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元巨人・堀内氏、“ロボット審判”に苦言「もはや野球じゃない」に賛否 「考え方が古すぎる」批判も

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堀内恒夫氏(写真は監督時代)

 元巨人の堀内恒夫氏が、25日に自身のブログを更新。米メジャーで導入への動きが進んでいる“ロボット審判”について言及した。

 “ロボット審判”とは、従来は人間の審判が自らの目で判断していた投球のストライク、ボールの判定を、コンピューターが電子的に判断するシステムのこと。12月21日に2024年までの労使協定を結んだメジャーリーグ機構と審判員組合は、このシステムを将来的にメジャーリーグに導入することに合意したと伝えられている。

 この一件を伝える記事を目にしたという堀内氏は、「とうとうここまできてしまったか。そんな思いだよ」と呆れたような心境を吐露。

 続けて、「審判員組合もよく納得したね。自分で自分の首を絞めることになりゃしないのかい?」と、システムの導入により人間の審判員の仕事が奪われてしまうのではないかと指摘した。

 判定に正確性、安定性を求めること自体は間違っていないという堀内氏だが、「なんでもやりすぎは良くない」、「ストライク、ボール この判定を機械に任せるようじゃもはや野球じゃない コンピュータゲームだと思うよ」と行き過ぎた機械化には否定的な見解。

 ブログの最後では「選手だけじゃなくてね 審判も含めて『野球』だと思うんだ」とした上で、「人間(審判)はミスもするしクセもある。それもひっくるめて戦う面白さ、っていうのがあるはずなんだけどねぇ」と、審判の誤審も野球のうちではないかと自身の考えを述べていた。

 今回のブログを受け、ネット上からは「ロボットがなんでも機械的に判定って言うのは味気ないですよね」、「私も個人的には反対です、そもそもロボットが100%正しいっていう保証もないですし」と賛同する声が寄せられている。

 同時に、「審判の仕事は投球の判定以外にもありますし、首を絞めるとまではいかないと思います」、「堀内さんの考え方は古すぎます、1回の誤審で選手の野球人生が激変する可能性もあるんですよ?」と異を唱えるコメントも複数見受けられた。

 米独立リーグで今年7月に導入され、来シーズンからはマイナーリーグの一部でも採用されると伝えられている“ロボット審判”。日本のプロ野球は「コリジョンルール」や「リクエスト制度」といったメジャーの制度をこれまでに複数取り入れているが、今後“ロボット審判”も導入されることはあるのだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
堀内恒夫氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/horiuchi18/

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