大相撲
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スポーツ 2022年01月11日 19時30分
平幕・宇良、取組後の退場シーンに驚きの声「脳震とうでは」 土俵下に激突し頭部に大ダメージ? 八角理事長は取り口に苦言
10日に行われた大相撲1月場所2日目。この日2敗目を喫した平幕・宇良の取組後の様子を巡り、ネット上で物議を醸している。 >>元大関・高安、1月場所全休決定も「逆にラッキー」の声 所属部屋がクラスター危機もデメリットばかりではない?<< 前日まで「0勝1敗」の宇良はこの日、同「1勝0敗」の大関・正代と対戦。立ち合いから左を差され圧力をかけられた宇良は、右に動いて揺さぶりを狙う。しかし、冷静に足を運び対応した正代には通用せず、そのまま一気に土俵外へ押し出された。 問題となっているのはこの直後の宇良の様子。宇良は押し出された勢いで土俵下に背中から落下したが、この際に後頭部・背中を強打した影響からか20秒ほどその場から動けず。さらに、そこから土俵上に戻る時も足元を大きくふらつかせていたため、土俵下の藤島審判長(元大関・武双山)は行司・呼び出しらに宇良の状態を確認するよう指差しで指示を出した。 その後呼び出しに付き添われ土俵を降りた宇良は、礼を合わせられる状態ではないと判断されたのかそのまま花道を引き揚げる。最初は呼び出しの肩を借りながら自力で歩いていたが、途中からは車いすに乗せられ下がっていった。 アクシデントに見舞われた宇良の様子を受け、ネット上には「まともに歩けずに車いすに乗せられたのを見ると、脳震とう起こしたのではと思うが大丈夫なのか」、「背中から思いっきり落ちてたから相当なダメージを受けたんじゃないか」と心配する声が続出。一方「下手に粘らなきゃこういう結果は避けられたのでは」、「諦めない気持ちは分かるけどちょっと取り口が危なすぎたな」との指摘も数多く挙がった。 「この日の宇良は立ち合いから右に動くも正代に対応され土俵下に押し出されたという相撲内容でしたが、俵を割る直前に正代の左腕を抱え込むようにたぐっており、最後まで離さないまま土俵下に落下。これにより、正代も左腕を引っ張られたまま土俵下に落下し、宇良に上からのしかかる形となってしまいました。宇良は土俵際での粘り強さに定評のある力士なのですが、今回の一番については勝ちへの執念が裏目に出たとみているファンも少なからずいるようです」(相撲ライター) 取組後には相撲協会・八角理事長(元横綱・北勝海)が「しがみついて危ない。自分だけでなく、相手のけがにもつながる」と苦言を呈したことも伝えられている宇良。なお、取組後は脳震とうを起こしていたのかどうかを含め詳しい状態は伝えられていなかったが、本日3日目も休場はせず出場し、大関・貴景勝相手に今場所初白星を収めている。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月08日 11時00分
2力士の賭博疑惑、「実際は5、6人いる」 貴闘力氏が裏情報暴露し衝撃、沈黙続く協会に苛立ちの声も
元大相撲力士の貴闘力氏(元関脇)が4日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上で物議を醸している。 今回の動画で貴闘力氏は、昨年12月22日に日本相撲協会の発表で明らかとなった幕内・英乃海、十両・紫雷(ともに木瀬部屋)の違法賭博問題をテーマにトーク。埼玉県内の違法カジノ店に出入りしていたとされる両名への妥当な処分案や、自身も現役時代に裏カジノ店を訪れた経験があることなどを語った。 >>幕内・英乃海らの賭博疑惑が志摩ノ海の婚約に飛び火? 不祥事の“余波”に心配の声、協会側も今後の展開を危惧<< その中で、貴闘力氏は「(発表では)2人って言ってるけど、実際は5、6人いるみたいだよ」と暴露。情報源については触れていないが、今回の賭博問題には前述の2名以外にも該当者がいると話した。 続けて貴闘力氏は、「実際に分かってるのに、早く(名前や処分案)出してキッチリしてやってくれよ」と、相撲協会に該当者公表・処分案決定を訴えた。 