしてきたそう。台本には争う場面などなかったことから、織田は「ふざけてんじゃねーぞ!」と声を荒らげ、そのままガチ喧嘩に突入したのだとか。だが、『湘南爆走族』はヤンキー漫画ということもあってか、結果的に織田のブチギレは“迫真の演技”として評価され、オーディションに合格したそうだ。
その後、数々のドラマや映画に出演し、トップ俳優へと駆け上がっていった織田。98年に放送された織田主演のテレビドラマ『恋はあせらず』(フジテレビ系)では、共演した香取慎吾に激怒したこともあった。
当時、ドラマ第1話のオンエア後、織田は香取をスタジオ裏に呼び出して、「この前のオンエア見たよな?」と尋ねたという。これに香取が「見ました」と答えると、織田は「じゃあどこが良かった?」「具体的にどこが良かった?」などと演技指導のためか、小一時間にわたって詳しい感想を聞き出していたとのこと。
また、収録の合間にも、香取が「織田さん、この台詞を変えたいんですけど、どうすればいいんですかね?」と聞くと、織田は「それは昨日の夜に考えることだろ」と一喝。そして、「台本見せてみろ」と織田が香取の台本を手に取ると、何も加筆されていなかったため、「真っ白じゃねーか!」とマジギレしたという。さらに「赤ペン買え!」と香取に強い口調で言ったそうだ。
そんなやりとりから約10年後、2人はバラエティ番組『スマステーション』(テレビ朝日系)で共演。番組にて香取は、ドラマ撮影時によく織田からマジギレされていたことを振り返った。これに織田は「いや…、可愛いって言うかさ、凄い良いもの持ってんなと思ってたから」と役者として香取に才能を感じていたからこそ、あえて厳しく接していたと明かしている。
熱すぎるトークで『世界陸上』を盛り上げてきた織田だが、撮影現場でもその熱血っぷりは変わらないようだ。