戸郷翔征
-
スポーツ 2023年08月12日 11時00分
原監督絶賛の戸郷、来季大不振? 過去に菅野・今永が大苦戦、熱投連発に潜む重大リスクは
3日に行われ、巨人が「2-1」で勝利したヤクルト戦。試合結果以上に話題となったのが、巨人のプロ5年目・23歳の戸郷翔征の球数だった。 この日先発の戸郷はヤクルト打線を1点に抑えていた中、7回表の投球中に球数が100球に到達。球界では100球到達をめどに投手交代が行われることも多いが、戸郷は8回表も続投し球数127球に。さらに、味方が1点を勝ち越し迎えた9回表のマウンドにも上がり、149球目で3アウトを奪い完投勝利を収めた。 試合後には原辰徳監督も「このところ見ない光景。世界の常識(投手分業制)がある中で、先発完投がファンの方も魅了されたと思う」と称賛したことが伝えられた戸郷の熱投。149球は今季のプロ野球では最多の球数となったが、消耗による悪影響を心配する見方も少なくないようだ。 >>巨人・元木コーチ、戸郷は「エースとは呼べない」 厳しいノルマに驚きの声、菅野にはノーコメントで不満も<< 今季の戸郷は3日終了時点で「16登板・10勝(リーグ1位)2敗・防御率2.43」といった数字を残しているが、16登板中14登板で球数100球以上を投げている。これもあり、今季の総球数もリーグトップの1869球(1登板平均約117球)となっている。 戸郷は順当に行くと残りシーズンで8登板すると見込まれているが、球数のペースが変わらないと仮定するとレギュラーシーズン終了時の球数は約2800球に。また、チームがCS・日本シリーズに進出した場合は3000球に到達する可能性も出てくるが、球界ではこのラインに到達した選手が翌年故障に見舞われたケースが少なからず存在する。 2018年にシーズン・CSで3242球を投げた巨人・菅野智之は、翌2019年に腰痛により3度の登録抹消を経験。球威・制球にも深刻な悪影響が出たようで、シーズン防御率が前年より1点以上も悪化(2.14→3.89)した。 菅野が苦しんだ2019年にCS込みで3028球を投げたDeNA・今永昇太も、2020年はシーズン5勝と前年(13勝)の半数以下で終了。また、シーズン終盤の10月には左肩のクリーニング手術を受け、2021年の一軍初登板が5月下旬までずれ込んでいる。 「球数3000球については科学的な根拠があるわけではありませんが、菅野、今永のケースを見ても、投手に非常に大きな負担や疲労が生じることは確かといえます。今季はWBC参加のため足早の調整を強いられ、シーズンでも7月のオールスターに選出されまとまった休みが得られなかった戸郷にも深刻な事態をもたらす可能性は決して否定できません」(野球ライター) “デッドライン”ともいえる球数3000球に近づいている戸郷だが、首脳陣は疲労を考慮してか、前半戦ラスト登板となった7月13日から中13日空けて後半戦初先発させるなどしている。残りシーズンも戸郷の状態を見つつ、柔軟に登板間隔を設けることが3000球回避のカギとなるだろう。 また、首脳陣は戸郷登板時も、なるべく球数がかさまないように慎重に起用する必要もある。戸郷は可能な限り長くイニングを投げたい意向が強いようで、3日の149球完投も自身が続投を志願したためと伝えられているが、戸郷の将来のために時にはブレーキをかけるのも大事な仕事ではないだろうか。 プロ入りした2019年終盤から一軍に台頭し、現在はエースとしてフル回転している戸郷。このまま順調なキャリアを送るのか、それとも故障・不振で低迷を強いられるのかは首脳陣にもかかっている。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年07月25日 17時30分
巨人・元木コーチ、戸郷は「エースとは呼べない」 厳しいノルマに驚きの声、菅野にはノーコメントで不満も