貴闘力氏の発言を受け、ネット上には「名前出てる2人以外にもやってた奴いるのか」、「これ別部屋の人間だったりしたらさらに問題が大きくなるのでは」と驚く声が出た。一方「前回の賭博問題みたいに親方衆が複数絡んでる可能性もありそうだな」、「野球賭博の時は10人以上の親方が関与してたから、今回も1、2人くらいは関与してる親方いるんじゃないか」と、過去の賭博問題を絡めた推測コメントも多数挙がった。 角界では2010年5月、一部週刊誌が大関・琴光喜の関与を報じたことをきっかけに野球賭博問題が勃発。この問題により琴光喜、貴闘力氏(当時は大嶽親方)の2名が解雇された他、力士18名、親方12名がそれぞれ謹慎などの処分を受けている。このことから、今回貴闘力氏が暴露した「5、6人」の該当者には、12年前と同じように親方衆も含まれているのではとみているファンも少なくないようだ。 なお、相撲協会は発表当日に芝田山広報部長(元横綱・大乃国)が「詳細については現在、調査中」と説明したが、同日以降、特に発表などはない。もちろん、現在まで慎重な調査が続いている可能性はあるが、一部からは「もしかしてこのままうやむやにしようとしてるんじゃないだろうな」と厳しい声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg
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スポーツ 2022年01月07日 20時30分
伊勢ケ濱審判部長、大関狙う御嶽海に“全勝”要求し「さすがに厳しすぎ」の声も 近年の体たらくぶりも影響か
9日から開催予定の大相撲1月場所(9~23日/東京・両国国技館)に、東関脇として出場予定の29歳・御嶽海。7日に伝えられた、相撲協会・伊勢ケ濱審判部長(元横綱・旭富士)からのコメントがネット上で物議を醸している。 >>関脇・御嶽海に審判長が「彼は期待を裏切ります」 3連勝後の辛らつコメントが物議、直近の結果から同調の声も<< 御嶽海は先々場所の2021年9月場所で9勝、先場所の同11月場所では11勝をマーク。迎える今場所では13勝以上を記録すれば、“三役以上で直近3場所33勝以上”という大関昇進目安をクリアする状況となっている。 しかし、7日の取組編成会議後に取材に応じた伊勢ケ濱審判部長は、御嶽海の大関取りについて「数字じゃない。それはあくまで目安であって、相撲の内容とかそういうのがありますから」、「全勝優勝すればそういう話になるんじゃないですかね」とコメント。15戦全勝で優勝しない限りは、八角理事長(元横綱・北勝海)に昇進を審議する臨時理事会の開催を要請することは考えにくいと明かしたという。 伊勢ケ濱親方の発言を受け、ネット上には「全勝以外は昇進NGってさすがに厳しすぎないか」、「目安クリアで上げなかったらそれはそれで問題なのでは」と驚く声が続出。一方「名ばかり大関になっても困るしハードル上げるのは当然」、「去年はほとんど好成績出してないから昇進渋られるのも仕方ない」と理解を示すコメントも多数挙がった。 「御嶽海は当時24歳だった2017年3月場所ごろから三役に定着し始めましたが、そこから現在まで大関の座をつかめずに停滞している力士。昨年も全6場所で三役に在位しいずれも勝ち越しはしたものの、このうち2ケタ勝利をクリアしたのは2回のみと優勝争いにはほとんど絡めませんでした。大関は横綱への対抗馬、下位力士の壁として毎場所優勝争いに絡むような数字が求められる地位ですので、伊勢ケ濱親方は御嶽海が大関に値する実力を有しているのかどうか懐疑的にみているのかもしれません」(相撲ライター) 過去に2度優勝経験はあるが、15戦全勝を記録したことはない御嶽海。先場所は前半8日間が「7勝1敗」だった一方、後半7日間は「4勝3敗」と急失速するなどスタミナ・集中力不足が浮き彫りとなっているが、今場所は課題を払しょくし伊勢ケ濱親方をアッと言わせることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年01月05日 19時30分
元大関・高安、1月場所全休決定も「逆にラッキー」の声 所属部屋がクラスター危機もデメリットばかりではない?
