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原監督、甲子園試合の“5イニング短縮”を提案で賛否 高校野球・センバツ中止に、球界内外から反応続々

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画像はイメージです

 阪神甲子園球場を舞台に、19~31日の日程で行われる予定だった第92回選抜高等学校野球大会(センバツ)。11日、この大会が中止されることが決定した。

 日本高等学校野球連盟(高野連)と大会主催の毎日新聞社は同日に会見を開き、新型コロナウイルスの影響を鑑み今年のセンバツの中止を決定したと発表。中止の理由について大会会長を務める毎日新聞社・丸山昌宏社長は、「選手たちが安心して甲子園でプレーできる環境を現段階では担保することが難しい」と説明した。

 1924年から始まった大会の歴史上初めてとなる中止決定に、SNS上やブログでは多数の球界OBが言及している。

 元巨人・上原浩治氏は、11日に自身のツイッターで「たった2年半しかない高校のクラブ… 甲子園が決まってた球児たち…」と無念さを吐露。

 元広島・北別府学氏は11日に自身のブログで、「選手の皆さん、夏に向けて頑張ろう!君たちの頑張る姿は、この騒動で苦しんでいる人たちを励ますことが出来る!」とエールを送った。

 また、元ソフトバンク・斉藤和巳氏は12日、自身のインスタストーリーに「全て上手く方法は難しいかもれんけど…何か…少しでも…子供達の頑張りが報われる方法を検討してもらいたい」と訴えている。

 一方、今回の決定を受けては、球界外から提案や指摘が寄せられてもいる。タレント・俳優の坂上忍は12日、自身がMCを務める『バイキング』(フジテレビ系)で「初出場の高校は夏(の大会に)無条件で出場させてあげる」との救済措置を提案。

 今年の箱根駅伝を制した青山学院大学・原晋監督は、12日に出演した『ひるおび!』(TBS系)で「(イニング数を)9回ではなく5回、7回にして(日程を)全体的に縮小するとか、対策を練ってやれば(開催できたのでは)」と指摘している。

 こうした案に対して、ネット上からは「出場権を夏の大会に持ち越すのはいいアイデアかも」、「初出場校は無条件とか無茶苦茶すぎる、強豪校でも出場したことない選手はいっぱいいるだろ」、「5イニングにして日程短縮って考えはさすがに思いつかなかった」、「そんな特例で出場しても全ての成績が参考記録にしかならないだろ」といった反応が寄せられている。

 球界内外に大きな波紋を広げている今回の一件。なお、高野連は前述した会見の中で、出場予定だった32校に何らかの救済措置を検討することを表明している。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
上原浩治氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/TeamUehara
北別府学氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/manabu-kitabeppu/
斉藤和巳氏の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/kazumi.66

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