野球解説者・高橋尚成氏(元巨人他)が24日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、巨人・元木大介一軍作戦兼内野守備コーチが登場。巨人のプロ5年目・23歳の戸郷翔征にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で、元木コーチは24日時点でセ・リーグ4位(42勝42敗1分)に沈むチームのここまでの戦いぶりや、自身が思う逆転優勝へのキーマンなどを話した。その中で、投のキーマンに挙げた戸郷に厳しく発破をかけた。 今季の戸郷は3月のWBCに参加していた影響もあり、初登板が4月4日・DeNA戦と少し遅れたが、同戦以降は先発ローテの中心として稼働。7月24日時点では「14登板・8勝2敗・防御率2.27」と、セ・リーグ最多タイの白星をマークするなど活躍している。 >>巨人・戸郷に「ぶっ壊れる」球団OBが指摘 右ひじ故障の菅野と共通点? 順調キャリアの裏で燻る問題は<< その戸郷について、元木コーチは「いつも前半勝って後半バテるから、結局2ケタいくの?いかないの?ってレベルの話をしてる」とコメント。一昨季は前半戦8勝ながら後半戦は1勝、昨季も前半戦9勝、後半戦3勝と、夏場の失速で白星が伸び悩んでいる傾向があると指摘した。 同コーチは続けて、「やっぱり20勝いくの?いかないの?っていうぐらいの話をしてもらわないとエースとは呼べない」と、後半戦も前半戦のように白星を稼がないとエースにはふさわしくないと断言した。 また、同コーチは「貯金は増やしてほしい。10勝10敗だったらエースじゃない。貯金は8以上は1人で、大変だと思うけど頑張ってほしい」と、勝利数だけでなく貯金数にもノルマを課していた。 元木コーチの発言を受け、ネット上には「戸郷に対するハードルが高すぎてビビった」、「20勝、貯金8以上がノルマって要求高すぎだろ」、「確かに通年で好調ならできないこともないとは思うが…」といった驚きの声が寄せられた。 後半戦へ向け戸郷に奮起を促した元木コーチだが、一部からは「尻叩くべきなのは戸郷じゃなくて菅野だろ」といった指摘も。今季の菅野智之は右肘痛、コンディション不良により今季初登板が6月中旬まで遅れた上、復帰後もここまでは「5登板・2勝2敗・防御率3.55」と今一つ。元木コーチは今回の動画内で菅野については特に言及していないが、戸郷以上に叱咤激励が必要ではと感じているファンも少なくないようだ。 首位・阪神との5.5ゲーム差を追いつくためには、先発陣の頑張りは必要不可欠な巨人。戸郷はローテの筆頭格として、元木コーチを納得させるような数字を残すことができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋尚成氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@hisanori_takahashi
-
スポーツ 2023年06月15日 11時00分
巨人・原監督、連夜のスクイズは春季キャンプの成果? 中継ぎ復調も采配に好影響か
巨人の先制点は「スクイズ」だった(6月14日)。2回裏一死満塁、バッターは先発投手の戸郷翔征、原辰徳監督はスコアボードに「1」が刻まれた後、ニンマリと笑みを浮かべた。 「巨人らしくない作戦」だと思った。 理由は簡単だ。巨人は、ホームランのチームでもある。同試合終了時点でのチーム総本塁打数「72」は12球団トップ、そんな一発攻勢のチームが試合序盤の2イニング目に「小技のスクイズ」を選択したのだ。 「ピッチャーに適時打を期待することはないと思います。でも、今までの巨人なら、併殺打を恐れ、『三振して来い、次打者の1番・坂本勇人で勝負』と指示していたかもしれません」(球界関係者) >>オリックス・杉本、巨人投手にブチギレ? 死球直後にバット投げ捨て、他球団からも被害相次ぎファン怒り<< 戸郷が転がした打球を処理したのは、西武先発のエンス。スンナリ決まったところから、西武バッテリーが無警戒だったことが分かる。 「何でだろうね、ビックリしたね」 試合後、原監督は意味シンな笑みを浮かべたが、スクイズを選択した真意は教えてくれなかった。 「13日の同カードでも、大城卓三にスクイズを決めさせ、追加点を挙げていました。大城は5番バッターですし、西武バッテリーの頭には『スクイズ』はありませんでした」(スポーツ紙記者) 2戦連続でスクイズの小技が勝敗の明暗を分けた。 「巨人には長打力のあるバッターがたくさんいます。一度、火が点くと大爆発する可能性も秘めていますが、一方で淡白なイメージもあり、いくら打っても相手チームは脅威を感じないそうです」(前出・同) もっとも、原監督は主力バッターにも「送りバント」のサインを出す指揮官でもある。しかし、攻撃が「淡白なイメージ」があるせいだろう。相手チームは「バント? やるならどうぞ」で簡単に決めさせてきた。 ホームランの可能性を秘めたバッターとの勝負がなくなるからだ。「走者を一つ先の塁に進めても構いませんよ。その後、失点につながっても、それは結果論。こちらにはダメージは残りませんので」。