今回の動画で貴闘力氏は、昨年12月22日に日本相撲協会の発表で明らかとなった幕内・英乃海、十両・紫雷(ともに木瀬部屋)の違法賭博問題をテーマにトーク。埼玉県内の違法カジノ店に出入りしていたとされる両名への妥当な処分案や、自身も現役時代に裏カジノ店を訪れた経験があることなどを語った。
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その中で、貴闘力氏は「(発表では)2人って言ってるけど、実際は5、6人いるみたいだよ」と暴露。情報源については触れていないが、今回の賭博問題には前述の2名以外にも該当者がいると話した。
続けて貴闘力氏は、「実際に分かってるのに、早く(名前や処分案)出してキッチリしてやってくれよ」と、相撲協会に該当者公表・処分案決定を訴えた。
貴闘力氏の発言を受け、ネット上には「名前出てる2人以外にもやってた奴いるのか」、「これ別部屋の人間だったりしたらさらに問題が大きくなるのでは」と驚く声が出た。一方「前回の賭博問題みたいに親方衆が複数絡んでる可能性もありそうだな」、「野球賭博の時は10人以上の親方が関与してたから、今回も1、2人くらいは関与してる親方いるんじゃないか」と、過去の賭博問題を絡めた推測コメントも多数挙がった。
角界では2010年5月、一部週刊誌が大関・琴光喜の関与を報じたことをきっかけに野球賭博問題が勃発。この問題により琴光喜、貴闘力氏(当時は大嶽親方)の2名が解雇された他、力士18名、親方12名がそれぞれ謹慎などの処分を受けている。このことから、今回貴闘力氏が暴露した「5、6人」の該当者には、12年前と同じように親方衆も含まれているのではとみているファンも少なくないようだ。
なお、相撲協会は発表当日に芝田山広報部長(元横綱・大乃国)が「詳細については現在、調査中」と説明したが、同日以降、特に発表などはない。もちろん、現在まで慎重な調査が続いている可能性はあるが、一部からは「もしかしてこのままうやむやにしようとしてるんじゃないだろうな」と厳しい声も挙がっている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
貴闘力氏の公式ユーチューブチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCNxyWUfEIBTV4I1C9E4OyCg