9日から開催予定の大相撲1月場所(9~23日/東京・両国国技館)に、東前頭7枚目として出場予定だった元大関・高安。4日、所属する田子ノ浦部屋から新型コロナ感染者が出たため全休が決まったと日本相撲協会が発表した。 >>キャバクラ通い・朝乃山、先場所中にも外出写真を撮られた? 貴闘力氏の暴露に驚きの声、引退に繋がっていた可能性も<< 協会公式サイトはこの日、師匠・田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)、力士養成員2名、床山1名の計4名が新型コロナに感染したことを発表。同時に、「陽性者及び濃厚接触の可能性がある協会員の休場」として、高安を含む部屋所属力士14名全員が1月場所を全休する旨も掲載している。 高安は直近の2021年11月場所は「6勝9敗」と振るわなかったが、翌12月下旬に行われた合同稽古では関取衆相手に計39番取り「30勝9敗」と好調をアピール。稽古最終日の同月23日には「気持ちを新たに本当にいい年にしたい。(来年は)結果残したいですね」と2022年への意気込みを語ったことも伝えられていたが、年明け早々に出鼻をくじかれる形となった。 新型コロナの影響による高安の全休を受け、ネット上には「1年最初の場所でいきなり全休は残念過ぎる」、「年末の稽古で好調だったから期待してたのに…」と落胆する声があった一方、「コンディションのこと考えたら逆にラッキーなのでは」、「調整期間が2か月増えたわけだから、3月場所からは好調が続くんじゃないか」と全休にはメリットもあるとするコメントも多数挙がる。 高安は昨年7月に急性腰痛症、同9月に右大殿筋筋挫傷と故障が続発。この影響もあってか、同9~11月場所は「7勝6敗2休」、「4勝8敗3休」、「6勝9敗」と3場所連続で負け越しを喫し、番付も東関脇から東前頭7枚目と急落している。 「昨年の後半3場所は故障もあり苦戦が続いていた高安ですが、故障前までの1~5月場所は『9勝6敗』、『10勝5敗』、『10勝5敗』と3場所連続で勝ち越し。そのため、体調さえ万全なら三役・大関復帰を狙えるほどの勝ち星は十分計算できます。昨年末の合同稽古の時点で既にある程度状態は上がってきているようですが、今回の全休で空いた時間をさらに身体のケア・調整に費やせば、復帰予定の3月場所以降は好成績が続くのではと期待しているファンも少なからずいるようです。ただ、全休の影響で相撲勘が鈍る可能性も考えられるので、期待通りの結果につながるかは実戦形式の稽古に今後どれだけ時間を割けるかもカギとなりそうです」(相撲ライター) 新型コロナの影響で全休となった力士の番付は基本的には据え置かれるため、復帰予定の3月場所も東前頭7枚目で臨むことが濃厚の高安。同場所から番付を上位に戻せるかは、今回の全休で空いた時間をどのように使うのかにも左右されそうだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について日本相撲協会の公式サイトよりhttps://sumo.or.jp/
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スポーツ 2022年01月02日 11時00分
キャバクラ通い・朝乃山、処分軽減するべき? 角界OBからも擁護の声相次ぐ、長期出場停止で危惧される深刻な問題とは
鶴竜(現鶴竜親方)、白鵬(現間垣親方)の両横綱の引退、照ノ富士の横綱昇進と、角界の勢力図が塗り替えられつつあることが印象的な1年となった2021年の大相撲。土俵上の世代交代に注目が集まる一方、土俵外で最も物議を醸した話題が大関・朝乃山の不祥事だった。 >>キャバクラ通い・朝乃山、先場所中にも外出写真を撮られた? 貴闘力氏の暴露に驚きの声、引退に繋がっていた可能性も<< 朝乃山は2021年5月場所中の同月19日、同場所前に新型コロナ感染予防の協会ガイドラインを破って複数回外出しキャバクラに通っていたことを一部週刊誌が報道。翌20日には協会側が18日に朝乃山に事情聴取したところ、本人は当初事実無根と主張したものの、翌19日に一転して事実を認めたことも伝えられた。 これを受け協会は朝乃山が他力士の模範となるべき大関という立場にありながら違反行為を繰り返したこと、事情聴取に対し虚偽の報告を行ったことなどを重くみて、6月11日に6場所出場停止(2021年7月~2022年5月場所)、50%の減給6カ月の処分を下すことを決定。