相手チームはそんな心境だったそうだ。 「同じバントでも、点に直結するスクイズに変更されたことで、今後、相手バッテリーが抱くイメージも変わってくるかもしれませんね」(前出・同) また、同日の試合を見たプロ野球解説者がこんなことも話していた。 「リリーフ陣に立て直しができたからですよ。今なら、1点差でも逃げ切れると原監督が考え始めたんです」 キャンプ中のアーリーワークが思い出される。早朝7時からガンガンにバットを振り回していたシーンは有名だが、アーリーワークには「バント練習」もあったのだ。10種類の試合場面が想定されていて、「どういう結果が欲しいのか、そのためにはどの方向に打球を転がせばいいのか」を考えさせながら、バント練習をノルマ化していたのだ。 このスクイズもアーリーワークの効果だとしたら…。取材する側も辛かったのだから、巨人ナインはキャンプ中の苦労が報われたと実感しているはずだ。連日のスクイズは「価値アリ」だ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2023年06月13日 11時00分
巨人、交流戦後にローテ再編? 楽天3連戦の先発を再開後初カードでも起用か
巨人・原辰徳監督がよく口にしていた言葉がある。「6月に馴染んでくるよ」--。「馴染む」は原監督独特の表現だが、要は今はガマン、「6月頃にはこれまでの低迷を巻き返せる状況になる」という意味だ。 チーム関係者がこう続ける。 「具体的には先発投手を指して『6月には』と言ってきました」 すでに発表されているが、6月13日の予告先発はメンデス。同日からの埼玉西武3連戦はメンデス、戸郷翔征、山崎伊織で乗り切り、次の東北楽天3連戦では横川凱、菅野智之が出てくるのだろう。 >>巨人・原監督、満塁で凡退の北村にブチギレ?「歯食いしばってる」指摘も 昇格後初スタメン起用も、ミス続出で愛想尽かしたか<< 「グリフィンも楽天3連戦で先発してくると思われます」(スポーツ紙記者) 先発ローテーションを構成する6人の顔ぶれが固まったようだ。原監督の言う通り、6月攻勢が始まれば、セ・リーグのペナントレースも盛り上がりそうだが、キーマンは阿波野秀幸投手チーフコーチではないだろうか。 「通常、6連戦の初戦は勝ちたいのでエースを登板させます。今の巨人なら戸郷なんでしょうが、阿波野コーチは戸郷を初戦ではなく、第2戦に使ってきます」(球界関係者) 「初戦=エース」の考え方はどの球団も同じ。「エースで確実に勝つ」の発想なのだろう。戸郷の登板間隔を変えて6連戦の初戦に持ってくるなどはせず、ローテーションの順番を変えようとしない。 もちろん、登板間隔を縮め、コンディション不良や故障を招くリスクも考えられる。しかし、どの球団も一度くらい登板間隔を変えて、「6連戦初戦の火曜日=エース」のローテーションに移していく。その発想が阿波野コーチにはないのだ。 但し、こんな意見も聞かれた。阿波野コーチは「ムリをさせない」起用法のようだが、セ・パ交流戦は18日に終了する。巨人は残り6試合全てが東京ドームなので、屋外球場での試合を残している一部球団のように「19日以降の予備日」も組まれていない。そのスケジュールを指して、 「ペナントレースが再開されるのは、23日の金曜日。巨人は交流戦終了後、4日間も確実に休養が取れます。その4日間を利用して、ローテーション(の順番)を組み替える予定のようです」(前出・同) との情報も交錯していた。 4日間も空くので、16日からの楽天3連戦で先発した3投手をそのまま23日から再開されるペナントレースの最初のカードにぶつけることもできる。 「交流戦は最下位と首位チームのゲーム差が『2.0』。大変な混戦状態になっています。同率首位の巨人が優勝したら、9年ぶりの快挙。でも、残り2カードを負け越せば最下位もあり得ます」(前出・スポーツ紙記者) 12日、二軍のジャイアンツ球場での練習光景だが、明るかった。「菅野が復帰戦で勝利したからだ」との声も多く聞かれたが、5回失点2。本調子ではない。 この良好な雰囲気を継続させることができれば、原監督の言う6月攻勢にも期待できるが、次回登板でコケたら…。阿波野コーチは菅野をどんな風に使っていくのだろうか。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2023年05月29日 20時30分
巨人・原監督の投手起用法に「ふざけてるのか」と批判 救援不安抱える中で“ブルペンデー”、戸郷の疲労を考慮?
