今や、お昼の顔となったタレントの坂上忍。司会を務める『バイキング』(フジテレビ系)は一時、打ち切りの噂も立っていたが、まさかの拡大リニューアルで10月から放送時間を約1時間延長し、『バイキングMORE』としてスタートした。だが、番組の視聴率を維持し続ける一方で、アンチが急増していることも確かだ。坂上の発言で度々炎上する番組の軌道修正役としてか、同局の伊藤利尋アナウンサーが『とくダネ!』から移動。そんな中、早くも伊藤アナの活躍が評価された。
同月16日放送の番組では故・中曽根康弘元首相の合同葬について取り上げ、スタジオでは議論に。ところが、その最中に坂上はジャーナリストの岸田雪子氏に議題と全く関係のない質問を次々と投げかけた。これに戸惑う岸田氏は坂上に応じたが、伊藤アナが「それ聞いて何かあるんですか!?」と坂上を叱責。視聴者からは伊藤アナに対し、「見ててスッキリした」などの称賛の声が集まった。このように、当初は伊藤アナがバランスを取っていたが、今ではすっかり坂上のペースに飲まれてしまっているようだ。
>>坂上忍に「それ聞いて何かあるんですか?」伊藤アナが猛注意で「すっきりした」の声 出演者にウザ絡みで不快感?<<
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>>『バイキング』、ゲストがカツラを外しスタジオ静まり返る「雑に振っておいて回収しない坂上忍に批判も<<
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>>坂上忍「ガン無視された」と爆笑し物議 都知事の志村さん偲ぶ発言批判に「揚げ足取り」と反論、称賛も<<
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2人目は、『アッコにおまかせ!』(TBS系)の司会を務めるタレントの和田アキ子。歯に衣着せぬ発言で“芸能界のご意見番”の座に長らくい続ける一方で、幅広い交友関係を持ち独自情報をついポロリと発言することも。だが、2020年はコロナ関連の発言が特に物議を醸した。
3月放送の同番組では、感染拡大しつつある新型コロナウイルスについての話題が番組の大半を占めた。当時、ウイルス流行による「マスク不足」や、トイレットペーパーなどの日用品の買い占めがエスカレートする現状が取り上げられた。これに和田は、自身の“備蓄癖”をここぞとばかりに披露。「(市場からなくなっても)まったく困らないです。私のマネージャーたちにお裾分けできるぐらい持ってます。マスクとかも普段から備蓄しておけば慌てる必要はない」と余裕を見せた。これに、竹山が「でも、もう今は(多く)買わないでほしい」とすかさずフォローしたものの、視聴者からは批判の声があがってしまった。
>>和田アキ子「マスクとかも普段から備蓄しておけば」に批判の声 カンニング竹山のフォローに称賛<<
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>>和田アキ子「フワちゃんはコロナにかかりそう」発言が物議 「私もちゃんと考えてます」と本人は反論<<
https://npn.co.jp/article/detail/200009453
>>フワちゃんが山口達也氏に「ゾンビみたい」 和田アキ子には伝わらずも「めっちゃ的確」の声<<
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最後は、『ミヤネ屋』(日本テレビ系)の司会を務めるフリーアナウンサーの宮根誠司だが、度々、視聴者から厳しい声が寄せられている。2020年、大きく時間を割いたコロナ関連の話題では元大阪府知事・橋下徹氏がゲストに登場することもあり、見解の違うテレビ朝日の報道局員でコメンテーター・玉川徹氏との局を超えたバトルに大きな注目が集まった。
8月3日放送の同番組ではPCR検査について議論。その日、玉川氏がコメンテーターとして出演する『モーニングショー』(テレビ朝日系)では、新型コロナ対策分科会メンバー・釜萢敏氏がリモート出演。国内の無症状者へのPCR検査拡大を唱える番組に対して否定的な姿勢を見せ、玉川氏と対立していた。その後『ミヤネ屋』にもリモート出演した釜萢氏に橋下氏は、『モーニングショー』出演を「半分つるし上げみたいな状態」と同情。『モーニングショー』を真っ向から否定する形となった。すると宮根は、「『モーニングショー』っていうか、玉川さんね」と名指し、さらには「一回『モーニングショー』と喧嘩するか、『ミヤネ屋』と」と好戦的な反応を示した。視聴者からは、両番組の議論対決への期待が集まったが、橋下氏は玉川氏への対抗心が強く、残念ながら今後共演する機会はほぼないとみられる。
>>「1回モーニングショーと喧嘩するか」宮根も乗り気? 橋下氏、玉川氏のPCR検査認識を猛烈批判<<
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>>『Mr.サンデー』、出演した専門家に宮根誠司が「あまりに失礼すぎ」の声 悪い癖が出た?<<
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>>宮根「慎重になれなかったのか」に物議 桃田選手の事故で死亡の運転手への発言に「同じ命なのに」の声<<
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生放送が魅力の一つでもある情報番組だが、ヒートアップのあまり感情的な発言になり、そのまま放送されてしまうこともある。SNSが普及し視聴者の意見が届くようになった時代だからこそ、慎重な発言が求められるが、人気MCたちのコメントは今年も注目を集め続けるだろう。