この処分により朝乃山は、2021年12月24日に発表された2022年1月場所番付では東十両4枚目まで番付が下落している。 貴景勝、正代と共に大関を張っていた中での不祥事により、多くのファンから猛批判を浴びた朝乃山。一方、一部ファンの間では「さすがに6場所は重すぎる、今からでも処分を軽減してほしい」、「未だに6場所は腑に落ちない、3、4場所くらいが妥当ではないか」と処分軽減を求める声も燻っている。 また、朝乃山については元横綱・北の富士氏が2021年11月場所千秋楽のNHK中継内で「長すぎるんじゃないの?(処分)期間がね。みんなそう言ってますよ。少なくとも僕の周りの人は」、元関脇・貴闘力氏が12月18日に自身の公式ユーチューブチャンネルに投稿した動画内で「恩赦じゃないけど、(処分は)4場所にしてあげようみたいな形でもいいかなと思うけどね」とそれぞれコメントするなど、角界OBからも処分見直しを求める意見が挙がっている。軽率な行動でルールを破り、なおかつうそまでついた朝乃山になぜこのような擁護の声が挙がるのだろうか。 「現在27歳の朝乃山は現状のままなら2022年7月場所から復帰となる見込みですが、同場所の番付は三段目上位、もしくは中位になるとみられており、仮に復帰後全勝を続けても再入幕は29歳を迎える2023年になる可能性が濃厚。そこから、もともといた大関の地位まで戻るにはさらに長い時間が必要で、仮に今後復帰を実現したとしても、その頃にはもう力士としてはベテランの30代に突入している可能性も低くはありません。そのため、処分軽減を訴えているファンや角界OBは、元は大関で次代の横綱候補とも目されていた朝乃山にこのような形で現役生命を消費させるのは本人、そして角界にとって大きな損失ではないかという考えを持っているのかもしれません」(相撲ライター) 一般的に力士の引退年齢は30歳前後が多いとされており、直近場所の2021年11月場所でも三役・小結経験のある幕下・千代鳳が29歳での引退を発表している。このことを考えると、長期出場停止は朝乃山の現役生命に大きく響きかねないという軽減派の意見はあながち間違いではないといえそうだ。 一方、処分軽減を願う声の中には「貴景勝も正代も今一つ照ノ富士に対抗できてないから、第3の刺客になり得る朝乃山はせめて関取圏内には留め置いておくべきでは」と現大関陣の頼りなさを理由とする意見や、「朝乃山を三段目まで落としたら、復帰後に元々その地位にいた力士が蹂躙されて出世の機会を奪われかねない」と下位力士が割を食う事態を危惧する内容も散見される。キャリア面への影響だけでなく、各段位の情勢を踏まえて軽減を主張しているファンもいるようだ。 現在のところは、6場所出場停止処分が軽減される気配はない朝乃山。大関という責任ある立場で軽率な行動をとった上、一度はうそをついたことから軽減の必要はないとする声の方が多数を占めているが、処分期間が終了する2022年5月場所までに何らかの動きが起こることは果たしてあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg
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スポーツ 2022年01月01日 11時00分
2022年、予想外の進化を遂げたダークホースが大関昇進? “王手”の御嶽海だけじゃない有力候補たち
鶴竜(現鶴竜親方)、白鵬(現間垣親方)の両横綱の引退、照ノ富士の横綱昇進と、角界の勢力図が塗り替えられつつあることが印象的な1年となった2021年の大相撲。2022年は照ノ富士一強の時代が訪れるのか、それとも貴景勝、正代の現大関陣が待ったをかけるのかに注目が集まっている。 >>横綱・白鵬に貴乃花親方が激怒「一番後ろに行け!」 大麻解雇・貴源治が巡業中のトラブルを暴露、その後も遺恨は残り続けた?<< 一方で、多くのファンが期待しているのが現大関陣に割って入る新大関の誕生。昨年は2016年以来5年ぶりに大関昇進力士が出なかったが、今年はその座を狙えそうな有力候補がいる。 1月場所にいきなり大関とりがかかるのが関脇・御嶽海。昨年は1年通じて三役の座をキープし続けており、直近2場所では計20勝をマーク。1月場所で13勝以上をマークすれば“三役で直近3場所33勝以上”という大関昇進目安を満たす状況となっている。 ただ、御嶽海は過去に「13勝2敗」で初優勝を果たした2018年7月場所以外に、13勝以上の白星を挙げた経験はなし。