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巨人・原監督、寿司屋でスカウト?「巨人に来いよ!」前田氏が明かしたロッテ時代の衝撃エピソードとは

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原辰徳監督

 元フジテレビアナウンサーでフリーの田中大貴アナが19日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画に、元巨人で野球解説者の前田幸長氏がゲスト出演。巨人・原辰徳監督について言及した。

 今回の動画で前田氏は、今季の巨人の戦いぶりや日本シリーズの展望などをテーマにトーク。その中で現役時代にあったという原監督との知られざるエピソードを明かした。

 >>巨人・原監督、上層部から前代未聞の評価?「明日のことで頭がいっぱい」本人はノーコメントも立場は安泰か<<

 ロッテでプレーしていた1992年に、自身初めてオールスターに選出された前田氏。宮城球場(現楽天生命パーク)で行われた第3戦を終えロッテの先輩・河本育之と寿司屋に繰り出したところ、偶然巨人・駒田徳広と食事に来ていた当時現役の原監督に出くわしたという。

 店に入った瞬間に原監督、駒田の両名に気づき、「こんにちは、ロッテの前田です」と挨拶した前田氏。その後少し会話を交わしたというが、その中で原監督が突然「巨人はいいぞ!前田、巨人に来いよ!」と言ってきたという。

 当時はまだプロ4年目・21歳の若手だったため、原監督の言葉はほとんど冗談だと思ったという前田氏。先輩の河本がいる手前「ぜひ!」とも言いづらい雰囲気だったため、「ありがとうございます」と返すにとどめたという。

 その後、ロッテ(1989-1995)、中日(1996-2001)でプレーを続けた前田氏は、2001年シーズン中にFA権を取得し同年オフに宣言。すると、同時期に長嶋茂雄氏の後任として巨人監督に就任した原監督は前田の獲得に乗り出し、「前田、一緒にやろうか」と直接交渉。約10年越しの“再勧誘”を受け、前田氏は巨人へのFA移籍を決断したという。

 翌2002年から退団する2007年までに240試合に登板するなど、ブルペンの一角として原監督に重用された前田氏。寿司屋での原監督の発言は「(冗談では)なかったんですね」と振り返っていた。
 前田氏はこの他にも巨人・菅野智之のすごさや、巨人所属当時に感じた原監督への印象などについて動画内で語っている。

 今回の動画を受け、ネット上には「選手時代に言われた冗談が現実になるなんてすごい話だ」、「10年越しに一緒にやろうって言われたら誰でも心に響くだろうな」、「原監督は前田のどこを評価してたのか気になるな」といった反応が多数寄せられている。

 「今回登場した50歳の前田氏はロッテ、中日、巨人でプレーし、プロ19年で『595登板・78勝110敗12ホールド9セーブ・防御率4.17』といった成績を残した投手。140キロ台のストレートとナックルボールを武器に、ロッテ時代から先発・リリーフのどちらもこなしていました。動画内では原監督が前田氏を巨人に勧誘した理由については触れられていないですが、もしかしたら原監督は現役時代から幅広い役割を務められる前田氏の使い勝手の良さに着目していたのかもしれません」(野球ライター)

 リリーフ整備に定評のある監督として知られ、今シーズンも中川皓太、デラロサを中心とした勝ちパターンを構築している原監督。それだけに、柔軟な起用ができる前田氏は魅力的に映ったのかもしれない。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
田中大貴アナの公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UC95Lxy4H7OA0w-bVzIvFyzg

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