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シーズン最終戦となった26日終了時点では、マルテ、ロハスの両打者を一軍起用していた阪神首脳陣。報道によると、首脳陣はCSでも同様の態勢で臨むといい、メンバー外となったサンズには今後帰国するかどうかの意思を確認する方向だという。
今季のサンズは前半戦に「.273・17本・50打点」といった成績を残しチームの首位ターンに貢献したが、後半戦は「.189・3本・15打点」と大きく調子を落とし10月2日に二軍落ち。降格後は10月11日から宮崎で行われているフェニックスリーグに同行し、28日までに「.250・1本・9打点」という数字をマークしている。
サンズのCS構想外を受け、ネット上には「助っ人枠には限りがあるし、半月以上一軍にいなかったサンズがメンバー漏れするのは妥当」、「フェニックスの成績がめちゃくちゃいいって訳でも無いしなあ」、「3割、4割打ってるなら話は違うだろうけど、2割中盤なら呼ばれないのは仕方ない」と納得する声が寄せられている。
一方、「何でサンズが外れてマルテが入るんだ、外すのはそっちじゃないだろ」、「ロハスがメンバー入りするのは分かる、でもマルテが入るのは納得できない」、「今現在のマルテとサンズ、どっちが怖くないかっていたら自分は絶対マルテだと思うんだけど」といった否定的なコメントも複数挙がった。
「今回サンズよりも優先されたマルテ、ロハスですが、ロハスは10月の成績が『.294・2本・5打点』と3割近くの打率をマークするなど好調。一方、マルテは同じ月に『.189・3本・8打点』と、舞台の差はあれどサンズと比較して約6分打率が低くなっています。首脳陣はサンズのフェニックス成績、マルテの現状の調子を比較してマルテの方が起用に値すると判断してサンズをメンバー外にしたものと思われますが、明らかに不振のマルテを使うよりはサンズを使う方がよっぽどマシなのではないかと人選に疑問を抱いているファンも少なくないようです」(野球ライター)
数試合で決着がつく短期決戦のポストシーズンは、選手の調子の見極めが結果を左右する最重要ポイントとされている。首脳陣が不振選手に固執した結果チームが惨敗を喫したケースも少なくないが、不振のマルテを優先した阪神首脳陣の判断も裏目に出てしまうのだろうか。
文 / 柴田雅人