これまでは後半戦に星が伸び悩む場所が目立ち、2021年11月場所3日目(同月16日)には錦戸審判長(元関脇・水戸泉)から「彼は期待を裏切りますから。強い御嶽海と弱い御嶽海がいるから、なんともねえ」と調子にムラがあると指摘されている。同場所も前半8日間は「7勝1敗」と好調の一方、後半7日間は「4勝3敗」と勝ち越しがやっとだったため、1月場所での大関とり実現には後半に失速する課題の払しょくが必要不可欠だ。 平幕・隆の勝は2021年、1~5月場所まで関脇に在位していたが、5月場所で「5勝10敗」と大きく負け越し平幕に転落。翌7月場所以降は「8勝7敗」、「7勝8敗」と平幕上位の座はキープしながらも停滞が続いていたが、11月場所は「11勝4敗」と大きく勝ち越し敢闘賞を受賞。次場所の返り三役を確実にした。 敢闘賞受賞後の会見では「自分の立ち合いで前へ出る相撲が多く取れた」と、立ち合いから鋭い出足で圧力をかける取り口を好成績の一因に挙げた。過去に4場所在位した三役では計「30勝30敗」と五分にとどまっていることもあり、これまでは大関候補に推す声は少なかったが、先場所11勝の原動力となった出足の鋭さを1月場所以降も維持・洗練できれば、昇進目安をクリアできるレベルで成績が安定する可能性は十分だといえるだろう。 御嶽海、隆の勝とは違い現在は幕内下位だが、ここから次期大関へ大化けしそうなのが平幕・阿炎。阿部は当時平幕だった2020年7月場所中に、新型コロナ感染予防の協会ガイドラインを破り複数回キャバクラに足を運んでいたことが発覚。これにより協会から3場所連続出場停止、50%の減給5カ月という処分が下された。ただ、処分が明けた2021年3月場所から2場所連続で幕下全勝優勝を果たし十両に復帰すると、7月場所は「11勝4敗」、翌9月場所は「13勝2敗」で十両優勝を飾り幕内に復帰。さらに、11月場所でも「12勝3敗」と優勝次点の成績をマークした。 処分前の阿炎はそれまで小結に4場所在位(31勝29敗)した経験があったものの、攻守両面ですぐに引く癖があったことなどからこれ以上の地位は望めないという見方もされていた力士。ただ、処分後は出場停止期間中に自身を見つめ直したのか、一転して引きを我慢し前に出続ける相撲で白星を量産。11月場所中には協会・八角理事長(元横綱・北勝海)が『スポーツ報知』(報知新聞社/電子版/2021年11月28日付)の記事内で「プレッシャーとか大変だったが、よく早く帰ってきた」と復帰後に番付を戻し続けている点を評価した。1月場所以降も悪癖を払しょくしたまま相撲が取れれば2022年前半で三役復帰、そして後半で大関とりのチャンス到来という展開が訪れたとしても全く不思議ではない。 照ノ富士一強時代の到来阻止には、現大関陣の奮闘はもちろん下からの突き上げも必要となる。迎えた2022年、この3名の中から大関の座を射止める力士は果たして現れるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月31日 11時00分
幕内・竜電、前代未聞の不倫騒動は今も尾を引いている? 2021年に続出、不要不急の外出で厳罰を受けた力士・親方
昨年はコロナ禍の影響で9年ぶりに本場所が中止(5月場所)される事態に見舞われたが、今年は全6場所が滞りなく行われた2021年の大相撲。鶴竜(現鶴竜親方)、白鵬(現間垣親方)の両横綱の引退、照ノ富士の横綱昇進と、角界の勢力図が塗り替えられつつあることが印象的な1年となった。 角界では一部制限が緩和された11月場所最終盤を除き今年も1年の大半で、力士・親方ら協会員は協会の新型コロナ対策ガイドラインに基づき不要不急の外出が固く禁じられた。昨年は平幕・阿炎が7月場所中にガイドラインに違反しキャバクラ通いを繰り返したとして3場所出場停止(2020年9月~2021年1月場所)、50%の減給5カ月という処分を受けたが、今年も同様の違反行為で処分を受けた協会員がいる。 1月場所中にガイドライン違反が発覚し物議を醸したのが時津風部屋の師匠・時津風親方(元平幕・時津海)。同親方は同月10~24日の場所期間中、雀荘や歓楽街を訪問するため不要不急の外出を複数回繰り返していたと同月27日に複数メディアが報道。同親方は2020年9月にゴルフコンペや居酒屋での会食に興じ「委員」から「年寄」への2階級降格処分を受けたばかりだったこともあり、ネット上には「去年処分食らったばかりなのに何考えてんだ」と批判や呆れ声が数多く挙がった。 