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今場所に新入幕を期す力士も? 大鵬、琴櫻、朝青龍…横綱の血を引く“サラブレッド力士”たち

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 白鵬・鶴竜の両横綱が、相次いで途中休場となった大相撲初場所。白鵬は15日の4日目から、鶴竜も後を追うように16日の5日目から休場したことを受け、ネット上の相撲ファンからは「両横綱とも終わりの時が近づいてる気がする」、「白鵬も鶴竜ももう満身創痍なのかな」、「今年は土俵の勢力図が変わる年になるかも」といった世代交代の到来を予想する声が多数挙がっている。

 その予想を自らの手で実現させるべく、幕内から下の番付では多くの有望株がしのぎを削っている。その中でも特にファンの期待が大きいのが、それぞれ横綱の血を引く3名の“サラブレッド力士”だ。

 2018年初場所で初土俵を踏んだ19歳の納谷は、父に元関脇・貴闘力、そして祖父に第48代横綱・大鵬を持つ力士。7勝0敗で序の口優勝を果たした同年春場所を含め、2019年九州場所までの11場所中9場所で勝ち越しをマークするなど順調に番付を上げている。

 東幕下5枚目で迎えた今場所は、17日の6日目終了時点までの3番で2勝1敗と白星先行。また、初日に元幕内の千代の国、4日目に元十両・朝弁慶を下すなど、関取経験者にも引けを取らない姿を印象付けてもいる。今後控える4番を経て6勝1敗、もしくは5勝2敗の成績を収められれば、来場所での新十両昇進も現実味を帯びてくるかもしれない。

 納谷と同じ2018年初場所で初土俵を踏んだ豊昇龍は、今なおファンの間で根強い人気を誇る第68代横綱・朝青龍の甥っ子。6勝1敗だった同年春場所から順調に番付を上げ、2019年九州場所で新十両昇進を果たすも、7勝8敗と惜しくも負け越しを喫した。

 ただ、ギリギリで幕下陥落を免れ東十両14枚目で迎えた今場所は、6日目までに4勝2敗と好調。豊昇龍について伝える各メディアの報道によると、入門時に107キロだった体重が131キロまで増えたということも報じられているが、こうした体作りも好調の要因となっているようだ。

 父に元関脇・初代琴ノ若、祖父に第53代横綱・琴櫻を持つ22歳の琴ノ若は、当時17歳だった2015年九州場所で初土俵(当時のしこ名は琴鎌谷)。幕下の壁を突破するまでには21場所を要したが、新十両となり父のしこ名を受け継いだ2019年7月場所からは3場所連続勝ち越しと、遅れた分を取り戻すかのように番付を駆け上がっている。

 東十両2枚目まで番付を上げて今場所を迎えた琴ノ若は、6日目までを終え3勝3敗と五分の成績。来場所の新入幕がもう目前という位置まで来ているだけに、残りの9日間は1つでも多く白星を積み重ねておきたいところだ。

 琴ノ若、豊昇龍は既に関取となり、納谷もその座に迫るなど着々と番付を上げている3名。多くのファンの期待を背に、このまま出世街道を歩み続けることはできるだろうか。

文 / 柴田雅人

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