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ラグビー・サモア代表に「練習中のスマホ操作は失礼」日本人記者の質問に批判、代表の回答に「申し訳ない」の声

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画像はイメージです

 4日、ラグビーワールドカップ・サモア代表に皮肉交じりの質問をぶつけた記者に、怒りの声が殺到している。

 これは5日に行われたラグビーワールドカップ日本対サモア戦を前にした4日、サモア代表関係者が記者会見を開いた時に日本人記者から浴びせられたもの。そこで記者は練習中にスマートフォンを操作していた選手がいたことについて、「スマホをイジっている選手がいた。他の国でこういう場面を見たことがない」などと質問をぶつけたのだ。

 この意図不明な質問にはサモア関係者は驚いた様子。本来なら回答を拒否してもおかしくないが、選手の1人は「こんなに素晴らしい環境でプレーしたことがなかった。記念写真を持って帰りたかったんだと思う」と説明。別の関係者も「こんなに素晴らしい施設で試合ができることは感激」「これがマナー違反、日本の文化に合わなかったとしたら謝りたい」と話した。

 意図不明かつ、日本の「おもてなしの心」なく、サモア代表を侮辱したようにも思えるやり取りが報じられると、ネットユーザーの怒りが爆発。「まさにマスゴミ」「常日頃から日本の評判を貶めている新聞社の記者では」「サモアだけでなく、日本人も侮辱したありえない質問」と批判が殺到する。

 そして、誠実な言葉を返したサモア代表選手関係者については、「本当に申し訳ない」「日本人として謝罪したい」「日本に撮影禁止という文化はない」「記者が会見者に怒らせるような恥ずべき質問をぶつける文化を見せてしまい、申し訳ない」と怒りの声が上がった。

 5日の試合では、日本に敗戦し決勝トーナメント進出の道が絶たれたサモア代表だったが、試合後は日本代表の選手と健闘を称え合い、ジャージを交換するなど実に紳士的な振る舞いを見せていた。それだけに、日本の記者による失礼な振る舞いは許しがたいとの声が大半だ。

 たとえ練習中であったとしても、チームがスマートフォンで競技場を撮影することを禁止されていなければ、無人のスタジアムを撮影することは問題がないはずだ。「スマホは失礼」と取ったのか、それとも「練習中にスマホなんて…」と憤ったのかは不明だが、筋違いと言わざるを得ず、それを記者会見でぶつけるのは不適切といわれても仕方ないだろう。

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