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都会のカタルシスを感じる映画『ロストパラダイス・イン・トーキョー』

 昼は秋葉原のビルや上野の路上で歌い、夜はデリヘル嬢として働く地下アイドルのマリン。生きるのを諦めたような冷めた態度をとる彼女は、愛おしくも切ない兄弟に愛を与え、やがて二人にとって大切な存在となっていく。次世代を担うクリエーター、白石和彌監督による注目の映画『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(ポレポレ東中野 9月18日(土)〜)。子猫のようなマリンを演じる内田慈が美しく切ない。

 知的障害者である兄・実生(ウダタカキ)のためにデリヘル嬢を呼んだ幹生(小林且弥)。やってきたのは地下アイドルとして活動するマリン(内田慈)だった。マリンは、兄を閉じ込め二人きりで生活してきた兄弟の家に、不思議な居心地の良さを感じ、彼らに関わろうとする。やがてドキュメンタリーとして地下アイドルのマリンを追っている男が、マリンの裏の日常や兄弟の過去にまで踏み込んで来て…。

 もはや「若い」という事になんの利点もなくなったトーキョーで、身体を売りながら浮世離れした夢を持つマリンと、お世辞にも青春を生きているとは言えない幹生(小林且弥)。二人を引き合わせた兄・実生の過去の過ち。他人を愛しみ、惹かれあい、助け合う事で絶望的だった若者たちの未来に灯りが点る。

 『ロストパラダイス・イン・トーキョー』は、ポレポレ東中野にて 9月18日(土)からレイトショー。

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