-
スポーツ 2019年10月07日 11時52分
オリックス、“元ロッテ”西村監督「いろいろ教えていただいた」金田正一氏の急逝を悼む
オリックスの西村徳文監督は、6日に亡くなられた金田正一氏への追悼コメントを発表した。 西村監督は1982年から1997年まで現役時代はロッテ一筋。金田氏が1990年と1991年に2度目の監督を務めた際、金田氏のもとでプレーをしており、後に西村監督がロッテの監督を務め、日本一になったことから、同じくロッテを1974年に日本一に導いた金田氏は日本一監督としても先輩になる。 ロッテ球団は、7日に宮崎清武SOKKENスタジアムで行われるオリックスとのフェニックスリーグの試合前に黙祷をすることを発表しており、西村監督はフェニックスリーグには帯同していないが、近年までロッテを支え続けてきた金田氏の突然の訃報は、ロッテOBである西村監督にとってもショックだったようで、コメントからは驚きが隠せない様子が窺えた。 西村監督は「突然のことで、ビックリしております。金田さんが2回目のロッテの監督をされた時、私が選手会長をさせてもらっていたこともあり、野球のことももちろんですが、その他もたくさんのお話をしていただきました。監督を終えられた後もゴルフや食事などに連れていっていただき、いろいろなことを教えていただきました。私がロッテで監督をさせてもらっていた時も球場に足を運んでくださり、監督という仕事について、心構えなど、本当にたくさんのことを教えていただきました。最近、なかなかお会いすることができていなかったのですが、金田さんは元気というイメージしかありませんので、信じられない思いです。心よりご冥福をお祈りいたします」と金田氏との思い出や感謝の気持ちを述べながら、故人を悼んだ。 西村監督のファンサービスの素晴らしさは、常に話題を振りまいていた金田氏の影響もあるのだろう。金田氏から学んだことを胸に刻み、今度はオリックスのユニフォームを着てチームを日本一に導く。(どら増田)
-
社会 2019年10月07日 11時40分
ラグビー・サモア代表に「練習中のスマホ操作は失礼」日本人記者の質問に批判、代表の回答に「申し訳ない」の声
4日、ラグビーワールドカップ・サモア代表に皮肉交じりの質問をぶつけた記者に、怒りの声が殺到している。 これは5日に行われたラグビーワールドカップ日本対サモア戦を前にした4日、サモア代表関係者が記者会見を開いた時に日本人記者から浴びせられたもの。そこで記者は練習中にスマートフォンを操作していた選手がいたことについて、「スマホをイジっている選手がいた。他の国でこういう場面を見たことがない」などと質問をぶつけたのだ。 この意図不明な質問にはサモア関係者は驚いた様子。本来なら回答を拒否してもおかしくないが、選手の1人は「こんなに素晴らしい環境でプレーしたことがなかった。記念写真を持って帰りたかったんだと思う」と説明。別の関係者も「こんなに素晴らしい施設で試合ができることは感激」「これがマナー違反、日本の文化に合わなかったとしたら謝りたい」と話した。 意図不明かつ、日本の「おもてなしの心」なく、サモア代表を侮辱したようにも思えるやり取りが報じられると、ネットユーザーの怒りが爆発。「まさにマスゴミ」「常日頃から日本の評判を貶めている新聞社の記者では」「サモアだけでなく、日本人も侮辱したありえない質問」と批判が殺到する。 そして、誠実な言葉を返したサモア代表選手関係者については、「本当に申し訳ない」「日本人として謝罪したい」「日本に撮影禁止という文化はない」「記者が会見者に怒らせるような恥ずべき質問をぶつける文化を見せてしまい、申し訳ない」と怒りの声が上がった。 5日の試合では、日本に敗戦し決勝トーナメント進出の道が絶たれたサモア代表だったが、試合後は日本代表の選手と健闘を称え合い、ジャージを交換するなど実に紳士的な振る舞いを見せていた。それだけに、日本の記者による失礼な振る舞いは許しがたいとの声が大半だ。 たとえ練習中であったとしても、チームがスマートフォンで競技場を撮影することを禁止されていなければ、無人のスタジアムを撮影することは問題がないはずだ。「スマホは失礼」と取ったのか、それとも「練習中にスマホなんて…」と憤ったのかは不明だが、筋違いと言わざるを得ず、それを記者会見でぶつけるのは不適切といわれても仕方ないだろう。
-
スポーツ 2019年10月07日 11時30分
松坂、中日退団で触れなかった「移籍先との密約」 記者団に答えた“余裕”の口ぶり、古巣復帰はもはや時間の問題?