30日・ロッテ戦から今年のセ・パ交流戦に突入する巨人。前日29日に公示された先発投手の人選が物議を醸している。 NPB公式サイトは30日に開催予定の6試合の予告先発投手を29日に公示。巨人対ロッテ戦は巨人がプロ3年目・24歳の平内龍太、ロッテがプロ15年目・32歳の西野勇士という顔合わせになっている。 ロッテが起用予定の西野は先発・中継ぎどちらもこなせる右腕だが、今季はここまで6登板全てで先発起用されている。一方、平内はプロ入りからここまでの61登板は全てリリーフとしての起用で、先発マウンドに上がるのはプロ初。巨人首脳陣は平内にオープナーとして序盤の数イニングを任せ、残りイニングもリリーフでつなぐ、いわゆるブルペンデーを行うものとみられている。 >>巨人・原監督、阪神戦中“選手に肩組み”が物議「怒鳴られるより怖い」 マウンド上の高梨に詰め寄り、ピンチ拡大を問題視?<< 平内の予告先発公示を受け、ネット上には「ブルペンデーだとするなら不安しかない」、「リリーフ不調でやることじゃないだろ、無謀すぎるわ」、「ボロボロの中継ぎで勝負かけるとかふざけてるのか」、「原(辰徳)監督はブルペン陣の数字をもう1回見直した方がいいのでは」といった否定的なコメントが見られた。 今季の巨人は先発防御率がリーグ4位(3.56)、救援防御率がリーグ6位(4.84)と投手、特にリリーフ陣が振るわず、その影響もあってかリーグ4位(23勝24敗)と苦戦中。こうした状況の中でブルペンデーを行っても効果は薄いのではと首をかしげたファンも少なくないようだ。 「今季の巨人は週初め火曜のカード初戦はエース・戸郷翔征が主に先発を務めていましたが、首脳陣は23日からのDeNA3連戦ではカード頭に赤星優志、2戦目に戸郷とローテを再編。赤星が23日の試合で5失点、翌24日に登録抹消となったことで枠が空きましたが、首脳陣は赤星の代わりに先発ではなくリリーフ・田中千晴を登録しました。そのため、火曜の空き枠を埋めるには戸郷の中5日起用、もしくはブルペンデーのどちらかが現実的な選択肢でしたが、首脳陣はまだ序盤の段階で戸郷を消耗させたくないと考えたのでは」(野球ライター) 現在パ・リーグ首位(25勝15敗)のロッテ相手に奇策を仕掛ける形になった巨人。首脳陣の判断は果たしてどう転ぶのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてNPBの公式サイトよりhttps://npb.jp/
-
-
スポーツ 2023年04月21日 20時55分
巨人・戸郷に「ぶっ壊れる」球団OBが指摘 右ひじ故障の菅野と共通点? 順調キャリアの裏で燻る問題は
野球解説者・高橋尚成氏(元巨人他)が20日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、元プロ野球選手・岡崎郁氏(元巨人)が登場。巨人のプロ5年目・23歳の戸郷翔征にまつわる発言が話題となっている。 今回の動画で岡崎氏は巨人スカウト部長時代(2017-2019)のドラフト指名で印象に残っている選手や、選手視察の際に重視していたポイントなどを話した。その中で、2018年ドラフトで指名した戸郷の故障リスクを不安視した。 2018年ドラフトで6位指名され巨人に入団した戸郷は、翌2019年9月に一軍デビューすると、クライマックスシリーズ・日本シリーズでも起用されるなどスピード出世。2020年からは先発ローテに定着しており、今季は20日終了時点で「3登板・2勝1敗・防御率0.89」と安定感のある数字を残している。 >>巨人・原監督、広島戦中の表情に驚きの声「ブチギレてないか」 逆転直後の一場面が物議、敵打者のファールも影響?<< 高卒下位指名からまたたく間に頭角を現した戸郷だが、岡崎氏も「(球は)速かったです。やっぱり飛び抜けてましたね。スライダーもすごかった」と指名前から光るものを感じていたという。ただ、「馬力はあるんだけど、今の菅野(智之)みたいな上体投げに見えたの。だから肩とか肘とかぶっ飛ぶんじゃないかと思って」と、右腕を大きく回して投げるフォームに不安を抱き6位指名に至ったという。 入団後の戸郷はここまでは特に大きな故障はなく通算33勝、セ・リーグ新人特別賞(2020)、最多奪三振(2022/154個)と実績を積み重ねている。