同親方は外出報道が出た同じ日に、「どんな処分が出たとしても退職する気持ちに変わりはない」として協会側に退職届を提出した。協会側は翌2月22日に退職勧告、退職金30%減額処分を下した上で退職届を受理。同時に、時津風部屋付き親方の間垣親方(元前頭土佐豊)が時津風の名跡と同部屋を継承することも決定した。 >>雀荘通い発覚の時津風親方に「クビにした方がいい」ファン激怒 昨年に続く不祥事、過去の素行不良から呆れ声も<<https://npn.co.jp/article/detail/200010827 5月場所前に協会からガイドライン違反、同場所全休が発表されたのが幕内・竜電。同月7日の発表からしばらくは違反内容の詳しい詳細は不明だったが、同月19日に一部週刊誌が、竜電が不倫関係にある女性と会うために不要不急の外出を繰り返していたこと、その女性を妊娠・堕胎させていたことを報道。また、同月27日には他メディアからも、竜電は2020年3月から2021年1月にかけ特定の女性と会うため25回にわたって不要不急の外出をしていたという報道が出された。 コンプライアンス委員会の調査で事実確認を行った協会は、同月27日に竜電に対し3場所出場停止(2021年5月~同年9月場所)処分を下すことを決定。処分により平幕から幕下まで番付を落とした竜電は、処分が明けた11月場所で幕下優勝を果たすなど幕内返り咲きへ再始動しているが、「どの面下げて土俵に上がってるんだ」という批判の声は今もくすぶっている。 >>幕内・竜電に「昨年の悲劇を忘れたのか」ファン失望 ガイドライン違反で処分は不可避? 付き人を失った力士の不祥事が波紋<<https://npn.co.jp/article/detail/200013220 大関・朝乃山は前述の竜電と同時期にガイドライン違反が発覚しファンを騒然とさせた。朝乃山は5月場所前に複数回外出しキャバクラに通っていたことを同月19日に一部週刊誌が報道。翌20日には協会側が前日18日に朝乃山へ事情聴取したところ本人は事実無根と主張したが、翌19日に一転して事実を認めたと伝えられた。 これを受けた協会は朝乃山が他力士の模範となるべき大関という立場にありながら違反行為を繰り返したこと、事情聴取に対し虚偽の報告を行ったことなどを重くみて、翌6月11日に6場所出場停止(2021年7月~2022年5月場所)、50%の減給6カ月の処分を下すことを決定。なお、11月場所時点で平幕まで番付を落としている朝乃山は、処分明けの2022年7月場所の番付は三段目上位、もしくは中位になるとみられており、仮に復帰後全勝を続けても再入幕は2023年になる可能性が濃厚となっている。 >>キャバクラ通い発覚の朝乃山、このまま現役引退か 虚偽報告に協会激怒、“前例”と同じ手も使用不可能?<<https://npn.co.jp/article/detail/200013483 協会のガイドラインに違反する不要不急の外出で、それぞれ重い処分を受けた上記3名。2022年は軽率な行動で厳罰を受ける力士・親方が1人も出ないことを願うばかりだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月28日 18時30分
『有吉ゼミ』、平幕・天空海が意外な趣味明かし驚きの声「乙女で可愛い」 先輩親方への“弟子入り”に期待も
大相撲・立浪部屋所属の平幕・天空海が、27日放送の『有吉ゼミ』(日本テレビ系)に出演。番組内で意外な趣味を明かしネット上で話題となっている。 >>キャバクラ通い・朝乃山、先場所中にも外出写真を撮られた? 貴闘力氏の暴露に驚きの声、引退に繋がっていた可能性も<< 番組では天空海、平幕・豊昇龍(立浪部屋)、U字工事・益子卓郎、大食いタレント・ギャル曽根の4名が、総重量3.6キロ超えの“年越し天ぷらそば”の完食にチャレンジ。天空海は身長184センチ、体重167キロの体躯に違わぬ食べっぷりで、ギャル曽根と共に制限時間50分以内での完食を果たした。 注目が集まっているのは、チャレンジ途中に取り上げられた趣味にまつわる天空海の発言。天空海は「最近アクセサリー作りにハマってしまって、ピアスとか(作ってます)。まだ全然、趣味の範囲内というか素人なんですけど」と、空いた時間はアクセサリー制作に没頭している旨を告白。画面上ではハート形のメタルパーツにパールのビーズが添えられたアクセサリーをはじめとした作品も2点映された。 ギャル曽根が「えーかわいい!」とほめると、「いやでもまあまあ、まだまだ全然序の口なんで」と謙遜しつつも満面の笑みを浮かべた天空海。