報道によると、佐藤はシーズン中から抱える左ひざ痛の影響により一部別メニュー調整となることが決定。11日は練習前のミーティングには参加したものの全体アップには参加しなかったといい、今後もランメニューなどは回避する見込みだという。
今季の佐藤は全143試合中126試合に出場し、「.238・24本・64打点・101安打」といった数字を残すなど新人ながら主軸として台頭。しかし、後半戦は8月22日・中日戦から10月3日・中日戦にかけ、セ・リーグ史上ワースト記録となる59打席連続無安打を喫するなど不振も目立った。
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佐藤の別メニュー報道を受け、ネット上には「左ひざに故障抱えてたなんて知らなかった」、「後半戦ほとんど打てなかったのはひざの痛みも影響してたのか?」、「患部の状態がどうなのかは分からないけど、秋季練習でもあまり無理はしないでほしい」といった驚きの声が寄せられている。
一方、「これ絶対6月終わりの中日戦で痛めただろ」、「空振りしたスライダーがひざに当たったあのアクシデントが原因では」、「その後目に見えて数字落ちてるし、6月から故障を隠し続けてたってことか」と、故障の原因を推測する声も数多く挙がった。
「佐藤は前半戦終盤の6月24日・中日戦7回表に、空振り三振を喫した相手投手のスライダーがそのまま左ひざに直撃。佐藤は苦悶の表情を浮かべ左足を引きずりながらベンチに戻り、その裏の守備から途中交代しました。ボールが直撃した箇所と今回伝えられた故障箇所が同じということもあり、このアクシデントを機に左ひざ痛を抱えたのではとみているファンは少なくないようです。チームを率いる矢野燿大監督は同戦後に佐藤の状態について『全然大丈夫』と問題はないことを強調し、その後も登録抹消はせずに前半戦を終えていたのですが…」(野球ライター)
佐藤は同戦までに19本塁打を放っていたが、翌25日からシーズン終了までは5本と本塁打数が激減している。ボール直撃が左ひざ痛の原因になったのかは不明だが、その後の打撃に大きな影響を及ぼしたことは濃厚といえそうだ。
文 / 柴田雅人