岡崎氏も「正直、彼はここまで早い段階で一軍で投げて、ここまで(活躍する)とは思わなかった」といい意味で予想を裏切られていると称賛した一方、「だから逆に今心配してます。戸郷はぶっ壊れるんじゃないかと思って」と、指名前から変わらないフォームで投げ続けているツケが回ってくるのではと懸念も口にした。 岡崎氏の発言を受けては、ネット上にも「言われてみたら急に勤続疲労が怖くなってきた」、「抜擢早すぎて体作りの時間もそれほど無かっただろうしなあ」、「菅野みたいに故障離脱したら終戦だからそれだけは起きないで」といった心配の声が寄せられた。 動画内で岡崎氏が引き合いに出したプロ11年目・33歳の菅野は通算117勝を誇るチームのエースだが、今季は3月中旬のオープン戦で右肘の張りを訴えると、4月20日終了時点でも二軍調整が続いている。菅野の分まで奮闘している戸郷まで故障離脱となると、現在セ・リーグ5位(6勝11敗)のチームにとっては致命傷になりかねないが、戸郷は今後も問題なくローテを守ることができるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高橋尚成氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@hisanori_takahashi
-
スポーツ 2023年03月29日 11時00分
巨人、菅野二軍落ちで不穏な空気に? WBCから帰還の戸郷にも異変発生か
「開幕ダッシュ」ができるかどうか、そのポイントとなる試合は4月4日だろう。 3月28日、巨人は全体練習を行った。その開始前、原辰徳監督が選手を集め、話をした。その中には岡本和真選手、戸郷翔征投手などWBCメンバーの姿も見られたが、ちょっと人数が少ない。「今日、集まった選手が開幕一軍メンバーということで?」の質問に、「そう思ってもらっていい」 と、原監督は言い切った。 だが、その回答と同時に、改めて確認しなければならないこともできた。 全体練習に参加したメンバーの中に菅野智之投手もいたのだ。 >>元巨人・上原氏、“アンチ大谷翔平”疑惑にSNSで反論「そろそろ止めて」 メジャーで活躍も1人だけ褒めてないと指摘集まる<< 練習終了後、原監督は「下(二軍)で放るでしょう。あれだけ時間を与えて投げられなかったわけだからね。だいぶ良くなっているっていう話だけどね」と降格を明言した。 「菅野のモチベーションも考えて、今日の一軍練習に参加させたんです」(前出・同) 菅野に関しては“ぶっつけ本番”の強行登板説も流れていた。その先発登板がウワサされていたのが、4月4日のDeNA戦。こちらは大方の予想通り、戸郷が登板するようだが、こんな情報も聞かれた。 「WBCの大会球に最後まで戸惑っていたのが、戸郷なんです。ようやく馴染んできたと思ったら、大会は終わってしまいました」 これは、侍ジャパンをサポートした裏方のスタッフの証言。“不器用な一面”もあるようだ。その通りだとすれば、今度は久しく離れていた「NPB球への戸惑い」も懸念されるが…。 同日、戸郷はブルペン投球も行っている。 「バッター役の人に打席に立ってもらい、実戦を想定した投げ込みもしていました」(スポーツ紙記者) だが、変化球の軌道に首を傾げていたとの声も同時に聞かれた。特に、フォークボールの軌道に戸惑っていたという。 「ボールの違和感は、時間が経てば解決するでしょう。チームに余裕があれば、戸郷にもファームで一度投げさせる機会も与えられるんですが」(プロ野球解説者) 巨人の先発ローテーションは6人で回す予定。戸郷のほかは、開幕投手に指名されたタイラー・ビーディ、第2戦の登板が濃厚なフォスター・グリフィン、同じく新加入のヨアンデル・メンデス、成長株の横川凱、そして、赤星優志が予想されている。 菅野が右ヒジの違和感を訴えた直後のことだ。当時、開幕投手に予想されていたグリフィンがこんなことを語っていたそうだ。「菅野が開幕投手であるべき」--。 エースがチームに与える影響の大きさを伝えたかったのだろう。 周囲が新エースと見ている戸郷がコケたら、そのダメージは計り知れない。 「戸郷は4月4日までに調整できると話していましたが」(前出・スポーツ紙記者) NPBには開幕、第2戦と外国人投手が続けて先発したケースが4例ある。どういうわけか、4例とも連敗スタートとなっている。第2節初戦の4月4日はプレッシャーを抱えての先発マウンドとなりそうだ。(スポーツライター・飯山満)
