問題となっているのは、この日「プレミアムトーク」で登場したスタイリスト・大草直子のある発言。この中で大草はアパレルと環境問題について語っていたが、その中で自身がチャリティのフリーマーケットを開いていることを明かしつつ、「福島の子供たちが公園で遊べなくなってしまっていて、土壌が汚染されているので、それを掘り起こして新しい公園を作るために寄付をするという」と、経費を除いた売り上げを福島の公園のために寄付したことを明かした。
番組の最後、視聴者からのFAXやメールを紹介するコーナーでは、福島に住んでいるという視聴者から寄せられた、「遊べない公園はごく一部です。発言からは『福島の全ての公園が(遊べない状態)』と受け取れるようにも聞こえましたのでメールしました。ご支援ありがとうございます」というメールが取り上げられる場面も。近江友里恵アナウンサーが「もちろん福島の全ての公園で遊べないというわけではないんですよね? 改めて、どんな活動かご説明いただけますか?」と話を振ると、大草は“土壌汚染”などには全く触れず、「福島に新しい公園を作ろうというプロジェクトで、アパレルの会社が主催しているので私も賛同して一部関わらせていただいています」と、チャリティフリーマーケットの趣旨を説明していた。
しかし、大草のこの発言に視聴者からは、「福島の人たちが一番困ってるのが風評被害ってこと分からないのかな?」「謝罪する機会があったのに…せめて訂正しなければ誤解が解けない」「いくら寄付しても風評被害流すんじゃどうしようもない」という怒りの声が殺到。「子どもが遊べない」という風評被害につながるとしてネット上から多くの批判が寄せられる状態になっている。
また、福島県民からも、「避難地域以外の公園は除染がすんでいるし、遊べないとされてる公園なんてない」「避難指示が出ていない地域に、子供が遊べない公園なんてありません」という厳しい指摘が上がっている。
誤解を与えてしまっても仕方のない大草のこの発言。福島県民はもちろん、多くの視聴者から苦言が集まってしまっていた。