中日ドラゴンズの松坂大輔(39)が加藤宏幸球団代表に退団を申し入れ、それが了承されたのは、10月4日だった。「中日退団」と同時に報じられたのが、古巣西武が「獲得に向けて調査を開始」というものだった。 一般論として、プロ野球界における去就のことで、「調査」と出たら、「もう決まっている」と見たほうがいい。フリーエージェントもそうだが、獲得先の球団が現れないのに権利行使すれば、恥を掻くだけ。ヘタをすれば、失業者になってしまう。去就問題において、“ウラの事前交渉”がなれば、絶対に動けないのだ。 しかし、中日・加藤代表との会談後に語った言葉は本当のようだ。 「先日(10月1日)、森(繁和)さんとデニーさん(友利氏)が退団されましたが、僕に声を掛けてくれてドラゴンズに入れてもらった2人が退団することになったので、僕も(中日に)いちゃいけないかなと思って、退団することを考え…」 森氏の去就については、こんな情報も交錯している。 「すでにいくつかの球団が『ウチに来てほしい』とオファーを出しています。近年の中日の外国人選手を見れば分かる通り、森氏は目利きの渉外担当者でもあります。森氏の渉外ルートを欲する球団は少なくありません」(球界関係者) その森氏の助っ人発掘の実働部隊でもあったのが、デニー友利氏だ。森氏が他球団に行くとすれば、「友利氏もいっしょに」と言ってくるだろう。それだけではない。 「松坂をなんとかしてやってくれ」とも言い出すのではないかと予想されていた。 「森氏は昔から面倒見が良く、松坂の中日入りをアシストしたのも、当時、指揮官だった森氏です。復活に懐疑的だった中日上層部を説得して」(前出・同) こんな見方もされていた。森氏は西武ライオンズの出身だ。デニー友利氏は西武に移籍してその才能を開花させたクチ。2人の西武帰還がすでに決まっているものの、「松坂を調査」の報道のほうが先に露呈してしまった、と…。 そもそも、西武が松坂獲得の調査を始めた理由だが、「若手のお手本」。今井、高橋光、松本、渡邉などの右投げの若手投手にとって、日米数球団を渡り歩いた松坂から出る経験談は参考になるだろう。 「今オフ、FA権を取得した十亀が残留するのか、それとも他球団に行くのか、まだはっきりしません。若手のお手本としても期待していた内海哲也は故障で一軍登板できませんでした。“人員整理”が終わってから、松坂と正式な話し合いに入るのでは」(ベテラン記者) 現時点で、ハッキリしていることが一つだけある。4日の退団表明後、松坂は記者団にこう答えている。「トライアウト? 考えていません」と…。戦力外通告を受けたプロ野球選手が再起を目指す機会、それが12球団合同トライアウトだ。トライアウトを受験せずに新天地を得たプロ野球選手も過去にはいたが、それは例外中の例外と言っていい。 去就問題が本当に白紙なら、藁をも掴む思いでトライアウトを受験するはずだ。やはり、松坂は移籍先に関する何かしらの確証を得ているのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
-
-
スポーツ 2019年10月07日 10時46分
400勝投手逝く!金田正一氏は「根性野球」の象徴ではない
通算400勝、数々の投手記録を残した金田正一さんが6日、急性胆管炎による敗血症のため、東京都内の病院で亡くなった。享年86。 金田氏と言えば、マウンドから対戦バッターに「打ってみぃ!?」と挑発し、真っ向勝負を挑むなど豪快、かつ歯に衣着せぬ“ユニーク発言”で球界を大いに盛り上げてくれた。一方で、現役時代を知らない世代からは、「猛練習」「走り込み」「長時間トレーニング」といった“根性野球”の象徴のようにも捉えられていた。 確かに、「通算イニング数5526回3分の2」なんて記録は、ド根性と並外れた体力がなければ達成できなかったはずだ。「先発、中継ぎ、クローザー」と投手の分業制が完全に確立された今日では、“第2のカネやん”は絶対に現れないだろう。 しかし、現役時代をともに戦った年長のプロ野球解説者、「監督・金田」を知るプロ野球OBたちは、ちょっと違う見方をしていた。 「あの人ほど、体調管理や練習メニューのことを考えていた野球選手はいない」 複数の年長者がそう口にしていた。 食べる量も多かったそうだが、「一度に体作りに必要な栄養を摂るため」とし、鍋料理やスープを勧めていたそうだ。今日では筋力アップのトレーニングを行う際、タンパク質の補給のため、プロテインを摂取する。