-
スポーツ 2023年03月24日 15時30分
侍ジャパン・岡本のTV発言に「原監督いじってる?」と指摘 WBC前練習、戸郷への“水を得た魚”発言のワケ明かす
23日放送の『news zero』(日本テレビ系)に、侍ジャパン・岡本和真がVTR出演。番組内での発言が話題となっている。 番組では岡本、戸郷翔征の2名が番組MC・有働由美子アナウンサーを聞き手に、侍ジャパンが世界一に輝いたWBCを振り返るVTRを放送。2名は自身が思う大会中のベストプレーや、チームを牽引した大谷翔平、ダルビッシュ有から学んだことなどを話した。 注目が集まったのは、戸郷がダルビッシュについて話している最中の岡本の発言。戸郷は「全てを僕らに出してくれた」、「どう接していいかというのは僕ら若手も探りながらやっていた中で、本当に接しやすい方だなと改めて感じました」とダルビッシュに感謝したが、これを聞き有働アナは岡本に「質問する戸郷投手を見て、水を得た魚のようだとおっしゃってましたけど」と話を振った。 >>大谷翔平、開幕前に同僚を一喝?「優勝できるわけない」 球界OBも驚愕、栗山監督が明かした日本ハム時代の裏話が話題<< 岡本は2月16日に侍ジャパン巨人勢(戸郷、大勢、大城卓三)と共にダルビッシュと合同練習を行ったが、ダルビッシュに積極指導を受ける戸郷を「水を得た魚」と表現したことが伝えられている。 これについて聞かれた岡本は「原監督がいたら絶対それ言ってると思います。100パー、100パー言ってる」と、普段岡本、戸郷らを率いている巨人・原辰徳監督でも同じ表現を用いていただろうと断言しスタジオの笑いを誘う。続けて「監督の好きな言葉で、僕もそれを聞いてたので『あ、こういうことを、まさにこういう時に使うんだな』と思って僕も使わせてもらった」と、原監督が日頃から使っている影響が大きかったと明かした。 岡本の発言に、ネット上では「WBCの話から突然原監督の話になって笑った」、「原監督の口癖がいつの間にか伝播したのか」、「100パー言ってるは草、これ原監督いじってる?」、「身近な人が使ってる言葉が自分にうつるのはあるある」、「監督そんなに好きなのかって調べたらめちゃくちゃ使ってて爆笑」と面白がる声が寄せられた。 「原監督は試合で活躍を見せた選手を称賛する言葉として“水を得た魚”という表現をよく用いていますが、好きが高じてなのか少しひねった使い方をすることもあります。2019年2月26日の練習試合・中日戦では、約3年ぶりに捕手出場しヒットも放った阿部慎之助を褒める中で『水を得たギョのよう』と魚の部分を音読みして使用。2020年7月30日・DeNA戦ではトレード加入後初ヒットを放ったウィーラーを『水を得たフィッシュのごとく』と、魚の部分を英語に変換した表現を用いて評価しています。普通の選手なら監督の口癖を自身も使うのは少しはばかられそうな感じもありますが、岡本は天然でマイペースな性格の選手として知られている上、原監督との関係も短くはありませんので臆することなく“拝借”したのでは」(野球ライター) 現在プロ9年目・26歳の岡本は現役時代の原監督と同じく「4番・三塁」を主戦場とし、昨季まで5年連続で30本塁打をクリアしているチームの絶対的主砲。原監督には2015年のプロ入りから昨季まで計5年間師事しているが、口癖がうつるほど両者の結びつきは強いようだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2023年03月09日 11時10分
WBC開幕戦、大谷翔平と共に戸郷・岡本がキーマンに? 初戦・中国には要注意人物も
