猪木さんに限らず、各界大物は特有のオーラを発しています。実績や経験、生き方などから自然発生するため、一朝一夕にどうなるものでもありません。しかし、小さなオーラならば、心がけひとつで身につけることができるのです。
ミュージシャンのプチ・オーラを発するレッスンをしましょう。頭に憧れのミュージシャンを思い浮かべます。解散したサザンの桑田佳祐さんでも、ミック・ジャガー氏でもかまいません。ステージで歌っている姿をイメージしながら、心の中で曲を進めます。
このとき、絶対に口ずさんではいけません。目を閉じるのもNG。しっかりイメージができていれば、観客席の興奮が伝わってきて体がポカポカしてきます。次の曲では、ベロをめいっぱい出して首を激しく振り、観客席をあおりましょう。
この作業を連日繰り返すと短時間でイメージが確立できるようになります。「休日に喫茶店でホットコーヒーを頼む」といった細かいシチュエーションもこなせるようになり、そうなればこっちのもの。コンビニの店員が「あのオヤジ、ミック・ジャガーっぽくねえ?」などとヒソヒソ話をするのが聞こえてきます。プチ・オーラが出ています。(ジゴロライター・紫三太郎)