この直後、番組では天空海がもともと自動車整備士をめざしていた関係もあり幼少期から手先が器用で、休日にたまたまアクセサリー制作を体験したことがきっかけで熱中するようになったとの情報が紹介される。また、将来的にはオリジナルグッズとして作品を販売したいという本人の意向も合わせて取り上げられた。 番組で明かされた天空海の趣味を受け、ネット上には「意外に乙女で可愛い趣味持ってるんだな」、「相撲で培った集中力も活きてたりするんだろうか」と驚く声が続出。一方「まだ始めたばかりみたいだけど、ここから北桜みたいな上達見せるのか楽しみだな」、「手芸が趣味なら式秀親方に話聞いてみるのも面白そうじゃない?」と別部屋の師匠である式秀部屋・式秀親方(元幕内・北桜)を絡めた期待のコメントも数多く挙がった。 「同親方は現役時代から、ビーズアクセサリー制作を趣味にしていることが相撲ファンの間で広く知られている人物。まだ満足な給料がもらえなかった幕下時代、妻の誕生日に何かプレゼントがしたいという思いでビーズアクセサリーを制作したことがきっかけで熱中するようになったといい、過去にはミニチュア化粧まわしを中心としたビーズ作品が何度か国技館などで展示されてもいます」(相撲ライター) 立浪部屋と式秀部屋は同じ出羽海一門に属しており、コロナ禍以前は共に一門連合稽古に参加する機会も多かった間柄。このことを考えると、天空海が式秀親方にコンタクトを取ることはさほど難しくはないようにも思えるが、相撲ではなく趣味の上達を目的とした“弟子入り”が今後実現することはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月27日 18時30分
元関脇・貴闘力氏が舞の海氏にクレーム? 現役時代の不満を暴露し驚きの声、「文句言いたいのは舞の海の方だろ」と指摘も
元大相撲力士の貴闘力氏(元関脇)が25日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。NHK大相撲専属解説者・舞の海秀平氏(元小結)にまつわる発言がネット上で物議を醸している。 >>元横綱・白鵬に舞の海氏が「残念ながら汚点」 TV中継中の辛らつ発言が物議、今後の“共演”は絶望的に?<< 今回の動画で貴闘力氏は今年7月場所中に大麻使用が発覚し協会から解雇処分を受けた貴源治(元幕内)をゲストに迎え、取組前に行われる“仕切り”をテーマにトーク。貴闘力氏は現役時代に対戦力士によって仕切りの間合いを変えていたこと、貴源治は現役最後の場所となった7月場所で「負けてもいいや!」と思えるほど仕切りの呼吸がぴったり合った力士がいたことについてそれぞれ語った。 問題となっているのは、貴闘力氏が仕切りの間合いを変えていた対戦力士の1人として舞の海氏を挙げた際の発言。貴闘力氏は「(舞の海氏は)最後までずっと下向いてて、(制限時間になったら)自分の立ち合いで立ってくる。(それまでは相手の)目を見ないから合わせるのに苦労する」と、仕切りで呼吸を合わせようとしない面があったためやりにくさを感じていたと告白。 一方、「(お互いに)目と目が合って、『行くぞ!』って(立ち合い)ガンと当たっていったら気持ちいい。負けても気持ちいい」と、仕切りで呼吸が合う力士には勝敗関係なくやりやすさを感じていたことも明かした。 すると、ここまで話を聞いていた撮影スタッフが「舞の海さん(との対戦)は気持ち良くないってことですか?」と貴闘力氏に質問。これを受けた貴闘力氏は苦笑い交じりに「ずっと下向いてんだもん! 気迫がない」と、当時は不満を募らせていた旨を口にした。 貴闘力氏の発言を受け、ネット上には「目を合わす合わせないは個人差あるけど、舞の海レベルに頑なに合わせないのは珍しいな」、「貴闘力は気合十分でぶつかりたい、舞の海はその気を逸らしたいって駆け引きがあったんだな」と驚く声が出た。一方「散々カモにしてるのにやりにくいって言い分は不思議だな」、「対戦成績だけじゃ測れない、当事者にしか分からない部分があるってことか」と相性を絡めたコメントも多数挙がった。 貴闘力氏は現役時代に舞の海氏と幕内で通算14回対戦した経験があるが、対戦成績は「12勝2敗」と大幅に勝ち越し。現役当時の両者は貴闘力氏が身長180センチ、体重145.5キロ、舞の海氏が身長171センチ、体重96.5キロだったこともあってか、12勝のうち押し出しが7勝と体格差を生かして攻め切る相撲内容がほとんどだった。このように対戦成績では圧倒しているだけに、舞の海氏はやりにくい相手だったという貴闘力氏の言い分に驚いたファンも少なからずいたようだ。 なお、両名には1994年9月場所2日目の対戦で新三役だった舞の海氏が左腕の腱を切り、「2勝13敗」と大敗した同場所以降、再び三役には戻れなかったという“因縁”もある。このこともあり、一部からは「文句言いたいのは舞の海の方だろ」という声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg
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スポーツ 2021年12月26日 11時00分
キャバクラ通い・朝乃山、先場所中にも外出写真を撮られた? 貴闘力氏の暴露に驚きの声、引退に繋がっていた可能性も
元関脇・貴闘力氏が18日、自身の公式ユーチューブチャンネルに動画を投稿。先月行われた11月場所(同月14~28日/福岡国際センター)中に、元大関・朝乃山(現平幕)があるメディアから外出写真を撮られたという話を暴露した。 >>横綱・白鵬に貴乃花親方が激怒「一番後ろに行け!」 大麻解雇・貴源治が巡業中のトラブルを暴露、その後も遺恨は残り続けた?<< 朝乃山は今年5月場所前に新型コロナ感染予防の協会ガイドラインに違反し、複数回キャバクラに通っていたことが発覚。翌6月に協会から「6場所出場停止、50%の減給6カ月」の処分を下され現在も出場停止中(復帰予定は2022年7月場所)だが、11月場所は所属する高砂部屋の他力士と共に福岡入りし現地の宿舎で場所期間を過ごしている。 その朝乃山について、貴闘力氏は「どっかの雑誌の記者かどうか分かんないけど、(11月場所中に)朝乃山がご飯食べに行ったのを撮ったらしいよ」と、場所中に外食しているところをあるメディアに撮られたと暴露。具体的な日時には触れなかったが、貴闘力氏は関係者から「いや、こんなんなってるけど」と直接連絡を受けこの話を知らされたという。 貴闘力氏は続けて「良かったと思うのは、(朝乃山は)それを(協会の)何とか委員に報告して行ったんだって」と、朝乃山が協会側から許可を得て外出していたことを関係者から聞かされたと説明。そのため、「報告して行けばね、OKが取れたら別にたたかれることもないだろうから。何でも報告してやれば自分の責任じゃないわけだから。OK出した方が悪い」と、事前に許可を取りつけており朝乃山に非はないという見解を関係者に伝えたという。 撮影したメディアも非のある部分はないと判断したのか、同場所中に外出報道は特に出なかった朝乃山。ただ、貴闘力氏は「週刊誌も雑誌も、金になると思ったらじっとつけてるからね。それもなんか嫌らしいと言えば嫌らしいよね」、「じっと部屋にいるよりたまには外出て、酒好きだったら酒ガーッと飲みたいだろうな」と、騒動の余波で一部メディアにマークされ続けている朝乃山に同情した。 貴闘力氏の発言を受け、ネット上には「わざわざ福岡行ってまでスキャンダル狙ってるメディアがいたとは」、「多分11月場所13日目(同月26日)の外出制限緩和後の話なんだろうが、撮られた時は朝乃山もびっくりしただろうな」と驚く声が出る一方で、「一応許可得てるとはいえ、誓約書もあるのにあんまり不用意に出歩くなよ」、「いくら許された外出でも、出先で羽目外したら一発でクビになるリスクがあることを自覚してないのか?」と呆れ声も多数挙がった。 「協会は6月に朝乃山への処分を発表した際、朝乃山が5月21日付で引退届を提出していたことや、“今後程度を問わず協会に迷惑をかける行為をした場合は引退届を受理する”、“そのことを了承する旨の誓約書を提出する”の2点を条件として受理せず八角理事長(元横綱・北勝海)預かりにしたことを同時に発表しています。つまり、朝乃山は次に不祥事を起こした場合は即引退に追い込まれるというわけですが、そうした状況の中でへたに出歩くような行動は、いくら許可を得ていたとしても避けた方がいいと考えているファンも少なからずいるようです」(相撲ライター) 特に取りざたされることはなかったものの、リスクもそれなりにある中で外出していた朝乃山。一部からは「そもそも出場停止中に外出するのはおかしい、不祥事を反省してないのでは」と批判も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg
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