それに対し、金田氏は鶏肉の鍋を食べていたそうだ。鍋料理だから、同時に野菜も大量に摂取できる。また、走り込みの前日に赤身の肉を食べていたそうだ。氏の食事は理に適ったものばかりなのだ。 走り込みの量もハンパではなかったそうだが、水分補給は当時では珍しかったミネラルウォーターのみ。トレーニング前と後で、食事メニューも変えていた。 「金田式健康棒」なんてユニークな健康グッズも出していたが、ダルビッシュ有が股関節の柔軟性を大切にしていることを照らし合わせると、今日の科学的トレーニングにも相通じるものがある。 「金田さんがどんな練習をし、トレーニングメニューに合わせて変えていた食事の内容などを、きちんと残しておくべきでしたね。それがあれば、今日の野球界の練習メニューも変わっていたと思います。金田さんは独学で勉強し、本能的に何を食べたらいいのかを分かっていたんでしょう。それを今日の医師、トレーナー、大学教授などが研究すれば、科学的・医学的根拠のある練習法が完成したかもしれません」(プロ野球OB) 私事になるが、投手・金田、監督・金田は知らない。しかし、解説者だった氏からお話を聞かせていただいたことはある。2回目のロッテ指揮官を退かれて数年が経っていたころで、話し出したら、止まらないという感じだった。吉川英治著の宮本武蔵の話を切り出すなど、博識な一面も覗かせていた。 トレーニング、体調管理、食事に関して先進的な持論を確立していた。ひょっとしたら、「伝えるのは苦手」だったのかもしれない。トレーニングで「故障しない肉体」を作り上げた氏は、時流である投球数制限や連投NGをどう捉えていたのだろうか。合掌。(スポーツライター・飯山満)
-
社会 2019年10月07日 06時00分
ドイツでは若者が優先席に座っても白い目で見られない? 国民性も影響か
ドイツ人と日本人は真面目で周囲の目を気にする点が似ていると言われている。しかしドイツ人はバスや電車の“優先席”に関しては、日本人とは異なる見解を持っているようだ。日本ではよく「優先すべき人がおらず、座る場所が他になければ、優先席に座ってもいいのか」などと、優先席に座ることの是非について議論となるが、ドイツでは優先席に若者など、一見、優先されるべきでないように見える人が座っていることがほとんどなのだ。しかし優先席に座っていても周りから白い目で見られることはない。 その理由の一つは、そもそもドイツでは優先席に優先でない人が座っていても、お年寄りなど優先席を必要とする人が乗ってきたら、周りの人たちは「今、優先席に座っている人は席を譲るだろう」と思うからだ。そして実際、席を譲る。ドイツでは優先席はもちろん、全ての席で優先席を必要とする人に席を譲るのが当たり前という雰囲気があり、小さい頃からその雰囲気の中で生活している。 「ドイツ人は席を譲ることがかっこいいことや、いいことだとは思っておらず、彼らの生活ではごくごく普通のことなのです。ドイツではタトゥーが入ったいかつい若者が席を譲る光景もよく見られますよ。逆に言えば、そういった若者も席を譲る光景が普通なので、優先席に座っていても『お年寄りが来たら席をどくんだろうな』などと思われ、優先席に座っていることに対し、嫌悪感を抱かれることがありません」(ドイツ在住の日本人) また、仮に優先席に優先でない人が座っていて席を譲らなかったとしても、優先席を必要とする人自身が主張することも珍しくはない。お年寄りやおなかの大きい妊婦は見た目で分かるが、体調が悪かったり、妊娠初期で見た目では分からない場合、自ら主張して席を代わってもらうこともある。 「生理痛がひどいので席を代わってくださいと言われたこともありました。ドイツでは言わなければ分からないという文化があるので主張するのは当たり前。優先されるべき人に気付かず、席を譲らなかったとしても周りは『必要なら自分でお願いするだろう』と思っています」(前出・同) また、仮に優先席を必要とする人が席を譲ってほしいと言わなかったとしても、必要そうであれば、周りが席を譲るように促すこともある。だが、優先席を必要とする人がいたら言えばいいと思っているので、優先席を必要とする人が車内に乗ってくるまでは誰が座っていようと気に掛けることは少ない。 「若者が優先席に座り、お年寄りが立っていたら周りが『あなた、譲ってあげて』と促す光景も珍しくありません。若者と中年男性が座っていた場合、年齢が若い若者に促すことが多いですね。ですが若者も周りも気まずそうにはしません。『お年寄りがいることに気付かなかったんだろうな』くらいに思っています」(前出・同) ドイツでは、優先席が必要な人には何かしらの方法で席が譲られる雰囲気があるようだ。そこには空気を読むのではなく、“必要なときは主張するほうが早い”というはっきりとした国民性も関係しているようだ。
