同日に行われたソフトバンクとのオープン戦に、先発として起用された19歳の戸郷。しかし、初回にバレンティン、松田宣浩に一発を浴びるなどして5失点を喫すると、3回、4回にもそれぞれ失点。「3.2回10失点・9安打3本塁打・5四球」の大炎上で敗戦投手となっている。
この日の戸郷の投球について、堀内氏は「10失点か。まぁ、これはオープン戦で練習だからね」としつつも「内容が良くなかったねぇ」とバッサリ。
続けて、「今日の投げ方じゃあボールがシュートぎみに入ってきちゃって 外に投げても
ありゃ打たれちゃうわな」と、球がシュート回転したことが大炎上の原因と指摘した。
また、堀内氏は「今日は最初から変化球投げる時は腕が落ちるし 80球過ぎたあたりから完全に腕が下がっちゃってバテてるのがわかる あれじゃあボールがどこ行くかわからんよ」と、投球フォームやスタミナ面にもダメ出しをした。
これらの不安要素の理由を、「俺が思うに投げこみが足らんな」と推測した堀内氏。「開幕が延期したことを少し時間をもらったとプラスに考えてしっかり調整しなくちゃな」と奮起を求めていた。
大炎上を喫した戸郷に対しては堀内氏だけでなく、ネット上のファンも「内容が酷すぎる、去年の日本シリーズみたいな打たれ方じゃないか」「ここまで良い投球が続いてて、開幕ローテも当確と言われてるだけに失望も大きい」、「悪いところが全部出たと思って開幕までに修正してほしい、そうじゃないとシーズンでは絶対通用しない」といった厳しいコメントを寄せている。
戸郷は昨年10月22日の日本シリーズ第3戦、3番手で登板するもソフトバンク相手に「0.2回4失点・3安打・2四球」と攻略され敗戦投手になっている。今回堀内氏が苦言を呈した大炎上には、もしかしたら5カ月前の苦い記憶も関係していたのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
堀内恒夫氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/horiuchi18/