シロクマくんが経営するカフェの中で繰り広げられる常連客パンダくんとのやり取りが楽しく、クスッとなってしまった。噂は真実だったようだ。マンガは個人の感性に左右されるが、この漫画に関しては万人受けするタイプである。一話完結型になっていて気軽に読むことができるため、気分転換をしたい人にとっては良い効果が期待できるかもしれない。ストーリーよりも、ギャグに時間をかけた? と思われるくらいネタ満載で作者のこだわりが感じられる。マンガのストーリーの流れでギャグが上手く機能していて、動物マンガの可愛さという設定もあるので、オチに持っていく方向が非常に興味深い。
ゆる〜い内容で癒されるという一般的な評価があるが、細かい設定やセリフ、流行りモノとの融合など、多面的に分析すると、見事な形で成立していることがわかる。ジャンル分けするとギャグ漫画になるが、さりげなく動物の生態を取り入れたところが描かれると、「ほう〜っ そうなんだ」と納得してしまう部分もある。
笑いだけではないのだ。
さらには、パンダくん、シロクマくんのペーパークラフトも楽しめるようになってるので、マンガを読んだ後にじっくりペーパー制作を作ってみるのも良いだろう。しろくまカフェが実際にあるならば、行ってみたい。
※文科系忍者記者ドラゴン・ジョー(山口敏太郎事務所)
参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」
http://blog.goo.ne.jp/youkaiou