-
-
社会 2019年10月07日 06時00分
田中角栄「怒涛の戦後史」(10)事業の師・大河内正敏(下)
弱冠19歳、「共栄建築事務所」を設立した田中角栄は「理研コンツェルン」の総帥・大河内正敏の信用を得、理研グループの工場建設、設備の設置などの仕事を次々と引き受けるようになっていた。 大河内が、田中に「(新潟の)柏崎は『農村工業』の発祥地で、私の一番好きなところだ」と語ったように、グループの工場建設は柏崎を中心に、新潟各地へと広がっていた。ために、社長の田中自ら柏崎、小千谷などにも頻繁に出張した。これにより、新潟の地理、風土などの全体像が頭に叩き込まれたことで、のちに政治家となったときに、陳情の際の差配、選挙戦略の立て方などに大きく役立つことになるのである。 そうした一方で、田中のなかでは大河内の「柏崎は『農村工業』の発祥地」という言葉が耳から離れず、これがのちの「田中政治」の集大成たる「日本列島改造論」の、発想の源流ともなったのだった。 大河内の「農村工業」とは、どういう意味だったのか。一言で言えば、都市と地方の過密、過疎、そこから来る経済的格差の是正を目指すため、地方(農村)から都市への人口の流出を防がなくてはならない。そのために、働ける場として「工業」を地方に根付かせる必要があるというもので、まさに、後年の田中の日本列島改造論の中核を成した都市から地方への工場移転促進、工業再配置計画に合致するものだった。 この「農村工業」については元朝日新聞政治部記者の早野透が、その著書『田中角栄』(中公新書)で紹介している。早野は若い頃、朝日新聞新潟支局に赴任した際、田中の政治風土を調べるために、図書館で昭和初年に発行された「越佐社会事業」誌を読んだのだが、その中に大河内が寄稿した「多望な農村工業の前途」とする一文を発見した。 ちなみに、「越佐」とは越後と佐渡を意味し、新潟全体を指すものである。その早野の著書から要約引用させてもらうと、大河内は次のような「農村工業」論を展開している。 「東京近郊の農村では、娘がほとんど東京に出てしまうために、農村に残った青年は妻をめとるのに困難を感ずる。もし、都会に集まる子女が村に踏みとどまって十分に働き得るようであったならば、人口の不自然な移動を防止することができる。 一方、海外移民の道もあるが、いかに立派な移民政策を行ったところで、それのみによって100万人の増加人口を処理し得ないことは明白である。この人口増加を、もっと弊害の少ないように活用していかんとするところに、農村工業の重大なる社会的意義が存するのである。 筆者(注・大河内自身のこと)はいま、一昨々年8月から、自動車の部品のごく簡単なものを越後柏崎で造っている。若い農村の女子ばかり400人ほどを集め、鉄を溶かして鋳物とし、それを削って仕上げるまで、全部すべてをやらせている。その結果は、自動機械で造るよりも、精密なものがはるか余計にできる。また、女子たちの働きぶりをみると、想像の及ばないくらい上手である」 そのうえで、柏崎の理研のピストンリングの工場は、陸海軍の飛行機エンジンの主要部品として大増産するため、なんと従業員は1万人を数えたのだった。★「理研関連票」での初当選 そうした大河内の「農村工業」に強い影響を受けた田中が、初めて総選挙に立候補したのは、昭和21(1946)年4月の戦後第1回目のそれであった。このときはしかし、「カネがある候補」ということで、選挙関係者からさんざん食い物にされたことも手伝い落選した。 それからちょうど1年後の昭和22年4月、「2・1ゼネスト」を機に戦後第2回目の総選挙があった。田中は前回の選挙に懲り、当時の「田中土建工業」の出張所を柏崎と長岡に設置、地元から100人近い社員を採用して、“直営選挙”に戦法を切り替えたのだった。 また、一方で大河内の了解を得て、のちに田中とは「盟友」関係になる当時の理研の柏崎工場長である星野一也の全面的な協力のもと、選挙区〈新潟3区〉内の理研グループ関連会社の従業員プラスその家族約3万人の支援を受け、ここに初当選を飾ることができた。得票数は3万9043票だったが、じつにその4分の3が「理研関連票」だったことが分かる。 