先月23日に東京・渋谷区に開設された「酸素ステーション」。軽症者を対象にした130床の施設で、医師と看護師が24時間常駐して酸素投与を行っているが、これまで1日最大38人しか利用していない。さらに東京では今月中に、「味の素スタジアム」と「築地市場跡」の2か所に、さらなる軽症者向けの施設を開設するという。
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一方、大阪は国際展示場「インテックス大阪」に、軽症者用の病床500床の臨時医療施設を今月中に開設。今後は、軽症病床300床に加えて、中等症病床200床、合計500床を段階的に追加・整備。いわば野戦病院のような施設にしていく。
この話題について、玉川氏は「なんで大阪にできることが東京にできないんでしょうね、この臨時の療養施設」と切り出すと、「私、東京都民ですけど、ちょっと納得できないんですよね、これ」と都知事を批判。
さらに、同氏は「なぜ、この味の素スタジアムとかこういうところを使って、大阪で計画しているような大規模な中等症向けの療養施設を作らないのか、全く理解できないんですけど私には」と呆れ、「未だにですから!」と語気を強めた。
続けて、「今回の第5波でコロナが終わるとは限らない」「ワクチンの効果が薄まるような新たな株が出てくる可能性も十分考えられる」として、「医療施設がまた足りなくなるということは十分想定できる話で、無駄でもなんでもないんですよ。だから、今収まってきてるからこれで逃げ切れたと思っているんだとしたら、それは最悪を想定していない、危機管理の根本にもとる(背く)ようなことをやってるんじゃないか」と述べていた。
大阪・吉村洋文府知事の取り組みを評価する玉川氏に対して、SNS上では「知事の能力の差だと思います」「吉村の方が有能だな」、さらに都知事には「小手先のショボいのくらいで何もしてないよな」という声も上がったが、府民と思われるユーザーからは「現状は東京よりも大阪の方がきついけどな」「一度大阪で自分の目で確かめてください」「いや、大阪もできてないですよ! 吉村がブチ上げてるだけ。これまでの吉村知事のコロナ対策を知っての発言ですか。やめていただきたい」と買いかぶる玉川氏に逆に異論が集まっていた。