「リアル二刀流」をサポートするのは、巨人勢--。 栗山英樹代表監督がワールド・ベースボール・クラシック(以下=WBC)の初陣マウンドを大谷翔平選手に託すことを発表した(3月8日)。メジャーリーガーたちのチーム合流遅延などにより、「投手・大谷」が“ぶっつけ本番”になることは予想されていた。 「3月6日、大谷はブルペン投球を行いました。40球を超えたあたりから甲斐拓也捕手がサインを出し、実戦を想定しての投げ込みに切り替えました。調子? 大谷自身は首を傾げる場面もありましたが、それは変化球の軌道が少しずれただけ。しっかり調整ができていると思います」 侍ジャパンをサポートするNPBスタッフの証言だ。 >>エンゼルス・大谷、試合中にまさかのトラブル発生? 過去にはイチロー氏らも餌食に、敵打者の“股間タッチ”に驚きの声<< 8日の大谷の様子だが、投手陣に交じってランニングやキャッチボールなどで軽めの練習を行っていた。 練習は冒頭の栗山監督の会見前。取材エリアを通り過ぎる時、「明日の先発は?」と聞かれると、「(栗山監督と)さっき話して、(会見で)発表するからと言われたので」 と、はぐらかした。 「大谷の9日先発は『決定事項』として、チームに伝えられました。大谷がチームに合流する3月3日前には聞かされていました。ただ、栗山監督が大谷本人に9日先発を告げた日は、最後まで教えてもらえませんでした」(前出・同) 3番・先発投手兼DHでの出場となる。 通称・大谷ルールが採用されたため、投手降板後もDHとして出場し続けるわけだが、そうなると、2番手としてマウンドに上がるピッチャーがポイントとなる。 関係者の話を総合すると、巨人・戸郷翔征投手が予定されているようだが…。 8日の練習中、戸郷はマウンドまで行き、シャドウ・ピッチングをしている。マウンドは9日本番に備え、シートがかぶせられていたが、その上に乗ってのシャドウ・ピッチングだった。 時間にして3、4分。本拠地・東京ドームが舞台とは言え、マウンドの硬さを確かめながら、大谷の後を引き継ぐ試合のイメージを膨らませていたのかもしれない。 「栗山監督も明言を避けたのは、4番バッターです。当初の予定通り、村上宗隆選手で行くのか、それとも、吉田正尚選手に代えるのか」(スポーツ紙記者) 選手思いな栗山監督の性格を考えると、打撃不振でも「村上」を選択する可能性も高い。しかし、村上も吉田も左バッターだ。2番・近藤健介、3番・大谷、4番と左バッターが3人続くことになる。右打ちの5番バッターにも注目だが、こちらは、7日の強化試合でもそれを務めた巨人・岡本和真選手の起用が予想されている。 「中国代表の実力? 韓国球界で投げているチュ・グォン、エンゼルス・マイナーのアラン・カーターの両投手は一応、警戒した方が良いと思います」(前出・スタッフ) 格下だと思ってかかると痛い目に遭いそうだが、投手・大谷の後を投げる戸郷と5番・岡本の巨人勢の責任は重大だ。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2023年02月26日 11時00分
侍ジャパン、WBCのカギ握るのは戸郷? 昨オフ適性見せた「第2先発」で大化けなるか
昨年11月、日本代表「侍ジャパン」の国際試合として行われた、オーストラリア代表との2連戦。初めて日の丸を背負うこととなった巨人・戸郷翔征は初戦、リリーフでマウンドに登った。先発、DeNA・今永昇太の後を受け、4回を無失点、7個の奪三振を記録した。 栗山英樹監督の初陣となったこの対外試合では、計13投手が招集されており、多くの投手が代表戦のマウンドに立つものと思われていた。その中で、2番手投手となった戸郷は4イニングを担当、試合を締め括った広島・森浦大輔を含め、わずか3人の登板で栗山体制後での国際試合初白星を挙げることとなった。 この異例とも言える投球内容を見ても、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)本大会を見据えての起用であることは明らか。1月26日に発表された代表正式メンバーにも名を連ねた戸郷は、先発投手の後ろ、いわゆる「第2先発」を任されることは間違いない。 国際試合では重要視される変則フォームが特徴であるとともに、スタミナも備えている。昨季、ペナントレースでは最多奪三振の初タイトルにも輝き、さらに白星、イニング数は何れもリーグ2位と、球界屈指の右腕として成長を遂げている。国際舞台でも、リリーフはもちろん、スターターとしての実力も持ち合わせていることは言うまでもない。 今回、初の大舞台となるWBCでは、先発陣にメジャーリーガーのダルビッシュ有、大谷翔平に加え、NPBが誇る大エース、山本由伸といった錚々たる顔触れが並んでおり、救援として試合を作る役割が求められる。