その田中は、初当選の翌年、1年生議員にして法務政務次官に就任するが「炭管汚職事件」で逮捕された。一審は有罪だったが二審で無罪を勝ち取った昭和27年、大河内は田中の無罪を喜びながら74歳で人生の幕を閉じたのだった。 生涯、この大河内を含め「私の3人の先生」と口にしていた田中。人間は真に敬愛、尊敬できる人物を持つと、人生を裏切れなくなるものである。田中もまた、政治家として金脈問題、ロッキード事件で疑惑を受けたが、時に顔を紅潮させ、いずれも真っ向うからこれを否定したものだった。 それはせめて、「先生」を裏切ることは万死に値するの、必死の抵抗だったようにも見えるのである。_(本文中敬称略)***********************************************【著者】=早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
-
ミステリー 2019年10月06日 23時00分
ピエロ姿の人物にご用心!?都市伝説の怪人「ファントム・クラウン」
10月になると、欧米ではハロウィン一色になる。日本のハロウィンは10月31日が近づくと一気に盛り上がるが、本場の欧米では重要な季節のイベントの一つなのだ。 そんなハロウィンの迫るアメリカで、危険視されているものがある。ハロウィンになると風習もあってお化けに扮する人も少なくないが、特にピエロの衣装を着る怪人物に注意すべき、という話が出ているのだ。 近年アメリカでは、ピエロ姿の怪人物に遭遇し、追いかけられたり、時には襲われたりするという体験談が続出し、また動画もアップされ話題になっている。特に変わった扮装をする機会が増えるハロウィンの時期になると頻発するとして、注意喚起されているのだ。 例えば2016年9月2日にはサウスカロライナ州で、赤と黄色の派手な服を着た白塗りのピエロが目撃され、住民を怯えさせて警察が出動する事態になっている。同日にはオハイオ州コロンバスでも黒い服にピエロのマスクの人物が、通行人を追いかける事案が起こった。また、2018年10月にはペンシルバニア州で、闇の中から不気味なピエロ姿の人物が車に襲いかかる様子が目撃され、動画が話題になった。 これらの不気味なピエロ姿の人物は、とある都市伝説がモデルになっているという。「ファントム・クラウン」と呼ばれるもので、カラフルなピエロの衣装に身を包み、フレンドリーな笑顔とひょうきんな動きで子供に近づき、そのままさらって隠し持っていたナイフで殺してしまう、というものだ。話にはバリエーションがあるが、子供を狙い最終的には子供が殺されてしまうという点が一致している。 この都市伝説は古今東西問わず存在する怪談に、アメリカで有名な連続殺人犯の事件が加わったものだと考えられている。 モデルになった連続殺人犯は、普段は地元で有名な篤志家。ピエロの格好をして慈善事業も行っていた。しかし、実際は裏で多くの子供に性的暴行をはたらき、あげく殺害していたのである。彼はメディアによって「キラー・クラウン」、殺人ピエロと渾名された。この事件や、事件をモデルにした創作物から「ファントム・クラウン」の都市伝説が生まれたとみられる。 そして現在、この都市伝説は予想外の広がりを生んでいる。悪質ないたずらを行って人を怯えさせたり、逆にその一部始終を動画で撮影して、注目を集めようとアップする行為が頻発している。 現地ではハロウィンに合わせてこのような悪質ないたずらが増える可能性もあるとして、注意するよう呼び掛けられているという。ハロウィンは化け物の目をごまかすために化け物の仮装をするのだが、身も心も化け物のような人々が出てしまったということなのかもしれない。(山口敏太郎)
-
社会 2019年10月06日 22時30分
現役キャビンアテンダントが麻薬密輸!【背筋も凍る!女の事件簿】
King & Princeの永瀬廉が主演したスペシャルドラマ『FLY! BOYS,FLY! 僕たち、CAはじめました』(フジテレビ系、9月24日放送)をはじめ、11月からスタートするドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日系)など男性CA(キャビンアテンダント)のドラマが好評だ。今回の「女の事件簿」は、1980年代に発生した現役CAによる凶悪犯罪をご紹介したい。 1983年11月10日の午後7時、フィリピン・マニラ空港から成田空港へ飛び立った航空機に一組の日本人カップルが搭乗していた。 男性は当時26歳の大学生、女性は当時23歳の女性で、彼らは成田空港に着いた途端、待機していた税関職員に捕まった。容疑は大麻の密輸であった。 彼らはフィリピンで手に入れた大麻300グラムを下着部分に入れたり、靴の土踏まずの部分に入れたりと、あらゆる方法を使い大麻を仕込んだ。特に女性側は念入りで、下着の中に大量の大麻の袋をパンパンになるまで詰め込んでいたという。 しかし、税関職員が驚いたのは大麻の量よりも彼女の職業だった。 なんと、彼女は日本の某航空会社で現役のキャビンアテンダントとして働いていた。成田空港の職員とも顔なじみの存在。彼女は休暇中で「大学生の恋人とフィリピンへ行く」と同僚に語っていたばかりだったのだ。 なぜ、彼女は現役CAでありながら大麻の密輸に手を染めたのか……。 供述によると、逮捕された男性は麻薬密輸の常習犯であり、より大量に密輸するために現役CAと協力しようと画策。その中で知り合ったのがこの現役CAだった。彼女は「税関は女性の下着までは確認しない」「成田空港の抜け道」など、現役でないと知らない情報を教えた。しかししょせんは素人仕事。計画は完璧だったが、密輸する度胸が足りず不自然な動きが目立ち、怪しんだ税関職員が声をかけたのだ。 休暇中とはいえ、現役のCAが麻薬密輸で逮捕されたのは本件が初めてであり、また「女性が下着に入れて密輸」という方法も本件が初だった。現在の麻薬捜査官の間では有名な事件のひとつとなっているようだ。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
-
社会 2019年10月06日 22時00分
『神戸空港』時間延長、発着枠拡大で“空の抗争”激化
関西で“空の抗争”勃発!? 発端は「神戸空港の規制緩和」。夜間運用時間が1時間延長されて23時までとなり、発着枠も1日60回から80回に拡大される。LCC(格安航空会社)や地域航空会社が入り乱れての空の争奪戦が始まった。 これを受け、静岡のFDA(フジドリームエアラインズ)が10月から神戸空港への乗り入れを開始。神戸を拠点に運行しているスカイマークも沖縄線などの増便を発表したのだ。 「神戸空港は、伊丹空港、関西空港との関係から、そもそもローカル航路の拠点として期待されていた空港でした。ところが、スカイマークの経営危機や発着回数制限が壁となり、伊丹、関空の2空港からは取り残された感があった。今回の規制緩和で、ようやく本来の役割が果たせそうです」(トラベルライター) 関西空港でも、LCCのピーチアビエーションが、同じANA系列のLCCバニラエアとの来春の経営統合を前に、バニラの路線を引き継ぐ形で新路線を次々と就航させる予定だ。 大阪府をはじめとする各自治体も、こうした動きを「インバウンド需要の増加、万博やIR誘致に向けての前向きな話題」(大阪市議)と受け止め、バックアップの構えを見せている。 不動産業者が言う。 「関空では、対岸の泉佐野や泉南方面でCAや空港関係者の居住が増え、いわゆる“空港村”になりつつある。地元自治体の長年の目標だった『空港との共生による街づくり』に、一つの方向性が見えてきました」 もちろん不安要素もある。 「まずは安全面。LCCや地域航空各社は、常に機材と人材の不足に苦慮しており、路線拡大で運行面に支障をきたす恐れがある。さらに利用者急増による空港でのセキュリティーの問題を指摘する声もある」(前出・トラベルライター) 競争激化で価格が下がるのは大歓迎だが、命を預ける航空業界で「安かろう悪かろう」はご勘弁願いたい。また、空港の利用者等から更なる増便を求める声があるなど、航空需要拡大への対応が課題となっている。空の便は、安全面が何よりも優先するのだが…。
-
-
レジャー 2019年10月06日 22時00分
本当にあった怖い彼氏〜恋人の作った料理に入れられていたモノ〜