ラウンド毎に球数制限の内容も変わってくるだけに、戸郷ら、2番手以降の投手がいかに良いコンディションで待機できるかも大きなポイントだ。 現在、行われている代表チームの宮崎キャンプでは、ダルビッシュから変化球のレクチャーを受ける場面も見られ、また、練習以外でも投手陣のチームワークの盛り上げにも、一役買っていることが報じられている。今回の代表メンバー入りは戸郷にとっても貴重な経験となっているはずだ。そして、大物投手からの刺激を受け、さらに未知の戦いに挑むことで、22歳はさらに大化けする可能性も秘めている。 WBCで背負う背番号は12。所属チームとは異なるものの、その数字がどれだけマウンド上で見られるかが、日本が三度目の世界一を近づける大きなポイントとなるのではないだろうか。(佐藤文孝)
-
スポーツ
原監督絶賛の戸郷、来季大不振? 過去に菅野・今永が大苦戦、熱投連発に潜む重大リスクは
2023年08月12日 11時00分
-
スポーツ
巨人・元木コーチ、戸郷は「エースとは呼べない」 厳しいノルマに驚きの声、菅野にはノーコメントで不満も
2023年07月25日 17時30分
-
スポーツ
巨人・原監督、連夜のスクイズは春季キャンプの成果? 中継ぎ復調も采配に好影響か
2023年06月15日 11時00分
-
スポーツ
巨人、交流戦後にローテ再編? 楽天3連戦の先発を再開後初カードでも起用か
2023年06月13日 11時00分
-
スポーツ
巨人・原監督の投手起用法に「ふざけてるのか」と批判 救援不安抱える中で“ブルペンデー”、戸郷の疲労を考慮?
2023年05月29日 20時30分
-
スポーツ
巨人・戸郷に「ぶっ壊れる」球団OBが指摘 右ひじ故障の菅野と共通点? 順調キャリアの裏で燻る問題は
2023年04月21日 20時55分
-
スポーツ
巨人、菅野二軍落ちで不穏な空気に? WBCから帰還の戸郷にも異変発生か
2023年03月29日 11時00分
-
スポーツ
侍ジャパン・岡本のTV発言に「原監督いじってる?」と指摘 WBC前練習、戸郷への“水を得た魚”発言のワケ明かす
2023年03月24日 15時30分
-
スポーツ
WBC開幕戦、大谷翔平と共に戸郷・岡本がキーマンに? 初戦・中国には要注意人物も
2023年03月09日 11時10分
-
スポーツ
侍ジャパン、WBCのカギ握るのは戸郷? 昨オフ適性見せた「第2先発」で大化けなるか
2023年02月26日 11時00分
-
スポーツ
巨人、最下位回避は菅野次第? 中日との“裏天王山”、プロ初先発の後輩に悪影響のリスクも
2022年08月23日 11時00分
-
スポーツ
巨人、優勝争いから完全に脱落? 長引く連敗の裏で来季組閣への準備も進行中か
2022年08月04日 11時00分
-
スポーツ
阪神、矢野監督の試合後コメントに「いい加減にしろ」と批判 完封の戸郷を不調呼ばわり? 止まらない嫌味が物議
2022年07月13日 19時30分
-
スポーツ
巨人・桑田コーチ、大勢らを称賛も「それまで頑張ったのに無視か」批判も? 戸郷・高橋への“ノーコメント”が物議
2022年03月11日 15時30分
-
スポーツ
巨人・戸郷、開幕一軍入りは絶望的か 桑田コーチが背信投球に怒り、予想外の“致命傷”もダメ押しに?
2022年02月26日 11時00分
-
スポーツ
巨人・原監督の「生きた練習を」発言にファン怒り 自らの責任を棚上げ? 戸郷には根本的問題アリと同調の声も
2021年10月25日 19時55分
-
スポーツ
巨人・原監督が選手に「二流のピッチャー」発言でファン激怒 試合後の酷評が物議、「ホークス相手に投げさせる方も悪い」と指摘も
2021年08月04日 17時00分
-
スポーツ
巨人・戸郷のお立ち台コメントに阪神ファン激怒「喧嘩売ってるのか」 ペナント争いよりも日シリが大事?
2021年05月31日 15時30分
-
スポーツ
巨人・原監督がソフトバンク相手に総力戦を仕掛けたワケ 吉と出るかは菅野次第? ファームでも次の一手を準備中か
2021年05月31日 11時15分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分