三上恵美菜(仮名・28歳) ある日、彼が料理を作ってくれるというので、家まで遊びに行きました。でも彼は、普段料理なんて全くしたことがしたことがないはず。なぜ急に作る気になったのだろうと疑問はあったものの、料理男子は好きなので、ワクワクしながら家まで行ったのを覚えています。 それで家にお邪魔すると、彼はキッチンに立って料理を作り始めました。私は特にやることがなかったため、「手伝うよ」と近くまで行くと、「いいから、いいから。恵美菜は座って待ってて」と返されました。それでしばらくして出来上がったのは、麻婆豆腐。普通に市販の素に、豆腐を入れただけなので、味は可もなく不可もなくといった感じです。 そして、食べ終わって、ソファーでくつろいでいると、何だか体が熱くなってきたのがわかりました。なぜか心臓の鼓動も少し早くなってきて、胃からキューっという音と、軽い痛みを感じました。さらに、風邪でもないのに、鼻が詰まってきたんです。すると次の瞬間、突然の吐き気が襲ってきて、トイレへ直行。先ほど食べたものを、すべて戻してしまいました。 すると、彼が「大丈夫? うーん、恵美菜には合わなかったか」と一言。詳しく聞くと、なんと彼は、私の食べた料理に、ネットで買った媚薬を勝手に入れていたというのです。いきなり「料理を食べさせたい」と言ってきた理由がその時わかりました。私の同意を得ず、料理にそういうものを入れるのって、あり得ないですよね。さすがに怒りました。今後も、何か勝手に盛られるかもしれないと考えたら本当に怖くなり、交際も続きませんでした。写真・ zigazou76
-
アイドル
V6・長野博 食べ歩き年間1000軒越え
2015年10月30日 11時05分
-
アイドル
若田部健一氏の娘でHKT48のメンバー若田部遥がホークス優勝に歓喜
2015年10月29日 22時15分
-
芸能
試合中には判定に不満も…熱烈なヤクルトファン磯山さやかがソフトバンク優勝を祝福
2015年10月29日 22時07分
-
芸能ネタ
紅白を目指すお笑いコンビ、クマムシの佐藤 社長令嬢の彼女と破局でヒモ生活が終焉
2015年10月29日 19時00分
-
芸能ネタ
BPO “おむつ”の見解は?
2015年10月29日 19時00分
-
芸能ネタ
芸能人女性の落とし方(46)〜年収1200万以下の男はNG! NMB48 小谷里歩の結婚条件〜
2015年10月29日 17時30分
-
アイドル
元AKB48 秋元才加が“アクションの演技より大変だった”と語った「ネ申テレビ」の伝説
2015年10月29日 17時00分
-
芸能ネタ
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol45 アキラ100%)
2015年10月29日 17時00分
-
芸能
『大島麻衣 ハイブリッド・トーク』 11月のマンスリーゲストは華原朋美
2015年10月29日 16時30分
-
スポーツ
古閑美保と同棲中の彼が飛躍 結婚へ向け視界良好
2015年10月29日 16時00分
-
アイドル
放課後プリンセスがコラボスイーツ発表会
2015年10月29日 16時00分
-
芸能ネタ
気合十分で難役に挑む中村蒼
2015年10月29日 15時00分
-
社会
自民・野田毅(前税制調査会長)秘書覚せい剤逮捕で浮かび上がった女性タレント薬物ルート(2)
2015年10月29日 14時00分
-
芸能ネタ
ロンブー淳 やはり出馬宣言していた!? 堀江貴文氏が暴露!
2015年10月29日 13時30分
-
芸能ネタ
加賀美セイラ 土屋アンナと殴り合いの喧嘩
2015年10月29日 12時45分
-
アイドル
HKT48・指原莉乃 大胆ぶっちゃけ「AKB48なのに手を出してくる人って頭おかしい人」
2015年10月29日 12時34分
-
芸能ネタ
ピース LINE公式スタンプ発売 又吉の「芥川賞」ネタも提供
2015年10月29日 12時17分
-
芸能
ファンキー加藤 約1年2か月ぶりにNEWシングル発売
2015年10月29日 12時15分
-
芸能ネタ
早くも噴出した反町隆史の“相棒”リストラ説
2015年10月29日 12時00分
特集
-

あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
芸能
2025年10月03日 12時00分
-

TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
芸能
2025年09月26日 18時00分
-
-

元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
芸能
2025年09月18日 17時00分
-

岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
-

misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
芸能
2025年09月16日 11時00分
